思い付き作品と明言してるのだから大丈夫なはず......。
後、沢山のお気に入りありがとうございます(*゚∀゚*)
まだ投稿し始めてからそんな期間経ってないのにお気に入り80越えしてて目を疑いました。
思い付き故のガバガバさ加減で失望されないか心配ですが、これからも頑張りますのでよろしくお願いします_|\○_
よ、よう、雷電君デスヨ。
塔城さんはあの後も、黙ったままだし姫島先輩はそれを見てニコニコしてるだけだし祐斗に関しては部屋入ってから喋っていない。
一応、楊枝投げ付けられてるんですがそれは......。
あぁ、紅茶が美味しい。
「ごめんなさい、待たせてしまって」
現実逃避気味に紅茶を飲んでいると、そんな言葉が耳に入りシャワールームから紅い髪の女性、オカルト研究部の部長にして眷属を束ねる王『リアス・グレモリー』が姿を現した。
......タオル一枚で。
「え、えぇ、あ、いや全然別に、大丈夫で、スゥゥン!?!?」
とりあえず立ち上がり挨拶しようとするも、目のやり場に困って視線を逸らすが、その努力も虚しくどうしてもその豊満な胸や綺麗なふとももに行きそいうになってしまう。
するとどういう事だろうか。
___また飛んできた。先程よりも増大した殺気と共に。
「楊枝ェ...」
塔城さん二度目の楊枝アタック。しかもファーストアタックよりも威力が高い。
学園のマスコットなどと呼ばれる彼女の意外な、それこそ一気に印象が変わりそうな以外な一面を二度も目の当たりにする事となろうとは......。
「小猫、彼は私が呼んだ客なのよ?軽はずみな行動は控えて頂戴」
「......すみません」
そう言って大人しく座り直すが、如何せんこちらを見つめる目が怖い。
睨まれてるのでは無く、光を失った様な目でただ俺を見据えているだけなのだがそれが非常に怖い。
本当に俺は何をしてしまったんだ!?
いい加減答えを見つけないと精神が死ぬ。
「ごめんなさい。あの子も何時もはあんな事はしないんだけれど...何かまずい事でも言っちゃったの?」
グレモリー先輩は着替えを済ませると俺にだけ聞こえる様に、何があったのかを聞いてくるが生憎と一切心当たりが無い。
「いえ、私自身全く心当たりが無くどうしたものかと」
俺もグレモリー先輩にのみ聞こえるように小さな声で返す。
「そう、なんにせよいきなり呼び付けてしまって悪かったわね」
グレモリー先輩は俺から少し離れると、本題へ移るべく多少強引ではあるが話を変えた。
「いえ、私のやっている事が知られている以上、まず間違いなく呼び出されるであろう事は予想できていましたのでお気になさらず」
「そう?なら私が今回貴方を呼んだ理由は勿論分かるわよね?ジャック・ザ・リッパーさん?」
グレモリー先輩はそう言って何かの資料を取り出し、机へと置いた。
「おや、この資料は...私の賞金稼ぎとしての活動を纏めた物ですか。最初の仕事から全て記載されている......これを何処で?」
「ある人物に貴方の事を聞いたら、快く教えてくれたわ。口頭での説明が主でその資料はあくまで補足程度らしいけど」
ある人物......ここまで俺の情報を持ってる奴はそういない。
その中でもグレモリー先輩と関わりのある奴など一人しかいない。
「『サーゼクス・ルシファー』貴女の兄ですか。
......ならば話し方は素に戻させてもらうぞ」
そう一言断ってから飲みかけだった紅茶を飲み干し、資料に目を通す。
「あぁ、それと呼び出しの理由についても大体見当は付いている。
建前としては俺の危険性を見極める為とかだろうが、そんなものはサーゼクスに聞けばいい話だ」
資料を机に置き、俺はグレモリー先輩に視線を戻す。
「直接見て判断しようとしたというのも考えられるが、会って話すリスクを考えれば理由にするには些か弱い。
不本意だがジャック・ザ・リッパーなんて大仰な二つ名まで付けられていれば相手が人間だとしても多少なりと警戒する筈だ」
グレモリー先輩は黙って俺の考えを聞いている。
その様子から話を続けても良いと判断して言葉を続ける。
「そんな奴をここに呼ぶ時点で危険視などしちゃいないのは明白だ。
そうなると呼び出した理由は他にある事になる。
ここからは、いやまぁここまでも全て唯の予想ではあるが...俺を眷属にでもしようと思ったのか?」
そう言って意地の悪い笑みを浮かべる俺の顔を見つつ、グレモリー先輩はへぇ、と小さく声を漏らす。
「驚いたわ、そこまで読まれてるなんて。ますます欲しくなるわね...」
「驚いたのはこっちもだ。
俺の事は祐斗を通じてある程度知っていたとはいえ、多少名の売れてる賞金稼ぎ一人程度の事を調べるのに態々サーゼクスにまで協力を求めるとはな」
「...聞いてはいたけど本当に呼び捨てなのね」
「まぁな、どうせ本人から色々聞いているんだろう?なら話は早い。
悪魔側の仕事を貰ってはいるが、俺は人間であって悪魔じゃ無いからな、いくら魔王だからと敬う気は更々無い」
大体勝手に領地とか言ってるが、何処の誰に許可取って言ってんだそれ。
「それに、親しい友人に様だのなんだの敬称を付けんのもおかしいだろ?」
「友人...貴方本当に何者なの?」
「何者と言われてもなぁ?
ただ斬る事が得意なだけの賞金稼ぎ。それ以上でもそれ以下でも無いさ。
後、俺を眷属にしたいなら殺して無理矢理位しか方法は無いぞ。
まぁ、貴女には無理だと思うがな」
「...っ!」
思わず口にしてしまった言葉に、グレモリー先輩が若干不機嫌になったような気がして慌てて”立場的にも心情的にもな”と付け加えておく。
「だがまぁ、今のリアクションで貴女が俺をどう見てるか大体分かった」
そう言いながら俺は書類の束を再び拾い上げ
「ここでひとつ、俺の力の一端をお見せしよう」
無造作に空中に放り投げる。
「そう見れるものでもないからな......”見逃すなよ?”」
俺はそう言ったと同時に背中に鞘を展開。ブレードでは無くナイフを抜刀。
先程からちょいちょい使っていた斬撃モードを発動する。
俺の個人情報だらけの紙目掛けナイフを一閃。
感触を確かめた後、ナイフを握り直し寸断された紙を更に斬り刻む。
完全に内容が判別不能になったのを確認してナイフを納刀し鞘ごと展開を解除。
近くのゴミ箱を手に取り斬撃モードを止める。
「こんな感じなんだが、[パシャ] 見えたか?」
細切れになった紙がゴミ箱に綺麗に収まったのを確認し、スマホでグレモリー先輩の唖然とした顔を激写。
ついでに答えの分かりきった問を投げる。
「...いいえ、全く何も分からなかったわ」
「そうか、なら俺を眷属にするのは諦めた方がいい。
...さて、話が終わったのなら失礼させてもらおう。姫島先輩紅茶ご馳走様でした」
「お粗末さまでした」
なんで唇ペロってしたんですか。えっろ。
...塔城からの殺気がパネェ。これさては視線とか思考がバレてますねぇ!
「...祐斗、明日も昼は屋上でいいか?」
「うん、構わないよ」
「えっと、その、塔城さん?次回は投擲はナシで頼む」
「......考えておきます」
えぇ...。
「えぇ...まぁいいか」
回避余裕なので(慢心)
「それじゃ、お疲れ様でしたー」
俺は雑に挨拶を済ませそのまま退室し、帰路へとついた。
さて、今日の夕飯どうしよっかな。