ガンゲイル・オンライン-サード・スクワッドジャム- 作:シリカ
「ガンゲイル・オンラインに来てみない?」
水色の短い髪からシャープな形の三角耳を生やしたケットシーのプレイヤー《シノン》さんからそう言われたのは、つい先日のことです。
《ガンゲイル・オンライン》。略称GGO。銃での戦闘に特化したVR・MMORPG(大規模人数同時参加型オンラインロールプレイングゲーム)。かつてシノンさんはその銃の世界で、長大なライフル《ヘカートⅡ》を愛用する狙撃手でした。
「ん?いきなりどうしたってばよ、シノンよぉ。」
シノンさんの問いかけに応えたのは、無精髭を生やした赤色の短髪の侍のような格好をしたサラマンダーの男性《クライン》さん。
「ああ、突然ごめんなさい。最近GGOで”スクワッド・ジャム”と’いう大会が開催されているらしいの。一週間後に第三回スクワッドジャムが開催されるわ。ちなみにスクワッドは軍隊で言うところの分隊、ジャムはごちゃごちゃの意味なのだけれど──それはともかく、この大会1対1ではなく、チーム戦のバトルロワイヤル形式なのよね……。」
シノンさんが困った表情で言いました。
「ははーん。で、その大会に出たくなったけれど、チームを組む相手が居ないからあたしらにお願いしたいってわけね?」
そう言って桃色の髪をしたレプラコーンの少女、《リズ》さんがシノンさんの顔を覗き込みます。
「ええ……。もちろん、無理にとは言わないわ。コンバートしてもらう事になるから。」
《キャラクター・コンバート機能》というものは、あるゲームで育てたキャラクター・データを、その能力を保持したまま他の会社が運営するゲームに移動できるというシステムのことです。
しかしコンバートした瞬間、元の世界でのキャラクターデータは完全に消滅し、更に移動できるのはキャラクター本体だけでアイテム類は一切持ち出せないため、便利ですがなかなか度胸のいる行為なんです。
「それなら俺に名案がある。アイテムの事ならエギルに任せておけばいいよ。俺もGGOにコンバートした時頼んでおいたんだ。」
全身黒色の部屋着に身を包んでいるスプリガンの少年《キリト》さんがそう言います。
「そう……。そういえばキリト。あんたは来れないんだっけ?」
「ああ、菊岡さんに頼まれていることがあってな。明日もその事で話し合いをするんだけど……。」
「まっ、お兄ちゃんの分はあたしが頑張るから、安心してよシノンさん!前に開かれた《BoB》の中継見た時から、一回はあの世界にも行ってみたいなぁって思ってたんで!」
金色の髪のシルフの少女《リーファ》さんがにしし、と笑います。
「はいっ、あたしもシノンさんがいた世界……行ってみたいですし、こんなことできる経験滅多にないので、お供させてください♪」
あたしもリーファさんに便乗します。
「シノンの頼みっつーなら、この正義の侍クライン様が銃の世界だろうが行ってやんよ!セクシーなNPCが居るって聞いたしなっ!」
「カッコつけてんじゃないわよ。なーにが正義の侍よ。あんたはただのエロ侍じゃない。このっこのっ!」
リズさんがクラインさんをど突きます。結構痛そうだなぁ…。
ともあれこういうわけで、あたし、シノンさん、リーファさん、リズさん、クラインさんの5人で第三回スクワッドジャム参加することになりました。「ガンゲイル・オンラインに来てみない?」
水色の短い髪からシャープな形の三角耳を生やしたケットシーのプレイヤー《シノン》さんからそう言われたのは、つい先日のことです。
《ガンゲイル・オンライン》。略称GGO。銃での戦闘に特化したVR・MMORPG(大規模人数同時参加型オンラインロールプレイングゲーム)。かつてシノンさんはその銃の世界で、長大なライフル《ヘカートⅡ》を愛用する狙撃手でした。
「ん?いきなりどうしたってばよ、シノンよぉ。」
シノンさんの問いかけに応えたのは、無精髭を生やした赤色の短髪の侍のような格好をしたサラマンダーの男性《クライン》さん。
「ああ、突然ごめんなさい。最近GGOで”スクワッド・ジャム”と’いう大会が開催されているらしいの。一週間後に第三回スクワッドジャムが開催されるわ。ちなみにスクワッドは軍隊で言うところの分隊、ジャムはごちゃごちゃの意味なのだけれど──それはともかく、この大会1対1ではなく、チーム戦のバトルロワイヤル形式なのよね……。」
シノンさんが困った表情で言いました。
「ははーん。で、その大会に出たくなったけれど、チームを組む相手が居ないからあたしらにお願いしたいってわけね?」
そう言って桃色の髪をしたレプラコーンの少女、《リズ》さんがシノンさんの顔を覗き込みます。
「ええ……。もちろん、無理にとは言わないわ。コンバートしてもらう事になるから。」
《キャラクター・コンバート機能》というものは、あるゲームで育てたキャラクター・データを、その能力を保持したまま他の会社が運営するゲームに移動できるというシステムのことです。
しかしコンバートした瞬間、元の世界でのキャラクターデータは完全に消滅し、更に移動できるのはキャラクター本体だけでアイテム類は一切持ち出せないため、便利ですがなかなか度胸のいる行為なんです。
「それなら俺に名案がある。アイテムの事ならエギルに任せておけばいいよ。俺もGGOにコンバートした時頼んでおいたんだ。」
全身黒色の部屋着に身を包んでいるスプリガンの少年《キリト》さんがそう言います。
「そう……。そういえばキリト。あんたは来れないんだっけ?」
「ああ、菊岡さんに頼まれていることがあってな。明日もその事で話し合いをするんだけど……。」
「まっ、お兄ちゃんの分はあたしが頑張るから、安心してよシノンさん!前に開かれた《BoB》の中継見た時から、一回はあの世界にも行ってみたいなぁって思ってたんで!」
金色の髪のシルフの少女《リーファ》さんがにしし、と笑います。
「はいっ、あたしもシノンさんがいた世界……行ってみたいですし、こんなことできる経験滅多にないので、お供させてください♪」
あたしもリーファさんに便乗します。
「シノンの頼みっつーなら、この正義の侍クライン様が銃の世界だろうが行ってやんよ!セクシーなNPCが居るって聞いたしなっ!」
「カッコつけてんじゃないわよ。なーにが正義の侍よ。あんたはただのエロ侍じゃない。このっこのっ!」
リズさんがクラインさんをど突きます。結構痛そうだなぁ…。
ともあれこういうわけで、あたし、シノンさん、リーファさん、リズさん、クラインさんの5人で第三回スクワッドジャム参加することになりました。
皆さんこんにちは!作者のシリカです。
この度は小説を目にして頂きありがとうございます。
みなさんご存知かもしれませんが、この物語は時雨沢恵一さんの「ガンゲイル・オンライン」という小説をもとに執筆してます。
時間軸的には現在発売されている3巻って感じですね!
いやはや、この時雨沢さんが書く主人公ことレンちゃんがとっても可愛くて強くて魅力的なキャラクターで…是非アニメ化をしてもらいたいなんていつも個人的に思ってます…(笑)
それはさておき、4巻発売が待ちきれない!ということで書いてしまったのですが…登場する人物が多いため、一応シリカ視点で書いてるのですが、なかなか他キャラの表現に苦戦してます。
これからはアクション表現が多めになってくるので、素敵な小説をたくさん読んで、みなさんに面白い!って言ってもらえるような作品を目指して頑張りたいと思います。
まだまだ未熟なことばかりですが、温かく見守ってください。