インフィニットストラトス・ Nine-ball 作:傭兵はつらいよ
自己紹介が終わった直後チャイムがなり、今は休み時間
一夏は席に座っている二人目の男に近づくと、あっちも気づいたようだ。
「織斑千冬の弟か。」
「あぁ、織斑一夏ってんだ、よろしくな、」
握手をしようと手を出すが彼はそれを無視し、次の授業の準備をする。
「俺は二度も名前を言う気は無い、呼びたければ適当に呼べばいい。」
「じゃあ、鴉でいいか?」
「勝手にしろ。」
「・・・・」
なんか会話の主導権を取られてる気がするが気にしない。
すると一人女子がこっちにくる。
「すまないが一夏を借りていくぞ。」
「好きにすればいい。」
そのまま一夏は連れて行かれる。
「ちょっとよろしくて?」
「・・・」
「聞こえてますの!?」
「・・俺の事か?」
「そうですわ!さっきから呼んでいますのに返事もなさらないなんて、これだから男は・・」ブツブツ
金髪のクロワッサンのような髪型をした女が、文句を言っている。
・・女尊男卑系の女か・・まったく面倒だ・・
「そうでしたわ、ちょっと訊きたい事があるのですけれど――」
「女尊男卑に染まっている女に答える事など無い。」
「なっ!?」
「耳障りだ、さっさと消えろ。」
「あ、貴方ねえ!?」
女が喋りかけた時、タイミングよくチャイムがなる。
「また来ますわ!逃げない事ですね!」
「貴様に指図される気はない。」
言い返すと金髪少女は悔しそうな顔をしながら席に戻った。
そして授業が始まる
「皆さんもご存知の通り、ISの正式名称は『いかん、そいt』じゃなくて、『インフィニット・ストラトス』です。――――」
「うぅ・・・」
ヤベ(カニスボイス)・・まったく分からない・・この『パッシブなんとか』とか、どうゆう意味だよぉ・・なんでこんなに難しいんだ、鴉も分からなくて、頭抱えてんじゃないのか?
そう思い、チラッと鴉を見るが平然とした顔で教科書を見ている。
マジかよ!?夢なら覚め――って、いやいや!?絶対分からないだろこれ!?そうか、あまりにも難しすぎてリアクションが出ないんだな。そうだろうな。
「織斑君、なにかありますか?」
「・・えっとぉ・・」
「何か分からない所があれば聞いてくださいね、何せ私は先生ですから。」
何故「先生」とゆう所だけ強く言ったのだろうか。
すると一夏は手を上げる。
「先生・・・」
「はい、織斑君。」
「まったく分かりませぇん・・」
アサルトアーマー並の爆弾発言投下かよ。
「え!?今の段階で分からない人は居ますか!?」
無論、誰もいませんよ、だって誰も手を上げないから。
「鴉も分かってないんだったら手を上げろよ!」
「・・・何を・・・言ってる・・」
「いや、だからお前も分かってないんだったら、手を上げろって!」
「・・・正気か?理解しているのにわざわざ手を上げる意味が何処にある。」
「マジかよ・・」
一夏の顔がマッハに青ざめていく。
(マッハで蜂の巣n「お帰りください。」)ドゴォ
「織斑、入学前の参考書を読んだか?」
「えっと・・あぁ、あの分厚いやつですか?」
「そうだ。必読と書いてあっただろ。」
また顔色が青ざめていく一夏
「・・間違えて捨てまし――」
ガツン!!(ブーチャ音似)
「はぁ、再発行してやるから一週間で覚えろ。」
「あの厚さで一週間!?じょ!?冗談じゃ!?」
「やれるな?貴様・・」
あまりにも鋭い眼光を突きつけられて、少し後ろに下がり諦めたのか「はい・・」と言った。そしてそのまま授業は続くのであった。
[休み時間]
「鴉!頼む!勉強教えてくれ!」
「俺は面倒が嫌いなんだ、勉強ならさっきの休み時間に話しかけてきた奴に教えてもらえ。」
「そうは言うけど、鴉は何処まで分かってんだ?」
「・・全部」
「だったら尚更教えてくれよ!?」
そうやって面倒事を頼まている(ガチ却下だが)所にさらに面倒な奴が来た。
「ちょっとよろしくて?」
「え?」
「・・・・」
また、この金髪クロワッサンか・・俺は面倒がry
「まあ!?何ですの、そのお返事は!?私に話しかけられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度があるのではないかしら?」
「すまないな俺、君が誰だか知らないし。」
「知らない!?このセシリア・オルコットを!?イギリスの代表候補生にして入試主席のこの私を!?」
この金髪、オルコットと言うのか・・親戚にウォルコットって奴が居そうだな。
「ちょっと質問いいか?」
「ええ、構いませんわ。下々の者の要求を応えるのも貴族の務めですわ。」
などと、誇らしげに言うがコイツの言う事はヤバイぞ。
一夏は真剣な顔でこう言った。
「・・代表候補生って何?」
ズテーーーーン!!
教室内に居た奴ら全員ずっこけたな、やっぱり爆弾発言だった。
「あ・・あ・・」
「あ?」
「信じられませんわ!日本の男性とゆうのは、これほど知識が乏しくて!?貴方はどうですの!?これは常識ですわよ!」
何故俺に話がくるんだ。
「・・そんなものに興味はない。それに今までISに乗れなかった奴が知ってると思うか?知っても、知ってても興味がないか、無駄な知識なだけだ。」
鴉、すんげぇ論破するなぁ・・てか肝心な事聞いてなかった。
「んで、代表候補生ってのは?」
「国家代表IS操縦者のその前の代表候補生として選出されるエリートの事ですわ!」
「う~ん?」
代表候補生の意味も分からないのに、なんで国家代表の言葉をだすのか・・まったく
「織斑」
「なんだ?」
「簡単に言えば、代表候補生は只のバカで国家代表が天才と思えばいい。」
「ああ!なるほど。」
「貴方!代表候補生を馬鹿にしますの!?」
「貴様の様な空気にもなれん奴がエリートなど、笑わせる。」
「くぅぅぅ!」
「でも世界で唯一ISを動かせる男性がこんなんじゃ期待はずれですわ。でも私は優秀で入試主席ですから、貴方のような人間に優しくしてあげますわよ。分からない事があれば、まぁ泣いて頼まれたら、教えて差し上げてもよくってよ。なにせ、私は入試で唯一教官を倒したエリートですから。」
と誇らしげに言うが、またもコイツがトンデモ発言をする。
「あれ?俺も倒したぞ、教官。」
「はぁ!?」
「倒したっていうか、突っ込んできたのを避けたら壁にぶつかって動かなくなったんだよ。」
それはそれはラッキーな事だな。
「あ・・貴方は?」
「・・俺は十五秒で倒した。」
「じゅ!?十五秒!?あり得ませんわ!」
「知らん、事実だ。」
「私だけだと聞きましたが・・」
「女子はってオチじゃないのか?」
「貴方も教官を倒したって言うのですか!?」
「落ち着けよ、なぁ?」
「これが落ち着いてr」キーンコーンカーンコーン
はぁ、やっとチャイムがなったか、この二人の相手は疲れる。
教室に入ってきたのは織斑先生だ。山田先生の授業じゃなかったか?
「この時間の授業は止めて、これより再来週行われるクラス対抗戦に出る奴を決める。代表者は、まぁクラス長だと考えてくれればいい。自薦他薦は構わない、誰か居ないか?」
と一人の女子が手を上げる
「はい、織斑君を推薦します。」
「私も織斑君で。」
「私も。」
「私は鴉君を。」
「隠家君で。」
何故か二人の名前が言われる
「ちょ、ちょっと待った!俺はそんなn」
「納得がいきませんわ!」
バン!と机を強く叩き立ったのはセシリアオルコットだ。
「そのような選出は認められません!男がクラス代表なんて、いい恥さらしですわ!このセシリアオルコットに一年間そのような屈辱を味わえと仰るのですか!?大体文化としても後進的な国に暮らさなくていけない事自体、私にとっては屈辱的ですのに!」
「イギリスも大して御国自慢無いだろ。世界一不味い料理で何年覇者やってんだよ。」
「貴方、私の祖国を侮辱しますの!?」
「鴉もなにか言ってやれよ。」
「・・・・貴様らの争いに興味はない。俺は自分の使命を果たすだけだからな。」
「ふん!入試の教官を十五秒で倒したとゆう、大嘘を言っておきながら、使命とは笑えますわね。」
それを聞いた織斑先生が口を開く
「そいつの言ってる事は、紛れも無い事実だぞ。私は見てないが山田君が見ていたそうでな、まぁ十五秒かどうかは、怪しいがな。」
「・・・どうゆう事ですの?」
「あまりにも終わるのが早過ぎてな、「気づいたら終わっていた」と言われてな、何秒なんか分からんのだ。」
それを聞いたセシリアは。
「・・・決闘ですわ!」
「おう、良いぜ。四の五の言うより分かりやすい。」
勝手に挑発に乗る一夏、勘弁してくれ。
「わざと負けたりしたら、奴隷にしますわよ。」
「・・ハンデはどれ位だ?」
「あら?早速お願いかしら?」
「いや、俺がどれ位ハンデをつけるのかと。」
それを聞いたクラス中は大笑いになる。
「織斑君それ本気で言ってるの?」
「男が女より強かったのってISが出来る前の話だよ。」
周りの反応に一夏は「えぇ・・」っと困っていた。
「クックッ・・・ハハハハハハハ・・・馬鹿な事を言うのも休み休みにしとけよ、糞女共。」
一人だけ笑っているのに違和感があり、そっちに振り向くと鴉が笑っていたのだが、いきなり雰囲気が変わる。
皆もさっきまで笑っていたが、鴉の雰囲気が変わったのに気づくと笑い声は無くなった。
「幾らISが現代兵器より優れているからって調子付くんじゃねぇぞ。そもそも、ISと生身の男が戦う意味が何だと思う、殺すことだ。」
殺す事、その一言にクラス中は顔真っ青になる。
「お前ら、ISに乗って人を殺す事が出来るか?大量に吹き出してくる赤い血を見ることは?片腕だけの物や肉片は見たことあるか?無理だろう?無いだろう?精神面で無理だろうな。現代兵器も使いように、よってはISを倒す事も可能なんだぞ。その意味も全部死に繋がるんだよ。」
クラスの皆は顔真っ青になってるもの、想像してしまい気分を悪くしてしまっているもの、泣いているものまでいる。
「じゃ・・じゃあ、貴方は殺せるのですか!?」
黙って聞いていたセシリアは鴉に問う
「あぁ、殺せるね。それが俺の使命だからな。」
「貴方のその使命とは・・なんですの?」
セシリアは恐る恐る聞いてみた。
「・・・白騎士とそのパイロットを殺す事だ。」
彼は平然と殺せると言い、使命も殺す事、明らかに狂人の領域だ。
「隠家」
突如、織斑先生に呼ばれる
「それぐらいにしておけ、周りの奴らの事も考えろ。」
「・・・・はい」
「では一週間後に三人で第三アリーナで試合を行う、それでいいな?」
「「「はい」」」
「では解散!」
[放課後]
「な・・なぁ、鴉」
「なんだ。」
「その、なんで白騎士を殺すのが使命なんだ?」
「・・・貴様が知る権利は無い。」
そう言い、教室から出ようとすると、ドアが開き、山田先生が前に立っていた。
「ああ!二人ともまだいましたね。これを渡そうと思いまして。」
「有難うございます。」
そうやって渡されたのは何かの鍵
「これ、なんですか?」
「寮の鍵ですよ。聞いてませんでしたか?政府が昨日決めて伝えるはずだったんですが・・」
「俺、荷物が家に・・」
「それは安心しろ一夏、お前のは持ってきといてやった。」
「あ、有難うございます・・鴉は?っていねぇ。」
「アイツは此処に住むつもりだったから、とっくに荷物は届いてる。」
「そうなんだ。」
[隠家サイド]
「はあ・・・」
やってしまった、誰にも言う気は無かった使命をつい口走って言ってしまった。
面倒な事になった。
そう思いながら鍵のタグに「1258」と彫られている数字と同じ番号の部屋に到着する
今日は早く寝るか、あの二人のせいで疲れが・・ガチャ
「お帰―――」バタァン!!
「・・・・」
隠家は、まずポケットからケータイを取り出し、メールを開き「かなり頭のイカレタ変質者がいます、助けてください。」と打ち込み保存しカメラモードにした後、左手に持ち替えた後は右手でドアを開ける。
「お帰りなさ―――」ピロリ~ン
バタン!
「・・・・え?今・・・撮られた?ちょっと待って!?開けなさい!何で開かないの!?」
[廊下側]
隠家は身体事ドアを押さえつけ、ドアノブは右手でグッと握り回せなくし左手でケータイを操作していた。
「証拠ゲットしたから、さっき保存した内容を出して写真をつけて織斑先生に送信すればOKだな。」
入学前に織斑先生から「何かあったら電話かメールをしろ」と言われ、メアド等を知らされたのだ。
「送信完了っと」アイムシンカ~トゥトゥトゥ~トゥトゥ~
「早いな、何々?『内容は見た、待っていろ。』・・・」
「隠家」
呼ばれたので右に振り向くと織斑先生がいた。
「早すぎません?」
「気にするな、とりあえずドアを開けろ。」
「はい。」
ドアを開くと、裸エプロンの女の人が飛び出してきた。
「ちょっと!なんでドアを開けな・・か・・たの・・」
「更識、お前何をしているんだ?」推奨BGM:AC4 OST - Chapter 4
「いや・・これはその・・」
「隠家、お前は疲れているだろうから、もう休め」
「はい」
部屋に入り、手前のベットに倒れこむ。
「さて更識、言い訳は聞かんお前には山ほど説教がある。」(スミカボイス)
その夜、一人の女の子の叫び声が寮内全体に響いたそうな。
今回長すぎるほど書いたので目が疲れるかも知れません。やべぇこの後もう一個の方もやらなきゃ・・・