オメェら全員誰だこの野郎!面影すらねぇよ\( 'ω')/ヒィヤッハァァァァァァァア!!!
綺麗なレイナーレ。
略して、綺麗ナーレ。
またノリノリで書きまくってしまったので、今回は早めの投稿。
ドラッグストアに全力疾走中の雷電だ。
俺は強化された都合上、滅多な事では風邪など引かないからと風邪薬の類は一切置いていなかったのだが、今回はそれが仇となった。
あの優しい加奈さんの事だ、色々と無理をして今日もここまで来たのだろう。
それに、自意識過剰かもしれないが、加奈さんは俺の事となると些か無理をしすぎるきらいがある。
昔から世話焼きな人だったが、今思えば俺が世界を巡る旅の予行と称してちょくちょく一人旅して帰ってくる度に、だんだんと重症化してた気がする。
そんな感じでいつも自分より俺を優先しているような気がして不安でならない。
きっと普段も何かしらの無理をしているのだろう。
「心配だ...」
つい、言葉が口を突いて出てしまったが、どうやら聞いている人はいなかったようだ。
『やはり、お前は加奈の事が好きなのか?』
あぁ、そういやコイツがいたわ。
「ウルフ...前にも言ったが俺のはそういう感情じゃなく、感謝と親愛の念だと何度言えば......」
『そうか?......いや、そうなのかもしれないな。お前が他人に向ける愛は全て同じように見える。今も昔も恋愛経験ゼロのお前にとっては愛は一種類なんだろうな』
「ほっとけ」
確かにさぁ、転生前もイケメン雷電になった後もさぁ、一向に彼女の一人も出来ないしさぁ、一番最初に仲良くなった相手が拾った二匹の子猫な位にはボッチだったけどさぁ、その子猫達ともある事件を境に離れ離れになったままだけどさぁ、それでも家族に向ける愛と、恋人に向ける愛の違いくらい多少は分かってるつもりだしぃ。
......っと、拗ねてる場合じゃないな。
ドラッグストアには着いたが薬何買って帰ればいいんだ!?
と、とりあえず全部一種類ずつ買って帰ろう!(錯乱)
店にあった風邪薬全種類購入。
「ありがとうございましたー」
店員の挨拶もよそに、俺はドラッグストアを出てまた全力疾走で家へと駆ける。
走り始めてすぐに、公園が目に入り家までの距離が後少しだということを教えてくれるが、そちらをチラ見した時、公園内に見覚えのある人影があり足を止めてしまった。
「あれは...一誠か?」
▽▲▽▲▽▲▽
どうも、加奈ことカラワーナです。
今回も出番ありました。
あぁ、今思えばなんてもったいない事をしているんだろうか。
この時間があればもっとらいくんと一緒にいられたのではという思考に至り、若干凹んでます。
「そうだ、らいくんのお部屋...」
ふと、私はらいくんの部屋を探そうと考えました。
何故そんな考えに至ったのかは不明ですが、この時の私はらいくんがいない寂しさを紛らわす手段を探す事しか頭にありませんでした。
家自体は非常に大き部屋数も多かったのですが、らいくんの部屋は案外簡単に見つかりました。
早速、中へ入ってみるとリビングよりも濃いらいくんの匂いが私を包み込みました。
もうそれだけでかなり幸せなのですが、堕天使は欲望に忠実な生き物です。
更なる充足を求め、私は先程から目に入っていたベッドへゆっくりと倒れ込み、枕に顔を埋めました。
その瞬間、らいくんの匂いが肺を満たし、思わず意識を飛ばしかけてしまいました。
「はぁ...らいくんの匂い」
そうしている内に段々と眠くなっていき、遂にはそのまま眠りに落ちてしまいました。
▽▲▽▲▽▲▽
「一誠の奴、あの様子だとデートはいい感じに事が運んだみたいだな」
帰る途中、偶然にも公園内でいい雰囲気を醸し出している一誠と写真で見た彼女『天野 夕麻』を見掛けてしまい足を止めてしまった俺は、加奈さんに悪いとは思いながらも一誠の恋路が気になってしまいそのまま隠れて見ている。
何かあればウルフ教えてれる様頼んだしちょっとだけ...。
「イッセー君、今日のデート凄く楽しかった!
...この時間が終っちゃうのが嫌になる位に」
「俺もそう思う、夕麻ちゃんと一緒にいると楽しくてずっと一緒に居たくなっちゃうよ」
何だかキスでもしそうないい雰囲気だが、あの夕麻って娘は何であんな今生の別れみたいな言い方を?最近の子って皆こんな感じなの?
「ねぇ、イッセー君。お願いがあるんだけど...いいかな?」
「うん?べ、別に構わないよ!」
「フフッ、じゃあお願いしようかな......イッセー君」
これはキスの流れなのか!?キスなのか!!?!?
「死んで...くれない......かな?」
「え?」
は?今あの娘何て言った?
死んで欲しい?自分の彼氏に!?
一体なんだってそんなッ
「冗談...だよね?夕麻ちゃんも人が悪いな!こんな時に冗談な「ごめんなさい、冗談でも何でも無いの」......本当に?俺、何かしちゃった?もしかして今日のデートつまらな「違うわ!そうじゃないの...そうじゃないのよイッセー君」
「じゃあ、何で...なんでそんな事言うんだよ夕麻ちゃん!!!」
一誠が立ち上がって叫び、あの娘は悲しげな表情でゆっくりと立ち上がり、呟く様に言った。
「私ね......人間じゃないの」
バサッ!
その一言と共に、あの娘の背中から黒い、まるで鴉のような漆黒の翼が音を立てて広がる。
それは堕天使の証。人ならざる者の象徴。
何故こんな所に!?そう思いながら俺は神器を発動させようとして一誠の様子がおかしいことに気が付いた。
「やっぱり怖いわよね、こんな翼。こんな物があるから私は「綺麗だ...」え?」
「夕麻ちゃん、すごく綺麗だ。天使みたいな...あ、でも黒いから堕天使かな?でも、そんな事気にならない位に綺麗だ」
あいつ、こんな状況で何を!?
「待ってイッセー君、あなた私が怖くないの?」
「全然、だって自分の彼女を怖いなんて思う筈無いでしょ?」
絶句した。我が友人ながら肝が座りすぎている。
それを聞いたあの娘は涙を流し、一誠へと抱き着いて謝り始めた。
「ごめん...なさぃっ、わたしっ!いっせぇくんを...うっ、だまして!ころそうとしたのに!!!」
一誠はそれを聞きながら頭を撫でる。
「うん、でも俺は生きてるよ」
「ほんとは!ころ、したく...なんて!!ない、のにぃ...んぐっ」
...まったくもってあいつは、普段からあれなら相当モテるだろうに...。
一瞬目を離し、再び視線を戻すと一誠は泣きながら懺悔するあの娘にキスしていた。
「ふぇ...?いっせーくん、なにを?」
「何をって.........キス」
ボフッ!そんな音が聞こえそうな程、急速にあの娘は顔を真っ赤にして俯いてしまう。
「理由は全然分かんないけど夕麻ちゃんが俺を騙して殺そうとしたっていうのは分かった。でも、俺は生きてるし夕麻ちゃんの事も大好きだし、それじゃ......ダメかな?」
「イッセー君......好き!私もイッセー君が大好き!!」
それを聞くと一誠は笑顔になって、抱き締めていた手を翼に伸ばして優しく触れる。
「よかった、俺も夕麻ちゃんと夕麻ちゃんの翼も好きだから。これからも一緒にいてくれますか?」
「......喜んで!!」
彼女は泣きながらも今度は笑顔で一誠にキスをした。
良きかな良きかな、邪魔者は退散するとしようかね。
早く加奈さんに薬を持っていかないといけないし。
良かったな一誠。最高の彼女が出来て。
心の中でそう告げて、立ち去ろうとしたその時。場に似合わぬ男の声が聞こえた。
「何をモタモタしているレイナーレ」
その男はロングコートに中折ハットを被った大柄な男で、その背中には黒い翼が生えていた。
ひゃぁあ!!
レイナーレが恋する乙女天野夕麻になってしまっている件に関しましては、ある方に感想を頂いた上で影響をもろに受けた上でそこに更に事故成分を倍プッシュしてたら
こ う な っ た。
今更、もう自分じゃ驚かないよねとか思ってたらまた重大事故が発生するわけですよ。
堕天使組はカラワーナこと加奈さんが雷電を好きになってたり、レイナーレもとい天野夕麻ちゃんがイッセー君のヒロインと化しましたが、何も問題はない。いいね?
あと二人?残念だが知らぬ。