Fate/Deadly Sins   作:響音かなで

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3~4日で投稿する予定がこんなにズレて・・・・
次は急ぎますのでまずはどうぞ!


第一幕 捻じ曲げられた杯

「これが・・・聖遺物?」

 

「おう、こいつぁキケロっつう政治家に返書した手紙らしいぜ。ほら、ここに有名な一文があるだろう?」

 

そういって獅子劫はボロボロなった紙の一部を指さす。

 

「えーっと、『自分は自身の考えに忠実に生きたいと思う。それは、他人も同様だろう。だから、他人の生き方も認める。そうして、敵が私に再び刃を向けることになったとしても、それは仕方ない。そのように生きることが私の願いだから。』ですか。こんなことを2000年も前の人が言ってたと思うと驚きですね。」

 

そっとその紙をつかみまじまじと見る。

 

「あ、獅子劫さんありがとうございました。代金はいつものところでよろしいですかね。」

 

「おう、頼んだぜ。んじゃ、また何かあったらその時はまたよろしくな」

 

そういうと歩き去ってしまう。

 

「さて、召喚しますか・・・」

 

「えぇ、ではあちらの広間で儀式は行いましょう。」

 

こくりとだけ頷き足を広間へと向ける。

 

館は広いにも関わらず二人で生活しているため並んで黙って歩いているとコツンコツンという小気味良い足音以外は何も聞こえない。

 

 

いつも歩いてる道なのにいつも以上に長く感じる。

 

「アリシアさん・・・私、本当にやれるのでしょうか?」

 

「・・・それは私が決めるのではないのでわかりませんが・・・今から召喚する彼に聞けばわかることでしょう?」

 

「そう・・・ですね。」

 

胸に手をあて、ふぅと小さくため息をつき呼吸を整える。

 

「さて、着きましたよ。お願いしますね。」

 

「はい、わかりました。では・・・」

 

一度大きく深呼吸し前を向く。

 

「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。」

 

戦争の前段階だというのに緊張で心拍数が上がる。

 

「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却する」

 

魔法陣の生成が終わる。

 

たったそれだけにも関わらず口の中が緊張で乾く。

 

「――――告げる。」

 

口の渇きなど気にしてはいられない。

 

一の句を詠み、二の句に繋ぐ。

 

「汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。

聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ

誓いを此処に。」

 

ここまで来た言葉を占める最後の言葉を紡ぐ。

 

「我は常世総ての善と成る者、

我は常世総ての悪を敷く者。

汝三大の言霊を纏う七天、

抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」

 

突如白い光が眼前を覆う。

 

急激に奪われる魔力に一瞬意識が途切れる。

 

「くっ、危ない!」

 

アリシアが手を伸ばす。

 

ただあまりにも距離が遠すぎた。

 

「とどかなっ――」

 

「ふんっ・・・」

 

二人しかいなかった部屋に三人目の声がする。

 

「まったく、このような子供が戦争に関わる世界か・・・世も末だな。」

 

光の中から男がヴェルニアを連れて出てくる。

 

「くっ、離してください!降ろしてください!」

 

男の手の中でヴェルニアが暴れているが男は離す気がないのか逃れられていない。

 

「それで、貴様が私のマスターか?」

 

すっとヴェルニアを下ろすとアリシアのほうを向き問う。

 

「い、いえ。私ではなくお嬢様のほうでして・・・」

 

お嬢様?というと先ほどまで抱えていたヴェルニアの方に向く。

 

「私ですっ!私ですよっ!」

 

そういいながらぴょんぴょん跳ねる。

 

「ふむ、確かに今魔力のパスを確認した。では、改めて。」

 

すっという呼吸が聞こえるほどの深呼吸を一度すると

 

「私の名はガイウス・ユリウス・カエサル。此度の聖杯戦争には暴食(グラトニー)のクラスで召喚された。」

 

「!?グラトニーだって?セイバーのクラスじゃないの!?」

 

「あぁ、私のクラスはグラトニーだ。暴食といういい方は不愉快だが食に対する探求心は人一倍であると自負している。まぁ、我がローマの繁栄の一つだからな。食というのは。」

 

そういう彼の体系はよく言えばふくよかであった。

 

いや、もう包み隠さず言おう。

 

彼は非常に太っていた。

 

「っと、それどころじゃなかったんだった。これは正規に行われてる聖杯戦争ではない・・・推測するに七騎のサーヴァントのクラスは七つの大罪になっている・・・?」

 

頭をぽりぽりと掻きながら考える。

 

「ちっ、ここで結論を出すのは早計・・・か?なんにせよ、聖杯戦争は始まるんだから他のサーヴァントを見ればわかるよね・・・」

 

誰が決めたか、誰が望んだか。

 

捻じ曲げられた聖杯戦争は始まりを告げる。

 

「では、行くぞマスター。この世の食をすべて試すのだ。」

 

「ちょっ、待ってってば!」

 

一人は自らの欲望のために。

 

「マスター行きましょう。」

 

「えぇ、わかってるわ。さて、また一仕事するわよ。」

 

一人は捻じれを正しく戻すために。

 

「マスター!早く持ってくる!」

 

「はいはい、わかってますよー」

 

一人はただただ堕落した生活に堕ちていく。

 

「なぁ、マスター!あれは何なんだ!?」

 

「少しは落ち着きを見せてくれ、戦争がはじまるんだぞ?」

 

一人は生前なかったものに目を輝かせる。

 

「あぁ、なぜ?なぜ弟ばかり・・・」

 

「お、おい。いい加減前を見ろよ・・・過去ばっかり見てないでさ・・・」

 

一人は過去の確執を忘れることができない。

 

「ねぇ、マスターさん?私をどこまでも愛してくれるのかしら?」

 

「あぁ、だから消そうじゃないか。俺たちの恋路の邪魔をするものを。」

 

一人は不純ながらも戦争へのやる気を見せる。

 

それぞれは何故聖杯を求め、聖杯に願う?

 

そして、彼らは戦いの先にナニを見る?




というわけで1人目の真名が判明しました。
ところで鯖のステータスやマスターのプロフなどは別途項目を付けたほうがいいですか?
それともこのあとがきで書くのがいいですか?
見やすいようにしたいのでこっちがいいというのをコメントで残してくださると幸いです
その他質問なども受け付けているTwitter垢 @yozakura_izayoi
更新予告などもたまにやってまうす

~ここからはFGOの話~
もうすぐイベント終わってオケアノスですね・・・
まだコウモリとキャンドルが集め終わってないので急いでます
まぁ、最低限はできたので満足ですかね。
3章のフリクエで今ドロップ場所がない再臨素材が落ちることを切に願っています
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