変な転生者と魔法少女   作:ディアズ・R

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前書きは見なくても大丈夫です♪



ノリと勢いでトントン拍子に進めた結果がこれである。
一応注意書き。

この作品のなのはは、原形をとどめていません。
原作重視の方はご注意ください。

よし……まあ、私の他作品を見てる人にこんな注意今更だと思いますけどね~
何か書きたいだけです。

では、暇潰しにでも本編どうぞ!


第十一話・白ノ魔王「次にアナタは『もうこれ魔法少女じゃない』と言うの」

「う、うわぁぁぁ!フェイトン!フェイトンがいいよォ~!なのは嬢は、ハッ!?……なんだ、夢か」

「どんな夢なの?」

「なのは嬢が俺とユーノとクロ丸の三人を魔法でブッ飛ばしたんだ。クロ丸はともかく、仲間まで吹っ飛ばすなんて……俺のことを馬鹿だなんだ言うけど、なのは嬢も立派なクズだよ」

「……ほぅ」

 

あれ?物凄い寒気がする……俺は今、誰と話しているのかな?

 

「さよなら……あたしの汚点……」

「話せばわか―――」

 

 

~しばらくお待ちください~

 

 

「起きたから連れてきたの~」

「ありがとうなのはちゃ……ん……」

「……その、彼?は、大丈夫、なのか?」

「特に問題ないの」

「いや、問題ないわけが」

「特に問題ないの」

「だから」

「特に問題ないの」

「「……」」

「特に問題ないの」

「「はい」」

 

 

~復旧しました~

 

 

「スゲーッ爽やかな気分だぜ!新しいパンツをはいたばかりの正月元旦の朝のよーによォ~ッ!」

「「ホントに大丈夫だった……」」

 

クロ丸と額に点々付けた緑髪の美人が驚愕の表情で俺を見ている。

おいおい、そんな見られると興奮するだろ?

ところで、なのは嬢にSLB(スターライトブレイカー)を喰らってからの記憶が無いんだけど。

一回起きた気もするんだけど、気のせいかな?

 

「何でもいいけど、ここはどこでせう?」

「あ、えっと、ここは次元航行艦【アースラ】の中です。そして私は時空管理局提督リンディ・ハラオウンです」

「んん!改めて時空管理局執務官クロノ・ハラオウンだ。一応君のことも高町達から聞いている」

「把握」

 

そんなわけで、俺、なのは嬢、ユーノ、フェイトン、アルわんの順に座り、対面にリンリンさんとクロ丸が座る。

場所は何故か畳である。

目の前にある砂糖過多のお茶を見ないようにしつつ、現状把握の為にユーノに声かけ。

 

「話はどこまで進んでるん?」

「ジュエルシードを集めてるのを説明して、これからは管理局が集めるっていうところまで」

「つまりラストスパートか」

「いくら魔法が使えるとはいえ、一般人にこれ以上危険なことはさせられない」

 

キリッとした顔でクロ丸がそう言うんだが、言い辛いな……もうすでに地球に落ちたの全部回収済みなんて。

チラッと他の奴らを見ると、さりげなーくクロ丸から視線を逸らしてやがった。

未だにこれからは~もう危険なことは~とか言ってるんだけど……気まずい。

 

「皆さんどうかしたのかしら?」

『いえ、別に』

 

お互いに真実を言うのを押し付け合っていると、目ざとく気付くリンリンさん。

なのは嬢とフェイトンがスッとユーノの背を押す。

二人を驚愕の表情で見た後、俺へと助けを求めてきたので、俺は……

 

(ガンバ)( ´∀`)bグッ!

 

見捨てることにした。

 

「……えっと、あの、ですね」

「なにかしら?」

「非常に言い辛いのですが……ジュエルシード、全部回収済みです」

「「……え?」」

「というか、さっきのが最後の一個です」

「「……………ゑ?」」

「正直、今更来られても……」

「「……」」

 

あれあれぇ~?もしかして、SEKKYOUとかしちゃいました?

あいったたたた~これはクリティカルヒットですわ~

ていうかさ、ジュエルシードが危険なものだってわかってるならなんでユーノに運ばせてたんだろうね。

いや、管理局とやらが厳重に輸送してたなら説教もわかるんだけど、管理局員じゃない一般人でしかないユーノに輸送させといて後から出てきて文句言ってもう関わるなって、頭おかしいんじゃないのかな?

ジュエルシードが危険なモノってわかってるなら、いざという時にすぐに対応できる人員に輸送させるのが普通じゃないの?

ジュエルシードを発掘したのがユーノだとしても、それを運ぶのまでやる必要なくね?

ユーノだってヤバいモノだってわかってるんだし、管理局に報告してるはずだから管理局員をよこしてから輸送するのが普通じゃね?

それとも、ユーノが先走って輸送したのかね?

いや、危険物を運ぶのに頭が良さげなユーノがイレギュラーを想定しないはずがないか。

つまり管理局マジ無能?まあ、言わないんですけどね。

だってそんなの俺のキャラじゃないし。

 

「グピィーッ!」

「こらチェコ君!煽らないの!」

「そうだよチェコ。もう解決済みなのに遅れて来といて偉そうなこと言ってるけど、権力はあるんだから」

 

フェイトン、意外と毒舌だよね。

知ってたけど。

まあ、管理外世界で管理局法うんぬん言ってるのはイミフだけどな。

ツッコミどころ多すぎてふざけたくなっちゃう♪

 

「役立た、んん!もう用がなさそうなら帰ってもいいですかね?」

「ぐっ……と、とりあえず今持ってるジュエルシードを渡してもらえるか?」

「え!?何もしてないのに手柄だけ持ってく感じですか!?管理局員ってそんな感じなんですね~あ、さっきの以外は安全な場所に置いてあるんでそこから持ってきますね~さぁフェイトン!こちらの何もしていない管理局員さん達にさっきのジュエルシードを渡してあげなさい」

「……大丈夫かな?」

 

なんだか心配そうなフェイトン。

アリアリ復活に一つ足りなくて大丈夫かってことかね?

 

「安心しろよ、俺がやるんだぜ?」

「うん、だから心配なんだけど」

 

あれれ~?

 

「大丈夫なの。というか、ダメだったらチェコ君を生贄にしてでも……」

「なのは……そうだね!」

 

そうなの!?

 

「ジュエルシードお渡しします」

「……確かに預かりました」

「他のジュエルシードはどこに?こちらで回収するか?」

 

さて何と言おう。

ちょっと死者蘇生にジュエルシード使うんで無理です?

さっきの感じからして全力で止められそう。

いつも通り適当で行こうか。

 

「山を登る時、ルートもわからん!頂上がどこにあるかもわからんでは遭難は確実なんじゃ!確実!そうコーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実じゃッ!」

「「?」」

「持病みたいなものだから気にしなくていいの」

「すぐに慣れるから」

「てか、会話しようとしちゃだめだよ」

「明日か明後日には持ってこれると思いますので待っていてください」

「「あ、はい」」

 

皆冷たい……

そしていざ帰ろうとした時、ドガンッ!!と爆発音が響き足元が揺れる……前に震脚で振動を相殺する。

つまり、俺以外は爆発音しか聞いていないということだ。

結構デカそうなこの船?が揺れるほどの衝撃って、かなりだと思うが……

あれ?なんか、ちょっと嫌な予感が……

 

「今の音は!?クロノ執務官!すぐに確認を!」

「わかりました!」

 

バタバタしてるお二人からちょっと離れてなのは嬢達と集合。

 

「今すぐ逃げよう」

「え?なんで逃げるの?」

「危ないから脱出しようっていうならわかるけど……」

「ま、まさかアンタ!?」

「いつかやるんじゃないかと思ってたけど……」

 

お前らの信頼で俺の心はボドボドだよ。

 

「まあもちつけ。なのは嬢一つ確認だ……ここに来た時、プレシアさんに連絡したかな?」

 

そう、娘命になってる現状のプレシアさんが、管理局に連れられたフェイトンを放置するか?

それと、アリアリ復活できる俺も。

 

「……フェ、フェイトちゃんが」

「……て、てっきりアルフがしてるものかと」

「……ア、アタシはほら、ユーノがしっかりしてるし、ねぇ?」

「いや、僕とチェコは気絶してたし」

『……よし、逃げよう』

 

今こそ心を一つに!

フェイトンのデバイスのバルディッシュことバルさんが転移魔法の準備。

 

「それじゃあ忙しそうなんで帰ります!アリーヴェデルチ(さよならだ)!」

「え?ちょっとま―――」

 

そして帰ってきましたプレシア邸。

プレシアさん達のいる部屋まで急いで行くと、ジュエルシードを三個ほど浮かせて俺達を出迎えるプレシアさん。

ジュエルシードの魔力を数個なら制御できると聞いていたが、ここで使うか!?

 

「プレシア・テスタロッサ!貴様、見ていたな!?」

「えぇ、見ていたわ……どうやら最高のタイミングだったようね!」

『ハァ?』

「……えっと、もしかしてだけど……やっちゃった?」

『気づくのが遅いんだよアホレシア!』

「ごめんなさいぃぃぃ!?」

「やれやれですね……」

〈楽しそうだな~早く混ざりた~い〉

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

プレシアさんがやらかしたので、管理局が介入してくる前に事を進める必要ができた。

アリッサ達一般組の協力者達には事後報告になるが、きっと俺を殴るだけで許してくれるだろう。

俺は悪くないけど、マジで。

 

「アリアリの身体と霊体をジュエルシード20個の中心に配置して、四方に印を刻んで魔力を循環」

 

なのは嬢達魔法組が見守る中、アリアリ復活の準備をする。

通常、人の蘇生には多くの制約がある。

しかし、今回に限っては中身の魂、器の肉体のもっとも重要な二種が揃っている。

だから、失敗することなんて妨害でもされない限りありえないのだ。

……なんか、フラグが立った気がする。

 

「それじゃあ、始めようか」

〈よろしくお願いしま~す♪〉

「よっしゃ!行くぜオラ!!」

『そのテンションは安心できない……』

 

やる気がないよりましやろ!?

俺にしては真面目に儀式を執り行う。

順に四方の印に砂を撒いて火を灯し、シャンシャンと鈴をいくつか付け水で濡らした葉付きの木の棒を振るいながら、周囲を歩きつつ波紋を流し続ける。

陰陽五行の木・火・土・金・水全てをジュエルシードで囲んだ内側に用意。

地面に描いた陣が薄っすらと光始める。

それに連動するようにジュエルシードが浮かびだし、全てが軽く走るぐらいの速さで円を描くように動く。

霊体側のアリアリが光り始め、足元から光の粒子になっていき身体へと入っていく。

それに伴い、真っ白だったアリアリの身体に血が通い始めたのか頬が僅かに赤くなっていく。

アリアリの霊体が完全に消え、あとはジュエルシードをゆっくり止めるだけのタイミングで、それは起こった。

 

ドガンッ!!!

 

「時空管理局だ!!ロストロギアを今すぐ停止しろ!!」

 

扉を吹き飛ばしてそう言いながら部屋に入って来たクロ丸。

扉を吹き飛ばして、だ。

後は大体わかるだろう?

この部屋の入口は左右に偏らない中心で、儀式なんて部屋の中心でするのが普通でその中心には現状無防備なアリアリ。

俺はほぼ無意識にアリアリを飛んできた扉から守る為、震脚を畳返しの要領で使い扉を止めた。

そう、全てのジュエルシードの制御に細心の注意を払わなければいけない時に、精密機械の様に万全の準備をした陣ごと地面を粉砕した。

 

「ドジこいたーッ!冗談とかじゃなく!!」

『とりあえずよく守った!』

「……これ、僕のせいか?」

 

ジュエルシードが高速回転を始め、地面が砕けて浮かび上がり、その下が何やら黒い空間になっている。

ヤバそうだったので、とりあえずアリアリが落ちない様にお姫様抱っこして現状安全そうな場所に立って状況確認。

 

「チェコだったか!その穴に落ちるな!その穴の先は虚数空間と言って、魔法も何も使えずただ落ちていくだけだ!!」

「そういうのは足場がある時に行ってほしいな!?」

 

すでに足場は数歩歩ける程度しか残ってない。

震脚でどうにかできるとは思うけど、抱えてるアリアリに衝撃がいって弾け飛ぶ未来しか見えない。

だからと言って足元に置けるほど余裕もなく、置けたとしても未だに目覚めていないアリアリを崩れる可能性がある場所に放置できない。

プレシアさん、ユーノ、リニスが何とかジュエルシードを制御しようとしているが、数個を同時に制御しても他のジュエルシードが干渉してすぐに制御が外れてしまうようだ。

なのは嬢、フェイトン、クロ丸がジュエルシードに魔法を当てて止めようとするが、動きが速い上に障壁の様なモノを張っているらしく思うようにいかない。

ほぼ積みかけの状況で、俺はアルわんに視線を合わせる。

頷くアルわんと同時に抱えているアリアリがピクリと動くが、気づかないフリをしてアリアリを思いっきり投げる。

高速で動くジュエルシードにぶつかりそうになる瞬間、震脚でジュエルシードの動きを止める。

しかし、それが原因かわからないが足場が崩壊して姿勢を崩しながら落ちかけ、ギリギリ浮いている岩に片手で掴まって落下を防ぐ。

アリアリは何とかジュエルシードが動く前にアルわんがキャッチしたのを確認し、ここからどうしようかと途方に暮れる。

この世界で最後のセリフになるかもしれないと思ったら、言わずにはいられなかった。

 

「去ってしまった者達から受け継いだものは、さらに『先』に進めなくてはならない!!」

『そんな状況でふざけるな!!』

「すいません」

 

俺を助けようと皆が必死に行動してくれている中、俺は気づいた。

なのは嬢が集中するように目を閉じていることに。

何故だろう……物凄く、嫌な予感がします。

 

「レイジングハート……私達の全力全開で、絶望ごと薙ぎ払うの」

【イエス、マイマスター】

「レイジングハート、セーフティーオールリリース」

【オーバーレイモード起動します】

 

それを合図にレイジングハートの先端が四つに分かれて華が開くように三分の一ほどが展開する。

なのは嬢はそんなレイジングハートを傘を差すように掲げる。

その瞬間、その場にいた全てから魔力がその先端へと集まる。

なのは嬢がしているのは至ってシンプル、SLVの様に空気中からだけではなく魔力全てを集める。

空気中に漂う魔力、なのは嬢以外の人の魔力、ジュエルシードの魔力(・・・・・・・・・・)

後でなのは嬢から聞いたことだが、この状態の一番ヤバいのは魔法すら魔力として収束するところで、次にヤバいのが魔力収束されている間、まともに動くことができないところだ。

つまり、普段通りに動けない相手を魔法で防御すらできない状態にし、周辺の全ての魔力を集めた一撃を見舞う。

もはや魔法少女じゃなくて魔王とか魔神とか言えそうな攻撃である。

ゲームで言うなら強制負けイベント用の魔法。

 

「チェコ君、ちょっと痛いかもだけど……頑張って♪」

「なのは嬢!ソレを撃ったらどういうことになるかわかっているのか!?ドゥー・ユゥー・アンダスタンンンンドゥ!?」

「次にチェコ君は『お前はバカ丸出しだッ!あの世でお前が来るのを楽しみに待っててやるぞッ!』と言うの」

「お前はバカ丸出しだッ!あの世でお前が来るのを楽しみに待っててやるぞッ!ハッ!?」

「星々を超えて撃ち砕け!プラネット・オーバーライト・ブレイカァァァァァァァァァァ!!!!!」

 

そして放たれたSLV の数倍の砲撃。

この時の俺は、何も考えることができず頭の中真っ白だった。

見ていたみんなから聞いた話だが、絶対死んだと思ったとのこと。

まあ、ジュエルシードごと虚数空間の上から吹き飛ばされて助けられたことには変わりない。

でも、なのは嬢にこれだけは言いたい。

 

お前は魔法少女なんて可愛らしい物じゃない……ただの魔王や。




ピ「チェコに木藤」
電「もしチェコと出会ってなかったら、私がアレを……」
霊「次回予告に、私が来た!!」
犬「拳系使い魔の私は空気になると思ってたんだけど、出番があって驚いたよ」
電「そんなこと言ったら久遠達に失礼だよ!」
霊「それを言葉にするフェイトもね!」
ピ「では磁界!」
犬「ジュエルシード事件、事件?の結末」
霊「また会おう!」
電「姉さん……なんでヒーロー風なの?」
霊「アカデミアに行きたいから!次回に、私が来る!」
犬「やれやれだわ」
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