オリキャラも出します。
今回、会話が多いです。
1話 絶望が始まる夜明け
「九尾さん、お久しぶり。」
私は天狐になった
「ファラク♪、元気だったんだ。」
「ええ、元気だよ。九尾さん…私はね、この世界の秘密を知ったの。貴方がこの世界を再構成したのね。私の伝承は…信じ…ている…」
私は大蛇の幻影、ファラクの憑代と言っていいかな。
「君は本当は知っているんだろう?全ての神話…人間が…自分達…ために…考えたという…」
「そうだね。私だって…わかっているよ。でも、君も私も存在していると信じている人間がいるから存在するんだ。」
私は
「九尾の狐の頃、僕は1人の巫女に救われた。でも、やっぱり巫女って人間じゃない?」
私はアッラーさん、なんて信じてなんかいない。信じているのは
「…君はなんていいたいの?精霊としてどうしたいの?」
精霊は本来、(人間や動物)を守る存在なんだ。
「人間として暮らしたいけど、その為には憑依しないとね。」
「憑依…何をする気なの?人間に精霊が憑依するなんてそんな事をしたらそれって…じゃないか。」
私は精霊というものだが精霊の意味を知らない。
「それじゃあ、僕は行くよ。憑依対象の人間を探すために」
まさか、ファラクに気づかれるとはね。大蛇を侮っていたよ。
(君だって忘れていないかもしれないね。君だって世代を超えて知り合った人間なんだから。)
僕は小さな声でつぶやく。
???視点
人間ってなんで生きているんだろう?
私は呟いた。人間として生きても意味がないよね。
<君は体が要らないのかい?>
(貴方は誰なの?)
私は思わず、心の中で呟いた。
〈世間でいう精霊という者さ。君は自殺がしたいんだろう?なら、その体に憑依させてくれよ。〉
(ひょ、憑依!?私の魂はどうなるの?)
〈成仏するよ。それって君が望んでいたんだろう?)
まさか、死ぬ前に幻聴が聴こえるとはね。
〈もし、姿を見せてほしいのであれば後1日だけ生きてね。〉
私は自殺を1日遅らす事にした。
ファラク視点
全く、
ぶつくさ言っても始まらないよね。
そして僕は少女の前に姿を見せた。
その少女は魂だけ成仏し、その体に僕は憑依した。
禁断のS.A.H.Oの開発が後、一段階で終わる事を誰も知らなかった。
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