提督と雲鶴の目線の先にあったのは・・・・
明らかに暴飲暴食をおこなっている加賀である。
周りいる軽空母や正規空母のみんなが止めようとしているが聞いていない・・・
それどころか逆に暴飲暴食につき合わされている。
真っ先に止めそうな鳳翔は加賀に無理やり飲まされたのか顔を真っ赤にしてうつぶせになって寝ている。
もちろん提督が止めに入る。
「加賀!?おい何やってる!お前、酒はかなりよわ・・・」
「うるしゃい!口だちしゅんな!」
酒に飲まれてろれつがまわらず、加賀さんらしくない口調になっている・・・。
まあ、その姿は少し可愛らしいのだが・・・。
元があれなので今後に引いてもらうと困るので提督は死ぬ気で止めに入る。
しかし・・・
くでんぐでんになって隼鷹もかくやという状態になっている加賀に話が通じることはなく・・・
加賀に押さえつけられ無理矢理酒を飲ませられ・・・・
ぶっ倒れた。
提督はかなり酒に弱かったようだ。
「って役に立ってねぇ!?提督ぅぅ!?」
なんとか雲鶴が提督を救出し座布団を枕にして寝かせておく。
近くにいた金剛に話かける
「金剛さん」
「What?」
「ここは私が何とかするので駆逐やあの人達以外を連れて行って下さい。」
「OK!みなさーん!私達についてくるデース!」
金剛型の四人が関係のない艦娘をつれ出すと結構静かになった。
「さて・・・やってやりますか!」
金剛姉妹達が戻って来たのは約一時間がたった頃のことである。
「ヘーイ!雲鶴!そっちはどうなっ・・た?で・・・・」
「・・・・」
「・・・・」
「・・・・」
「「「「何なんですか!?これ!?」」」」
そこには
畳の床に突っ伏した空母連中とコップについでは飲み干す雲鶴がいた。
一生瓶が2、3本転がっているが全て空で雲鶴の持っている瓶もほぼ空だ。
「ちょっ!なにやってるデース!?」
金剛が叫び声を上げると平然とした顔の雲鶴が顔を向けた。
「おや、早かったですねじゃあ次はこいつら運びますか。」
「運びますか、じゃないデース!何をどーしたらこーなるデース!」
「何ってただよい潰しただけだけど?」
「これじゃ明日は最悪デース」
「いったい、どれくらい飲ませたですか!」
「んー?そこの奴等で1本半かな?」
「・・・そこに転がってるのはなんですか?」
「これか?私が飲んだ。」
「待ってください!全部で2升近くありますよ!?」
すると
「それが?私は全然平気だが?」
金剛型姉妹は絶句して声も出ない。
「も、イイデース。さっさと部屋に帰すデース。」
金剛が疲れたように言って、突っ伏している(酔い潰された)みんなを部屋まで運んだ。
雲鶴は運び終わったあと自分の寮に戻っていた。
庭のほうにある縁側に雲鶴はいた。
手には酒の入ったお猪口がある。
空には綺麗な満月が出ている。
「三好艦長、雲鶴は今度はこの世界で戦う事になりました、最期の約束はまだ果たせないようです。私が行くまで待っていて下さいね。」
もといた世界で我が子のように育ててくれた艦長。
沈む時も共にいた。
艦長が
一緒に月でも眺めるか
と言ったのを覚えている。
いつかこの世界から消える時まで果たされぬ約束だ。
雲鶴はお猪口に入った酒を庭に振り撒くと自分の部屋に入っていった。
かなり時間があいてしまいました。
次はかなり時間がかかるかも知れません。