カノンとピクトがザウーダン討伐任務をこなした次の日、
二人は、カノンが訓練生時代に仲が良かったファイターの
(トーマ)に会いに行っていた。
カ『お~い!こっちよ~』
ト『初めましてピクトさん、お話はカノンさんから聞いていますよ。』
ピ『あぁ、よろしくね~』
カ『この人はトーマって言って、腕は良いんだけど常に敬語しか使わない
変な人なのよ...』
ピ『変な人ってそういう意味だったんだね...』
ト『変な人とは失礼な...僕はすべての人に敬意を持って接しているだけですよ。』
カ『それでなんだけど、貴方私達のパーティーに入ってもらえないかしら?
私達だけだと近接戦闘が心許なくて...』
ト『ふむ...いいですよ、ちょうど最近は任務が来なくて暇でしたしね...』
カ『とか言ってても私達と同じアークス新米なのよね...』
ト『それは今はいいでしょう、それで? 今日の任務は何ですか?』
カ『それなんだけど...』
ピクトから聞いた話によると、最近アフィンの元気がないらしい。
原因を聞くと、どうやら修了試験で自分達の弱さを目の当たりにして
少しトラウマになってしまったようだ...
そこで、アフィンのトラウマを治すために私達は【フォンガルフ討伐】という
任務に、アフィンと共に出撃することになっている。
ーー2分後ーー
ア『はぁ、俺任務行きたくねぇな...』
随分と元気がなさそうなアフィンとともに、私達はキャンプシップの中にいた...
ピ『そんなこと言ってないで、もう転送座標は決まってるから行くよ!』
ア『だってな[ドンッ!]...え?』
見るとトーマが、アフィンを転送装置に叩き落としていた...
ア『ちょっと待てよぉぉぉぉぉぉぉ!!!』
アフィンの叫びは、森林一体に響いたのであった。
ト『さっさと行ってくださいよ...全く...』
なにが起こったのか理解したピクトと私は、恐怖を感じながら
転送されていくのであった...
転送先には怒ったような顔をしたアフィンが居た。
ア『なにすんだよ!』
ト『しょうがないでしょう? こうでもしないと出発できそうになかったんですから』
カ『喧嘩は止めて、そろそろ行くわよ』
ア『はぁ...わかったよ...』
ピ・ト『了解!(しました!)』
私達は所々で出てくる猿のような生物、(ウーダン)を倒しながら進んでいく...
すると先には前回と同じような、ふた手に別れた分かれ道があった。
カ『今回は4人居るから、二人づつ別れて進みましょうか?』
ピ『そうだね』
ト『僕も賛成です』
ア『...どうやって決めるんだ?』
カ『ここはオーソドックスにグッとパーで分けましょう』
ピ『じゃぁ今回は私が...グッとパーで別れましょ!』
ーー結果ーー
パー(右の道)
トーマ
カノン
グー(左の道)
ピクト
アフィン
ーーーーーー
カ『今回は一回で決まったわね...』
ピ『前回がおかしかったんだよ...』
ト『なにがあったんです?』
ピ・カ『聞かないで欲しい(わね)』
ア『何があったんだ...』
カ『ま...まぁなんでもいいでしょ? それより先に進みましょうか。』
ピ『そうしようか』
そして4人は2組に別れて先を進んだのであった...
ーー左チームーー
ピ『はぁ、私って運ないなぁ...』
ア『マジかよ...』
進んだ先は行き止まり、しかも狼のような原生種(ガルフ)が3体居た...
ピ『どうしてもやらなくちゃいけないみたいだしね...行くよ!』
ア『そうみたいだな...でもやるしかないんだ!』
そうして、二人と三匹の戦いが幕を開けた...
ーー右ルートーー
カ『こっちは先に続いてるみたいね...』
ト『そうみたいですね.[フォン!]..おや?』
カ『どうしたの?』
ト『いや...いまなにか居たような...』
カ『そう?私には見えなかったわよ?』
ト『見間違いかもしれませんね...』
そんな話をしていると、ピクト達がやってきた。
カ『あれ?早かったじゃない、敵は居なかったの?』
ピ『いや、いたんだけど私達が苦戦してたらいきなり誰かわからない
アークスの人が現れてね...』
ア『ガルフ達をシュパッ!っと一太刀でやっつけちゃったんだよな...』
ト『それでその人は?』
ピ『私達が礼を言おうとしたらいつの間にか消えてたんだよ...』
カ『不思議な事もあるものね...』
ア『それですませていいのかよ!』
カ『わからないことを考えてもしかたがないわよ...それよりも、
先に進みましょうか』
ピ『そうだね~』
再び4人は森林を進んでいく...
ト『あっ!アレを見てください...』
トーマが指を刺す先を見ると、今回の討伐対象である(フォンガルフ)
が居た...
カ『また親分みたいな感じでガルフ達を引き連れてるのね...』
フォンガルフは一体しか居ないが、ガルフは5体も居る。
カ『これは皆で先にガルフを倒してから、フォンガルフを狙いましょう』
ピ・ト・ア『了解!(しました!)』
そう言うとトーマが真っ先に前に出て、
(ブラッディサラバンド)による斬撃の波動で、ガルフを3体も倒してしまう。
ピ『すごいね~、私も負けてられないよッ!っと』
そう言いつつピクトも前進、一体のガルフめがけて得意のPA
(リバースタップ)を放つ、結果残りの2体のガルフも討伐することが出来た。
ピ『カノン! 後よろしく!』
カ『了解!』
私はランチャーを使い、フォンガルフに狙いをつけようとするのだが...
カ『速い!』
フォンガルフの動きはとても素早く、私のランチャーでは当てることはできない。
もちろんカノンだってレンジャーなのでライフルは使えるが、生憎カノンは
ライフルのPAを持っていないのであまり意味はないだろう...
そんなことをしている内に、フォンガルフは後ろへ飛びのき、遠吠えをした...
すると森林の木々を
ピ『チッ!どうやらコイツは数が減ると部下を呼ぶようだね...』
カ『しょうがない...アフィン!私達でガルフを抑えるから、貴方はフォンガルフを
お願い!』
ア『お、俺?...できるかわからねぇし...』
カ『できるか、じゃなくてやりなさい。貴方なら出来るでしょ!
思い出しなさい!修了試験の時にダガンに立ち向かった自分自身を!』
ア『そうだな...俺はあの時、勝てるかわからない相手に突っ込んでいったけど
勝てたんだったよな...』
ア『よし! やるぜ! 俺がカノン達が居ない間に習得したPA、
インパクト、スライダァァァ!』
そう叫ぶとアフィンは銃弾を打ち出しながらスライディング、
さらにフォンガルフに回転蹴りを食らわせた、
さすがのフォンガルフも、これには虚を突かれたらしく、自慢の速さで
避けることも出来ないまま全ての攻撃を喰らい、倒れたのであった...
ア『よっしゃぁぁぁ! やってやったぜ!』
ト・カ・ピ『よかったわね(ね)(ですね)』
ア『あぁ、お前たちのおかげだ! ありがとう!』
アフィンからの礼を受けて少し照れる3人であったが、
ちゃんとキャンプシップに帰還し、その日の任務を完了したのであった...
※ここからはちょっとした番外編です、すぐに終わるので飛ばしていただいても
かまいません※
ある日、疑問に思った私は、ピクトに聞いてみたかったことをを尋ねてみた...
カ『ねぇ、ピクト』
ピ『なんだい?』
カ『クエスト中に敵を倒すと、たまにお金が出るじゃない?
アレってどういう仕組なの?』
ピ『あぁあれね、フォトンの力だよ。』
カ『なによそれ...じゃぁ敵を倒したら灰みたいになって消えていくのは?』
ピ『それもフォトンの力だよ。』
カ『またフォトンの力!?...それじゃぁパーティーを組んだ人とは離れていても
会話ができるのは?...もしかして...フォトンの力?』
ピ『そうなるね。』
カ『どれだけ凄いのよ、フォトンの力って!』
ピ『この世界の説明できないことの8割はフォトンの力が働いているね。』
カ『結局フォトンって何?』
ピ『さぁ、知らないよ。 詳しく知りたいならショップエリアに居る
双子の姉妹に話を聞いてみなよ。』
カ『あぁ、あの娘たちね...OK、今度聞いておくわ。』
そういって私は、私とピクトのマイルームからロビーへ向かったのであった...
作中に出てくるトーマ君の性格は、彼の創造主による希望で【常に敬語】
【ファイターでツインダガー使い】となっております。
相変わらず文才が欲しいです...
そして今回出てきた謎のアークスは、皆さんご存知始末屋の、あの娘です!
本編に絡むのはいつになるかわかりませんが、頑張っていきたいと思います。