正体不明と不運な閻魔〜闇夜の神と二人の巫女〜   作:不音七日

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前回のあらすじ


神様降臨✩


最終話   「異変の終わりとその後」

〜パチュリー側  夢想天生発動後〜

 

 

  「......。」

 

 

  「パチュリーさま!」

 

 

  「なにこれ...私たちの魔法がかき消されていく!」

 

 

  「....どうやら、霊夢様が戻ってこられたようですね...。」

 

 

〜チルノ側〜

 

 

  「大ちゃん!あれ絶対霊夢だ!」

 

 

  「うん...あのよくわからないけど凄いのは霊夢さんだ....。」

 

 

〜レミリア側〜

 

 

  「おおおおおお!お姉さま!結界がびきびきいってる!」

 

 

  「うん!さすが私の霊夢!」

 

 

〜早苗側〜

 

 

  「これが博麗か...でもなんか神力を感じるような...。」

 

 

  「つまりは霊夢さんマジゴッドって言いたいんですね諏訪子さま!」

 

 

  「間違ってはいないと思う!」

 

 

〜萃香側〜

 

 

  「やったあ!これで結界も大丈夫っぽい!心置きなく開催できるぞお〜〜!霊夢、七日おかえりおめでとう大宴会〜〜〜!」

 

 

 

〜慧音側〜

 

 

  「やれやれだな。」

 

 

  「なんだありゃ!」

 

 

〜七日側〜

 

 

  シュウウウウ....。

 

 

  と音を立て、魔法陣は消滅した。

 

 

  「....!」

 

 

  少女がぽか〜んとしていると。

 

 

 

  「私に刃向かうからこうなるのよっと...。」

 

 

  「あ、神様!」

 

 

  「おう、霊夢、お疲れ。」

 

 

  「あんたやるじゃない、これなら私何もしないでもいいんじゃないの?」

 

 

  「それは無理あるって...。」

 

 

  「何もしなくてもって...神様が教えてくれたからなんとかなったのに....。」

 

 

  「私何も教えてないじゃない。」

 

 

  「いえ、あちらの神様が...。」

 

 

  「ん?ああ、七日ね。」

 

 

  「はは、まさかホントにできるとは思わなかったがな...。」

 

 

  「ちょっと七日君...。」

 

 

  「まあ、それはいいとしてこれからもその調子で頼むわよ?...私楽したいし。」

 

 

  「あ、はい...私ここにいていいんですよね?」

 

 

  「当たり前だろ、霊夢はもう巫女できないんだから、お前だけが頼りだぞ?」

 

 

  「結界も直ったし、魔理沙達の魔法も消せた、うん、文句なしで異変解決!」

 

 

  「そういえば聞いてなかったが...お前名前は?」

 

 

  「私は....あ。」

 

 

  少女が名前を言おうとした瞬間、横から何人もの人が走ってきた。

 

 

 

  「れぇぇえぇえむぅうぅう(さぁああん!)」「なぁあぁあぁあのおぉおぉかぁぁ(お兄様〜)!」

 

 

  「「どうあ!」」

 

 

  二人はあっという間にレミリアや萃香たちに囲まれた。

 

 

 

  「あんたたちどこから湧いて出たのよ...。」

 

 

  「待ってたんだよ霊夢!あ〜そぼ!」

 

 

  「お兄様、あそびましょうよ〜。」

 

 

  「ええ〜...まぁいいか...。」

 

 

  「このレミリア様の気をもませた人間はあなたが初めてよ!」

 

 

  「だから俺人間じゃ....もういいや...。」

 

 

  「宴会!宴会!霊夢、七日!宴会!」

 

 

  「霊夢さん会いたかった!何も言わずにいなくなるなんてひどいですよ!」

 

 

  「早苗!あんたまで何すんのよ!掴むな!」

 

 

  「ぐむううううう!」

 

 

  「あはは、七日君、霊夢さん大人気ね。」

 

 

  「ど〜だか。」

 

 

  「うっと〜しぃ...。」

 

 

  「へへへ...やっぱし帰ってきたか、賽銭と異変で霊夢達をつろう大作戦は大成功だな!」

 

 

  そんな声がして、振り向くとそこには魔理沙がいた

 

 

 

  「考えてたのより大きな異変になってちょっと幻想郷もやばかったけどお前たちならなんとかしてくれるって私、信じてたぜ?」

 

 

  魔理沙はにこっと笑い。

 

 

 

  「おかえり、霊夢!七日!」

 

 

  「「魔理沙....。」」

 

 

  二人はスペルを取り出し。

 

 

 

  「「魔ぁあ理い沙あああ!」」

 

 

  「な、なんだよ...魔理沙さんとの再開がそんなに嬉しいのか?」

 

 

  「ああ、勿論嬉しいさ、この手でお前たちをボコボコにできるんだからな。」

 

 

  そう言って七日は鎌を取り出した。

 

 

 

  「手伝う?」

 

 

  「お願いします師匠。」

 

 

  「【終わりよければすべてよし】なんて言うと思った?私がいあない間に滅茶苦茶にしてくれちゃって。」

 

 

  「「この大バカどもが!」」

 

 

  「霊符【夢想封印】」

 

 

  「黒雷【ナイトメアダーク】」

 

 

  二人の唱えたスペルは魔理沙たちの方へ飛んでいった。

 

 

 

  「ちょちょちょ落ち着け二人共!私たちはただお前たちにだな...。」

 

 

  「よかった、二人共元気そう一安心ね、馬鹿やってるあの子達を見てほっとしてるなんて...霊夢も魔理沙も七日もいつの間にか私の当たり前になってたのかな...。」

 

 

  「パチュリーさまこあは頑張りました!」

 

 

  「えらいわ小悪魔。」

 

 

  「話はあとで聞いてやる。」

 

 

  「今聞いて欲しい!今すぐ聞いて欲しい!」

 

 

  「「問答無用!」」

 

 

  「ごごご....ごめんなさ〜〜〜〜い!!」

 

 

  そんな声が爆音とともに響いた...。

 

 

  

  「不安定なあの子の霊力を無理やり練り上げるなんて...七日のやりそうなことだわ。」

 

 

  「型にはまらないのが留宮七日って人間でしょ?」

 

 

  「龍神...あなた結界に幻想郷に何をしたの?何がしたかったの?」

 

 

  「境界の、霊夢と七日はどこから来て、誰が連れてきたか知ってるかい?」

 

 

  「知らないわ、いつの間にかあの子達はここにいて...私を...私たちを変えてきた。」

 

 

  「霊夢達はね、おそらく【幻想郷】が連れてきたんだ、世界を維持するだけではなく変革をもたらすために。」

 

 

  「霊夢が巫女になってから少しづつ変わってきた、人も、妖怪も、神もそれを取り巻く状況も、それでも世界の移ろいは早すぎて、全てを受け入れ続けているこの世界はそのうちいっぱいいっぱいになると思わない?だから僕は幻想郷に望まれたであろう存在【博麗霊夢】と【留宮七日】の力を借りて結界のあり方を少し変えようと考えた、簡単に表現するなら【変化とともに広がる幻想郷】を作りたかったんだ。」

 

 

  龍神はふぅ、と息をつき再び話を続けた。

 

 

 

  「結界を弄ったら幻想郷は不安定になるでしょ、力を借りたいのもあったけどそれを先に言っておきたくて七日を三途に呼び出したんだ、三途なら妖怪も人もいないから話しやすいからね、その説明は一通り七日にしたけど、まさか結界修復中に変えてみせるとはね....しかも無意識っぽいし...僕の立場がないね!七日怖い!」

 

 

  「勝手なやり方ね、霊夢達がいなくなった原因も結果的に人を捨てることになったのも、この異変も根本的な原因はあなたでしょう?」

 

 

  「...てへぺろ✩」

 

 

  「...。」

 

 

  「....さすがに三途の川をほいほい渡ったことは想定してなかったけど...彼女があんなに考えなしだとは...。」

 

 

  「...基本的にお馬鹿なのよあの子...。」

 

 

  「でもそこが境界のにとって可愛いんだっけ?」

 

 

  「あなた性格悪いわね。」

 

 

  「それほどでも。ちなみに霊夢達を神ににしたなりゆきもあったけど君達や幻想郷がそれを望んでいたからだよ。」

 

 

  「誰も霊夢達に神になってくれなんて思ってなかったわ。」

 

 

  「思ったことはない?【霊夢達がいる幻想郷が永遠に続けばいいのに】ってさ、幻想郷に愛し愛される博麗霊夢と留宮七日だからね、収まる処に収まったようなものだよ。よかったじゃない君達が幻想郷に望む限り霊夢達とずっと一緒にいられるよ?」

 

 

  「そう簡単な話じゃないのよ!あの子の気持ちはどうするの?」

 

 

  「簡単な話じゃないの?霊夢は言ったよ。」

 

 

〜霊夢達が神になる前〜

 

 

  「君を変えることになるんだけど、本当にいいんだね?」

 

 

  「二言はないわ...博麗霊夢がいいって言ったんだからこれでいいのよ。第一神にされたって私が私なのは変わらないしね、ちょっと寿命が伸びるだけでしょ?問題ない問題ない。むしろあの子がめんどうな仕事は全部やってくれるだろうし。私はお茶飲んで好きな時に妖怪退治すればいいんでしょ?それっていままでより待遇いいんじゃない?」

 

 

  「おいおい...どんだけ自由にする気だよ...。」

 

 

〜現在〜

 

 

  「....だってさ。」

 

 

  「もうあれこれ考えるのやめるわ...。」

 

 

  「お後がよろしいようで✩」

 

 

〜その頃の地獄〜

 

 

  「まったく霊夢が巫女としてしっかりしていないからこんな事件が起きたんですよ、これから長い時間彼女が幻想郷にいると思うと...はあ...頭が痛くなりますね。」

 

 

  「またまたあ〜なんだかんだで四季様ってば霊夢が帰れて喜んでたんじゃないですか〜。」

 

 

  「ふぅん〜そうなのか、さて、姪蘭ちゃん、美雨ちゃんはどうするんだ?」

 

 

  「そうですね〜私はしばらく博麗神社の方に行こうかと。」

 

 

  「では、私は所長がいない間の探偵事務所を管理してますよ。」

 

 

  「そうですか、では3人ともお元気で。」

 

 

  「おう。」

 

 

  そう言って紅達はそれぞれの場所へ帰った。

 

 

〜幻想郷上空〜

 

 

  「....光が博麗、闇が留宮...か、光と闇、相反する力はいつかは合わさる。その時お前らはどうなるかな?」

 

 

  そう言って、謎の少年は空間の穴に消えた。

 

 

〜その夜 宴会〜

 

 

  「「霊夢はどこだ〜!」」

 

 

  「知りませんよ〜魔理沙さん..。」

 

 

  「あ!お兄様もいない!」

 

 

  「え!?せっかく一緒に飲もうと思ったのに。」

 

 

  「お兄様〜?」

 

 

〜博麗神社 屋根上〜

 

 

  「よっ...と...あら、先客がいたのね。」

 

 

  「おう、霊夢か。お前も逃げてきたのか?」

 

 

  「まぁ、そんなところね。」

 

 

  「にしても、俺等が神...かあ。」

 

 

  「実感はないけどね...。」

 

 

  「はは、ごもっとも。どうだ?この酒飲むか?俺特製の神酒。」

 

 

  「...いただくわ。」

 

 

  「ほいよ。」

 

 

  七日が一升瓶を傾けるとチャプチャプと音を立て杯に流れていった。

 

 

 

  「ん....。」

 

 

  「どうだ?味の方は。」

 

 

  「....おいしい..わね。」

 

 

  「はは、そりゃよかった。そういや師匠は...あ、いた萃香達と飲み比べしてる。」

 

 

  「そういやさ、七日、あんたがさっきから言っている師匠ってあの子と一緒にいた子のこと?」

 

 

  「そ、雛乃秋泊、俺の高校の先輩で俺に鎌を教えてくれた人だ。」

 

 

  「そう...。」

 

 

  「にしても、今日は満月だな。」

 

 

  「そうねえ〜...あ、そうだ!七日、弾幕勝負しましょうよ。以前はできなかったから。」

 

 

  「お、やるか。観客もいるし。空中戦ってことで。」

 

 

  「ええ、やりましょう!」

 

 

  二人は立ち上がり空へ飛び上がると...。

 

 

 

  「「スペルカード!」」

 

 

  その声が満月の星空へ響くのであった....。

 

 

〜END【闇夜の下で】〜

 




はい!正体不明が地獄行き?いかがでしたでしょうか!今作で4作目でした!
次回作をどうしようかと考えております。次回以降は秋白や神様などがちゃんと出てきます。そして、この最終話まで見てくれて、本当にありがとうございました!
ではまた次回作でお会いしましょう!(*^-^*)ノ~~マタネー
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