目が覚めたら、そこは見知らぬ場所だった。
なので、
「知らない天井だ」
今やお馴染みとなったネタをいってみた。と言っても天井なんてないんだけど。
ただただ真っ白な空間が広がっているだけなので、正しくは「知らない空間だ」といったところなんだろうけど、いや、ここは「ここはどこ?私は誰?」のほうがいいのかな?わかんないや?
まぁ、そんな意味のないこと考えてないで、真面目に考えようか。うん、そうしよう。
…………冷静に見てみると、このような空間に見覚えはないけど聞き覚えはあるかも。自称霊能力者や、妄想を文字にして書く人達がよく書くもの。それは…………
「死後の世界じゃよ」
そう死後の世界…………………ってあれ?
「いつの間にいたの?変な格好のおじいさん?」
「最初からじゃよ、気づいてたじゃろ「冷静に見てみると」あたりの時に」
「地の文に介入するとはやるね、おじいさん」
「だってワシ、神じゃもん」
「うん予想はついたよ。神だってことくらい」
「じゃろうな」
だって、今まで全部つまらないほどテンプレだもん。
「テンプレでわるかったの。ワシだって本当は驚かせたりしたかったんじゃが、これも仕事での。かってなことは組織ではゆるされんのじゃ。給料に影響してくるからの」
「世知辛いね。というか神様って組織だったんだ」
「うむ、そうなのじゃよ。というわけで手っ取り早く進めようかの」
「何がというわけでなのかはわからないけどわかったよ」
「おぬしのなまえは、神林 麗華でまちがいないの」
「そうだよ、ってわかってなかったの?」
「念のためじゃよ」
そう言って真面目な雰囲気になる神様。
「あなたには魔法科高校の劣等生の世界に転生してもらいます。この決定に異議は申せませんのであしからず。とはいえこちらの勝手な都合により、転生先を選んでしまったため、あなたには特典を授けようと思います。あなたの好きな作品を2つ言ってください」
…………おぉう、口調が変わりすぎだよ神様。しかし作品か。わたしの考えた最強のじぶんとかはむりなんだ。…………ここはふざけるところじゃないよね。
「私がえらぶのは、テイルズオブグレイセスfと……」
何にしようか?ひとつは、自分が最も好きな作品だから良かったけどもうひとつね。魔法科だから魔法つかえたほうがいいだろうし、同じテイルズシリーズを選んだらかぶる技とかあるしなぁ〜。とはいえ、テイルズシリーズ以外でバトルものというと、軌跡シリーズしかやったことないんだけど、どれもいい作品だからえらびにくいんだよね。どうしよう……………………うーん、迷っても仕方ないよね。よし、一番最初に軌跡シリーズという単語で頭に浮かんだあれにしよう。
「英雄伝説 閃の軌跡Ⅱにするよ」
「分かりました。では、その作品の全てをあなたの中に入れて転生させます。最後に何か質問はありますか?」
「全てってどゆこと?登場人物とかも入るの?」
「いいえ、さすがに登場人物は多重人格になってしまう危険があるのであなたの中に入りませんが、その登場人物等が使っていた能力等は完璧に使えるようになっています」
「ガチチートじゃん。……………次の質問いい?」
「どうぞ」
「CADはどうなるの?ARCUSとか、武器を介して放つ技とかどうすんの?」
「武器に関してはそちらでつくってもらいます。与えられた知識等で作れるはずですので。それに、自作でなくとも構いませんのでどうにかなるかと。ARCUSについては、ARTSが普通に魔法として発動するので問題ありません。クオーツが身体に溶け込んでいるという状態になっておりますので」
「もうそれじゃあ、人間(?)だね。じゃあ、ラストの質問」
「はい」
「溶け込んでるってことは、固有魔法みたいな感じなの?
魔法科の世界の魔法使えるの?」
「あなたしか使えないという点では固有魔法と言ってもいいですね。しかし、魔法演算領域にあるというわけでもないので、正式な意味で固有魔法と言えるかはあまりその作品について知らないので分かりません。魔法科の世界の魔法については、二度目になりますが魔法演算領域に魔法がないので使えるかもしれませんが、それはあなたの才能次第です。才能があれば魔法科の世界の魔法はもちろん他のタイトルの技の再現もできるでしょう」
「よく分かったよ、ありがとう」
「仕事ですので。では、転生させます。よい人生を。…………………がんばってくるんじゃぞ」
神様がそう言うと目の前にゲートが現れた。
神様も最後は素にもどったし私も私らしく別れの言葉を言おうかな。こんな時にふさわしい言葉はあれだよね。
「答えは得た。大丈夫だよ神様。私も、これから頑張っていくから。………………なんてね」
「まったく、最後の最後でふざけおって」
「それが私だよ。…………じゃあね、行ってくる」
そう言って私は、目の前のゲートをくぐった
漂う駄文臭