少しでも面白いと感じてくれると幸いです。
※少しだけ加筆しました。
八月某日の早朝。
俺はいつもの様に神社の裏手にある鎮守の森で訓練をしていた。
「はあ、はあ、はあ……」
各種筋トレをそれぞれ五〇〇回ずつこなす。
俺は地面の上で横になり、左腕の腕時計で時間を確認した。
「まだ四時か……なら次はアレだな」
それから五分ほど休憩した後、解けないように靴紐を結び、立ち上がった。
全身の力を抜いて目を閉じる。
「……よし! やるか!」
それから二時間、俺は全力で森を駆けた。
◇◇◇
「……ふう」
持って来ていたスポーツドリンクで一息ついた。
……アレを二時間継続して出来るようになったが、まだ足りない。
この程度では俺の目的を果たす事など出来ない。
「……今朝はここまでにしておくか。授業の予習もしなきゃいけないし」
無力感に打ちひしがれながら、帰る準備を始める。
汗を拭くのに使ったタオルや鍛錬に使った器具などを鞄に詰め込む。
鞄を背負い、神社の階段を下りる。
神社は町を一望できる位置に建っているため、自然と俺の目は町に向き、
「後一カ月でこの町も見納めだな……」
もうすぐ去る事になる町を眺めて少し感傷的になっていると、町並みに何か違和感がある事に気づいた。
空が灰色だ。それに――
「人の気配が、しない……?」
住宅街まで走って気配を探ったが、人間はおろか他の動物の気配も感じない。
……俺以外の生物の気配が無い。それに、空の色がおかしい。
「……何かが、起きているのか?」
疑問を口にした直後、目の前の空間が歪んだ。
「なっ……!?」
思わず後ろに跳ぶ。しかし、歪みから異形の腕が伸び、左腕を掴まれてしまう。
「離せ……っ!?」
すぐに腕を振り払った。しかし――
「ク……ソッ……!?」
歪みから次々と腕が伸び、完全に拘束されてしまった。
俺を拘束した腕は、俺を歪みに引き込もうとしてきた。
「……クッ……このっ……離せ!」
歪みに近づくまいとして、俺は必死に拘束を解こうとしたが、凄まじい力で引っ張られ、歪みの中に入ってしまう。
瞬間、全身を稲妻が走った。
否、そう感じただけだったのかもしれない。しかし、体が焼けるように熱い。
体内の熱が胸に集まって行くのを感じた。
「――――っ!!」
声にならない悲鳴を上げながら、俺は意識を失った。
書いてみて文章が拙いと感じました。
このような拙文ですが、よろしくお願いします。