インフィニットストラトス・ Nine-ball   作:傭兵はつらいよ

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七話

無に簪を連れてくるという約束をしてから次の日、俺は放課後に簪を生徒会室前まで連れてこさせていた。

 

「・・・・・」

 

顔の表情は良いとは言えない。不安なのか、それともまだ決心がついていないのか。

 

「大丈夫か?」

「う、うん・・」

「無理なら、明日にするか?アイツには言っておくが。」

「大丈夫・・これは私とお姉ちゃんの問題だから。」

 

そう言うなら大丈夫な様だ。

 

「失礼する。」

 

二回程ノックした後ドアを開け、中に入る。

 

「いらっしゃい隠家君、簪ちゃん・・・」

「お姉ちゃん・・・」

 

簪が一歩、また一歩と楯無の方に進み、目の前まで近づいた。

 

「お姉ちゃん・・今日は知りたくて来た・・だから聞かして?なんで私にあんな事言ったの?」

「それは・・・簪ちゃんに危ない目にあってほしくなかったのよ・・」

「え?」

「暗部の事に簪ちゃんを巻き込みたくなかった・・唯それだけだったのよっ!」

「っ!」

「結果は二人の間に壁が出来てしまった・・でも私はこのままで良いと――「良くない!!」--!?」

「私はお姉ちゃんと一緒に生活して、ご飯食べたり、喋ったりそんな事をしたいってずっと思ってた!!・・でもお姉ちゃんに言われた事がずっと頭に残ってて・・声をかける勇気が出なかった・・」

「・・・・それは私もよ・・本音は簪ちゃんとご飯食べたり、お喋りしたりしたかった、けど怖かったの・・」

「お姉ちゃん・・ごめんなさい・・」

「謝るのはこっちの方よ。もっと分かる様に言っておけば良かったんだもの・・ごめんね・・」

 

二人は少し涙を流しながら謝っていた。

 

(昔、アイツに謝りに行った時も確かこんなんだったな・・もう喋る事も一緒に食事する事も叶わないけどな・・・)

 

あの二人を見て、少しだけ・・・心の中で羨ましいと思った自分がいた。だがそれも一瞬だけ、すぐに憎しみと怒りが湧いてくる。

 

(だからアイツを殺すっ!!全てを滅茶苦茶にしたあの女を!!そして・・・この世界を・・・変える!!)

 

「隠家君?どうしたの?」

「っ!?--すまない、考え事をしていた。」

「エッチな事?」

 

その言葉に俺は冷たい目線を送ってやった。

 

「じょ、冗談よ・・冗談・・」

「冗談に聞こえんな。」

「と、ところで隠家君ちょっとお願いがあるんだけど。」

「なんだ?」

「もし、私が何かあって動けない状態だったら、代わりに簪ちゃんを護ってあげて欲しいの。」

「・・・・俺がか?」

「そう。」

「何故、俺なんだ?」

「ん~一番簪ちゃんと親しそうだから?(簪ちゃんは満更嫌そうじゃないしね)」

「会ってたかが数日の奴を信用できるはずが無い。」

「普通はね。でも君はイギリスの代表候補性を無傷で圧勝するほどの腕前。それにね?」

「それに?」

「妹との仲を戻してくれた人だもの。信用してるわよ、ね?簪ちゃん。」

「う、うん///(隠家が・・あの機体で助けに来てくれたら・・カッコいいかも・・)」

「ね?そうゆうことだから。(簪ちゃんもしかして・・)」

「いいのか?」

「うん、」

「簪が良いなら別に―「ただし!!」--なんだよ・・」

「一回私とISで戦ってもらうからね♡」

「はっ!?どうしてそうなる!?」

「どれだけ強いのか、試してみたいのよ。私、仮にも学園最強だからね?」

「分かった・・・戦えばいいんだろ?」

「ありがと、じゃあ明日の放課後にアリーナに来てね。」

「あぁ、もう用は済んだ、整備室に行かせてもらう。」

「えぇ、あっ、簪ちゃんはちょっと残ってて。」

「?」

「先に行ってるぞ、簪」

「うん」

 

生徒会室を後にし、俺は整備室へと向かった。

生徒会室に残ったのは簪と楯無だけとなった。

 

「それでお姉ちゃん、なんで私を残らしたの?」

「えぇっとね、簪ちゃん。」

「な、なに?」

「隠家君の事好きなの?」

「////」コクッ

 

簪の顔はトマトみたいに赤くなり、うなずいた

 

「彼のどこに惹かれたの?」

「その・・・何も言わずに、私の機体制作に手伝ってくれてるし、機体やマルチロックのプログラムだって作ってくれてる。」

「プログラムを作る!?凄まじいわね・・」

 

これには楯無でも驚く。機体のプログラムなどは企業が幾度となく考えて莫大な量のデータから作り上げた物。それを簡単に弄れる物ではない。元々簪が作ったマルチロックオンプログラムに彼は作ったシステムを流用させるだけなのだが、一からプログラムを作り統合させる能力はいくら三年生の整備科でも難しいだろう。出来てもそれは企業関係の人物しかいない、だから一年生で出来るというのは、凄いのだ。

 

「よし!なら私も手伝うわ!!」

「で、でも生徒会のお仕事は・・・」

「仕事?そんなのほっといて良いのよ!自慢の妹が困ってるのに手伝わなくて、お姉ちゃん失格だわ!!ほら、早く行くわよ!!」

「ま、待って!!」

 

大急ぎで整備室に向かう姉を後ろ姿を見ながら、せめて仕事くらいは終わらせてから手伝って欲しいと思った簪であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

推奨BGM:ACfa:Someone is Always Moving on the Surface (FreQuency edit)

 

先に生徒会室から退出し、整備室で打鉄二式のプログラムとマルチロックオンシステムのプログラム制作を自分のノートパソコンと整備室に置いてある空間ディスプレイ型で同時に作業しているが、頭の中は作業の事ではなく、生徒会室で楯無に言われたことが頭の中で何度も再生されてた。

 

「・・・護ってあげて欲しい・・・か、護れるのか?俺に・・・」

 

俺は家族を護れなかった、その事で俺は自身が持てなかった。アイツを護るなんて出来るのだろうか・・・楯無たちが来た後は、その事はあまり考えず3人で作業をしたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「---様、アレの解析結果が出ました。」

 

周りには何もない空間、遠くを見回しても闇、電脳世界と人間達が言う場所。

そこには三人の影が存在していた。その内の女性の声の影が報告をしていた。

 

「そうか、結果は?L-2」

「はい、ナンバーや精神は変わっていましたが、アレは紛れもなく、ナンバー001です。」

「そうか・・・001だったか。」

 

何か思っているのか、影は悩んでいる形だった。

 

「自身で戦われた様子でしたが、どうなされますか?ナンバー002の力が使える以上、事が大きくなる前に排除しますか?」

「いや、まだ様子見だ。あの女の弟がどうゆう行動をとるか、アレは大きすぎる力だが人類を導くというのなら、私は干渉する気はない。」

「大きすぎる力は・・・修正が必要・・・」

 

もう一つの男の声の影は「不確定要素は早めに消すべきだ。」と思って言っているのだろう。

 

「分かっているさ、H-1その為にお前がいるのだ。だが、問題はあの女だ。」

「織村千冬・・・厄介な存在の一人。」

「ああ、あの女は我々のプログラムには邪魔(イレギュラー)な存在だ。だが対抗するためには、まだ進化が必要だ。」

「それと、もう一つ報告が。」

「今度は何だ?」

「つい最近、コアが制作されたようです。反応からして6機分はあるかと。」

「近々何かあるのか?」

「この時期としては、IS学園にて学年別トーナメントがあるようです。」

「一機か二機は他の奴が相手して、後は奴を殺しに来るだろうな。」

「あのゴミの考える事ですから、そうでしょうね。」

「まあいい、何かあったら私が出るまでだ。」

「分かりました。報告は以上です。」

 

そして二つの影は霧の様に消えていった

 

「いずれ世界を管理し、人類を導くために・・・」

 

と、残った影はそう呟くのだった・・・




どうも、実は賞味期限が四月までだったショコラを食べながら、投稿した作者です。え?腹は壊しませんよ?豚や牛の生肉を結構食べた事ありますが、何とも無かったですよ?そのことを友人に言ったら「お前の腹、ナニカサレテイルのかT-ウイルスにでも侵されてんじゃねぇのか?」と言われましたwww後、もう少し早く投稿できたはずなんですが・・・faとVDで機体作ってました、スンマセン・・・とっくに夏休みなんですが、もう一つ投稿できたら、奇跡です。なんせバイクの免許取りに行ったりするので・・・
気になることがあるなら、それはフロム脳で補っといてください・・・豆腐メンタルになっているので・・・今なんかコメントされると・・・あっ、応援のコメントならモチベ上がりますので、ドンドンしてもらって結構です。では次回に。
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