魔法少女リリカルなのは チートだけどなんか違う!? 作:ディアズ・R
恭也とバトったり翌日。
俺はまた喫茶翠屋にきていた。
「こんにちは~」
「あら~ルシル君♪いらっしゃい♪」
まだ二日目だけど、いつもニコニコしてるな。
いつの間にか後ろに這い寄られたりしないよね?
「恭也はいますか?」
「えぇ、いるわよ。ちょっと待っててね?」
パタパタと店内の奥へと消える桃子さん。
あ、そういえば学校行ってない。
まぁ、いいか。
ハッキングでもして卒業したということにしよう。
実際問題、行っても同年代の子供達のプライドをへし折るぐらいしかできないからな!
「ルシル、待たせて悪かった。とりあえず、ここじゃ何だから道場に行こう。着いてきてくれ」
「了解」
「もう喧嘩しちゃダメよ~」
桃子さんに見送られて、高町家の敷地に入る。
いや、喫茶翠屋の方も敷地か?
意外と広い道場には入り、恭也の対面に少し距離を置いて座る。
「やはり、昨日も思ったがルシルは何か武道を?」
「ん~両親に少しだけ」
「少し、ね……手刀で木刀と打ち合って痣一つ出来ないほどの実力を、少しとは言いたくないな」
え?これぐらい、普通じゃないの?
……あ、エリス家だからか!
やっべー完全に染まりかけてたわ。
「とにかく、昨日はいきなり襲いかかってすまなかった!!」
土☆下☆座。
すごく、きれいです。
って、なんでさ!?
「やめてくれ!あぁなった原因は大体分かってる!俺だってそうする!」
シスコンとしてな!
「そうか……やっぱり分かってしまうか……」
土下座をやめた恭也が、真っ直ぐに俺を見る。
……あれ?なんか、すっごい暗い表情なんですけど。
「実は、少し前に父さんが仕事で意識不明になってしまってな……」
意識不明?怪我しただけや無いの?
アボンとか言ってごめんなさい!
「正直、ルシルが来た昨日まで、俺も、母さんも、美由紀も、自分のことしか見れてなかった……」
あ、美由紀って言うのは高町美由紀で、なのはちゃんの姉であり、恭也のもう一人の妹だ。
桃子さん、お盛んですね。
それとも、まだ見ぬ旦那さんが絶○なのか。
「そんなダメなときに、目の前に行くまで気配を感じ取れない相手が、俺や美由紀と違って何の力もないなのはと母さんに近づいたんだ……実を言うと、初めて君の前に立ったとき、冷や汗が止まらなかったよ」
自嘲気味に笑う恭也。
イケメンって特だよね。
こんなネガティブな表情ですら、カッコいいんだもの!
「話してすぐにルシルは大丈夫だと分かったが、もし害ある奴だったら、そう考えたら頭が真っ白になってしまってな」
まあ、分からなくもない。
俺の家族はフェリスたんですら、すでに並じゃないからな。
でも、知らない人に着いてきそうで、兄様心配。
「それにルシルと話してると、なんだか同年代と話してる感じがして、加減が出来なくなってな……正直、木刀を持ち出したのはヤリ過ぎだったと、あの後凄く落ち込んだよ」
先ほどと違った小さな笑い。
今の俺が笑うと胡散臭いって言われるんだよね。
もしくは何を企んでる!って。
「だから、すまなかった」
またまた土下座。
だけどこれは拒絶できないな。
恭也は剣士であることに誇りを持ってる。
いろいろな条件が揃ってしまい、普段しないことをしてしまった。
それは剣士として間違っていたと、恭也が感じている。
なら、同じく武道をする者として、この謝罪は受け取らなければいけないな。
「なら、今度うちの妹にケーキを奢ってくれ」
「……あぁ、任せてくれ」
「改めて、ルシル・エリスだ」
「高町恭也だ……ありがとう、ルシル」
なんか、すっごい照れるんですけど……
お見合い中かのように視線を合わせられない俺と恭也。
数分視線をさまよわせていると、道場に近づく二つの気配を感じた。
恭也も感じたようで、一緒に入り口に視線を向ける。
入ってきたのは、なのはちゃんと美由紀殿。
「お兄ちゃんだけズルイ!なのはも遊ぶの!」
「あ、あれ~?気配消してたはずなんだけどな~?」
「美由紀、まだまだ修行不足だ」
「ガーン!?」
なのはちゃんにまとわりつかれながら考える。
この一家に出来ることがあるなら、してあげたいと。
そして、俺にはそれを出来るだけの力が、ギリギリ備わっている。
なら、答えは一つだよな?
病院に、レッツ潜入♪
趣味の一つなので、そこまで本格的なのを書いてません。
そこを憶えて暇潰しに見てください。
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