PSO2水滸伝傍ら(かたわら)の群星   作:垣屋越前守

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29.空を切る猛けき闘争

アッシュたちは異変に対応するため酷暑で消耗しつつある体に鞭打ち走る

アッシュはともかくスゥにも疲労の色は隠せずルピカにいたっては

既に体がふらふらと左右にぶれ始めている、それは活動時間の限界を

示すものであった、

ギリアムとフーリエはレンジャーという中距離支援の役割と同時にホバー移動で

砂を巻き上げるため3人に気を遣い後から周囲を警戒しながらそれに従う、

 

黒煙と金属を殴りつける激しい音が徐々に大きくなり近づいていく、

無残なまでの残骸に憎しみとも取れる苛烈な損傷が見て取れる

元はスパルダンやギルナス等おなじみの機甲種であったのだろうが

一見して即断できないほどの潰され様であった、

 

残骸をかいくぐり走り続ける、

その先に二つの人影、一つは大きく一つは華奢で機甲種から吹き出る黒煙と地面からの熱気が

混ざり合いでゆらゆらと揺れてアッシュたちの目に映る、

そしてその一番先の黒煙のそばにはガラクタを積み上げたような山があり

そこがリリーパ族の集落である事をうかがい知ることか出来た、

 

大きな影の数十メートル手前の華奢な人影がふいに振り向きアッシュたちを制止した

薄緑の髪が顔を覆い表情が掴めない

 

「これ以上先に進まない事を推奨します」

 

なんの感情も感じられない無機質の声、アッシュはかかとでブレーキをかけ

その場に足を止めた、

 

そして奥からはガツンガツンと金属を激しく殴りつける音と何かの怒号が聞こえてくる

 

「おらおらどうした!機械の体は丈夫なんだろうが!もっと根性見せてみろぉ!」

 

その声が聞こえてくると同時に機甲種の破片がアッシュに向けて飛んでくるのを軽く避け

アッシュはその大きな影に声をかけようと前に進む、

その大きな人影そして静止した少女が依然ナベリウスの研修生救助作戦で

マトイを救った折に会った事を思い出したからだ

 

「もう一度言いますこれ以上進まない事を推奨します」

 

「何かあったのか?ずいぶんと激しく戦ってるようだが」

 

後続のギリアムが少女に尋ねる

 

「ゲッテムハルト様は機嫌が悪いのです、今は見境がありませんから退き帰される事を

推奨します」

 

アッシュはゲッテムハルトと呼ばれた巨漢がたけり狂うその近くでガラクタテントの

隅でおびえるリリーパ族を見とめ少女に制止する旨を伝えた、

 

アッシュはソードを背中に納めゲッテムハルトに向かってゆっくりと歩き出す

そして身一つ分にまで近づいくと機甲種だった残骸を殴り続けていた

ゲッテムハルトはすばやく振り返りさながら親の敵でも見るかのごとく

嚇怒しでアッシュに向かってコブシを繰り出す

 

「邪魔だてめぇぇぇぇぇぇ!」

 

さながら機甲種の血液のようなオイルとナックルにつきささった破片の混ざった

拳をかろうじて避けるがその速さと力強さが風圧となってアッシュを掠める

これに当たれば並みのアークスはもちろん半可な敵などひとたまりもないだろう、

 

「どうしたんだ?緊急指令が出ているように見えないし」

 

「そんなモン関係ねぇ!邪魔しやがって!ぶち殺されてぇのか!」

 

「そこのリリーパ族も怖がってる、もうやめてやれよ」

 

アッシュはゲッテムハルトに自制を求めたが興奮状態の彼には聞く耳も持たず

当然ナベリウスで顔を合わせた事を思い出すような素振りもなかった、

 

「そこの気持ち悪いやつらか!このガラクタどもを潰しきったら

次はこいつらを皆殺しにしてやるよぉ!」

 

「落ち着けよリリーパ族は敵じゃないだろ?」

 

「こいつらだってダーカーの影響を受けてるだろうが!アークスと言うのは

ダーカーとその手先の殲滅のためにいるんだろうが!」

 

ゲッテムハルトとアッシュのやり取りを聞いていたフーリエが割って入る

 

「待って下さい!この子達からはダーカー因子は検出されていません、アークスは

原住種族との交流や折衝も任務です、落ち着いて下さい!」

 

フーリエはゲッテムハルトを落ち着かせようとするがすぐさま反論が返って来る

 

「こんなダーカーに影響されてるか分からないクズどもを今のうちに殺してやるのが

生殺与奪の権利があるアークスの慈悲ってモンだろうが!」

 

「しか・・・」

 

「うぜぇんだよぉ!」

 

フーリエが言葉を発しきらぬうちにゲッテムハルトの拳がフーリエの腹部にめり込み

彼女はその勢いで宙に舞い地面に叩き付けられる、

キャストのボディーの中で屈指の頑丈さを誇るランクスシリーズを用いていたはずの彼女の

体はくの字に折れ曲がり今にも千切れそうになり左腕が吹っ飛び

もはや自力で立つ事もかなわなかった、

スゥとルピカは何が起こったのか理解はしていたがゲッテムハルトの狂気と圧倒的な

威圧感に押され恐怖で体が動かない、

 

「話しても無駄だ!やつの動きを封じるぞ!」

 

ギリアムがゲッテムハルトの足にめがけてライフルを掃射するが

ゲッテムハルトはニヤリと笑うと素早い蹴りと拳を突き出しギリアムの放った

ライフル弾を弾き落とす、

 

「!」

 

ギリアムは驚きを隠せなかった射撃に関しては自他共に認められる名手である彼だが

適格な狙いを軽く弾き返しそして次の瞬間ギリアムの見た物は自分の顔の前に

突き出された巨大なナックルであった、

 

「脆弱だぁ!」

 

ゴツンという鈍い金属音そして強烈な衝撃が走ったかと思った途端

視界がなくなり真っ黒になりそこからは何も感じなくなった、

頭部に強烈なストレートが叩き込まれ破損したのである、

 

「ギリアム!フーリエ!」

 

アッシュは振り返り倒れた二人を気遣うため声をかけるがそこに再びゲッテルハルトの怒号が

響き

 

「余所見してんじゃねぇ!獲物の分際でよぉ!」

 

繰り出された拳をソードで受けはしたものの一撃で柄の部分からくの字に折れ

二度三度と拳を叩き込まれソードは完全に千切れアッシュの腹部にソードが耐え切れなかった

拳が叩き込まれる、

 

「ヴ・・・・」

 

アッシュの口から鮮血がこぼれなすすべもなくその場に崩れ落ち

ゲッテムハルトは恐怖で凍りついたスゥとルピカに怒りの目を向けた

 

二人は完全に恐怖に支配され声も出ず増してや逃げるにも足が動かなかった

たった数秒の間にこの事態が起こりこの現実が目の前に広がっているのである

まだまだ未熟な二人には無理からぬ事であった、

 

「ダーカー・・・ダーカーダーカー・・・テメエらもダーカーだろうが!」

 

ゲッテムハルトは二人にむかってゆっくりと歩き始めている

 

少しはなれたところに佇む少女は何も言わず無言で無関心かのように伺えるが

助けを求めるにも恐怖で声が出ない、おそらく助けを求めたところで

少女は無関心を貫くことだろう、

 

 

アッシュたちがリリーパ族の集落に到着する少し前

 

 

「源さん発砲音が聞こえたねぇ」

 

「こりゃドンパチしなきゃぁならん・かもよ」

 

黒煙が上がる目的地に向かって垣屋とシンジュクは走ったシンジュクのホバーが巻き上げる

砂塵を避けながら垣屋はアイディスプレイのレーダーに目を向ける

 

「ダーカーの反応ではないようじゃのぉ、しかし磁場が悪くてよぅ分からんわい」

 

「アークスの誰かが機甲種と交戦中ってところか?」

 

シンジュクは既にホバー移動しながらライフルにウィークバレットを装填しはじめている

目的地は目の前の小高い砂岩の丘の下にある垣屋たちはラストスパートとばかりに

さらに加速し一気に砂岩の丘を駆け上りその頂上の削れて出来た崖の部分から

周囲を見回しすぐさま異常事態である事を把握した

 

「おいおいなんじゃありゃアークス同士で何をしとる」

 

「仲間割れって感じじゃないね、ヒューマン一人とキャスト二人戦闘不能で

そこでカタカタ震えてるニューマン二人はぶち殺される寸前

相手は二人で一人はサボってやがる、余裕でぶっ殺されるの図って所か」

 

シンジュクはニヤニヤしながら冷静な状況判断を下す

 

「おいおい人の不幸を笑うなって親に言われなかったか?こういうのはご法度じゃ

止めに入るぞ」

 

垣屋はホルダーからマシンガンを抜くと手の中でくるくる回しながら崖の下り易いルートを

目で追っていた、

 

「無駄だと思うぜそこのナックルちゃんレッドだね、やられてるほうはグリーンとイエローばっか」

 

シンジュクは話し合いではなく実力行使で事を収めるつもりで垣屋に言った

レッドというのはアークスの隊員の内部評価や判断基準のひとつで平素の素行により

善良な順に青→緑→黄→灰→オレンヂ→赤とランク付けされており赤は最も注意すべき

ランクで他のアークスからも隔離される問題のある隊員の証であり

レッドは有事の際に必要とあらば殺処分される可能性がある、シンジュクはそれを口実に

さっさと始末する腹積もりであった、

 

「粋がったガキにお仕置きしてやるかねぇ」

 

シンジュクの顔が恐ろしい笑顔を浮かべてゲッテムハルトの頭部に標準をあわせながら

崖を垣屋と違い直接飛び降りた、

頭の中では銃弾を打ち込まれた頭から脳がこぼれ落ちるイメージが浮かんでいるのだろう、

 

「そこの兄ちゃんよぉどうしたんじゃ?」

 

垣屋は崖を下り切るとシンジュクのまだ打つなとハンドサインを送り

ルピカとスゥを殺さんばかりに歩いていくゲッテムハルトに後ろから声をかける

 

「!?あ?なんだジジイ邪魔すんじゃねぇよ!」

 

垣屋はジジイと言われ若干むっとした表情を浮かべたがそこは大人である

 

「アークス同士の戦闘は禁止なのは分かっとるじゃろが」

 

「うるせぇクソジジイ!ダーカーの手先をぶっ殺して何が悪い!殺されたくなかったら

すっこんでろ!」

 

「・・・ジジイの次はクソジジイと来たか身の程知らずなガキじゃのぉ」

 

もはや冷静な判断などできぬゲッテムハルトにクソジジイ呼ばわりされた垣屋は

説得は無理と判断しシンジュクに目で合図を送った「始末しろ」と

 

その時垣屋はふいに肩が軽くなるのを感じた、その肩には足が短く動きが遅い

リリンパを乗せていたのだが

目をやるとリリンパの姿がそこにはなかった

そして周囲を眺めるとリリンパが集落に向かって全速力で走っていた、

その先には集落の方から一匹のリリーパ族がリリンパに向かって走り寄っている

 

「ママー!」

 

リリンパが走り寄るリリーパに向かって叫んでいる

リリンパの母は会いたがっていたわが子との再会を第一に考えると同時に

ふたりでこの危険な男から逃げるためわが子を抱きためようと必至で駆け寄っていたのだ、

 

ゲッテムハルトはその声を聞くとスゥとルピカから視線をそらしリリンパ親子にを

見止めるとむらむらと殺意が湧き上る、

 

「うぜぇ!ダーカーの手先が偽善ぶりやがってウゼェウゼェウゼェんだよぉぉぉ!」

 

腰を落とし拳を天に振り上げるとメテオストライクと呼ばれるフォトンアーツによる

拳をかたどったフォトンの塊がいくつも降り注ぐ

 

「いかん!」

 

垣屋はリリンパ親子を助けようと急いで駆け寄るが既に降り注いだ拳が親子に

容赦なく降り注ぐ

 

「ピィィィィィッ!」

 

悲鳴が上がりリリンパを庇おうと体を張って覆いかぶさった母に拳のひとつが

背に当たりリリンパの母は口から血を吐き地面に倒れる

 

「ママ!ママァァァァァ!」

 

リリンパは泣きながら母を起こそうと揺さぶり続ける、

 

「うぜぇんだよゴミどもが!」

 

ゲッテムハルトはリリンパ親子に近づき足蹴にし倒れる親子につばを吐きかけた

垣屋の顔がみるみる青くなっていく

 

「おめぇ・・・一番やっちゃいけねぇ事したな・・・」

 

そう言い切る前に垣屋の後方から3発の銃弾が放たれゲッテムハルトはそれをナックルで受け止めた

 

「源さん御託はいい!さっさとぶち殺してやれ!」

 

シンジュクが鬼女の面相でゲッテムハルトに銃弾を浴びせ続けている

垣屋は自分がしようとしている事をシンジュクが成すのに少しるいんを下げ

勤めて冷静になるよう勤め

 

「やられたヤツの処置が先じゃでこのガキの始末はシンジュクちゃんに任せるよぉ

あの程度なら一人で充分やれるじゃろ、遠慮なんかしなくていい徹底的にやってやれ」

 

「あいよぉ!」

 

シンジュクは言われるまでもなく絶えずライフル射撃を続けている

ゲッテムハルトは先ほどのギリアムの射撃を拳で受けたのと大差はないと

驕っていたがその狙いの正確さと威力が先ほどの物とは違う事を痛感し始めた

と言うのも特性の硬質ナックルが銃弾を受けるたびに弾道の筋が刻まれ

削られているのが見て取れたのである、

 

「いいじゃねぇか上等だぁ!」

 

ゲッテムハルトは雄叫びを上げるが内心では少しづつ命の危険や恐怖が

入り込んで行くのを感じていた、

相手は自分より格下ではない否むしろ格上だろうあきらかに自分より闘い慣れしている

いつものように格下の相手を余裕を持って叩き潰す、それに胡坐をかいているのが

日常であるが今は全くそのような余裕を感じられない、

可及的速やかに距離を縮め拳を叩き込まなければこのままだと自分がやられる事になるだろう

 

「どうしたクソガキそんなんじゃあたしにゃ追いつけないぞ!」

 

「うるせぇこの野郎!」

 

幾度も力の限りたたき出される拳やフォトンアーツは難なくかわされている

相手は回避が苦手なレンジャーのはずなのにだ

それを数十繰り返したゲッテムハルトは久しく感じなかった命の危険を感じていた

不思議な物でいつもは命を捨てるために無謀な戦いをしているにもかかわらず

格上と思しき相手と対峙すると生きながらえて戦いに勝ちたいという気持ちがこみ上げてくる

戦いの快感と恐怖が入り混じった心地よくも気持ちの悪いものが交錯する

複雑不思議な感情に支配されつつあった、

 

今まで何にも無関心の素振りを見せていたメルフォンシーナはゲッテムハルトとシンジュクの

戦いを遠目に眺めていた、すでにスゥとルピカなど眼中にはなく

今までに見たことのない主の切迫した戦いに目を奪われていた、半ば呆けていたが

はたと意識を取り戻しあの二人のアークスが何者か端末を辿り特定を急いだ、

 

「あった・・・原生生物研究所所長 垣屋源八朗とゲッテムハルト様と闘っているのが

シンジュク・チューオーコーウェン・・・」

 

メルフォンシーナは二人のパーソナルデータから基本情報とどこから手に入れたのか

アークスと政府の危険人物ランクから二人が何者かを推し量った

レギアスをはじめとする最強のクラスではないものの相手としては分が悪く

主たるゲッテムハルトは充分に強いのだが上には上がいるもので

このままだとゲッテルハルトに不利であることは明らかであった

すぐにこの場を離れなければ彼女はアイテムパックからテレパイプ誘導装置を取り出すと

それをゲッテムハルトの近くに投げゲッテムハルトにむかって駆け寄った、

 

「おっとにがさねぇぜ!」

 

シンジュクはメルフォンシーナの動きを読んでいたらしく放り投げられたテレパイプが

着地し発動するまでにそれを打ち抜き無残な残骸が砂地に転がるだけであった、

 

「シーナァァァ余計な事すんじゃねぇぇぇぇぇ!」

 

ゲッテムハルトは虚勢の入り混じった雄叫びを上げる

 

「ガキ!よそ見してる暇なんてねぇぜ!」

 

シンジュクはそう叫ぶとより狙いを定めてゲッテムハルトのナックルめがけて

銃弾を放つ、

 

「!」

 

弾がナックルに当たった途端ナックルかが軋む音がしたかと思うと右のナックルが

先に受けた銃弾の筋から亀裂が走り3つに分かれて砕け散った

 

「なんだと!」

 

「ガキ!あたしは闇雲に撃ってるだけじゃねーんだよ次は左のナックルを

同じようにしてやるよぉ!」

 

「・・・・!」

 

ゲッテムハルトはその言葉を聞くと同時に左のナックルに目を移した瞬間

右足に何かがめり込む鋭い感覚を覚えた、足から鮮血が流れ出ている

シンジュクのはなったライフル弾が足を貫通していたのだ

足の力が抜け地面にひざを付く

 

「詰んだな!心配すんなよすぐに殺したりしねーからグヒヒヒヒヒヒ・・・・」

 

瞳のないにも関わらず白い目が確実にこちらを見据え耳まで裂けんばかりの

口元が深いしわを刻みながら開いている

逆立たんばかりの白髪にそれを引き立てんばかりの黒い肌

まさに鬼女そのものであった、

 

シンジュクはゲッテムハルトにとどめを刺そうと距離を詰めていく

距離を詰めながらも銃弾を放ち続けもはやなす術のないゲッテムハルトの

腕や足様々な所に銃弾が食い込んでいく

 

「グァァァァァァァッ!」

 

「痛いか?痛いよな?弱いものいぢめをされてみる気分はどうだ?」

 

シンジュクはゲラゲラと笑いながら銃弾を容赦なく浴びせ続ける

普通の人間ならばとうの昔に死んでいただろうゲッテムハルトは持ち前の

異常な生命力で何とか持ちこたえていた、

 

「グォォォォァァァァ」

 

身動きがかなわなくとも闘志は衰えず、いやそうでなければ自我を保つ事も

ままならないのであろう、

 

「そろそろ楽にしてやるか・・・」

 

シンジュクが額に照準を合わせた瞬間

 

目の前で予想しなかった砂嵐が起こり彼女は一瞬砂を避けようと腕で顔を覆う

そして一瞬吹き上がった砂塵が消えると目の前にゲッテムハルトと

存在感の希薄なメルフォンシーナの姿はなかった、

 

「チッ逃げられたか!味なマネしてくれるじゃねぇか・・・・」

 

おそらくメルフォンシーナが逃げるために自分が眼中にないのをいい事に

なんらかの方法でシンジュクに目潰しを仕掛けその間にゲッテムハルトと共に

逃亡したのだろうシンジュクは鬼女の顔から平素の顔に戻り

垣屋のほうがどうなっているか周囲を警戒しながら視線を送った。

 

 

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