「ついてきてもらえるかな?」
ドーモ。ドクシャ=サン。ライデンです
なんで忍殺語かって?
俺も一応ニンジャランとかニンジャキル使えるし、ニンジャ名乗って問題ないかと思ったからな。
「行くぞ一誠」
「ちょっと待ってくれって。行くのはいいけど夕麻ちゃんに連絡しないと「その必要は無いわよイッセー君」夕麻ちゃん!?」
一誠が電話をかけようとすると、タイミングを見計らったかのように天野夕麻が現れた。
「イッセー君が私を呼んでいる気がして来てみたの」
「夕麻ちゃん...」
この一言で祐斗が来た時点で騒がしくなっていた教室が、更に騒がしくなり付き合ってたのは本当だったのか、と崩れ落ちる者達がいたが誰も気にせず放置。
...ドンマイ!
「これで問題無いな?すまない祐斗、待たせたな」
「構わないよ雷電君」
イチャつき始めた二人を置いて、俺達二人はそそくさと歩き始める。
「あっ、おい待ってくれよライデン!行こう夕麻ちゃん」
▽▲▽▲▽▲▽
「一誠、緊張しすぎて変な事を口走るなよ?」
「おぅ...」
普段はあまり入る事の無い旧校舎という場所に、緊張を隠せていない一誠にそう言ってオカルト研究部の扉に手をかける。
「祐斗、入っていいんだよな?」
「大丈夫だよ」
一応、祐斗に確認を取ってから開ける。
ガラッ
「来たわね、兵藤一誠君。それと堕天使レイナ「あー、その事だが」なに?」
「正式に天野夕麻の戸籍が作られ、堕天使レイナーレは死亡扱いになった」
「誰がそんな決定を!?......いえ、そうね。死んでしまったのなら仕方ないわ。彼女が犯した罪は忘れる事にするわ」
俺の言った内容に一度は疑問を漏らすが、バックに誰がいるのかを察してか落ち着いて同意した。
「賢明な判断に感謝する。この場においては混乱を避ける為に彼女とレイナーレを同一として扱うが、これ以降は彼女をレイナーレとして扱うのはよしてもらおう。...話を遮って悪かったな」
「いいえ、構わないわ」
グレモリーはやれやれといった様子で肩を竦めると、気を取り直して話を続ける。
「じゃあ改めて......兵藤一誠君、私達はあなたを歓迎するわ...悪魔としてね」
▽▲▽▲▽▲▽
正直言って何が起きているのか全然分からねぇ。
ライデンはあのリアス・グレモリー先輩と夕麻ちゃんの事について話をしていると思えば、悪魔だって?
堕天使がいるなら天使も悪魔もいたっておかしくはないんだろうが、俺自身ついていけていない。
「先輩達が......悪魔?」
ここにいるメンバーが全員悪魔なんだとすれば、この学園の有名人の殆どが悪魔という事になるのではないだろうか。
まず、2大お姉様のリアス・グレモリー先輩に姫島朱乃先輩。
2大イケメンの木場祐斗にライデン。
そして、学園のマスコットと称される塔城小猫ちゃん。
「そうよ、そしてこれが悪魔の証」
バサッっという音と共に、先輩達から夕麻ちゃんのとはまた違う黒い羽が生える。
「うおっ!?」
それと同時に俺からも同じ羽が勢い良く生えた。
「なんだこれ!?なんで俺にも羽が...」
狼狽えている俺をよそに、グレモリー先輩は話を続ける。
「単刀直入に言うわよ。一昨日、貴方は堕天使によって死ぬ一歩手前まで追い込まれた。覚えているかしら?」
死ぬ一歩手前、その言葉にあの時の...槍が俺の腹に突き刺さる光景がフラッシュバックして、足元がふらついてしまう。
「イッセー君!」
夕麻ちゃんが支えてくれたおかげで倒れずに済んだが、俺が受けた衝撃は軽くは無い。
「夕麻...ちゃん俺......あの時...死んでっ「ふんっ」いってぇ!?な、何すんだよライデン!」
デコピンされた。
「気持ちは分かるが狼狽えるな、彼女の前で位気張って見せろ。それに正確に言えばお前は死んではいない」
「それってどういう...?」
「私があなたを悪魔に転生させたのよ」
次から次へと投げつけられる情報に頭が追い付かず、思わずわけがわからないよと言いたくなった。
「その様子では理解はできていない様だな。無理も無い」
「あぁ、正直何がなんだか...」
「仕方が無い、順を追って説明しよう」
そう言ってライデンはスマートフォンの様な端末を取り出して起動した。
すると空中に画面が現れ、そこには俺を襲った奴らの画像が表示されていた。
「まず、お前が刺された後に俺が堕天使ミッテルトの片腕を斬り飛ばして、そこにいる天野夕麻が止めを刺した」
ライデンがそう言うと、そのミッテルトという堕天使の画像に赤いバツ印が付く。
「それって...」
夕麻ちゃんが止めを刺したと聞いて、先程から一言も喋っていない内の一人だった姫島先輩が初めて口を開いた。
「ああ、文字通りの同士討ちとなるが、天野夕麻は元々奴らに仲間意識は持っていなかったそうだ。
それに一誠にベタ惚れで他の事など考えてもいなかったんだろうな」
なんだか改めてそう言われると少し気恥ずかしいが、それは夕麻ちゃんも同じ様で俯いて頬を赤く染めている。
「話を続けるぞ?
その後、ドーナシークは逃走。
一誠が持っていた契約用のチラシでグレモリーが召喚され、助けるには転生させる以外に方法が無かった故に、転生させる運びとなった」
そう言い切るとライデンは端末の電源を切って懐に戻す。
「以上が事の顛末だ」
「...悪魔になった理由は分かったけど、まず俺は何で狙われたんだ?」
「それについては予想はついているけど、折角相手側の元関係者がいるのだからこれ以上の正確な情報は無いと思うわよ?」
元関係者、つまりは夕麻ちゃんの事を言っているのだろう。
俺が口を挟めることではないかもしれないが、それは少し酷なんじゃないだろうか。
夕麻ちゃんの前に出てそう言おうとするが、それは本人によって制された。
「いいのイッセー君。それに、これは私が言わなきゃいけない事だと思うの」
「夕麻ちゃん...」
「...堕天使がイッセー君を狙った理由。
それは...イッセー君の内に眠る神器の危険性を考慮して、そう言っていたわ」
▽▲▽▲▽▲▽
「言っていた...?まるで他人事の様な言い方だけど、君もその任を受けてこの町に来たんじゃないのかい?」
語った内容に疑問を感じたのか、祐斗が口を挟む。
「いいえ、今回はドーナシークの独断専行。私とミッテルト、そしてもう一人のカラワーナという堕天使はそれに着いてきただけよ」
「ああ、それについてはアザゼルに直接聞いたが、答えは知らないだった。
本来、堕天使の...神の子を見張る者の目的は神器を持つ者の保護及び監視だ。あの神器大好きで知られるアザゼルが、態々神器をドブに捨てる様な命令をする筈があるまい」
「たしかに、でもそうだとすればなぜ貴女はドーナシークに加担したのかしら?」
今度はグレモリーが天野夕麻に質問を投げ掛けられる。
「.........他の堕天使といるのが嫌だったの。だから何らかの計画を立てていたドーナシークの勧誘を受けた。
イッセー君に干渉する役を受けたのは、彼みたいな人と普通の日常を過ごしてみたかったから...かしら。
それ以外で言うと...なんとなく気になったから。
そう、思えば一目惚れだったのかもしれないわね///」
「夕麻ちゃん///」
なんだこいつ等。
グレモリーは挟み込まれた惚気を無視して質問を続ける。
「...計画というのは?」
「...ええ、私はあくまで多少の協力のみで話を受けたから計画の全貌は知らないわ。
でも、神器を宿していただけの一般人だったイッセー君すら殺そうとする位よ。
慎重さには欠けているけど、さぞかしデリケートな計画なんじゃないかしら」
「計画ね......人様の領土で好き勝手してくれるじゃない」
「奴の目的が何にせよ、ドーナシークは俺がこの手で斬る。邪魔はしてくれるなよ?
俺も友人を傷付けられたのだ、内心穏やかでは無い」
グレモリーは少し考える素振りを見せるが、考えが纏まったのか俺を見据えてこう言った。
「ええ、分かったわ。本来なら許さないけれど、今回は特別に許可しましょう。
ただし、私達が手を出さないのはドーナシークだけよ。他に敵がいれば、それはこちらで殲滅する。いいわね?」
「十分だ。感謝する」
「なら、この話は一旦終わりにしましょう。
次は兵藤一誠君...いえ、周りに倣ってイッセーと呼ばせてもらうけれど。
彼の神器が何なのかも気になるわ」
彼女が言った瞬間、一誠に視線が集まり身を固くしていたのは仕方のない事だろう。
戦闘するかオリジナル要素叩き込まないとモチベが上がらずに、どうも繋ぎの話っぽくなってしまう。
思い付きに頼ってるのでモチベーションは大事なんですよね。