新光暦238年4月11日午前9時27分
シンジュクはスパルタクス党の本拠地ジャン・レオン・ジェローム行の定期船に
乗り込んでいた、見慣れた宇宙空間と往来する船の行き来する風景は一見
平穏そのものである、
「やれやれジジイもなんだかんだとガキが気になるんだなぁ~ほっとけば
いいのによ」
読んでいたファッション雑誌に飽きたのか雑誌を通路に放り投げ
テツに注意をした水商売上がりの女性添乗員にたしなめられるがどこ吹く風
今の彼女は堪りに堪ったった欲求不満をどう解消するか・・・
それにすべてがかかっていたのである、
退屈な船旅を終えてシンジュクはジャン・レオン・ジェロームに到着が
主要な幹部が出撃中と言う事もあり出迎えの姿がない、
気楽でよろしいと思いテツが詰めている研究所へと足を運んだ
研究所の入り口からテツにあてがわれた部屋へと一直線に進む
部屋の中ではテツが小さい体をさらに前にかがめ周りでは生産部門の責任者の
似非仏教を信奉する愚僧3人組とが何やら打ち合わせをしているようだ、
「よぉ・テツっちゃん!」
シンジュクが呼びかけると3人がこちらへ振り替える
「おおぅ・シンジュクちゃん、いらっしゃい!」
「これはこれはシンジュクさんようこそいらっしゃいました」
3人の愚僧も手を合わせ頭を下げる照明の光が反射してまばゆく光り
その様がそこはかとなくうっとおしい、
「聞いたぜ聞いたぜいまこっちでドンパチやってんだってな!あたしも混ぜろ!」
「おおよそケリは付いたみたいだね!」
「チッ!んであとどんくらい残ってんだい?あたしの獲物は残ってるのか?」
「なんだクズども掃除するためだけに来たの?そんなら前線へ連絡取ってみるよ!」
テツが通信を始めるとその通信に一兵士が応答するがすぐに取次を頼み
ラヴェールが通信に出る
「どうしたんだい?テツさん」
「ラヴェールちゃんそっちの戦況はどう?敵はまだ残ってる?」
「そうだね制圧率94%ってとこかな、まだ終わっちゃいないよ」
「ならさその敵の掃討待ってよ、俺が・・・」
言葉を言いきらないテツを押しのけて鬼女の顔に戻ったシンジュクが
通信機をひったくり叫ぶ
「あたしにやらせろ!」
ラヴェールはため息をつくとシンジュクが獲物を欲している事を理解し
「分かったよ、来るなら急いで、高速船を手配はしとくから」
そう言うと彼女は通信を切った、ほぼ制圧状態とはいえ彼女は手綱を緩めない
大胆さばかりが目立つ彼女だがその内面の慎重さをうかがい知る事ができる、
「じゃあ行こうか!」
テツは愚僧に留守番を言い付けると高速船の乗り場へと歩みを進めた、
テツとシンジュクは互いの近況を話し合いシンジュクはお子様たち中心に
なりつつある研究所の生活につまらなさを感じている事への不満を述べる
「まあしょうがないよ俺たちもいい年だし子供を労わってやらないとね!
そうそう俺の所ではさ・・・」
テツはここに来る前に財産と遺族年金を不当に差し押さえられた親子の話と
その母親からお礼にと差し出された亡き夫の残した図面について話を始めた
「その図面がなかなか面白くてね、んでそれをベースにこれを・・・
作ったんだよ、今からその試射と思ってた時にシンジュクちゃんが来た!」
そう言うとアイテムパックからアサルトライフルを一丁取り出した
シンジュクはそれを見るなりどこか懐かしさを感じさせる、
「なんだよただのアサルトライフルじゃねーか!くっだらねぇ!」
それはアークスの隊員や軍部の兵士が最初に支給されるアサルトライフルで
初心者の練習用に使われる代物である、
ただ色が黒を基調としたものではなくラベンダーパープルと白に
カラーリングされているだけであった、
「蓋板は今までのアサルトライフルと同じからね!ただ中身が違うんだよ」
テツはシンジュクにライフルの図面を転送しシンジュクはそれを
少し面倒そうに見ていたがパッと顔を明るくした、
「へぇ!なかなか画期的じゃねぇか!」
「だろぉ~ちょうど試作品が完成したから今からヴォイドの蛆虫で
試し撃ちしようと思ってたんだよ」
「戦闘が終わっちまったら試し撃ちもないだろ?あんなところでうだうだしてて
いいのかい?」
「それは問題ないよ!試し撃ちなら降伏した捕虜でやればいいからね!」
「いいねいいねあいつらに人権なんて必要ねぇからな、降伏したら
助けてもらえるって甘えが通じないのを分からせてやらなきゃね」
二人の意見は一致していた非人道的な振舞の過ぎるヴォイドに明日を生きる資格など
なく死をもってのみ償う事ができるのだと、それこそ正義に対して厳格な
原生生物研究所の食客なのである、
「しかしこれ人の作った図面なんだろ?パクリでぼろ儲けでもする気か?
テッちゃんいつから強欲ジジイの真似をするようになったんだい?」
「おいおい人聞きの悪い事を言うなよ俺は源さんほどえぐい事はしないよ!
それよりこれ見てよ」
もう一枚同じような図面がシンジュクに送られてくる、テツが言うには
これが最初の図面であると言う事だった、
「おいおい!これすげーあぶねーじゃねぇか暴発したら」
それはフォトンエネルギーの充填と放出に問題があり暴発の危険性が
伴う危険な代物で、レアな素材を使わず従来の材料で構成され
構造が簡略された長所を相殺するにあまりある危険な代物であった、
「直径100mは消し飛ぶね!このまままだと武器と言うより爆弾だよ
だ・か・ら俺が安全なように修正したんだよ!
出力と威力が92%に落ちちゃったけどこれでばっちり安全だね!」
テツはこの図面の武器が設計そのままだといかに暴発しやすく危険であるか
説明し使えるように自分が手直しして今後はいるであろう収益の一部が
あの親子に入るように計らったかをシンジュクに説明し
この基本設計をした不幸だった親子の亡き夫に敬意を払いその名前を取って
この機構の武器類を「レイ・ウエポンシステム」と名付けたと語った、
「おい・テツちゃんこれあたしに試射やらせろよ、テツちゃんは菓子でも食って
黙って見てりゃいいから」
「そうかい?まぁ俺も客観的に観察できるしシンジュクちゃんは望み通り
虐殺もできるだろうから相互利益が期待できるね!」
二人は用意された高速船に乗り込みいまだ戦塵収まらぬ最前線へと
向って行った、
新光暦238年4月11日午前11時42分
高速船は無事にフロリヌスが率いるスパルタクス党軍の前線シップに到着し
フロリヌスとラヴェール、ヒツジの出迎えを受けた、
しかしそこにはユキノの姿はなかったそれを訪ねると惑星の外周に
自前の艦隊で包囲し脱出を試みるヴォイドのシップと増援部隊の頭を
抑えているのであった、
挨拶もそこそこにフロリヌスから状況の説明を受ける
「今回の作戦はヴォイドの非合法の植民小惑星のスレイブとされている皆様の解放と
資源調達の抑制が任務です、この惑星の存在は表に知られるとまずい事になるようなので
ヴォイドも制圧されても泣き寝入りする事でしょうから
多少荒っぽい事をしても問題ありません、それでテツさん?シンジュクさんが
出撃したいと伺っておりますが・・・」
「そうだよ!シンジュクちゃんが俺の試作した銃のテストをしてくれるって」
「お一人でですか?」
フロリヌスがいぶかるとシンジュクは白い歯を見せ鬼女の顔で嬉しそうに
コクコク首を縦に振る、その様をフロリヌスはどんよりとした面持ちで
黙って見ていた、
「心配ない!弱っちいのじゃなくて強いのがいるところに行かせろ!」
フロリヌスは少々困った顔をしていたがラヴェールに促されて
地図が映し出されたディスプレイの一部を指で指示した、
「ここはいかがでしょう、司令部なのですが守備しているのがヴォイドの精鋭部隊
デスアダー軍の部隊のようでして本来ならヒツジさんに一隊を率いてもらい
制圧してもらう予定だったのですが・・・」
フロリヌスが申し訳なさそうな顔でヒツジに視線を送るが
司令部の隅でウォームアップをしていたヒツジは白い歯をきらりと見せながら
「いいわよ、シンジュクちゃんにゆずってあ・げ・る、そのかわりもう
すっごく激しくずっこんばっこんにしてきてちょうだいモニターで見ていてあげるから」
と言うと股間を突き上げた意味不明なポーズをとり譲り合いの精神を示した、
「んで数はどうだい?」
「一個中隊は300人くらいでしょうか
繰り返しますがデスアダー軍はヴォイドの精鋭部隊ですから他の兵力と・・・」
シンジュクはフロリヌスの言葉を手で制した
「なんだたった300か!15分!いや10分で片づけてやるよ!」
自信があるようだった、いや自信と言うより殺したい衝動が前面に
出すぎているのだろう
シンジュクは顔に血管を浮き立たせながらテツから試作ライフルを
ひったくるように受け取るとラヴェールに言った、
「久しぶりだからあとでゆっくり飯でも食おうぜ!あたしを射出カタパルトで
射出して着地したらタイムの計測しくれ!」
「分かった楽しみにしているよ」
ラヴェールは少し表情をくずしながら鋭い声で指示を飛ばす、
シンジュクはまるで蟲のようにせかせかと射出カタパルトへ足を運ぶ
久しぶりの戦闘に心がうきうきしている様が傍からでも見て取れた
そしてカタパルトにずっしりと踏ん張ると挙手で準備完了を示した、
「射出!」
ラヴェールは鋭く声を上げると射出カタパルトのプレートがうねりを上げて
シンジュクを射出する、シンジュクはその強烈なGを全身に受けながら高揚し
不気味な笑い声をあげながら遠く彼方へと飛ばされて行った、
一方シンジュクの攻撃目標地点では
戦況は完全に自軍に不利であった、先ほどから何度も要請している救援への
色よい返事は帰ってこない、完全に見捨てられたと彼らは思い始めていた
そして陣内でも臆病な兵士から動揺とヒステリーとパニックの入り混じった
軍団のなかでは忌むべき状況が生み出されていた、
そして彼らはそれを敗北主義と称し粛清という簡単な方法で沈めようとしていたが
それもいつまで保てるかは時間の問題であった、
一人の最前線の兵士は自分の所属する分隊と相手の出方をうかがうためビノキュラーで
相手方を覗き続けていた、いつものように入浴中や着替え中の女性を覗くそれと違い
場合によっては投降や逃亡など自分の命を大切にしようと可能な限り情報を
この目に焼き付けようと言う思惑が心の中を支配していた、
「ん?おい・なんだあれ?」
紫色のモヒカンとデス・アダー直属軍の赤い制服がおしゃれなヴォイドの兵士が
ビノキュラーをのぞきながら言う、
そのなんだあれは徐々に人の形をなしオレンヂ色のボディーをきらつかせた
銀髪の黒人女性が鬼女さながらの顔でビノキュラーに最大限のズームで迫る
「うぉえっ?」
「どうした?」
別の兵士が声をかけるが覗き兵はその飛んでくる何かのすさまじさに声が出なかった
ヴォイドの兵士はそのすさまじい形相にのけぞろうとした瞬間恐ろし気な
雄たけびが響く
「キェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェッ!」
シンジュクは雄たけびを上げながら覗き兵に向かって頭からまっしぐらに飛んでいく
そして覗き兵が声を上げようとした瞬間兵士とシンジュクは密接に接触し
カタパルトから射出された400㎏は充分あろうかと言う彼女の全体重が
覗き兵の顔面に直撃しグチャりという鈍い音と同時に頭部が潰れ地切れて彼の
覗き人生に幕を下ろされたのであった、
「うぇぇっなんだ!なんだこいつ!」
別の兵士が叫ぶ、覗き君の血を頭から浴びてなおカラカラと笑う彼女に
完全に戦意が喪失したようである、奇襲と先制がいかに大切な事であるかよく分かる瞬間である、
シンジュクは冷静に狙いを定めテツから託された試作ライフルの引き金を引く、
発射音はさして大きくなく反動も驚くほど少ない
その安定性はベースになったらアサルトライフルよりも軽やかであった
放たれた弾は見張りの兵士の眉間を正確に射抜く
「おい!どうし・・・」
さらにそばにいた兵士が声をかけようとしたその刹那彼も同じく眉間に風穴が開けられていた、
「敵襲だ!一斉射撃開始!」
分隊長だろうか階級の高い兵士が号令をかけると同時に周囲から兵士がわらわらと集まり
支給されたエッヂブレイサ―からナイフのような弾が発射される
「ヘッ」
シンジュクはにやりと笑うとライフルの引き金を再び弾き土びだすナイフに球を当て
目の前にばらばらとナイフが積み重なっていく
「なんだこいつ!撃て!撃て!ぶっ殺せ!」
兵士たちは恐怖感に心が支配されていくのを感じていた、その恐怖を抑えるには
徹底的に弾を撃ちこみこの敵を殺すしかなかった、
恐怖に心が支配されパニックに陥れば負けである自分だけでない周りにも
恐怖やヒステリーは伝播する誰もがそうなるまいと必死であった、
次々と放たれる刃物の弾を撃ち落とすのに飽きれたシンジュクは相手をからかおうと
次は飛んでくる弾をさながら踊るかのようにひらひらとかわし始めた
その動きは鬼女のような顔を除けば流麗で見惚れんばかりであった、
そして上空に本陣からのライブカメラを搭載したマグが今更ながらに追いついて
味方の標識をシンジュクに送る、そしてラヴェールからの通信が耳元に届く
「もう始まってる?悪いけどうちの兵士たちにあんたの戦い方を見せてやりたいんだ
参考になると思ってね」
「参考?まぁいいけど、ただし同じ事がまねできるか・・・そこまでは責任持てないよ」
シンジュクが頭から血濡れになって鬼女の顔で返すその様に自軍の兵士からも
動揺が起こり始めるがヒツジは兵士たちに言った
「大丈夫よシンジュクちゃんは味方なんだから、あなたたちがおびえてどうするのよん
しっかり見ておきなさい人外の戦いってヤツを・ね」
何やら意味深の発言を聞いた後に兵士たちは怯えが取り払われ歓声が上がり始める、
「じゃあ反撃開始だな」
シンジュクはライフルの銃身がクーリングされているのを確認すると
足のバーニアからフォトン噴射を行い敵兵へと突進した
次々と敵兵眉間に銃弾を受けなぎ倒されていく、もはや抵抗の余地はなかった
周囲にサイレンが鳴り響き残った兵士がわらわらと飛び出してエッヂブレイサ―から
無駄な刃物の弾を射出するがシンジュクは冷静であった時にはライフルの弾で時には手刀で
次々とそのつまらない刃ははじき落されていく、
「撃て!撃てぇぇぇぇあの化け物をぶっ殺せぇぇぇぇ!」
相手は完全に恐怖に飲み込まれつつあった、刃物の山を踏みしめてシンジュクは
相手の数がどのくらいか見当をつけていた、一気に同じ場所に死体の山を築いてやろうと
思ったのである、
「200ちょいってとこか・・・ほとんどここに突っ込んできたな、いい度胸だ!」
レーダーをスキャンした後シンジュクはライフルの引き金を引いた、傍から見れば
あてずっぽうに撃っているようにすら見えたがヴォイドの兵士は次々と倒れていく
相手も必死の反撃に出てランチャーの弾や集団で密集隊形を取りワンポイントを
撃つなど平素ダーカーなどに有効な方法で巻き返しを図ろうと必死である、
しかしシンジュクはせせら笑うと密集隊形と言う愚を犯した敵兵を
目にも止まらぬ速さで正確に射抜いていく縦一列に敵兵がなぎ倒されみるみるうちに数が
減って行きやがて相手のなかに立っている者はだれもいなかった、
シンジュクは倒れた兵士がまるで盛り土のように折り重なる様に満足すると
司令部の中にと歩を進めた、そして静けた司令部に入る前にその入り口の地面に
銃撃を加え急場で埋められた地雷を事も無げに破壊するとドアを蹴破り中へと進んで行く、
中はほとんどの兵士が倒された後で抵抗らしい抵抗はほとんどなくまばらに狙撃してくる兵士も
すぐに戦友の後を追う事となった、
司令部中枢部のドアを蹴破ると中にいた司令官と護衛の数人の兵士は外でその状況を
見ていたためもはや抵抗は無駄と思ったのか命乞いを始めたが
シンジュクは蚊を殺すよりも気楽にその眉間に弾丸を叩き込む、
そしてレーダーを確認し周囲に敵のマーカーがない事を確認してラヴェールに通信し
「よし!止めてくれ!」
と叫んだ、ラヴェールはストップウォッチをカチリと止めて表示されたタイムを見て読み上げる
「6分18秒・やるね」
にやりと笑ってシンジュクをねぎらった、
「まぁまぁってとこだな」
シンジュクは鬼女の顔からようやく人様らしい顔に戻り予想通りの戦果に満足しているようだった
そこにラヴェールからの通信が入る
「ん?ちょっとまってその部屋の格納ボックスからかすかな反応が・・・気を付けて」
シンジュクはそう聞くとその部屋の隅に置かれていた格納ボックスを見つけその蓋を
渾身の力で引きちぎって後ろに放り投げた、
「出て来い!蛆虫ども!」
シンジュクが怒鳴り上げると中から一組の男女が震えながら縮こまっていた、怖くて外へ
自力で手られない様子なので彼女は菩提心を起こし手伝ってあげる事にした
襟首をつかみ上げ箱の外に放り出す、
その二人もデス・アダ―軍の兵士であったが一人は女性でオペレーターのようであった
元は金髪だったのであろうがヴォイド兵士の証である髪を紫色に染め上げ
どぎつい紫のリップにいかにも阿婆擦れた雰囲気が生活の荒れ具合を想起させる、
品行方正にいきていればそこそこの美人で通っていたのかもしれないが今となっては
手遅れであった、
一方男の方はまだ少年であった年の頃はせいぜい15~6養成所を出た新人アークスと
おおよそ同じくらいであろう、ヴォイド兵士の服装風紀に従い紫色のモヒカンへアーと
紫色のリップ、そして頬に浮かぶニキビとどこかおどおどした目がシンジュクの嗜虐心を
呼び起こす、
「正座せぇ正座ァ!」
シンジュクの怒号に二人はおびえて素早い正座でそれに応える
「お前ら名前は?」
おびえる二人にシンジュクは名をたずねる二人はおびえながら名前を名乗る
今は少しでも自分の命が助かるように可能性に賭けるしかなかった
「僕は・・・マイク・・・マイク・デービスです」
「アン・・・アン・・・グリーン・・・」
「そうか!マイクとアンか!」
シンジュクは不気味な笑顔を浮かべ日本の心である正座を見事に継承している二人を
見下ろして笑った。