閲覧、評価、感想大変ありがとうございます_|\○_
皆さんの意見や感想はなるほどと納得共感、こういう展開もありだな~なんて思わせてもらえる物も多く、非常に参考になっております!
先行き不安なこの作品ですが、今後もどうか見守って頂けると嬉しいです(*゚∀゚*)
それでは前書きが長くなりましたが、15話どうぞ!!
『
何があったのかは分からないが、傷付き倒れている猫を放って置く訳にも行かず。家から持ち出していた応急処置キットでとりあえずの処置を施し、そのまま二匹を抱えて泊まっていたホテルに直行。
駄目元で一応ホテルに確認を取ると、防犯を考え割と良い所を選んでいたのが良かったのかペットOK。
そのままホテルで二匹との生活が始まった。
俺は気の強そうな黒い猫に『
安直な名前ではあるが、この時は元気になったら自然に返すつもりだったのと、あまり変な名前を付けては可哀想と思いこの名前になった。
「...本当に白、なのか?」
「......はいっ」
彼女は嬉しそうに答えると、抱き着く腕の力を少し強めた。
「そうか、そうなのか...いや、でも良かった。もう二度と会えないと思っていた」
俺は驚くと同時に納得もした。
いなくなった理由も、あの不可解な傷の事も。
現代社会においては怪我をした猫自体は珍しくも無いとは思っていたが、傷口に魔力の残滓が残っていたのがずっと気になっていた。
「種族としては、妖怪......でいいんだよな?」
そう言うと小さな身体がビクッと震えた。
「あぁ、だからどうこうという訳ではない。
あくまでただの確認だ」
「......はい」
今度に返事は先程の様に喜色を含んだ物ではなく、落ち着いた静かな返事だった。
「あぁ、その、なんだ。何はともあれ無事でいてくれて良かった」
俺は彼女の肩に手を添えながら、もう片方の手で優しくねの生えた頭を撫でる。
「......ずっと」
「ん?」
「......ずっと会いたかったです」
「...俺もだよ、白」
会いたかった。その言葉にどうしても嬉しくなってしまう。
そう思っていたのは俺だけでは無かった。
いくら探し回っても見付からなかったのに、故郷に戻って来て会えたなど誰が信じるのだろうか。
毎日の様に戦いに明け暮れていた俺にとって、白と黒は数少ない俺の癒しだった。
転生したとしてもせいぜい18年分のぬくぬくと生きてきた人生では、殺し殺されの世界には到底耐え切れず知らず知らずの内に心は悲鳴を上げていた。
そんな中で白達の存在は正に救いだった。
殺しを生業とする者が今更救いを求めるのも可笑しな話だとは思うが、闘争とは無縁の世界で生きてきたからこその弱さが俺にはあった。
白達がいたから壊れずに戦えた。
その後、白達が俺の元から去ってしまった後の話は......正直あまりしたくない部類に入る。
それも今は脇に置いておこう。
「......ご主人様がこの学校に来た日から、可能な時はずっと見ていました。...でも、私は妖怪で悪魔だから、どうしても言えなくて...本当はもっと早く言いたかったんです」
「人ならざるものだと知られて嫌われると思った?」
聞いておいて少し質問の仕方を間違えたと思ったが、白は意外にもすんなりと答えてくれた。
「......はい。その時はまだ、普通の人だと思っていたので...でも、そうでは無いと知って不謹慎にも喜んでしまいました。
裏の仕事を請け負っているのなら妖怪も悪魔も見慣れているだろう、と」
「...そうか、で昔から俺がずっと気付けなかったなんてな」
「......それは無理も無いと思います。昔はお姉さま...黒が仙術という気を操る力で妖怪特有の妖気を隠していましたし、私も少しは気を扱えるのでそれを使って気配を隠していました」
「仙術...そういえば今の話にも出てきていたが黒はどうしたんだ?」
そう言うと白は抱きついていた腕を離して、憂いを帯びた表情で語り始めた。
「......私達は仙術という強大な力に目をつけられ、私の代わりにある悪魔の眷属となり、そこで戦う為の力を求め過ぎて仙術を暴走させてしまって主を殺害...今ではSS級はぐれ悪魔になっています」
それはあまりにも衝撃的な告白だった。
「SS級はぐれ悪魔......まさかっ!!」
妖怪、猫、SS級はぐれ悪魔。
これに該当する奴が一人だけいる。
賞金稼ぎをやっているとそういう情報も良く回ってくる。
「......おそらくそのまさかです。SS級はぐれ悪魔、その名は」
「黒歌......嘘、だろ?」
衝撃的すぎて言葉が出ない。
あの黒が力に固執して暴走なんて信じられん。
いつも白を守る様にしていたあの黒が......。
「......その通り、殆どが嘘です」
「What?」
何を言っているのでしょうかこの娘は。
「......はぐれ悪魔になってしまっているのは紛れも無い事実ですが、その理由は大きく異なります」
「...一体どういう事だ?」
「......仙術に目をつけられたのも私を守る為に眷属となったのも本当ですが、力を求めて暴走もしていませんし、主を殺害のも別の理由です」
俺は無言で続けるよう促す。
「......半ば無理矢理眷属にさせられたお姉さまは、最初は普通の仕事を任されていたそうですが......ある日突然、その男が本性を表してお姉さまに肉体関係を迫ったそうです」
「...なんだと」
言いようの無い怒りが俺の中で渦巻いているのが分かる。
「......落ち着いて下さいご主人様。話はまだ終わってません。
それにお姉さまも私もご主人様以外に体を許す気はありません。
だから、それを聞いたお姉さまは当然激怒して主を張り倒したそうです。
するとそれに怒った主がお姉さまを殺そうとして、お姉さまはそれを返り討ちにして主を八つ裂きにしたそうです」
「...何か不穏な言葉が聞こえた気がするがまあいい。
無理矢理眷属にさせられ、更には肉体関係を迫られて断ったら殺す?
巫山戯た野郎もいたもんだな......だが、それではぐれ悪魔か。
それではぐれ悪魔として正式に登録されてるって事は、情報はそのクソ野郎の眷属辺りに改竄された物か」
「......概ねそれであっています」
世の中とんだクズもいたもんだなぁ......それに、悪魔社会も随分と緩いもんだな。よく調査もせずにはぐれ悪魔認定とはな。
忙しいのは分かるが調査ぐらいしっかりしやがれってんだ。
「......その後、私はサーゼクス様に保護されて部長の眷属になりました。
私は仙術を少ししか使えないと言いましたがあれも嘘です。
仙術の力を狙う者達から身を守る為に、お姉さまの様に暴走するのが怖いと言って少ししか使えないと偽っています」
「...あれだけ一緒にいて、何も気付けなかったのか俺はッ」
自分の不甲斐なさに怒りが湧いてくる。
大切だなんだと言って結局は何も出来ないんじゃないか!
「...ごめん白、本当にごめん。気付いてやることも、守ってやる事も出来なかったなんて。
俺は...」
あまりの情けなさに、身体を支えられるだけの気力も失い膝から崩れ落ちてしまう。
「......そんな事無いです!」
そう言いながら白は、今にも倒れ込んでしまいそうな俺を抱き締め支えてくれる。
「......ご主人様は私達を助けてくれた!私達を家族同然に扱ってくれた!
それがどうしようもなく嬉しくて、誰にも渡したくないと思って......」
白の突然の激しさに唖然としていると、白は何か覚悟を決めた様な目で俺を見据えて言った。
「......好きですご主人様。私をもっと愛して下さい」
言うや否や白の顔が俺の顔に急接近、一瞬でその距離は0となり接触。
接触箇所は唇。
これは、所謂キスというモノでは無いのだろうか。
えっと、その、色々と改変されてたり時系列が分かりにくいとかあると思うんですが、とりあえず武器は仕舞ってくださいお願いしますぅ_|\○_
ヤンデレ感が薄い?うちのしろにゃんこは若干変な病み方してるってことで一つ。
あと、ヤンデレの魅力って愛情とか独占欲とかが振り切れちゃってて、いつもは普通なのに裏では愛ゆえに他者への憎しみが...とか、滅茶苦茶我慢してるけど、本当は他の女と仲良くとかのストレスが溜まっていってピークに達して何かの衝撃で爆発、狂気に走ってお前ら殺す。
みたいな過程をってのはあると思うんですがどうでしょうか?
最近はヤンデレていうと、刃物もって常にハイライト消えてて主人公にべったり、他の女消えろよみたいなのを全面に出して最初から隠そうとしないのが多くて、それはヤンデレの極端な二面性という個性を潰している様で如何なものかと。
悪いとは言いませんが、若干ヤンデレ感が薄いというかねぇ?
なんかキャラを立たせるためのテイストにしてる節があってこれはヤンデレキャラですって言われても、?ってなることが多いです。
まぁ、ヤンデレの捉え方は人それぞれだとは思うので、それは違うんじゃないか?と思ったら感想かメッセージ下さい。
自分が病むまで語りましょう。
長くなりましたが今回はここまで!
次回を待つのDA!
P.S.評価コメにて原作読み込んだらもっと良くなると言われ、確かにそうだなと本気で納得しちゃったので。原作買ったらリメイクなり要所要所の修整が入りますが、その時はまた何かしらの形でご報告致します。