真剣で私に恋しなさい!inガキ大将   作:ぷるたぶっち

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第八話 ~今回は脳内日記にてお送りいたします・後編~

 

 

 

 

電撃地獄が始まって恐らく15日。

 

目が覚めたら森の中を歩き、川辺についたら小魚を取り、何故かポケットに入っているライターで焼き魚を作る。

 

そして不良執事からの逃走劇が始まる。

 

始まったばかりの頃の方は逃走劇なんて言わない、ただのイジメだった。

 

容赦なく距離を詰め、アイアンクローで顔を掴み、そこから電撃を放つ、その繰り返し…。

 

だが3、4日経った頃だっただろうか?

 

なんとなくの感覚であるがあの不良執事がどこから仕掛けてくるのかがわかるようになってきたのである。

 

恐らくだが(オートパイロット)にも慣れてきたのであろう。

 

それでもあの不良執事の速度は異常で、必ず捕まる。

 

だが俺は諦めず、ひたすらに抵抗した。

 

精神が折れなかった自分を褒めてやりたい。

 

10日程経った時に変化が起きた。

 

目が覚めた時にライターがなくなっていたのである。

 

だが習慣というのは恐ろしいもので、体が自然に川に行き、小魚を取った。

 

さてどうするか。

 

なんて考えたときに何故ライターが入っていなことを考えた。

 

落とした?

 

いや、それは考えたくないがありえそうで嫌だ。

 

「はぁ~、とにかく今日の朝飯木の実だけか」

 

木の実を取り、さて食うか…、いただきますっと、手を合わせた時に異変が起きた。

 

バチッ…

 

…………。

 

静電気かな?と最初は思ったがこの真夏のような環境で、しかも電気が溜まりやすそうな物なんてここには…。

 

ってあるじゃん。

 

人間の、つまり俺の体が。

 

人間の体には生体電流と言う体を動かす電気信号が流れており、言わば体全体が電気を通す経路になっている。

 

ここ毎日不良執事から電撃を浴びていたのだから溜まるのは自明の理なのかもしれない。

 

なんて前世なら考えていたであろう。

 

だがここは気というのが常識的にある世界、しかも不良執事は先日こんな事を言っていたと思い出した。

 

確か、『我が一族代々伝わる電撃を…な』と『小僧、何か勘違いしているぞ、貴様が電撃の気を覚えるまでずっとに決まっているだろう?』だったかな?

 

つまりは俺は電撃の気を覚えられたのだろうか?

 

再び手を合わせてみる。

 

バチッ

 

一応は微弱だが電気が流れてるみたいだ。

 

だがこれは生活に困るんじゃないか?

 

常に電気を纏ってみ?

 

相手にちょこっと触れただけでバチッっとなる。

 

あれ?子供対策には有効かも?

 

え?もしかしてこの能力は俺の運命?

 

なんて冗談はやめて真面目に考えてみると困るな。

 

主に猫に触れなくなる、確か超電磁砲の美琴は微弱な電気が無意識で流れていて猫が近寄ってこなくなるだったかな?

 

能力が制御できることを祈ろう。

 

ふむ、しかしこれは今の状況には良いかもしれない。

 

確かトリコは指パッチンで火を起こしてたよな?

 

そしてやってみたところ。

 

――出来た。

 

おぉぉぉーー!!

 

なんだこの感動。

 

枯葉と枯れ木を集めて、一枚の枯葉を親指と中指の上に置く、そしてパッチンするとあら不思議。

 

枯葉に火がついて集めた枯葉のとこに置くと火が広がていった。

 

そんな感動に打ち震えていると…。

 

「貴様…」

 

ビクッ!!

 

後ろに不良執事…、いや、鬼がいた…。

 

「そんなことに我が一族の技を使ったのか……、死ぬか?」

 

ひっ、ひぃぃぃぃぃーーー!?

 

そこからはいつもより過激な逃走劇。

 

俺は木々の間を軽やかにすり抜け、鬼は環境破壊?なんだそれ?と言った感じに木々をなぎ倒す。

 

捕まったら確実に死ぬ…、そんな確信めいた思いがいつもより脚を動かす。

 

鬼は怒りで手加減を忘れ、いつもよりも圧倒的力で追ってくる。

 

そして俺は初めて鬼から逃げ切れた。

 

――なんて事はなく、人生は甘くなかった。

 

過激な逃走劇が終わった次の日。

 

いつもならアイアンクローで捕まえて電撃コースのはずが今日はちょっと違っていた。

 

なんと今度はまともに修行をつけてくれるらしい。

 

なんでも『そろそろ貴様も基礎体力がついたろう、次のステップに入る』…。

 

どうやら今までのは基礎体力作りだったらしい…。

 

俺を真面目にやらせようと殺気を振りまいて追い込み、ぎりぎりの環境で修行…。

 

「やりすぎだろっ!!」

 

なんて言えるはずもなく…。

 

「やっと本性を表したか」

 

えっ!?もしかして声に出してたっ!?

 

なんて、わざとですけどねっ!!

 

「もうあんたに遠慮なんてしねーよバーカ!!」

 

「まさに見事だな、ここまでされて精神が折れぬとは」

 

…なんか褒めらちゃったよ。

 

あれ?もしかして俺って実はすごいんじゃね?

 

なんて思ったのも束の間…。

 

次のステップは逃げることさえ出来ない鬼のマンツーマンであった。

 

そこからの生活はあまりにも記憶に残したくない類のものであり、結局は一ヶ月経ってしまっていた。

 

 

 

そこで走馬灯のような記憶回想は終わり、仰向けになっていた体を起こし、周りを見渡してみる。

 

そこにあったのは木々…、ではなくいくつものクレーター。

 

もう森なんて言っても信じられないほど環境破壊をしてしまった。

 

もちろん俺はほんの少ししかしてないぞ?

 

主にあの不良執事…、ヒュームがやったんだ。

 

「そろそろ迎えのヘリが来るぞ」

 

「あぁ、……」

 

「どうした」

 

「いや、いつかあんたをかならずボコボコにしてやろう心に決めてたとこだ」

 

なんて言ってやったら、あの野郎、楽しみにしておく…、だってよ。

 

カッコつけやがって。

 

迎えのヘリきて、乗り込む際に俺は振り返り島を見た。

 

そこで一礼。

 

短い時間であったがお世話になりました。

 

 

 

 

 

 

今の現状

 

ステータス

 

名前:神崎 将

年齢:7

性別:男

種族:人間(転生経験者)

 

筋力:…………ランクB  次のランクまでのポイント=15000

 ↓

反射神経: ……ランクA  次のランクまでのポイント=?????

 ↓

耐久力:………ランクB  次のランクまでのポイント=12000

 

気力:…………ランクB  次のランクまでのポイント=50000

 

幸運:…………ランクC  次のランクまでのポイント=20000

 

知力:…………ランクB  次のランクまでのポイント=12000

 ↓

思考速度:……ランクB  次のランクまでのポイント=9000

 

 

 

 

所持能力

・反射神経(オートパイロット)

 

残りポイント:5000

 

 

 

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