二人は一条   作:サー

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テストとレポートのせいでー


昔話:暴走 前

…………………………

 

俺はついさっきまで夢を見ていた。俺が心の底から強くなりたいと思ったあの時の夢を。

その夢は、目の前で地獄としかいえない光景が広がっているところから始まる。

あたりが炎に包まれ、二十八家の大人達が吹き飛ばされ、子供達は怯えていた。

それは狂ったように笑いながら魔法を放つ俺の妹の麗華によって起こされていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

麗華が、七宝の子……………確か名前は琢磨だったか?……………と戦うことなったため、二十八家の人達は七草家が保有するグラウンド?に集まった。

大人達は、そこでどちらが勝つと思うかなどをはなしていたが、俺は麗華の機嫌が悪かったことが気になっていた。今日の麗華の機嫌は最初から悪かったが、あの七宝の子に絡まれてから更に悪くなった。目には目潰しを、歯にはハンマーを、が座右の銘だと言ったあの麗華のことだから、

タダで済ますとは思えない。最悪、抵抗するというのなら手足の一、二本は覚悟して下さい。とか言いかねないしやりかねない。

俺のそんな不安をよそにはじまった試合は、一瞬で決まりそうだった。開始直後に麗華がロックランスを相手の股間に当て、その影響で悶絶している相手にアクアブリードを何度も叩きこんだ。この光景を見た大人達は笑いつつ、大した処理速度だ。などと言っていたが、そんな呑気なこと言っている場合じゃない。麗華はわざとやっている。威力は弱いが、あの魔法をくらっている七宝の子は、魔法をくらうたびに息を吐き出していてろくに空気が吸えていない。あれでは窒息してしまう。

 

「やめろ、麗華!!これ以上すると殺してしまうぞ!!」

その言葉に大人達が驚く。

「なっ!?本当かね!!……………………チアノーゼの症状がでていて、痙攣している。第Ⅱ期か。不味い。このままでは……………審判!」

その言葉に審判がうなづき、試合終了のホイッスルをならしたが、麗華の攻撃は止まらない。

「…………………………………………」

「くそ、聞こえてないのか。………………仕方ない」

そう言ってその大人はCADを取り出して、麗華に向けてサイオン粒子塊を射出した。おそらくそれで終わったことを気づかせようとしたのだろう。普段ならその行動は間違いではなかった。だが、今回に限ってそれは、最悪と言ってもいい悪手だった。何故なら…………

 

「ガッ!?」

「……………………キャハ」

 

暴走して意識がはっきりしない麗華に新しい敵を作ってしまったのだから。

それがたった一人ならまだ良かった。だが、いきなり知り合いが吹き飛ばされて、その知り合いを吹き飛ばした奴に敵意を抱かない人間はいない。そしてその敵意に今の麗華が反応しないはずもない。

 

「グッ!?」 「ギッ!?」 「グァァ!!」

「キャハ、キャハハハッ、キャハハハハハハハハ」

 

麗華がそちらに目を向けると、敵意を向けた三人の大人達の後ろから流星の嵐が襲った。攻撃に気付いたその大人達は避けようとしたみたいだが、完全には避けきれずところどころ攻撃が当たっていて、当たったところの肉は綺麗に消えていた。それを見た大人達の一人は言った。

 

「流星群ではないようだがそれに近いものか。厄介な。………………一条殿、すまぬ」

「なにを」

 

言っているのか。と言いかけた親父だったがすぐにその意味がわかった。麗華に向けて拘束系の魔法ではなく明らかな敵意をもって攻撃の魔法を放ったのだ。その行為に親父は、「馬鹿な」と思ったそうだ。その魔法を放つ意味を考えての「馬鹿な」だ。麗華に魔法を放ったことに思うところはあるが、それよりも暴走している麗華に魔法を放てばどうなるかは想像がつくはずだ。敵意をもって魔法を放ったぶん更に危険になるだろうことが。まさか自分の魔法ならどうにかなるとでも思っているのだろうか。もしそうなら愚かとしか言いようがない。確かに普通の子供相手だったらそれでじゅうぶんどころかやりすぎだと言われるくらいだろう。子供と大人では魔法力が違いすぎる。通常ならば大人が勝つ。だが、何事にも例外が存在する。例えば、子供がとても厄介で異常な能力をもっていたのなら、子供が勝つこともあり得る。……………故に攻撃する前に気づくべきだったのだろう。麗華の放った魔法を避けきれなかった理由に。そしてただの魔法が暴走しているだけなら精神が狂うはずがないことに。

 

 

 




次回、めがっさチートです。
やりすぎます。だれも勝てません。

技説明
テイルズは(テ)、閃の軌跡Ⅱは、(閃)と技説明の所は省略します。( )内は、その技及び魔法が出てきた作品です。

(テ) シューティングスター:流星の嵐の所
エフィネア外の力を招来し、敵を殲滅する流星の嵐。
サイオン消費が激しい。
殺傷性ランクA。
妖魔、暴星、飛行が有効特性。
暴星とは、簡単に言えば強化いや、凶化した魔物。ラムダと呼ばれる奴のせいであらわれる。
バリアみたいなものを張ることができ、それを張られると攻撃がほとんど効かなくなる。有効特性が暴星の技でバリアを破壊できる。なお、オリ主もバリアを
張れる模様。
有効特性とは、所謂弱点攻撃のことで、妖魔はパラサイト、飛行は鳥等羽のあるやつもしくは、飛行術式相手に効果がある。
ラムダ…………fではなく無印のラスボス。アスベル(主人公)のようにラムダ自身は、オリ主の身体の中にはいないが力は使うことができる。その気になれば繭の形成も可能だが、キモイのでしない。

(テ) ロックランス
岩の槍を大地から生み出して攻撃する初級攻撃術。
サイオンをほとんど消費しない。
殺傷性ランクC
有効特性は、斬撃、石化。
斬撃は、ゲーム上でウィザードが斬撃が弱点だったはずなので、武術の心得がない人の弱点とします。まぁ、ゲーム上では、武術の心得があろうがなかろうが弱点であるやつはいますが。
石化は、こんなものに耐性持った奴なんて魔法科の世界ではいないのでは?と思うので、人間であれば弱点とします。色々なゲームで火傷耐性とか持った奴がいますが、リアルにそんな耐性持った奴なんていないから、せいぜい熱さに強い人がいるくらいだから。と思ったので人間全員弱点です。ただし石化は、どこぞの誰かさんみたく永久石化にはなりません。
ロックランスを七宝君の股間に当てましたが、潰れたんじゃないですかね?何がですって?ナニでしょうね?

(閃) アクアブリード
重い水の塊を叩きつける。
サイオン消費はほとんど無い。
威力B:単体
魔法科の基準で考えるなら殺傷性ランクC
弱点については、(閃)は人それぞれとしか言いようがない。
水属性攻撃魔法中最弱であるが、しかしオリ主の身体にクオーツが溶け込んでいる影響で威力が非常に高くなっているため強くなっている。最弱の魔法でも本気でやるとアレな威力のため、威力調整に苦労している。
連発が可能。


最後に大変遅くなり申し訳ございませんでした。
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