二人は一条   作:サー

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最低でも一週間に1本投稿したいなー。


昔話:説明

トントントン

オーキド博士がドアを叩いた。

お父さんさんの前に立つと何故か緊張するんだよね。なんか厳しそうな感じがして。

でもまぁ、そんな感じがするだけで実際は子供想いのいい親なんだけどね。

「どうぞ」

「失礼します」

「おや、麗華を連れて。どうかしましたか?大木戸さん」

「麗華君についてお話があります」

「何でしょうか?」

「まず最初に言っておきます。この話はあまり口外しないほうがいいかもしれません。特にお子さんには」

途端、真剣になって、

「わかりました」

と言った。短い言葉だけどその言葉にも真剣味が感じられた。

 

え、というか私の身体のことってそんなにやばいことなの?確かに人間(?)な身体だけどさ。うーん、この身体のことがばれたら、私が死んでもいつか第2第3の私が現れるだろう的なことかな?

 

「………………麗華になにかありましたか?」

「はい………………私は回りくどい話が得意ではないので単刀直入に言います。麗華君は先天性スキルを異常なかたちで持っています」

「先天性スキル……………BS魔法ですか。それで、異常なかたちとは……………」

「いっきに言っても分かりにくいと思いますので少しずつ言いましょう。……………まず、先天性スキル持ちでありながら魔法演算領域に先天性スキルがありません。そして、その先天性スキルは、魔法演算領域での処理が必要ありません」

 

あれ?そういえば魔法演算領域ってブラックボックスとして扱われてるよね?他人の魔法演算領域を個人で解析できたのは四葉英作のはず。魔法を使ったような仕草はなかったから四葉に伝わる魔法演算領域分析系の術式というわけでもないし、それを使っても魔法演算領域に魔法がないことはわかっても、先天性スキルが他のところにあるなんて分からないはず。…………博士の目すごすぎじゃない?

 

「どういうことですか?先天性スキルのみならず魔法と呼ばれるもの全ては、魔法演算領域で処理しなければ使えないはずですが」

「言ってもいいですがショックを受けることになるかもしれません。よろしいですか?」

「……………はい」

「では言います。麗華君の身体はもはや普通の人間のものではありません。麗華君の身体の全てが大量の先天性スキルに侵食されています。つまり、身体と魔法が融合しているしているということです。処理しない理由を簡単にいうならば、魔法が人間の身体を得たような存在になってしまったが故に、自分が呼吸をするようにできることにわざわざ魔法演算領域で処理なんてする必要がないのです」

 

ふむ?ということは、ARTSとかを処理しているところは身体なの?精神じゃなくて?というか精神ってどこにあるんろうね。脳に無いというのなら、某異能を打ち消せる右手を持った人の言ったように心にあるのかな?まぁこの話は、思い出の話ではないんだけど。

 

「……………それは魔法と言えるのですか?」

「一応は言えます。魔法式自体はありますので。しかし、魔法式がわかっても一部の魔法は何かが足りないのか麗華君以外使えませんが」

 

一部の魔法って、絶対ARTSだよね。神様が私の身体にクオーツが溶け込んでいるとか言ってたし。そう考えると、グレイセスfのほうはいろいろな人に教えられるということになるね。まだ会ったことはないけど真由美さんにソフィーの技とか教えたら面白そうかも。戦闘タイプ違うけど。

 

「侵食されているとはいえ、生来の魔法演算領域が優秀だったおかげで、既存の魔法も使えるには使えますが、大規模な魔法は麗華君の身体の全てが異常な先天性スキルと融合しているからか、既存の魔法にあまり対応してないため負担がかかりすぎて使えません。中規模魔法は1日3回まで、小規模魔法なら何回でも使えるでしょう」

「干渉度は負担にはならないんですか?」

「身体に問題があったためキャパシティに問題ができただけであって、一般に魔法力と呼ばれるものについては高い水準であったのであまり負担にはならないでしょう」

「そうですか………………」

 

………………話が一区切りついたみたい。

なら本当は知っているけど、いきなり使えるようになったら不自然だし、これは聞いとかないと。

 

「ねぇ、せんせい。わたしはどんなまほうがつかえるの?」

「うん、じゃあ説明しようか」

「うん、おしえて!」

「まず、麗華君が使える魔法についてだが、これが種類が多くてね、いちいち説明するのは面倒だから、あとでデータにして魔法名だけ送るよ」

「………………なんでまほうめいだけなの?」

「別に意地悪しているわけではないんだ。君の魔法は、何故か魔法名が決まっていてね。君はそれを意識しながら想子を身体にこめれば魔法を使える身体だからね」

 

そんなことも分かるんだ。さすが博士。

 

「CADはひつようないの?」

「ただ使うだけなら必要はないものもあるよ。だけど、目立ちたくないなら必要かな」

「…………?」

「いや、一般の魔法師でもCADを使わずに魔法を使うことはできる人はいるけど、魔法の発動がCADを使ったときと比べてとても遅くなるんだ。しかし君はCADを使わずとも簡単に魔法が発動できるからね。だから、その魔法の発動の速さは未知の魔法であることもあって、とても目立つんだ」

「そうなんだ〜。でも、ひつようはないものもってことは、ひつようあるのもあるの?」

「よく聞いていたね。その魔法もね、CADが必ず必要というわけではないんだ。ただ、その魔法に対応した武器が必要でね。だけど、ただの武器を持ち歩いているとものによっては警察官に捕まってしまうんだ。でもCADならそんなことにはならないからね。CADの方が都合がいいんだ」

「わかった。ありがとう、オーキドはかせ」

「どういたしまして」

 

どんな武器が必要か教えてもらってないけど、今は問題ないかな。いろんな武器を使うからね。CADをもらっても少ししか技が使えないなんてなったら嫌だから、まだ武器についてはいいかな。

 

「………………私からも質問いいですか?」

「どうぞ。美登里さん」

「この子の身体は大丈夫なのでしょうか?」

 

おぉ、まさに親って感じの質問だね。この家に生まれてきてわかったけど、この両親はいい親だよ、ホントに。

 

「既存の魔法を無理して使わなければ大丈夫でしょう」

「先ほどから既存の魔法や未知の魔法などとおっしゃっていましたが、既存の魔法とこの子が使える魔法の何が違うのでしょうか?」

「私も詳しいことはわかりませんが、彼女の魔法には何らかの状態変化がつきます。これはただ単に炎系の魔法を使ったから相手がやけどになったという状態異常だけでなく、相手の能力を一定時間下げたり、味方の能力を一定時間上げることなどができます。他人の能力を上昇させる能力は聞いたことはありますが、他人の能力の下降は聞いたことはありません。しかもその能力が攻撃系の魔法にも付いていることがあるのです」

 

これはマスタークオーツ、クオーツと宝石のちからかなぁ。自分だけじゃなく、相手まで能力変化までさせるなんてかなり無茶苦茶な感じがするけど、まぁ、元々この世界の魔法じゃないどころか魔法ですらなかったし、神様がこの世界の魔法にしたときに無理してそうしたんだと思えばいいよね。というかこの身体デメリット的なものは無いの?無いに越したことはないけど、熱血の魔道書の効果でステータス半分になってたりしないかな?身体に溶け込んでいるのがクオーツだけじゃなかったらありえるかもしれないけどね。

「最後に、麗華君の自動発動型の魔法についてです」

「そのようなものまであるのですか……………」

 

まぁ、これだけあったらそう言いたくもなるよね。私も母親の立場だったらそう言いたくもなるだろうし。

 

「はい、ほんの一例を挙げれば、麗華君には速度はそこまで速くありませんが自動再生能力があります。さらに、知覚系で自分の半径5キロメートル以内のもの全ての把握能力まであります」

 

クオーツが溶け込んでいるって知っていたから、自動再生能力があるだろうとは思っていたから驚きはなかったけど、マップ把握能力には驚いたね。どこにどんな道があるかやどんな建物があるかとかわかるし、誰かはわからないけど、どこに自分や他の人がいるかや、その人は敵かどうかがちょっと意識するだけでわかるからすごい便利だね。知覚系魔法があっても敵がどこに居るか程度しかわからないだろうと思ってたから嬉しい誤算だったよ。ほら今もこうやって意識すれば将輝の場所が…………………ってあれ?この家には使用人はいないはずだし、両親と博士は目の前、茜はそんなに自由に動ける歳じゃないからこそ消去法で将輝の場所がわかるんだけど、将輝の今いる場所が、

 

「このへやのとびらのまえにいるの?まさき」

「何!居るのか、将輝!」

そうお父さんが言うと、少しずつ扉が開いていって外から将輝が現れた。

「うん、いるよ。とうさん」

「………………いつからいた?」

「れいかとせんせいがはなしているときから…………」

 

魔法との融合については聞いてないのね。ならまあ、先天性スキルがあるということしか聞いてないだろうから大丈夫かな。

そうお父さんも思ったのか

 

「………………はぁ、盗み聞きは感心しないぞ、将輝」

「ごめんなさい」

「まぁいい、いずれ将輝にも話していたことだ。次からはしないようにな」

「はい……………」

 

あらら、落ち込んじゃったよ。私も迂闊だったなぁ。博士がフラグ建てた時点で警戒するべきだったかな。といっても私自身、家族になら知られてもいいと思うんだよね。どうせいつかばれるし、私が怖かったのは実験体にされることであって、まさか将輝はそんなことしないだろうしね。

………………そんなことより空気が重いなー。

 

「………………ねぇ、はかせ。もうおはなしはおわりなの?」

「ん、あぁ終わりだよ」

「………………じゃあ、CADえらんでくるね」

 

そう言って私は返事を聞かずに部屋の外に出て行った。

 

 




主人公は、本当は家族にバレてもいいと思っているのか、いないのかというところで終わっています。

ちなみに自動再生能力は、治癒のクオーツのことです。敵の場所がわかるのは、探知のクオーツです。
ほんの一例としたのは、まだ色々なクオーツの能力があってそれをどうするか決めてないからです。硬直時間低下ぐらいならいいと思うのですが、魔法攻撃を吸収する能力など、チートが過ぎると思うのでどうしようかと。達也さんと戦うならあってもいいかもしれませんが。タグにチートと書いたのでいいのかもしれませんがどうしましょう。

あと、テイルズ要素すくねーと思った方に、今現在それは間違いありませんが、バトルパートでは使っていきたいと思ってます。エレスポットとかやりにくいんですよねー。誰かと歩いていたらいきなり変なものが出てきたとかただの怪奇現象ですし。

最後に間違い等ございましたらご連絡ください。
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