雷電D×D   作:生麺です

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雷電D×D リメイク前
斬ノ壱 転生雷電起動


目を覚ますとそこは、普通に俺の部屋だった。

 

......一部を除いて。

 

「起きたか」

 

その一部が話しかけてきたなう。

 

「どうかしたか?」

 

いや、どうしたも何もねぇ。

 

「メカニカル狼モドキが自室にいたらビビるだろ普通」

 

「メカニカル狼モドキ...まぁいい、いやよくないが、あぁだが...」

 

なんかうんうん唸り始めたんだが。

ってかなんかこのメカニカル狼モドキ何かで見た事あるような無いような。

 

「というよりお前は一体何者なんだ」

 

「...ハッ、俺はブレードウルフ。お前の説明役兼サポート要員と言った所だ」

 

ブレードウルフ...?なんだろうすぐそこまで出かかってるんだが思い出せん。

 

「って事はこの状況に対する説明ってブレードウルフ?がしてくれるのか?」

 

「その通りだ。本来なら神と直接会うことになるんだが、最近は何故かお前のような予定外の死人が増えていて神も忙しいらしくてな、会っている余裕は無いそうだ」

 

予定外の死人が増えるって異常事態じゃね?とか思いながらも大人しく話を聞く。

 

「だから転生した者達には俺の様な特典内容に合わせたサポートが付く事になっている」

 

特典内容...?

ブレードウルフ......あ。

 

「思い出した!お前、ライジングのウルフか!!」

 

「やっと思い出したようだな」

 

「つまり、ブレードウルフが説明役って事は俺は雷電だったりするのか!?」

 

「ああ、概ね正解だ」

 

「てことは何か?もしかしてサイボーグになったのか?」

 

「いや、そこは変わらず人間のままだ」

 

俺はその言葉に安堵するが、ウルフ”ただ”と話を続ける。

 

「容姿が雷電になっている」

 

What?

 

「鏡だ、見てみるといい」

 

ウルフはそう言って器用に手鏡を咥えて差し出してきた。

 

俺は覚悟を決めて鏡を受け取り覗き込んだ。

 

「ハハッ、まじで雷電じゃねぇか」

 

そこには慣れ親しんだ自分の顔ではなく、多少の違いはあるがメタルギアライジングの時の雷電を若くした様な顔がこちらを見ていた。(違いと言っても左目があるとか、顎が普通だったり、サイボーグ要素がなくなった程度)

 

「イケメンに憧れたりはしたが実際になるとなんとも言えない感情が...」

 

この場には俺とウルフしかいないから、これが自分だというのは分かるが、あまり実感が沸かないというか......なぁ?

死んだと思って目が覚めたら顔が変わってましたってなんのドッキリだよ、しかもなんかかなり若いし。

 

「驚いているようだが変化は顔だけじゃないぞ」

 

そう言われてとりあえず鏡を持つ手を見る。

 

「俺こんなに肌が白い上に手が小さい......まさか!?」

 

「言っただろう。変化は顔だけじゃないと」

 

立ち上がってみるとやはり視点が異様に低い。

それ以外にも腕に視線を移動させると、子供にしてはやたら筋肉質だが小さく短い手足が視界に入る。

 

「...完全に子供だな」

 

「ああ」

 

どうやら俺は子供雷電になっているようだ。

 

「まぁ、なっちまったもんは仕方ない。問題はこれから俺が何をすりゃいいかだな」

 

「安心しろ、そのための説明役だ。そうだな、まずは今の状況を簡潔に説明しよう」

 

「頼む」

 

「お前は死んだ。これは覚えているな?」

 

「...ああ」

 

「それはさっきも言ったがお前が予定外の死人に分類される存在だからだ。そして、この部屋だが生前...今も生きているから前世とでも言うのか、その時のお前が住んでいた部屋の一室を再現してある」

 

「つまり前世の俺の部屋とはまた何かが違うって事か?」

 

「部屋、というよりは家だな。この部屋はそのままだが家が全く違う物に変化している。後で確認しておくといい」

 

部屋は同じでも家が違うとはこりゃまた変な話だな。

 

「そして、そもそも前世とはそもそも世界が違う。比喩的な意味ではなく、実際に世界そのものが違う」

 

What?(2回目)

 

「あれか?所謂、転生って奴か?」

 

「簡単に言えばそういう事だな。この世界はある物語の世界を再現して構築された世界だ。勿論、キャラ達一人一人が生きて生活している」

 

なんともまぁ不思議な事で。

 

「最後にお前の事だが特典は雷電の容姿だけではなく、身体能力の強化とライジング時の装備が含まれている」

 

「.........は?」

 

「といっても義体は体に纏うアーマーになっている上に、特殊作戦用義体のみで、武器もある条件を満たさなければ高周波ブレードとナイフのみだがな」

 

十分強くないですかねそれ?

 

「ああ、だがこの世界は危険に満ち溢れている。魔法もあれば悪魔や天使、堕天使、ドラゴン、神なんてのが普通にいる世界だ。簡単に死なれても困るという訳らしい。

ただ、お前の装備は神の生み出した神器という物という扱いにしてある。むしろそれが原因で狙われる可能性もある」

 

「いや、狙われる理由作ってどうすんだよ...」

 

「まぁ普通に考えたら逆効果だな。

だが、持っていなくとも転生した者は争いに巻き込まれやすい傾向がある。

死にたくないのであれば、多少危険は増えても力を持っておくに越したことはない」

 

アッ、ハイ

 

「ところで、話は変わるが名前はどうするつもりだ?前世と同じように名乗るか?」

 

「名前...?随分と話が飛んだな

 

「こちらにも色々手順があるんだ。

今は例えるならゲームのキャラクタークリエイトの段階だな」

 

「キャラクリねぇ...」

 

名前か...そうだな、せっかくの新しい人生。名を変えて生きるのもいいかもしれない。......もらった特典に準じて『雷電』とでも名乗る事にしよう。

 

だが、苗字がないと不自然だな...これも特典から考える事にしよう。

 

雷電は名前に使うとして...関連性を持たせるなら武器か?

高周波ブレード、斬る、斬り裂く、斬り裂き、きりさき、霧崎。

 

うむ、決定!俺の名前は『霧崎 雷電《きりさき らいでん》』だ。

ざっくり決めたがこんなのは勢いだ勢い。

 

「という訳で今日から俺は霧崎 雷電だ。よろしくウルフ」

 

「ああ、なにがというわけでなのかは分からないがよろしく雷電」

 

こうして俺の新しい人生が幕を開ける。




ウェイ、これを読んでくれた物好きなキミ!
大歓迎だぜ!
ただ、万一次が見たいとか思っても次回とかはあんまり期待せずに待って欲しかったりする。
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