こんな時間に投稿になったのは、時間指定投稿が上手く出来ていなかったためなのです
前置きなんか見たくもないでしょうからさっさと始めたいと思います
さて。今回は空を飛びたい少年の話です
6月24日07時00分。クルト・ヴァルトハイムは自分の寝室のベッドで目覚めた。しばらくベッドの上でボーっとしながら、頭の中で今日やるべきことを一から辿る。
ベッドから出て。歯を磨いて、顔を洗う。多分もう朝ごはんは置かれているだろうから、それを食べて自分で片付けよう。その後に街の周りを少し走って…あとは何だっけ。何かやるべき事があった気がする。
魔術関連だと思ったんだけど…なんだっけ。聖杯戦争。あ、そうだ。聖杯戦争に参加するために英霊を召喚するんだった。
一番大事なことを思い出し、彼の脳が覚醒する。
そうと決まればすぐ行動。彼はベッドから起き上がり、部屋のカーテンを開け、大きく伸びをした。
「んん〜ッ。いい朝、これなら大丈夫そうだ」
勢いよく部屋の扉を開けて顔を洗いに水場へ向かうが、どうせならと思い直し、シャワールームへと。
着替えを投げ捨て、寝間着は脱ぎ散らかし、中に駆け込んでシャワーを浴びる。
熱めのお湯で目を覚まし、食堂に向かう。大テーブルの右側一番手前、冷めたスープとライ麦パンが二つ置かれていた。
またこれか。ため息を吐き、一気に食べる。空の食器はそのままに、一旦部屋に戻るとジャージに着替えてバックパックを背負い、ランニングシューズに履き替えると外へ出た。
玄関の戸を開けると、爽やかな風がクルトの髪を撫でる。一通り準備体操をしてから、雲ひとつない空を気持ちよさそうに見上げて大きく息を吸いこみ走り出した。
「お爺ちゃんおはよう!」
「おはよう。今日も元気だねぇ」
「オバちゃんもおはよっ!」
「あい、おはようさん。頑張っといで」
道を散歩する老人やパン屋の女主人に親しげに挨拶をしながら駆ける。
街の入り口の先まで走ればいいかな。ペースを落とすことなく、彼は自分の住む街を走り抜けて行った。
そのまま走ること数十分、人気のない道まで出て行くと、その脇の森に入って木の少ない開けた場所を探し、辺りを見回しながら奥へと進んむ。
「あ、あそこは良さそう」
ぽっかりと、周りの木の葉も被らず日光がそのまま差し込んでいる部分を見つけた。
「いい場所」
満足げにそう言うと、バックパックを下ろし中から長さの様々な数本のロープを取り出した。ロープを丁寧に配置し、魔法陣を作り上げる。
左腕の肘下近くをナイフで抉り、肉と血を垂らした後に詠唱を開始。
「素に血と肉、礎に石と契約の大公、祖には彼方なる地の三家の悲願
閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。繰り返すつどに5度。ただ満たされる刻を破却する」
「---ーー
魔法陣が光り始め、彼は薄く笑みを浮かべながら右手を上げた。いよいよ始まる。
「--告げる」
「告げる。汝の身は我が元に。我が命運は汝の剣に。聖杯の寄る辺に従い、この意、この理に従うならば答えよ
誓いを此処に
我は常世総ての善となる者、我は常世総ての悪を敷く者。
汝、三大の言霊を纏う七天
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ------」
静かに、ハッキリと言い切る。その瞬間。魔法陣から閃光が溢れ、彼の目を眩ませた。
白く染まった視界、その先にかすかに人影が見える。その人影は彼にこう言った。
「
次第にハッキリしてきた視界に映ったのは、18歳ほどの東洋人の青年。
召喚成功。確信したクルトは答えた。
「その通り。僕が貴方を召喚したんだ。名前はクルト・ヴァルトハイム。よろしくね」
空を飛びたい少年と、デールを着た東洋人の青年。彼らの出会いに応えるように、森の中を爽やかな風が駆け抜けた。
いかがでしたか?
ライダーですが。もう大体は予想できてしまうかも知れません。
いやー、それにしても書くことないなぁ
では、次回もまたお楽しみに