黒子のバスケ〜again〜   作:Magic9029

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こんばんは!
投稿遅くなってしまいすいません( ; ; )
色々忙しかったもので泣


どうぞ!!



第10Q 反撃開始

第10Q

 

「みんなまだ第一Qとは思えない程疲れてる....攻守の切り替わるスピードが早いから無理もないわ。」

 

TOを取り、戻って来た選手達を見てリコは思っていた。

 

「なんだこのていたらくは!!」

 

そんな中で、武内監督の怒鳴り声が体育館中に響く。

 

「何点取られれば気が済むんだ!ディフェンスやる気あるのか!?おい!」

 

点数は25対23で海常が二点差で勝っているものの、この点差はあって無いようなもの。IH常連である海常が、誠凛という無名校にここまでやられれば、強豪としてのプライドが許せないのだろう。

 

「つっても...あの一年コンビは相当やばいだろ。特にあの透明少年、あいつは一体なんなんだよ!」

 

「でしょ!!だから黒子っちはすごいんスよ!!」

 

「なんでお前が嬉しそうなんだよ!!」

 

黒子の事を言うと、黄瀬が自分の事の様に嬉しがっている。

笠松はそれにイラっとして黄瀬をどついた。

 

「でも、大丈夫っすよ。なぜなら黒子っちには弱点がある。」

 

「弱点?なんだよそれ...。」

 

笠松は黄瀬の言葉に首を傾げた。

他のメンバーも同じように、顔を見合わせては首を傾げる。

 

「実は.....。」

 

 

ーーーーーーー

 

 

 

「黒子、さっきの効力ってなんのことだ?」

 

「実は、僕はミスディレクションというマジックなどでよく使われる視線誘導を使っています。」

 

「ミスディレクション?」

 

「はい。簡単に言うと、他に気をそらさせて自分から相手の視線を外す事です。これを連続で使って、自分の影を薄めてパスの中継役をしています。」

 

「そんな事してたのか....。」

 

黒子の説明を聞くと、日向の黒子へ対する評価が変わった。それは、驚くと同時に黒子という人間の凄さが伝わってきたことを表している。

 

「でも、これには一つ問題があります。」

 

「問題?」

 

「使いすぎると相手に慣れられてしまい、効果が薄まっていってしまいます。」

 

「......え⁉︎」

 

「前半のハイペースのせいで効力が薄くなってきています。」

「........そういう大事な事は最初に言わんかい!!」

 

「聞かれなかったので....。」

 

「聞かれなかったらなんも言わないのかい!」

 

リコは少し頭にきて、黒子にヘッドロックをしながらいった。

その時...

 

「TO終了です!!」

 

審判からのコールが響きわたる。

 

「黒子君しばいて終わっちゃった!でも...うかつだったわ。あんな大技がリスク無しでやれるってのが甘いわ....。」

 

リコは黒子にしていたヘッドロックを離して、選手達に指示を出した。

 

「次はマンツーからゾーンに変更!中固めて黄瀬君来たらヘルプにすぐ入って!黒子君はペース落として引き離されないようにして!黄瀬阻止最優先!!」

 

『おう!(はい)』

 

リコの指示を聞いて選手達が一斉に返事をする。

 

 

 

海常のボールから試合が始まる。笠松がパスをもらうと、ハーフコートを超えたあたりで進行を止める。

 

「ん?...ゾーンっていってもほぼボックスワンだな。10番を黄瀬にあて、それをみんなでフォローし止めようって感じか....やんなるぜ...」

 

笠松はスリーポイントラインの手前からシュートを放つ。伊月はほぼゾーンで守っていたため、ブロックが間に合わず点を許してしまった。

 

 

「海常レギュラー舐めんなよ!ぬりぃにもほどがある....」

 

「くっそ....やっぱ一筋縄ではいかねぇな。」

 

誠凛は、とにかく黄瀬を止める事を最優先に考えていが、海常は黄瀬だけのチームではない。神奈川という激戦区を勝ち抜いてIHにでている。黄瀬が強いというだけで、そこまで上がれるわけがない。今笠松が決めたシュートは海常は黄瀬だけのチームではないそう思わせるプレイだった。

 

 

その後も火神はほとんど黄瀬に止められ、切り札だった黒子も前半のハイペースのせいでミスディレクションの効果も薄れてきている。それに比例するように点差は徐々に開いていっいた。

 

「はぁ....そろそろ認めたらどうっスか?今の君じゃキセキの世代に挑むとか10年早いっスわ。」

 

「なんだと⁉︎」

 

黄瀬はため息を一つつくと火神にいう。

 

「この試合もう点差は開く事があっても縮まる事はないっス。チームの戦術以前に、君らとうちじゃ基本性能が違いすぎる。唯一対抗できると思った君だったけどだいたい実力はわかったっス」

 

「....まだおわってねぇ!」

 

火神は伊月にパスをもらい黄瀬に向かってドライブをする。だが、火神のドライブは黄瀬にいとも簡単に止められスティールされていまう。そして、黄瀬はそのまま相手のゴールまで上がりダンクを決めた。

 

 

「終わってるんスよ。君1人じゃ俺には勝てない。どんなに足掻いてもこの差は埋められはしない。所詮君はこっち側の人間じゃないんスよ。弱い奴には興味ないっス。」

 

「......(これが実力の差か。たしかに今の俺にはこいつには勝てない。だが、諦めるわけにはいかねぇ!でも...」

 

黄瀬に言われた言葉に火神は黙ってしまいどうすればいいか考えたが答えが出ていなかった。

その時....

 

 

 

「火神!!」

 

「...白鷺....。」

 

「白鷺っち....。」

 

火神は名前を呼ばれ観客席を見ると白鷺が体を乗り出して叫んでいる。

 

 

「1人じゃ無理なら諦めるのか⁉︎違うだろ....!1人で戦おうとするな!お前には頼れる仲間がいるだろ!チームの勝利はお前の勝利じゃねぇのか!!」

 

白鷺は黙って試合を見ていたが、誠凛が海常に圧倒されつつある状況を見て、体の奥からこみ上げる物があった。そして気づいたら体が動いていた。

 

「勝て!火神!勝て誠凛!諦めるなぁ!」

 

白鷺は全力で誠凛を応援する。

 

「誰が諦めるなんか言ったよ!!勝手に決めんな!!見てろよ!絶対勝ってやる!みんなで!」

 

火神は観客席にある白鷺に向かって拳を向け、それに応えるように白鷺も笑顔で拳を向けた。

 

 

「黄瀬...まだ試合はこっからた。俺は諦めねぇ!絶対お前をギャフンと言わせてやる!」

 

「ふん...身の程しらずっスね。言っとくけど君がどんな技をやろとも、俺は見ればすぐに倍返しできる。要するに、俺には勝てないって事っス」

 

「たしかにお前は見ただけでなんでもできる。

でも、見てもできないものがある。つまり....こいつだろ!お前の弱点!」

 

 

火神は近くにいた黒子を捕まえ、頭をくしゃっとしながらそうつげた。

 

「たしかに黒子っちの技は見てもムリっすけども、それで何が変わるんスか?」

 

「変わるさ!第2Qホエズラかかせてやる」

 

火神は自信満々にそう告げてベンチに戻る。

 

 

 

 

「...なるほどね。それいけるかも。」

 

火神の提案を聞きリコは納得する。しかし不安もある。

 

「それちゃんとできるの?火神君と黒子君の連携が大事なんだよ?」

 

「う....なん...とか...。」

 

リコの問いに火神は曖昧な返事をし、不安そうな顔をしていた時に

 

 

 

ブスッ!!

 

 

「い...って!!なにすんだよ黒子!」

 

黒子は曖昧な返事をする火神に喝を入れるために脇腹に指をさした。

 

「黄瀬君をギャフンといわせるんでしょ?それと白鷺君も。」

 

「あったりめぇーだ!!」

 

火神は恥ずかしながらも黒子とタッチをしてからコートに入っていく。そして、誠凛ボールから第二Qが再開された。伊月がスリーポイントライン付近に来るとすぐに、火神にパスをした。

火神はパスを受けるとすぐにドライブの姿勢にはいる。

 

「何か変わったんスよね?」

 

「......」

 

黄瀬の問いに火神は何も答えないで無言でいる。そしてドライブ体制に入り黄瀬を抜こうとするが、黄瀬はなんなくついてくる。

 

「....(ドライブ?またフェイダウェイか。)」

 

黄瀬はフェイダウェイと予想し備えてていた。だが.....

 

 

ドンッ!パッ!

 

「...え?」

 

火神は左手でビハインドパスを誰もいない所にパスをする。黄瀬はパスという予想をしていなかったので困惑していた。そして、誰もいないはずの所に黒子が現れ火神にタップパスをし戻す。火神はパスを受け取るとそのままダンクを決めた。

 

「黒子っちと連携で....!?」

 

黄瀬は抜かれた事に童謡を隠せないでいた。

海常ボールでリスタートされ、笠松がボールを運んでハーフコートを過ぎたあたりで....

 

 

バンッ!!

 

「またこいつか...!!」

 

黒子がスティールをすると火神にパスを出す。火神がドライブをしていると再び黄瀬がディフェンスに入る。火神は、なんのためらいもなく、ドライブをし、そしてまたビハインドパスで黒子にパスをした。

 

「同じ手は食らわないっスよ!!」

 

黄瀬はすぐに火神と黒子の間に割って入るがパスの行き先はスリーポイントラインで立っている日向にだった。

 

「ナイスパス!!」

 

日向はパスを受け取るとフリーでシュートを放つ。そしてリングに当たることもなくシュートを決めた。

 

「あの4番、相当打ち込んでるぞ。こりゃ気ぬけないな。今まで10番の1on1と透明少年のパスは別々の攻めパターンの二択だったが、パスが繋がったことで、お互いの選択肢が増えて一段階攻撃力が上がってやがる。」

 

笠松は今のプレイをみてこれから厳しくなるそう予想した。

 

「黒子っち...。」

 

「黄瀬君は強いです。僕はおろか火神君でも歯が立たない。でも...力を合わせれば...2人でなら戦える!!」

 

黄瀬は少しフラストレーションが溜まった表情で黒子と火神を睨んでいる。

 

ーーー

 

 

「ようやくら答えが出たな火神。いいパートナーが出来てよかったな。今のお前なら負けねぇよ。」

 

白鷺は今のプレイを見て少し微笑みながらそう思った。

 

 

「俺もあんなバスケしたいな。」

 

心の奥の奥に閉まっていた感情が徐々に溢れ出てきているのがわかっていた。もう、バスケをしないという感情がだんだんと薄れていく。試合を見ているうちに、白鷺の心にも変化が現れてきている。

 

 

ーーー

 

 

「黒子っち変わったっすね。帝光にこんなバスケはなかった....けだそっちも俺を止められない!黒子っちの連携をお返しすることはできないけど...フルで能力が使えない以上後半はジリ貧になるだけじゃないスか。」

 

 

黄瀬はスリーポイントライン付近で笠松からパスを受け取りドライブに行こうとした刹那..黄瀬の目の前には黒子がいる。

 

 

「君を止めます...」

 

「黒子が黄瀬のマーク⁉︎」

 

その場にいた全員が驚きの表情を浮かべていた。

 




お気に入りくれた方ありがとうございます!

まだ未熟でダメな所も多々あると思いますが読んでいただけたら嬉しいです!
頑張って成長するんで応援よろしくお願いします!

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