三十七撃目-いざ、白玉楼へ/Welcome to the Hades-
次の日
「ありがとな」
「「ありがとうございました~~」」
サイタマ達は霊夢に礼を言う。
「いいわよ。困ったらすぐに私のところに来なさい。それが私の仕事だもの」
霊夢はそっけなく言った。
「うう・・・、頭痛い」
そして鈴仙は二日酔いにかかっていた。
「お前は飲み過ぎなんだよ」
そういいつつサイタマは背中をさする。
「うぅ・・・、だって楽しかったんですもん・・・」
「自分を制御できなきゃ意味ねぇんだよ。で、どこ行く?」
サイタマは地図を開けながら言った。
「じゃあ、やります・・・?アレ」
「おう、そうだな。やるか」
サイタマと鈴仙はうなずいた。
「なにやるの~?」
こいしがサイタマの頭の上に乗っかりながら言う。
「地図指さしゲームだ」
「?」
「地図の中で行きたい場所に指さすんだ。そしてかぶってたら多数決で。バラバラだったらじゃんけんで」
「なにそれおもしろそ~」
サイタマは地面に地図を置いてしゃがみこんだ。
三人もそれに続く。
「いくぞ。いっせのーで」
「「「「はい!」」」」
サイタマ:白玉楼
鈴仙:命蓮寺
フラン:白玉楼
こいし:白玉楼
「じゃあこの桜みたいなところで決定だな!」
「何故私だけ扱いがこんなに違うんだぁああああああああああ!!!!!!!!!」
鈴仙の嘆きが幻想郷の空にこだました。
「で、どうやって行くの?」
「あれっすよ」
と鈴仙は空にある異次元への大穴を指さす。
「あれはさすがにいけないですよ。ってあれ?」
隣を見るといつの間にかサイタマはいなくなっていた。
そしてもう一回上空を見ると、
空をものすごい勢いで跳んでいるサイタマの姿があった。
「・・・え?」
鈴仙はもう一回目をごしごしとこする。
まあ、幻覚ではないことがわかる。
「あの人はやっぱりどこまでもフリィイイイイイイイイイイイダァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアム!!!!!!!!!!」
「おじさんすご~い!」
「こいしたちもいくー!」
そう言ってフランとこいしは飛び立つ。
それに続いて鈴仙も飛び立った。
これから起こる驚愕に誰が予想しただろうか。
~☆~
「着いたか」
頭が地面にめり込んでいるサイタマが言う。
「はい。ですが、これが終わりじゃないんですよ?」
「?」
「さっさと頭抜いて見てください」
そういわれるとスポッとサイタマは頭を地面から出す。
そこには長い長い階段がはるか上に続いていた。
「この上に目的地である白玉楼があります。しかし、気を付けてください。たどり着くには真の敵、魂魄妖夢を・・・」
「おじさんはや~い」
ここで皆様に思い出していただこう。サイタマは人の話を長時間訊くことが苦手である。つまり、ここで何が起こっているのか。そう、
サイタマはすでに階段ダッシュを始めているのである。
「聞けよ!人の話!」
鈴仙はすぐさま飛んで追いかける。
フランたちもそれに続いた。
続く
白玉楼編、スタートです!