「これでどうだい?」
サイタマが用意された服を試着してみる。
「おお。ぴったりだな」
用意された服は和服で上下紺一色でまとめられている。質素な感じだがとても似合っていた。
「サイタマさん、素敵ですよ」
「マジで?俺こういうのあんまり着ないからよ、よくわかんねぇんだわ」
鏡を見ながらサイタマは自分の姿をしげしげと見た。
「これでいいぜ。いくら?」
「え?払うのかい?」
「え?払わなきゃダメだろ?」
「いや・・・、いつものお客さんが払わないからさ・・・」
そう言いながら香霖は魔理沙を見る。
当の魔理沙はそっぽを向いて口笛を吹いていた。
「・・・で、いくら?」
「ああ、3000円だよ」
サイタマは財布を探り出す。
「・・・あ、200円足りねぇ」
「なんでそんなに中途半端なんですか?」
そう言いながら鈴仙は財布を取り出す。
「これでいいですよね?」
そう言いながら200円出した。
「ああ、ぴったりだよ」
「俺の金・・・」
サイタマは少ししょんぼりしていた。
「ぐずぐずしてないで行きますよ。魔理沙さんにキノコシチューおごってもらうんでしょ?」
「ああ、そうだな」
「忘れてたぜ」
「忘れないでください」
「ごめんごめんご」
((うわぁ・・・めっちゃはらたつぅ・・・))
サイタマと鈴仙はそんなことを思いつつ魔理沙に続いて外に出た。
「うわ・・・、さぶいですね」
「そりゃ太もも丸出しじゃ寒いだろうな」
「どこ見てんですか!サイタマさんのえっち!」
そう言いながら結構なスピードで回し蹴りをしてくる鈴仙。
サイタマはそれを少しかがんでよけた。
「ふとももだけど?寒いんならズボン履けよ」
「平然と答えるのもどうかと思いますよ?!」
そんなことを言いながら二人はフランとこいしを手招きで呼ぶ。
「ねーねー二人とも聞いてよー!」
「「なにー?」」
「サイタマさんがねー?私の太もも見てきたんだよー?!」
「人聞きの悪いこと言うな」
「なんでなのー?」
「なんでなんでー?」
「別に何にもねぇよ。さ、早くいくぞ。さっさと行ってキノコシチュー食いたいし」
「「食べたいー」」
「うまいこと話そらしましたね、サイタマさん」
「なんのことやら」
そんなことを話しながらサイタマたち4人は魔理沙の後を追っていった。
~しばらくして~
「着いたぜ。ここが霧雨道具店だ」
「おう、そうか」
そう言いながら魔理沙はドアを開ける。
そこには物が散乱していた。というより圧迫感がすごい。
「これってお前の本か?」
「違うぜ。借りてきた本だぜ」
「勝手に持って行った本でしょ」
「死んだら返すんだぜ」
この時、サイタマは思った。
俺、寿命以外で死ぬことあんのかな。
続く