夢を見た。
まだ船だった時の。
初めてドックから出た日。
空を飛んだ日のこと。
戦争が始まった日のこと。
初めて失敗した海猫追撃作戦のこと。
次から次へとその時の光景が思い出される。
最後の光景は・・・・艦長のさびしそうな後ろ姿だった。
窓から入る朝日がまぶしかった。
そうだ昨日は鳳翔さんの部屋で寝たのだった。
しかし、隣の布団に鳳翔さんの姿はない。
そう思っていたら昨日まで私が着ていた服を抱えて鳳翔が入ってきた。
「おはようございます。よく眠っていましたので起こしませんでした。」
「おはようございます。その服は?」
少し苦笑気味に鳳翔が答える。
「着替えがないと困るでしょう?昨日の服洗ったら血ですごいことになっていたので妖精さんに新しいものを作ってもらいました。」
「うわぁ・・・すみません・・・・。ありがとうございます。」
鳳翔は穏やかに笑うと
「お礼なら今日案内する工廠にいる妖精さんに言ってくださいね?」
「はい」
服を受け取り着がえ鳳翔とともに部屋を出ると鳳翔が
「あっそうです。今日、朝礼であなたのことを紹介することに決まりましたので皆の前で話すことを考えていてください。」
「はぁ!?えと・・・・はい・・・?」
昨日の今日で早すぎるだろ!と思っていると
「まあわからないでもないですが・・・。」
風翔が種明かしをしてくれる。
なんでも隣の部屋に元帥やその他の提督たちがいて話を聞いていたらしい。
「なんじゃそりゃーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
早朝の鎮守府に叫び声が響き渡った。
「またか。」
「みたいです。」
声を聴いた門番をしていた憲兵たちの間で話されていたとか。
朝七時、鎮守府にいる艦娘全員が赤煉瓦の庁舎の前の校庭に集合していた。
数は約百人程度。
鎮守府の中では一番多く。なんでも空母は全員呉に集中配備。新人の艦の練成や新装備の開発などを一挙に引き受けているそうだ。
「だからっていきなりこれ~~!?」
「あきらめてください、私もそうでした。」
なんでも恒例らしい。
なんて鎮守府だ。
そんな話をしながら移動していたらついてしまった。
全員の視線が突き刺さる。
なんかいろいろ話されている気がする・・・。
「わが鎮守府に新しい艦が配属されることとなった艦娘を紹介する皆仲良くするように。」
ええい、もうやけだ。どうにでもなれ!
「帝政天ツ上海軍空挺兵団雲鶴型正規飛空空母一番艦雲鶴です!よろしくお願いします!」
シーンとする。これは・・・なんか嫌な予感・・・
誰かなんか感想ください・・・。