次の日
「た、たたたたた大変です!」
いきなり鈴仙が転がり込んできた。
「落ち着け、鈴仙。何があったんだ?」
「これ見てください!」
「ん?」
俺が鈴仙が差し出してきた新聞を見るとそこには俺と鈴仙が写されていた。
『突如来た謎の外来人と優曇華院・鈴仙・イナバの関係とは?!』
・・・なんだこれ。
「これを撮ったのは射命丸文というクソ天狗なのですが、いつも捏造記事しか書かないんですよ!」
「まじで?」
「今回はそこまで書いてませんが今度やられたらただじゃすみませんよ!サイタマさんの名誉も信用も評判も傷ついてしまいます!」
「俺は別にどうでもいいんだけd「私がどうでもよくないんです!!!」あ、ああ・・・。」
なんでだよ。
「今回こそとっちめてトラウマを植え付けておかないと…!!!」
「おいおい、そこまでやらなくてもいいんじゃねぇか?」
「やらなきゃあいつは反省しません!!!」
「・・・もう好きにしろよ」
「ハイ!!!」
・・・・・・しまった。好きにしろっていうことは抹殺してもいいってことじゃんか。
「じゃあ、捕まえてきます!」
「やめろ。前言撤回だ。まじでやめてくれ。これ以上面倒ごとになりたくないから。ホントやめて」
かくして俺は鈴仙を抑える保護者的ポジで出かけることとなった。
~☆~
「で、鈴仙」
「なんですか?」
「なんでしょっちゅう空見上げてんだよ」
「いえ、あのカラス野郎を捕まえるためですけど」
「だからやめろって。物騒だからさ」
「でも・・・」
「でもじゃねぇよ」
「むぅ・・・」
「まじでやめろよな」
「・・・」
「絶対だぞ?」
「・・・あい」
俺は対空警戒を怠らない鈴仙をなだめながら歩いていた。
しかし、記者ねぇ…。俺は受けたことなんかないからわかんねぇけどめんどくさいのかな?どうなんだろうか。
次の瞬間、目の前に人が下りてきた。背中に羽が生えている。
「あややややや、見つけましたよ」
さらに次の瞬間、鈴仙の拳がそいつの顔面めがけて飛んでいた。
「?!」
その女はぎりぎりでよけた。
「出たな、妖怪カラス天狗!ここで始末してくれる!!」
「あややややや、落ち着きましょうよ!」
「落ち着けるか!サイタマさんの名誉を傷つけるつもりなら私は貴様をここでこr「しつこいぞ、鈴仙。一旦落ち着いたらどうだ」でもっ!」
「でもじゃない。それに、お前の拳は喧嘩するためのものか?」
「・・・っ!」
「それに、こいつは俺に用があるんだ。お前が対応するんじゃない。で、俺に何か用か?」
「あ、はい!実は招待状を持ってきました!」
「?俺に?」
「ハイ!」
俺は紙きれを受け取ると裏面を見る。
そこにはこう書かれていた。
『頭の寒そうな外来人へ
妖怪の山の頂上で待つ
守矢神社』
喧嘩売ってんのか。「頭の寒そうな」ってなんだよ。素直にハゲって言ってくれるほうがまだ傷つかねぇわ。
「・・・質問がある」
「はい、なんでしょう?」
「妖怪の山ってどこだ?」
「ああ、あそこですよ」
俺はその天狗の指さした方向を見る。
「・・・そうか。鈴仙」
「は、はい!」
「行くぞ」
「はい!」
俺たちは走り出した。
続く