仁「すみません。あのーこのハンカチあなた落としましたよ。」
通行人A「あっ、そうそうこれさっき失くしたんだよね。ありがとう。このハンカチ嫁に作ってもらったやつだから、大切なものなんだよね。俺にとって。なんかお礼したいんだけど、何がいい?」
仁「じゃあ、ここらへんで有名なレストランを教えて下さい。」
通行人A「えっ、そんなのでいいの?じゃあ、そこでおごってあげるよ。(なんで有名なレストランなんてこと聞いてきたのかな?)」
仁「え、悪いですよ。店までの道教えてもらえれば十分なんですけど。」
通行人A「まあ、俺一応お金持ちだし。さっさと行くぞ。」
そうして俺、遠月仁は無理やり連れていかれたのだった。
仁side
あのハンカチ落とした人についてきたが、あの人自分のことお金持ちって言ってたから結構偉い人なのかな?まあ、いいや。でも、もし偉い人だったら話し方が一般人と同じとかなんかおかしいと思わない?まあ、店に着いたらいろいろと聞いてみるか?
通行人A side
あの青年には、感謝だね。ハンカチを失くしたって嫁に言ったら怒られるだけじゃ絶対許されないだろうな。一緒にいた猫はかわいかったなー。まあ、それは置いといてあの青年そこらへんの町人より全然いいものを着ていたな。しかも、容姿は美少年、言葉遣いも奇麗なほう。そういえば、普通の庶民じゃ有名なレストラン教えてくださいなんていうこと聞くかな?もしや、料理人だったり、うん十分可能性はあるな。まあ、上手いご飯でもたらふく食べさせてあげるか。
ーーー店ーーーー
ウェイター「い・い・いらっしゃいませ、ひ氷室様。こっこちらへどうぞ。ではいつも通り料理長を呼んできますので。」
通行人A(氷室)「ああ、いつもの品2人前。おねがいね。」
ウェイター「はい、わかりました。では、失礼します。」
そんな感じでウェイターさんがどこかへ行ってしまった。
仁side
この店は、なんかお金持ちの人がたくさんいるなー。入口のところに、確か三橋屋って書いてあったな。どんな料理が出てくるか楽しみだな。てか、ハンカチ落とした人にいろいろ質問しないとな。てか、なんかみんなハンカチ落とした人のこと見てるなー。しかもウェイターの人が焦ってたし。ちなみにリーザは散歩中。
仁「えっと、まずお互い自己紹介しましょう。俺の名前は、遠月仁です。しがない庶民です。こんな有名店で食事を頂けるなんて、ありがとうございます。」
通行人A(氷室)「どういたしまして。じゃあ、俺の自己紹介をしよう。俺の名前は氷室 洋輔(ひむろ ようすけ)よろしく。まあ、言ってしまえばちょっと家がお金持ちだ。あっそんな気にしなくていいぞ。肩ぐるしいのは嫌いなんでな。」
仁「よろしくお願いします。そういえば店のお客さんからの視線が半端なくあるんですけど、あなた何者なんですか?」
氷室「はあ、まったく迷惑だよな、この視線。俺の名前は氷室洋輔。つまり、日本で一番の財閥の家柄なんだよね。しかも時期トップ。この視線もそのせいであろう。すまないな。」
仁「日本でトップの財閥の跡継ぎか。あるいみラッキーだな。」
氷室「ラッキーーとかwww。お前さんの反応が意外と薄いのに俺は驚きだ!まあいい。お前さん料理人だろ。しかもかなりの。」
仁「っ、なんでわかったんですか?まあ確かに料理人ですけどそこまで凄いわけだはありません。」
氷室「なんでわかったって、それは雰囲気がそんな感じだったからな。あと手が男にしてはきれいだったし。それと謙遜すんなよ。お前、この店で働くつもりだろ?」
仁「そこまでわかりますか。はいっ、ここで働くつもりです。けど俺を満足させられたらですけど。」
氷室「満足させられた?お前なんかあれだな。けっこうプライド高い?」
仁「プライドが高いのではなくて、俺の五感がいろいろと特別なんですよ。」
氷室「特別?」
仁「はいっ。普通の人よりも100倍くらい良いんですよ。そのおかげでちょっと苦労しました。」
氷室「ひゃ、100倍!!凄すぎんなー。確かにそんなに優れていたらいろいろと苦労するだろう。例えば普通のごはんがまずく感じるとか?」
仁「その通りです。他にもあるんですがね。まあそういうことです。今はもうON OFFの切り替えができるようになりましたけど・・」
氷室「お前を満足させたらそれはもの凄い料理人ってことか。まあ楽しみにいといてくれ。ここのご飯は絶品だ。」
氷室「お前がそういうことだったら、ここの店の紹介でもしてあげようか。ここの店の名前は、三橋屋(みはしや)だ。料理長は、三橋 信太郎(みはし しんたろう)。日本で最高峰の料理人だ。そのためか、厨房にいる料理人も普通だったら料理長クラスしかいない。まあ、遠月君、お前には劣るかもしれないが、凄い奴らしかいない。メニューはそれはそれは幅が広い。日本料理はもちろんのことイタリアン、フレンチ、中華その他もろもろだ。まあとにかく、ここには日本のお偉いさんが多く来る場所だ。ここで働くのだったら、覚悟しろよ!」
仁「解説ありがとうございます。じゃあ、ここの料理長は日本料理界のドンてことですか?あと、俺のゴールはさっきみたいの言い方うをするならば世界の料理界のドンです。だから、覚悟なんてものはとっくにできてます。」
氷室「ははっ。お前はやっぱり面白い。これから仲よくしようぜ。困ったことができたらここにこいよ。」
そして仁と氷室さんは料理長が料理を持ってくるまでいろいろな会話をした。
そして15分後・・・・・
仁「そういえば、いつもの品って何ですか?」
氷室「そう、あせるな。もうそろそろ来るから。」
すると、一人のおじさんが俺たちのテーブルに来た。
料理長(三橋)「失礼します。氷室さま、お久しぶりです。いつも品を持ってきました。」
氷室「だからー、俺のほうが年下なんだから敬語いらないってー!」
料理長(三橋)「大事なお客様なのでそんな無下にはできません。では、当店自慢のカレーライスです。」
料理長がそういうと俺のもとに料理がサーブされた。
仁side
この時代にはカレーライスがあったんだな。まあ、当たり前か。海軍カレーなんて言うのもあったって気がするし。しかし、このカレーは、イギリス風のカレーなんだな。見た目とこの香りでわかる。それにしても、このカレー俺が作ったやつと比べ物にならないぞ。俺はこのカレーが気になり、神王の五感を解放した。神王の五感を解放すると同時に再度驚いた。
何だこの、完成度は!俺の五感が感じたのは、食材がリズミカルに歌いそして食材のオーラが大きくそして真っ赤に、香りはいつまでもかぎたくなるカレーにあったスパイスの香りがした。何よりそのカレーが出す雰囲気に圧倒された。そのカレーを食べてみると俺の舌、つまり神王の舌でもとてもおいしく感じた。俺がカレーを勢いよく食べていると、氷室さんが話しかけてきた。
氷室「どうだ、このカレーライスは君の五感が納得したかね?遠月君?」
仁「はい。今までの人生の中で食べてきた料理の中で一番おいしいです。それに、俺よりも確実に上の世界にいますね、この料理長は。」
氷室「凄いんだよ。この人は」
料理長(三橋)「君確か、遠月君っていったね。さっきの、俺よりも確実に上の世界にいるってどういうことかな?」
仁「俺の名前は、遠月仁です。俺も料理人なんでそのままのことを言っただけですよ。」
氷室「三橋さん、こいつ人よりも五感が100倍くらい良いらしいんだよ。それを生かして料理磨いてきたらしいけど、たぶん実力は10年前の三橋さんぐらいかな。それでさ、こいつここに置いてくれないかな?こいつ、日本の料理界のトップつまり三橋さんを超えたいみたいなんだよ。それでさ、ここの副料理長にでもしてくれないか?それにこの店副料理長がいないしね、普通じゃありえないよ。俺こいつのこと気に入ってるんだよ。」
三橋「そうですか、わかりました。氷室様が気に入るとは・・・。しかし、遠月君、君の料理の実力を正確に知りたい。カレーライスを食べ終わったら、ウェイターを呼んでください。そして、君の実力を確かめたい。それでいいかい?」
仁「それでいいです。俺はいずれ世界の料理界のトップに男だからね。」
そして、だんだんと遠月仁は己のゴールに近づくのであった。
三橋信太郎side
久しぶりに氷室君がこの店にやってきた。いつもは、家柄のせいで縛られるのが嫌で一人で来ているが、今日は違った。一緒に連れてきたのがまだ20歳にも満たない青年だった。その青年を見たときは驚いた。私は神の目をもっている。それでその青年を見たときは、ぞっとした。なんだ、あのオーラ量、質、色どれも今まで見てきた料理人よりも凄かった。この私よりも凄かった。才能の塊だと思った。氷室さんから聞くところによると、常人よりも100倍五感がいいらしい。そのことで、改めて驚いた。この店には、副料理長がいない。彼なら任せてもいいかもしれない、と思った。同時に彼なら私の技術を吸収してくれるだろうと、ひそかに思っていたのは私だけの秘密だ。
後にこの店:三橋屋、この料理長:三橋信太郎、そして副料理長:遠月仁などのおかげで世界的に有名になったことは、だれも予想しなかっただろう。
誤字脱字がありましたら、言ってください。
そろそろ設定も詳しく書いていこうと思います。