本来、脚光を浴びる事の無いキャラがメインに絡んでたり、原作置いてけぼりだし!
でも、あの人見た目が凄い好きなんだよ!!
よう、この前の依頼の報酬が思ったより多くてテンションが高い雷電だ!
あれから一週間位経ってるけど、毎日夕飯のおかずを一品追加する事でちょっと幸せな気分を味わっている。
「派手じゃないプチ贅沢ってなんかステキ」
そんなささやかな幸せを感じる食事を終え、食後の茶を飲んでいたのだが、ふと今日学校であった事を思い出した。
それはしばらく会わないうちに変態と化していた一誠の、彼女が出来たという一言から始まった。
▽▲▽▲▽▲▽
「彼女?お前にか?」
「そうなんだよライデン!」
嬉しいのは分かるが、いきなり来て開口一番に「彼女出来た!!!」は驚くからやめて欲しい。
後、どうでもいい部類の話ではあるが、一誠は俺の事を雷電では無くライデンと呼ぶのだがこれは子供の時のイントネーションがそのまま残ってしまっただけで特に意味は無い。
「まぁ、それはおめでとう?」
「なんで疑問形なんだよ!ちゃんと証拠もあるんだぞ!」
そう言って一誠は携帯の画面を俺に見せ付けるかのように突き付ける。
そこには黒髪の美少女と言っても差し支えない女性が映っていた。
「いや、別に疑っている訳では無いんだがな...」
「あれ?そうなのか?てっきり元浜達みたいに疑ってるもんかと」
「あぁ、まぁ確かに久しぶりに会って随分と濃度の高い変態になっていたのは驚いたし、そういう面しか知らなければそう思うのは不思議では無いな。
だが、昔を知ってる俺からすればお前がいい奴なのは分かっているし、そのいい部分を評価してくれる娘に出会えたんだろうなと思ったまでだ」
そう言ってやると一誠は少し恥ずかしいのか頭を掻きながら礼を言ってくる。
「えっと、なんか面と向かって褒められるのって恥ずかしいな。
でも、信じてくれて嬉しいぜ!ありがとなライデン!」
「おう、愛想つかされないように気を付けろよ」
「勿論!...でだな?モノは相談なんだが...」
「何だ?力になれるかは分からんが言ってみろ」
話を聞いてみれば、明日デートに行くのだが何処に行けばいいのか分からないのだとか。
何故まだこの街に帰ってきてまだ日が浅い俺に聞いたのかは不明だが、学生の一般的と思えるデートスポットやらを調べて教えた。
果たしてこれで良かったのだろうか?
「ありがとうライデン!どうすればいいのか分からなくてマジで困ってたんだ!」
「構わんよ、と言ってもネット検索をかける位で大した事はしていないが」
「いやそんな事ねぇって!俺一人だったら調べるにしても、何をどう調べればいいのかすら分からなかったし本当に助かった!!」
一誠はそう言って俺を神か何かの様に拝み始めた。
「拝むな。まぁ、明日は頑張ってこい一誠」
「おう!」
▽▲▽▲▽▲▽
といった具合にすげーハイテンションだったが、大丈夫なのだろうか。
後、俺がこの町に帰ってきたからなのかは分からんが、休日という事もあって、親戚が様子を見に来るそうな。間接的な連絡だった為に誰が来るのか正直分かっていなかったりするんだが...一体誰が来るのだろうか?
明日は一誠のデートを陰ながらサポートするつもりだったが仕方が無い。
「ウルフ、明日は親戚が家に来るから外出するか、地下にでも隠れててくれないか?」
「あぁ、この前言っていた件か。分かった明日は地下でアニメでも見ていることにしよう」
「すまんな、というか随分と俗っぽくなったなウルフ?」
アニメって...何だか変な感じだ。
「主人に似たんだろう」
ウルフはそう一言残して、部屋へと戻っていった。
▽▲▽翌日▽▲▽
ども、朝雷電です。
ウルフは一度顔を見せたらすぐに地下へと引っ込みました。
親戚の人は今日の朝到着予定と聞いているが、そろそろ着く頃だろうか?
ピンポーン
お、早速来たようだ。
これが噂をすれば影がさすってやつか。
「はーい、今出ますよーっと。親戚って誰が来たんだろ?」
神の気分なのか、親はいないくせにやたらと親戚やら家族ぐるみの付き合いやらが多いせいで特定し辛いという謎事情があったりする。
玄関まで行き、扉を開くと其処には白いフリルの着いたワンピースを着た青い髪の綺麗なお姉さんが立っていた。
「らいくん!」
俺がポカーンとしていると、そのお姉さんは感極まってといった様子で俺の頭をがっちりホールドして引き寄せ、抱き締めた。
「むぐっ!?」
抱き締められた俺は、その豊満な母性の象徴へと顔から突っ込んでしまった。とても甘い、いい匂いがする。
......って違う!これは色々とまずい。嬉し恥ずかしいとか色々あるけど、その前にッ
「シヌゥ」
「らいくん!?ご、ごめんなさい!久しぶりで興奮しちゃって!!」
俺が蚊の鳴くような声で言うと、クールそうな見た目に反して慌てながら俺をがっちりホールドしていた腕を離した。
なんだろうオロオロしてるのが凄い可愛い。
「はぁ、はぁ、大丈夫...大丈夫だから”加奈さん”」
俺が特徴に当てはまる人物の名前を口にすると、女性...加奈さんは目を輝かせて今度は俺に飛び込むように抱き着いてきた。
う...うおぁぁぁぁ!!!む、胸が!!お胸が俺のやったら鍛えられた胸板に当たって変形してるぅぅぅぅ!!?!?!!?
さっきも凄かったがこっちは視覚と触覚のダブルパンチでもっとヤバイぃぃぃぃ!!!!!
い、い、いい、い、一誠じゃぁあ無いがこの状況はマズイ!!いや、超美味しいけどマズイ!!!!
「らいくん!覚えててくれたのね!!」
ああ、笑顔が...とてもまぶしいです。
俺もゆっくりとだが加奈さんを抱き返して言葉を返す。
「あ、あぁ、加奈さんを忘れろって方が難しいよ。一緒にいた期間も長かったし」
心の中は大騒ぎだが、一切表情には出さずに努めて明るく対応する。
「んっ...はぁ...」
加奈さんは何で若干、艶っぽい吐息を漏らしていらっしゃるんでしょうかねぇ!?
そして玄関先だからか、周りからの殺気混じりの視線が痛いんだが!!
一人馬鹿みたいに濃い殺気を放ってる奴もいるし、なんなんだ此処は!?
天の声(玄関です。)
「か、加奈さん、いつまでも玄関で立ち話もなんだから上がってからゆっくり話そう」
そう言うやいなや俺は離れてくれない加奈さんと自分の位置を入れ替え、後ろ手で扉を閉めると殺気はともかく視線は途切れた。
「ふぅ、これでひとまずは平気か。加奈さん、大丈夫?」
問い掛けてみるも加奈さんは俺の首筋に顔を埋めていて、答えは帰って来ない。
とりあえず、抱きしめた体勢のままではどうしようもないので、靴を脱がして向きを少し変えお姫様抱っこに値する体制に変えてリビングのソファまで移動して加奈さんを降ろす。
なんか顔真っ赤でソファにうずくまっちゃったけど大丈夫か加奈さんや...。
「加奈さ〜ん、とりあえず風邪とかだったら今、家に薬無いから買ってくるけどどうする?」
▽▲▽▲▽▲▽
どうも、加奈ことカラワーナです。
安直な名前?言わないで下さい(作者も)分かってます。
何でお前、雷電の親戚とかやってんの?って、それは色々あったんですが簡単に言うと...惚れました。
十年ほど前に出会って、最初は神器持った子供だし適当に育てて言うこと聞かせられたら色々都合がいいかな位の考えで近付いて親戚になりすましていたけど、一緒にいる内に次第にらいくんの事ばかりが気になって気付いたら好きになってた。
...恥ずかしいから本人には明かしてないけど。
お前性格違うだろって?らいくんを見て生きてたら性格も変わります。ええ、変わります。
ああ、らいくんの匂いを嗅いでたら頭がぼーっとしてって私は何をしてるんだ!?
お姫様抱っこ!?夢が叶っ...って違う!何でこんな事になってるの!!?
「加奈さ〜ん、とりあえず風邪とかだったら今、家に薬無いから買ってくるけどどうする?」
え?え?どういうことだってばよ・・・(錯乱)
あ、でも落ち着きたいかららいくんには悪いけど行ってきてもらおうかな。
「ごめんねらいくん、いきなり来てこんな...」
「いいよ、加奈さんが倒れでもしたら、そっちの方が心配しちゃうからさ」
あぁ、らいくんは本当に優しい。
私はそんな所に惚れたのかもしれない。
ストーカーの牝猫は今でもウロチョロしてるみたいだし、更に言えば悪魔と学校が同じなんて!
私がらいくんを守らなくちゃ!!
そして、カラワーナの戦いの日々が始まった。
はい、という訳で文句は受け入れよう(´・ω・`)
それが定めだ。
なんか書いててどうしてもカラワーナ程の美人さんを殺したく無い感情に駆られて、改変しちゃったんだぜ。
一応言っとくと病んでもいないしストーカーでもないよ。
前書きでも言ったけどカラワーナさん見た目がどストライクなんですよね。
生存させた事によってどう絡ませるかはまだ考えて無い。
思い付きって怖いね☆(ゝω・)v