妖怪が悪いと誰が決めた   作:エオナ

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ぁあ、死が怖い。これからもよろしくお願いします。同じことの繰り返しでごめんなさい。


34話

(でも、なんにも出来ていないじゃない?救火君、本当に世界の監視者にでもなるつもり?魔女、魔獣の絶望を取り除いたら何とかなるのかな?)

 

「わかんないよ、僕は君を救う。その為に、この世界の希望として紺野木綿季を呼んだんだ。もちろん、偽契約をきゅうべえと交わし世界を変える。人間って何故、そこまで自分の願いを叶えたがるかな?」

 

「ほら、そこ。この問題を解いてみなさーい。」

数学の担当の先生がチョークで黒板を叩いた。

 

X (67)です。」

 

人の心を読むから、答えなぞ、すぐさまに答えられる。

 

 

 

 

そして、授業が終わり、

 

「ねぇ、木綿季。君は奇跡を望むかい?奇跡を叶える者があったら言ってね。」

 

そういったところで無駄かもしれないけど。僕はそう思った。

 

「相変わらず、前世から何にも性格は変わってないよね。」

 

「へっ、木綿季。君は前世の事をどれぐらい覚えているの?」

 

「たしか?君と出会ったときからだよ。ずっと、黙っていたんだけどね。」

 

それってつまり、最初に出会った時から覚えているという事だよね。

後、今まで隠しきれたのがすごいけど、今話したら他のクラスメンバーに驚かれるだろう。

案外、人間って賢いよね。ふふふ、

 

木綿季視点

時々、救火君の顔に焦りと悲しみが入り交じったものが浮かぶ。何故だろう?

救火君って本当に妖怪なのだろうか?表情が豊かだから人間って勘違いしそう。

 

「だ、か、ら。僕はね、巫女として君を護った過去はあるけど、今は紺野木綿季として生きているのだから今の僕を見てよ。」

 

「木綿季、君はじゃあ、生きてよ。前にも言ったけど、不老不死の僕からすると人の世は一瞬なんだ。(今のこの瞬間もね。)

 

木綿季視点

何でだよ、それじゃあ前世と一緒じゃないか。ちゃんと、僕を見てほしい。どこまでも僕はついて行きたい。

 

救火視点

君は僕にとって最後の希望なんだからね。僕の友達がワルプルギスの夜になってしまった以上、

祈りが強い紺野木綿季しかいない。ワルプルギスの夜の願い事はただ、自分を恨みそうな人間の感情を消す。

ただ、それだけで輪廻に背いてしまったんだ。

 

 

今から4年前

 

「ねぇ、救火君。貴方にはわからないと思うけど因果律に背こうと思う。魔人なんて全て潰す。そう願おうと思うの」

 

「駄目だよ、君がそれだけで輪廻に背いてしまうかもしれない。君には敵わないよ。僕を責めないでくれるならそれでいいけどね。」

 

そう言って彼女もまた、輪廻に背いた。人間って本当に変わった生き物だ。妖怪は自分の執念に忠実なんだ。

どうして人間は執念に忠実ではないの?





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