いつになるかわかりませんが執筆と並行して雨宮市の地図を作ります
十数分後二人は大きな門の前に立っていた。
「ほう・・・こんなに大きいのか・・・」
「えぇ。まぁ、研究にはある程度の場所が必要ですし、お金もかかりますし自然に大きくなるんじゃないですかね?事実私の家もまぁ大きいですし。」
そんなものかと小さくつぶやくとスッと霊体化する。
「さて・・・っと。」
すぅ・・・っと空気を吸うと一瞬息を止め一気に吐き出す。
「たのもぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
「な、なにをしている!?」
「え?何っていつもこうやって入ってるんだけど?」
「あぁ、そうだな。そしていつもやめろと言ってるはずだが?」
二人の問答に一人の男が遮って入った。
背は日本人のそれにしては高く2mに届くか届かないかという大きさでがたいも悪くはない。
年はおおよそ50前半という感じだろうか。
「お久しぶりです。七星颯さん。」
ニッコリと笑いながらぺこりとお辞儀をする。
「その気持ち悪い笑みをやめろと何度言ったらわかる?っと・・・今は貴様に説教をしている暇はないな・・・それで、何の用なんだ?あまり暇でもないのでな。」
「そりゃ暇ではないですよね。今から戦争がはじまるんですから。」
先ほど作った笑みを崩さず言い放った言葉に颯は眉を顰める。
「なるほど、そういうことか・・・入れ、中で朱音が待っている。」
「えぇ、そうさせていただきます。」
一瞬たりとも笑顔を崩さぬまま七星邸へと足を踏み入れる。
「ふふふ・・・久しぶりだなぁ、朱音ちゃんと直接話すの・・・」
「・・・ん?何か言ったか?」
「いいえ、なんでもないです」
クスクスと自然な笑みを浮かべる。
「・・・感情がないわけでは・・・ないのだな」
「なんですか人を機械みたいに言って。私は立派な人間ですよ。」
頭をポリポリ掻きながらこれは失敬と苦笑いする。
「私はあくまでも引退した身だ。積極的には参加はしないし介入もしない、得をしなければ損もしないだろう。」
ふと思い出したかのようにぽつりぽつりと話始める。
「だからあとは貴様と朱音二人で話し合って決めるといい。これからを担う若い二人が・・・な。」
そういうと用事があるといいヴェルニアに背を向けて自室に向かう。
「えぇ、そうさせていただきます。」
自室に向かう颯を横目に見ながら朱音の部屋へと歩いていく。
「もしも・・・もしもの時はお願いしますね?」
颯に聞こえないように呟く。
「しかしヴェル、今から会う朱音というのはどんな人物なんだ?」
霊体化を解き軽く伸びをしながらヴェルニアに問う。
「まぁ、会えばわかると思いますが優しい人ですよ。魔術師としての腕はどうかわかりませんが、セカンドオーナーとしての評価は最高といっても過言でもないですね。」
「ほう。信頼しているのだな・・・」
「えぇ、私の大切な友人・・・いえ、親友です。」
年相応・・・いや、外見相応の笑みを浮かべ部屋の方へと向き直る。
「ま、会ってみてみれば早いって話ですよ。」
コンコンとドアをノックし失礼しますよ、と一声かけてから扉を開ける。
その時にはすでにユリウスは霊体化していた。
「お久しぶりです、朱音さん。」
扉を開けた先には車いすに座った20歳前半の女性が青筋を立てながら座っていた。
「ねぇ、ヴェル。久しぶりに会う人に対して随分ないいようじゃない?」
「ほ、ほら。私直接魔術を行使するところ見たことないですし・・・」
くるくると髪の毛を弄り俯きながら言い訳する。
「まぁ、いいです。それで本題とは何です?」
「単刀直入に言います。私は此度の聖杯戦争に参加します。」
そう言ってチラと胸元に見える令呪を見せる。
「だから協力してくれ・・・と?」
「できれば・・・ですけど。無理にしても不可侵条約・・・ですか?それくらいは結んでおきたいなと・・・」
その言葉を聞くと顎に手をもっていき考える。
「一ついいですか・・?」
「はい、何でしょうか。」
「この町への被害を最小限にすると誓えますか?」
「最小限に・・・ですか・・・故意には被害は出さないとは誓えますが・・・」
「それが約束してもらえるなら十分です。」
そういうと机の引き出しから一つの宝石を取り出しヴェルに渡す。
「・・・これは?」
「非常時はこれに魔力を込めてください。そうすれば私が持っている対となる宝石が反応します。また私が魔力を込めることで逆もできるのでそのときは守ってくださいね?」
そういい、口元を抑えつつ、くすくすと笑う。
「はい、任せてください!絶対に守り切って見せますよ。っと、そういえば・・・」
そういうと、胸ポケットから一枚の紙を取り出す。
「はい、これ。今わかってることを私なりにまとめてみました。」
「七つの大罪・・・ね。」
「どうかしました?」
「いえ、何でもないわ。何かわかったらこちらから連絡入れるわ。それじゃあ、また。」
「はい、また今度。」
そういい、ぺこりと一度お辞儀をして部屋を出る。
颯は外へ出たのか見当たらない。
それどころか朱音以外の人がいるのか不思議に思えるほど気配がしない。
「その道のプロ・・・ってことなのかなぁ・・・」
アハハと小さく笑う。
「そういうわけでもなさそうだな。」
いつの間にか霊体化を解いていたユリウスが周りを見渡す。
「よっぽど自信があるのだろうな。あの颯という人物。」
「あぁ・・・まぁ、彼は元々軍人?傭兵?そんなことしてましたし・・・彼にはついてけない人も多そうですし・・・」
なにか嫌なことを思い出したのか苦笑いをしながら頭を掻く。
「うん、彼には嫌な思い出しかないです。この話やめですやめ。」
そういうとすたすたと外に向かって歩いていく。
「まだ用は終わってないです。ユリウス、早くいきましょう。」
そういうとはぁとため息つきながら玄関を出る。
ちょうど太陽がてっぺんまで登ったあたりであまりのまぶしさに目を細めながら次の目的地へと向かっていった。
作者(以下響奏)「と、いうわけで今回から後書きでキャラ紹介とかいろんなこととかやっちゃいますよ!作者の島田響奏ですッ!あ、響奏って書いてきょうかって読むのでそこんとこよろしく!」
ヴェルニア・オルコット(以下ヴェル)「最初からこんな飛ばしてくんですか・・・」
響奏「もちのろんだよ!こういうのはね。勢いが大事なの!わかる?Do you understand?」
ヴェル「はぁ・・・とりあえず早く進めましょう・・・」
響奏「それもそうだね!今回はこの作品の主人公であるヴェルニア・オルコットについてだよ。」
名前:ヴェルニア・オルコット
性別:女
年齢:21
身長:158.2cm
体重:47.2kg
特技:料理
好きなもの:甘いもの
苦手なもの:極端に辛いもの・苦いもの
響奏「まぁ、プロフィールはこんなものだ。っというかよく体重とか身長とか教えてくれたな・・・聞いといてなんだけど」
ヴェル「・・・?どうせバレることですし隠す必要もないのでは?」
響奏「う、うん。ヴェルがいいのならいいんだけどね・・・んじゃ、細かいとこ聞いてみようか。カエサルに料理ふるまってたけどちなみに何が得意な訳?」
ヴェル「えっと・・・基本的には和食ばっか作ってるかなぁ・・・自分が好きだからっていう理由で肉じゃがとかは割と作るかな」
響奏「へぇ、肉じゃがとはまた家庭的だねぇ。本編ではまだ詳しく語られてないけど生まれは日本じゃないのにどうして和食が好きでなかでも肉じゃがが好きな訳?」
ヴェル「たしかに生まれはこっちじゃないけどほとんど日本生まれと変わらないくらい日本で過ごしてるからなぁ・・・うん、だから舌も割と日本人のそれと変わらないんだよね。肉じゃがが好きなのはアリシアさんが結構な頻度で作ってくれてたからかなぁ。」
響奏「ほむほむ。趣味とかに関してはこんなもんでいいか。本編ではあんまり使ってないけど次は魔術に聞いてみようか。」
ヴェル「魔術・・・基本的に習ったことあるのなら完璧とは言えないけど使えるよ。まぁ、メインで使ってるのは強化の魔術とルーン魔術、それと投影かな」
響奏「投影?なんでまたそんなものを」
ヴェル「囮だよ、囮。投影で本物に見せかけ何かを作る。そのうちに・・・ってね。まぁ、私には作戦なんか考えられないから囮を作ってあげることしかできないんだけどね」
響奏「えっと、追加情報としては魔術回路の量はB-、質はAだね。総じて普通以上。というか優秀だね。」
ヴェル「まぁ、一応オルコット家は名門といわれてますし・・・幼いころから特訓を受けてて且つ使徒狩りの同伴とかさせられてたんで・・・」
響奏「使徒ねぇ・・・別にそれだけじゃないんでしょ?」
ヴェル「まあ、一応普通の魔術師も対象でしたよ。罪を犯している時点で普通とは言えない人たちばかりですけど・・・」
響奏「たしかにそれもそうだね・・・ざっと紹介はこんな感じかなぁ。」
ヴェル「ところで更新がずいぶん遅れたみたいだけど言い訳は何かある?」
響奏「うっ・・・痛いとこをついてくるな・・・ま、まぁ次はなるべく早くするとだけ言っておくよ・・・」
ヴェル「それじゃあ、次の更新でまた会いましょう」
響奏「またね!あ、そうそうFGOのイベント中だけどみんなはどうかな?まぁ、頑張れとだけ言っておくよ」