正体不明と不運な閻魔〜闇夜の神と二人の巫女〜   作:不音七日

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前回のあらすじ


霊夢が地獄に来た。


第8話   「消失による変化」

〜幻想郷  地獄〜

 

 

  「「はぁぁぁぁ!?」」

 

 

  「せっかく急いできたのに...まぁいいわ、今すぐ調べてくれる?私そのへんで待ってるから。」

 

 

  「え!?いや!」

 

 

  「いやいや...霊夢、お前本気か?冗談だろう?」

 

 

  「この状況で冗談を言っても意味は無いわ。」

 

 

  「ま、まぁ...そうだが..。」

 

 

  霊夢は思い出したような顔をすると、こう言った。

 

 

 

  「あれかしら..。順番待ちが面倒で三途の川を飛んできたのがダメだったかしら..。」

 

 

  「船をお使いなさい!あなたの能力は物事を超越しすぎです!」

 

 

  ふと、俺は思い霊夢に問いかける。

 

 

 

  「なぁ、確か三途の川に死神たちがいたよな?あいつらどうした..?」

 

 

  そう聞くと、霊夢は当然かというように...

 

 

 

  「ぶっ飛ばしたわ。」

 

 

  「こらぁぁぁ!お前何やってんだよ!」

 

 

  そんな会話をしていると映姫が話し始める。

 

 

 

  「...おかしいですね..博麗の巫女が寿命ならなんらかの知らせがあるはずなのですが..。」

 

 

  「やっぱり、お前博麗の巫女として認知されてねえんじゃないのか?」

 

 

  「言うわね、殴るわよ。」

 

 

  「私にとってはいまさら驚かれてもってかんじよ、結構前になんとなくわかってたし。」

 

 

  「結構前っていつですか!私は聞いていません!猫の手も借りたい位忙しいっていうのに何死んでるんですか!本当に死んだんですか!?」

 

 

  「そ、そんなこと言われてもなぁ...。」

 

 

  「むぅぅぅぅ!」

 

 

  「まぁ、とりあえず審判は後回しでいいんじゃないか?」

 

 

  「なんでよ?」

 

 

  「この前審判書見たけど多分変わってないと思うから。」

 

 

  「あら、やっぱり?」

 

 

  「でも、その場合どこに行くんだ?消えるのか?」

 

 

  「さあ、それはわかりません。」

 

 

  「まぁ、私は別にいいけどね〜?」

 

 

  「(前代未聞!!前代未聞の事態です!)」

 

 

  「で、どーするの?」

 

 

  「まずは状況確認だろ、非常事態時こそ冷静な判断が必要だからな。」

 

 

  「その場その場でどーにかすればいいじゃない。」

 

 

  「お前は人の意見をちゃんと聞けよ...。」

 

 

  そう言っていると、映姫が大きな鏡のようなものを持ってきた。

 

 

 

  「なにこれ?鏡?」

 

 

  「ここから現世を見ることが可能なんです、素手で触らないでくださいね...。」

 

 

  「妖怪の賢者である【八雲 紫】博麗の巫女が死んだとなれば彼女が何らかの動きを見せているはず。」

 

 

  「つまり、紫の私生活を覗けるわけね!」

 

 

  「いえ、だから..。」

 

 

  「すっごい面白そう!」

 

 

  「私気になってたのよ、あいつが普段何処にいるかとか、何してるかとか!」

 

 

  「(今代の博麗の巫女は本当に自分勝手だな...誰だよあいつを博麗に据えたのは!)」

 

 

  そう言って、七日は大鎌を創生すると...。

 

 

 

  「天罰!えいやっ!」

 

 

  鎌の柄で霊夢の頭を叩いた...すると..。

 

 

  ガスっと重い音が響き、地面が揺れたような...気がしたが、その数秒後..。

 

 

 

  「すごく痛いわ....。」

 

 

  「黙れよ...。」

 

 

〜覗いてみた〜

 

 

  「.....ええ〜....。」

 

 

  意外な出来事を見てしまった...。

 

 

 

  「え、あれ?何紫そんなこと思ってたの!?超初耳...。」

 

 

  「てか...あれホントに紫か?」

 

 

  「妖怪は基本的に素直じゃないですから、あなたがいなくなって本音が出たんでしょう...。」

 

 

  「大体なんで私が死んだこと知らないのよ!おかしいじゃない!」

 

 

  「これは何か怪しくなってきたな...。」

 

 

  「まあ、どっちにしても三途の川渡ってますし生き返れませんけどねー。」

 

 

〜落ち着いた〜

 

 

  「と、まあ現状分かったことを書き出してみました。」

 

 

  ・死後(?)経過時間は一ヶ月

 

  ・新しい巫女の選定はまだ⇒死んだことを知らない?

 

  ・色々な妖怪が霊夢を探しているらしい...

 

 

  「結局、お前どこで死んだんだ?」

 

 

  「さあ?」

 

 

  「「さあ!?」」

 

 

  一体これはどういうことだ..死んだ原因がわからないって...っと、七日はめっちゃ内心文句を言いたかった...。

 

 

 

  「気がついたら三途の川の前にいたのよ...だから私、(なるほど私死んだ)って思って渡っちゃったわけ。」

 

 

  「少しは考えるとかしろよ...。」

 

 

  「もう一人くらい見てみましょうか...あなたに詳しい人物は?(今日は仕事諦めよう...。)」

 

 

  「魔理沙かな〜あいつ毎日神社来てたし。」

 

 

〜魔法の森  霧雨魔法店(魔理沙の家)〜

 

 

  「暇だ...暇で暇で死にそうだ...。」

 

 

  魔理沙は魔道書を読んでいた..。

 

 

 

  「霊夢の奴...どこに行ったんだよ、この私が探しても見つからないなんて...。」

 

 

  「そもそも急にいなくなるなんておかしい!絶対私たちをからかっているんだ!」

 

 

  そういい、魔理沙は立ち上がると...。

 

 

 

  「そっちがそのつもりなら私にだって考えがある。」

 

 

  魔理沙は帽子をかぶると..。

 

 

 

  「勝ち逃げなんてさせないぜ?」

 

 

  箒に乗り、ど空へ飛んでいった。

 

 

  

  「とは言っても私一人じゃあこの作戦は上手くいかなそ〜なんだよな...。」

 

 

  「そーだ!アリス!あいつも霊夢探しにやる気出してくれたし手伝ってくれるはず!」

 

 

  そう言って魔理沙はアリスの家へ向かった...。

 

 

〜魔法の森  アリスの家〜

 

 

  「邪魔するぜ!」

 

  

  「あら魔理沙いらっしゃい。」

 

 

  「お前まだその人形作ってたのか、作りすぎじゃないか?」

 

 

  「私...おかしいの...あんなに気に食わなかった霊夢がいなくなっただけでひどく落ち着かないの。」

 

 

  そう言うとアリスはぽわぽわしながら...

 

 

 

  「早く見つけ出して憎まれ口をたたきつつ縁側で茶が飲みたいのよ。嗚呼まさかこれは恋ry。」

 

 

  「勘違いだ!!誰だって友達がいなくなったら落ち着かない!」

 

 

  そう言って魔理沙は箒でアリスの頭を叩いた。

 

 

 

  「まそっぷッ!」

 

 

  「ま、魔理沙もなの?(うう...頭が痛い)」

 

 

  アリスが頭を抱えつつそう聞くと

 

 

  「わ、私は全くそんなことはないんだぜ!」

 

 

  「魔理沙....あなた薄情者ね...。」

 

 

  「だぁぁぁ!いいから付いて来いってぇぇ!霊夢を見つけ出す考えがあるんだよ!」

 

 

 

〜空中〜

 

 

  「な〜そいつら連れて行くのか?」

 

 

  「ええ、当然でしょう?」

 

 

  「そか。」

 

  

  アリスは霊夢人形を連れて行っていた...。

 

 

〜紅魔館門前〜

 

 

  「よ〜美鈴〜。」

 

 

  「はうあ!ああ..お二人共寝てませんでしたよ?船を漕いでいただけで。」

 

 

  「聞いてないぜ。」

 

 

  「レミリアはいるか?」

 

 

  「いるにはいますけど...七日様が帰ってからな〜んか機嫌が悪くて...。あまり近づかない方が...。」

 

 

  「そか。」

 

 

  「だが断る!」

 

 

  「ですよね〜。」

 

 

  そういって魔理沙たちは紅魔館へ入った。

 

 

〜紅魔館〜

 

 

  「レミィィィィリア!邪魔するぜえええ!」

 

 

  「魔理沙...扉くらい静かに開けなさいよ..壊したら怒られる..。」

 

 

  「五月蝿いわね...私は今虫の居所が悪いの!死にたくなかったらとっとと帰りなさい!」

 

 

  「霊夢が見つかった。」

 

 

  魔理沙はそういった。

 

 

 

  「ホント!さぁて勝手にいなくなった霊夢にオシオキ死に行くわ!咲夜、外出の準備をなさい!」

 

 

  レミリアがそう言うと同時に魔理沙はすぐこういった。

 

 

 

  「嘘だ。」

 

 

  「え?何?どゆこと?」

 

 

  「嘘だ」

 

 

  「嘘?」

 

 

  「そう、嘘だ。」

 

 

  魔理沙がそう言うとレミリアは部屋の隅でうずくまってしまった。

 

 

 

  「嗚呼...燃え尽きたわ...う〜...。」

 

 

  レミリアがそうなると同時に咲夜が魔理沙にナイフを突きつけた。

 

 

 

  「魔理沙..?お嬢様をからかわないでくれる?本当にまいっているの。」

 

 

  「お、落ち着けメイド長!ちょっと確認したかっただけだ!」

 

 

  「なぁ、レミリア、霊夢に帰ってきて欲しいよな?もしそうなら私に協力してくれないか?」

 

 

  「協力したら...霊夢は帰ってくるの?」

 

 

  「さあな?でも何もしないでいるよりよっぽどいいさ、私たちらしいだろ?」

 

 

  「それもそうね。いいわ協力してあげる。」

 

 

  その時後ろから..。

 

 

 

  「ああああ!まりさだあああ!」

 

 

  「おーフラン、ちょうどいいところに来たな。」

 

 

  魔理沙はフランに同じことを聞いた。

 

 

 

  「うん!だって霊夢がいないとお姉さま淋しそうだし、私もお兄様としか遊べないからつまらないもの!」

 

 

  「素直が一番ってな?」

 

 

  「?」

 

 

〜それからしばらくして〜

 

 

  「あははは!まぁ〜てぇ〜食べちゃうぞ〜。」

 

  

  フランは霊夢人形を追いかけて遊んでいた。

 

 

 

  「フラ〜ン大人しくしなさい、これから魔理沙の話を聞くのだから。」

 

 

  「お姉さま!霊夢人形が動いてるよ!すっごく可愛いと思わない?これは全力で捕まるしかないよ!」

 

 

  「お・と・な・し・く・しなさい!」

 

 

  「今日のお姉さまつれない〜...。」

 

  

  フランはしゅんとしておとなしくなった。

 

 

 

  「フラン...私はマジなの、本気と書いてマジなの。」

 

 

  「さて、霧雨魔理沙聞かせてもらおうか霊夢を見つけ出す為の考えってやつを、協力してやるんだから半端な考えだったら軽く残りコンティニュー0にしてやるぞ。」

 

 

  「れ〜む〜わはははは!」

 

 

  「...........。」

 

 

  魔理沙はふぅというと話し始めた。

 

 

 

  「霊夢はそりゃあ普段はやる気のないぐ〜たら巫女だ、縁側で茶を啜り大して汚れていない神社を掃除してる。」

 

 

  「ええ、そうね。」

 

 

  「そんな霊夢だがある事態に陥るとありえないくらい迅速に行動するよな。」

 

 

  「霊夢はやる気のないところも魅力の一つだと思うけどね...ある事態..かあ、お賽銭が取られた時とか?まぁ、ありえないけど。」

 

 

  「異変が起きた時だよ。」

 

 

  「異変か、懐かしい紅魔異変で私達に向かってきた霊夢はかっこよかったわ...。」

 

 

  「軽く半殺しにされたけど楽しかったよね私も外に出られるようになったし!」

 

 

  「魔理沙...回りくどい言い方しないで結局何が言いたいの?」

 

 

  「アリスはせっかちさんだなはげるぜ?」

 

 

  「はげないわよ!」

 

 

  「つまり何が言いたいかってゆーーとだなぁーーー。」

 

 

  「【異変を起こせば】あいつは出てくるに違いないってことだ!」

 

 

  魔理沙はすごくドヤ顔でそういった....。

 

 

 

  「なるほど!それは霊夢抜きにしても面白そうじゃないか!」

 

 

  「私がメインになればキュッとしてドカーンだよ!幻想郷くらい余裕!」

 

 

  「やめておきなさい...。」

 

 

  「!パチュリー...。」

 

 

  「八雲に邪魔されて失敗に終わるのが目に見えてるわ、無駄に怪我して何もできずにおしまい...。」

 

 

  「それに巫女の代わりはすぐに見つかる..記憶は永遠じゃないし直ぐに彼女がいないことに慣れるわよ。」

 

 

  「何ナンセンスなこと言ってるんだぜ?魔法使いは常にチャレンジ精神を持っていないとなぁ〜、失敗する可能性が高いからってやめるなんて...七曜の魔法使いは成長打ち止めだな小さいままだぜ。」

 

 

  「はあ〜〜?そ〜ー?私はあなたたちを心配して言ってあげてるんだけど...。」

 

 

  そう言ってパチュリーはグリモアを魔理沙に投げた。

 

 

 

  「落ち着け当たったら痛い!グリモアは痛い!」

 

 

  「パチュリー抑えて、魔理沙の言い方も悪いけど...ね?」

 

 

  「むきゅぅぅぅ...。」

 

 

  「パチュリーの言いたいこともわかる、無駄かもしれない。でもなにかしなきゃ気がすまない...私にとって博麗の巫女はあいつだけなんだ。」

 

 

  「忘れることはできない!代わりもいない!」

 

 

  レミリアはパチュリーに向かって落ち着いた表情でこう言った。

 

 

  「パーチェ?いいじゃないか協力してやろうよ。案外上手くいくかもしれないじゃないか...面白そうだし。」

 

 

  「レミィ...あなたホントに【面白そう】なこと好きよね..仕方ない...私も手伝ってあげる。」

 

 

  「さぁっすがパチュリー!恩に着るぜ!これで百人力!」

 

 

  魔理沙とフランが喜んでるとき咲夜とパチュリーは...。

 

 

 

  「適当に手伝って後始末は白黒に丸投げしてしまえばいいのですよパチュリー様。」

 

 

  「咲夜...あなたも結構言うわよね...。」

 

 

  「問題はありません相手はあの魔理沙なんですし。」

 

 

  「めっちゃ聞こえてるぞメイド長!」

 

 

  「まあいいか!覚悟しとけよ霊夢ううう!」

 

 

  その叫び声が異変を始めるのであった...。

 

 

〜第9話に続く....




はい、どうも〜第8話いかがでしたでしょうか!いやー疲れた疲れた...今回は4677文字という超長いお話でした。そしてまた次の話からも長くなると思います!
ではまた次話にて!(*^-^*)ノ~~マタネー
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