一撃男が幻想入り   作:海棠

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十六撃目ー次の目的地は?/Where is next target?ー

今、三人は幽香の家に上がらさせてもらっている。

「で、あなたの名前は、何だったかしら?」

「俺?俺の名はサイタマ。趣味でプロヒーローをやっているものだ」

「趣味でやってるの?驚いたわ」

「え?驚くことか?」

「その力は本気でやってないと手に入らないんじゃないのかしら?」

「・・・あ~、確かにそうかもな」

「思い当たるところあるのかしら?」

「ああ。これは今から3年前のことなんだが」

とサイタマは筋トレの内容を説明した。

すると幽香は少し不思議そうな顔をしていった。

「それ本気で言ってるのかしら?」

「ああ、これはマジで言ってるんだが?」

「そう」

幽香とサイタマの間に沈黙が漂う。フランは能天気にジュースを飲みながら鈴仙は緊張で胃をキリキリさせながら座っていた。

「ところで」

と幽香が切り出してきた。

「なんだ?」

「あなた、旅行してるのよね?」

「んー、旅行というには少しなぁー・・・」

「どういうことかしら?」

「どういうこと~?」

「どういうことですか?」

サイタマは三人に何故ここに来たのかという経緯を超大雑把に説明した。

「そのひとって~、すごいんだね~!!」

フランは何も知らない感じでただ興味本位のように言った。

「つまり」

と鈴仙は言う。

「拉致られたんですね?」

「そんな感じなのか?よくわかんねーわ」

そういいながらサイタマはケラケラと笑った。

「なんでそんなに暢気に笑ってるんですか?!」

「なんでって、暢気にやらなきゃストレスで死んじまうぜ?」

「ここはきちんと受け止めないとまずいですよ!」

「大丈夫だって。死んだわけじゃねぇんだしよ。」

「それはそうですが・・・」

「で、おすすめとかねぇの?」

「人の話を聞けー!!!」

鈴仙の叫びをスルーしたサイタマが幽香に問う。

「そうね・・・、地霊殿なんてどうかしら?」

「「ちれいでん?」」

サイタマとフランが訊き返す。

「ええ、鬼とかいるからあなたでも手ごたえあるんじゃないかしら?」

「ふむ・・・」

サイタマは少し考える仕草をした。

そして顔を上げると言った。

「行くか」

「だからなんでこの人はすぐに地雷を踏みたがるんだろう!!??バカじゃないの?!!!」

「おじさんは、ばかじゃないぞー!!」('Д')ノ

「フランちゃん、そういう意味じゃなくてね・・・」(;´・_・)ノ

「ま、それは置いといて」(・_・)

「おいこら」

「行くぞ、地霊殿に」

「おー!!」

「もうどうにでもなれ――――!!!」

 

 

 

 

~三人移動中~

 

 

 

 

「ここか」

「深い穴だね~~」

「よいしょっと」

サイタマがのぞき込む。

「結構深いですから気を付けてくださいね?」

「ああ」

サイタマはそう言って顔を上げる。

「どうやって降りようか」

「とびおりる~~~~???」

「それが手っ取り早いんですけど・・・」

「それでいいだろ」

そういってサイタマは飛び降りた。

「ええ?!!」

「フランも――――!!!」

「えええ?!!」

続けて鈴仙も飛び降りた。

 

続く




次回、地霊殿編、スタートです!!
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