黒子のバスケ〜again〜   作:Magic9029

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久々の投稿です!
期間が空いてしまいすいませんm(__)m
白鷺の実力が明らかになります!


ではどうぞ!


第13Q 実力

第13Q

 

その後、前半は白鷺の独壇場となり点数を取っていく。二年生チームもなんとかスキを作り点を取るが差は開く一方だった。前半が終わると2分間のインターバルに入る。

 

一年生チームside

 

「白鷺君さすがですね。」

「久々にバスケできるのが嬉しくてな!つい、張り切っちゃったよ!」

楽しそうに話す白鷺を見て黒子は笑っていた。

「おい!白鷺!俺にもボールよこせよ!一人でやってんじゃねーよ!」

前半ほとんど火神は良い所を白鷺にとられたのでフラストレーションが溜まっていた。

「ごめんごめん!次はちゃんとボール回すからさ。やっと試合に慣れてきたとこだから。」

「ならいいけどよ。」

「あと、多分ここから俺にマークが集中すると思う。だから後半はみんなに点を取ってほしい。」

「それはいいけどよ。なんか対策とかあるのか?」

「あぁ、一応な。ちょっとみんな聞いてくれ。」

白鷺はみんなを集めて話し始める。

 

 

 

 

 

 

二年生チームside

 

二年生チームのベンチの雰囲気は暗かった。理由は簡単である。それは、白鷺一人に好き勝手やられたからだ。二年生のプライドがその状況を許せないのだろう。

 

「ちくしょう.....」

「日向そんな落ち込むなって。まだ後半が残ってるだろ。」

落ち込んでいる日向を伊月が励ます。

「わかってる。まだ諦めちゃいねぇーよ。」

「ならいいけど。じゃあどーするか。とりあえず白鷺は止めにいかないとな。でも、火神もフリーにできない。」

伊月は思考を巡らせながら一年生チームに目をやる。日向も対策案がないか考えていた。すると伊月がおもむろに口を開いた。

「なら、俺が白鷺、日向が火神についてコガ、水戸部、土田がゾーンで守ろう。向こうのチームにはシューターがいない。外はあまり脅威じゃないからドライブの進入を阻止しよう。」

「そうだな。今できるのはそれだな。オフェンスの時はワンオンワンでは勝ち目がない。だから、なるべく白鷺、火神以外の所から攻めよう。後は俺が決める。」

「わかった。みんなもそれでいいか?」

「「「おう」」」」

伊月の呼びかけにみんなが反応する。

 

side out

 

インターバルが終わり試合が再開される。一年生チームのリスタートから始まったが....

 

「....なんだよそれ」

二年生チームの全員が驚きの表情を浮かべている。その理由は.....

 

 

「よし。みんな一本取り行くぞ!」

人差し指を立てながらボールをつく白鷺。白鷺が立てた作戦は白鷺がPGになるというものだった。

 

 

 

 

〜〜〜

 

「ちょっとみんな聞いてくれ。後半は俺にPGをやらせてくれないか?」

「お前PGできるのかよ?」

白鷺の発言に火神は驚いていた。

「自己紹介の時いったろ?PGもできるって。」

「あ、そういえば。」

「忘れんの早すぎ。バカ神か!」

「なんだよそれ!ふざけんな!」

「まぁ聞けって。」

白鷺の馬鹿さ加減に呆れるが切り替えて話を続ける。

「これから俺にマークが集中するとしたら迂闊に攻められない。だから、俺と黒子でパスを回すから点を取ってほしい。攻めれる時はもちろん俺も攻める。」

「僕はいいと思います。」

「降旗君はいいかな?」

「うん。いいと思う!Fはあんま得意じゃないけどがんばってみる!」

「ありがとな!精一杯サポートする!」

「頼んだよ!」

白鷺と降旗はハイタッチを交わす。

「火神。後半は暴れてこいよ!」

「言われなくてもそのつもりだ!!」

説明が終わるとちょうどインターバルが終わりコートに戻っていく。その時、白鷺は黒子に話しかけた。

 

 

「黒子。俺がパスする時は絶対にボールから目を離すなよ。」

「はい。でも、それはいつもしてますよ?」

「そっか。なら安心だな!」

「はい。」

 

何故白鷺はその事を伝えたのかその時黒子は理解できなかった。

 

 

〜〜

 

 

 

 

 

後半は一年生チームのリスタートから始まった。白鷺はボールをつきながら周りの状況を確認する。二年生はゾーンで守っており、白鷺と火神には伊月と日向がマンツーでマークがついていた。

「もうお前には好き勝手にさせないからな。」

「望むところですよ!」

伊月はさきほど日向が白鷺にドライブで抜かれている所を見ていた為ドライブを警戒して距離を少し取り守っている。しかし、白鷺はこうなる事はわかっていた。

「いきますよ。」

「絶対とめる!」

白鷺は火神の方を見る。伊月は火神へのパスだと思いそのパスコースを塞ぐ。だが....

 

 

 

 

「........」

「しまった...!!」

 

 

「ナイスパス!黒子!」

パスを出したのは火神ではなく黒子だった。伊月が火神へのパスコースを塞いだ瞬間にノールックで黒子にパスをしたのだった。パスを受け取った黒子はタップパスで降旗にボールを回す。そして、そのままレイアップを決めた。

「ナッシュ!降旗君!」

「ありがとう!すごいパスだったね」

降旗がシュートを決めると白鷺は駆け寄り声をかける。降旗は笑顔で答えた。

「白鷺君。ナイスパスです」

「おう!黒子もよく俺がパス出すってわかったな。」

「なんとなくですが、来るなと思ったんです。」

「さすがパスのスペシャリストだな!」

「はい。」

黒子と言葉を交わすと白鷺は自陣に戻る。その時火神に声をかけた。

「火神。次の攻めの時頼んだぞ。」

「あ?わかってるっつーの。」

「なら良かった!任せたぜ。」

白鷺はそう言い残すとディフェンスに戻っていった。

「(よし...集中。)」

伊月はボールをつきながら心の中で呟く。相手は白鷺の為一瞬も気は抜けない。鷲の眼を駆使してコートを見渡す。

「(やってやる。)」

伊月はフロントチェンジを白鷺を左右に揺さぶる。しかし、白鷺はそれにしっかりついていく。

「(なかなか隙はつくれないな。なら...!!)

伊月は強引にドライブをしかける。

「(これなら止められる!)」

白鷺は伊月のドライブを止めようとしが...

 

 

 

ドンッ!!

 

 

白鷺の背中に衝撃が走る。それは土田のスクリーンだった。

「(やべ...完全にやられた。)」

「ナイス!ツッチー!」

伊月はそのままペネトレイトしていくがすぐに降旗がヘルプに入る。しかし、伊月は焦らずゴールしたの水戸部にパス。水戸部は難なくシュートを決める。

「ナイッシュ!水戸部!」

「.....コクン。」

水戸部は無言で頷いた。

「速攻!!!」

「やばい!戻れ!!」

水戸部がシュートを決めた瞬間に白鷺と火神はすでに走り出していた。降旗は先頭にいる白鷺にパスを出す。

「よし!いくぜ!」

ボールをもらうと白鷺は一気に駆け上がる。しかし、二年生チームの反応も早くディフェンスに戻っていた。

「好き勝手させないっていったよな?」

伊月に追いつかれ3Pラインを超えたあたりで白鷺は足を止めてしまう。

「いや、まだです。」

白鷺はゴールに向かってボールを放った。

「シュート⁉︎そんな適当なシュートが入るわけない!」

伊月は白鷺の予想外の行動に動揺していた。

「まだですっていいましたよね?」

そこにある男の雄叫びが聞こえてくる。

「うぉぉぉー!!」

それは火神だった。

「これはシュートじゃない!!アリウープだ!!」

日向が叫ぶ。しかし、もう遅かった。火神は跳躍し空中でボールをつかみゴールへと叩きつけた。

 

 

ガシャン!!!

 

 

ゴールがギシギシと音を立てる。

「ナイッシュ!火神!」

「おう。ナイスパス!」

火神は少し恥ずかしながらも白鷺とハイタッチを交わす。

 

その後も一年生チームが白鷺を中心にボールを回して点を取っていき、完全に二年生チームを圧倒していた。二年生チームは奮闘するも白鷺と火神を止める術はなく点差は開らいていった。

 

 

 

そして、ラスト10秒。

「(よし。やるか)」

「(白鷺の雰囲気が変わった....。なにかくる!)」

白鷺の纏っている雰囲気が変わり警戒を強める伊月。一年生チームはアイソレーションに切り替えスペースを作った。白鷺はフロントチェンジをしボールを左右につく。そして、伊月の右側にボールをバウンドさせた。

「(そっちには誰もいない。パスミスだ!)」

伊月は白鷺のミスだと思っていた。白鷺は伊月の左側から抜く。すると、右側にバウンドさせたはずのボールが白鷺の元に返ってくる。

「(なんだと...!そんなのありかよ!!)」

白鷺は伊月を抜くとそのままゴールまで駆け上がる。しかし、すぐに水戸部と土田がヘルプに入る。

「いかせんぞ!」

「コクン...」

土田と水戸部は白鷺にダブルチームをする。白鷺は足を止めた。

「いや、決めさせてもらいます。」

姿勢を低くしたままボールを左右につく。水戸部と土田も姿勢を低くしドライブを警戒する。白鷺は相手の視線が下に向いた瞬間にボールを後ろに回す。そして、右手で背中からボールをゴールへと投げる。

「あれ?ボールは?」

「....」

土田と水戸部は一瞬ボールが消えたように見えていた。白鷺は投げた瞬間に動き出し二人を抜くと跳躍し空中でボールを掴みそのままリングに叩きつけた。

「うそだろ....。」

「一人アリウープかよ。」

そこにいた全員が唖然とする。

 

ピーー!!

 

白鷺がゴールを決めたと同時に試合終了の笛が鳴り響く。

「よっしゃー!...あ。やばい。」

白鷺はゴール決め着地するとそのまま倒れてしまった。

「白鷺君。大丈夫ですか?」

「おい!白鷺!」

黒子と火神が同時に白鷺に駆け寄る。

「バランス崩した....」

「んだよ。心配して損したぜ。」

「紛らわしい事しないでください。」

「ちょっとは心配してくれよ!!」

そっけない二人に対して白鷺は涙目で訴える。

「それより、最後のあれなんだよ?」

火神が倒れている白鷺に手を差し出しながら聞く。

「あれは俺の得意技っていうかなんというか....説明しずらないな。」

白鷺は火神の手を掴み立ち上がって答えた。

「んだよそれ。」

「昔、よくストリートでバスケしてたから、ボールハンドリングが得意でね。体に馴染んでるんだよ。」

「ストリートか。なるほどな。」

白鷺は昔からのストリートでのバスケによって培われたボールハンドリングでボールを手足のように操る。

 

「さて、白鷺君の実力もわかったとこだし今日はここまで。各自ストレッチ忘れずにやってね。あと、日向君と伊月君ちょっと来て。」

リコはみんなに指示を出し、日向と伊月を呼ぶ。

「どうしたんだ?監督。」

伊月と日向がリコの元へと集まる。

「白鷺君と戦ってみてどうだった?」

リコはおもむろに質問をした。

「あぁ、実力は文句なしだし、火神と同格といって間違いない。」

日向は悔しそうな顔をしながらリコに話始める。

「私もそう思ったわ。」

「でも...。まだ何か隠してる気がする。」

「隠してるってなにを?」

「俺にもわからないんだが、まだ実力の全てを出してない気がする。ブランクがあるからまだ出来ないって可能性もあるが。」

「俺も白鷺と1on1やって感じていた。白鷺にはまだなんかある。」

伊月と日向は白鷺にはまだ隠してる事があると感じていた。

「なるほどね。わかったわ。」

「じゃあ戻るわ。」

日向は話が終わるとストレッチに戻ろうとしたが....

「ちょいまち!負けた方はトレーニング3倍だから明日の練習のためにしっかり休んどきなさい。」

「「「嘘だろ....」」」

リコは笑顔で死の宣告を告げる。日向達二年生チームは絶望していた。

 

その後、各々ストレッチや自主練をしたあと帰路につく。

 

「いやー今日は楽しかったなー!」

「そうですね。」

「まぁ。そこそこな。」

火神、黒子、白鷺の3人で一緒に帰っていた。

「火神素直じゃねぇーなー!楽しかったら楽しいって言えよ!シャイかよ!」

「お前はいちいちカンに触るな!」

「まぁまぁ火神君落ち着いて。」

「お前はなんなんだよ!」

「黒子ですが。」

「そんなの知ってるわ!」

白鷺も自然と馴染んでいた。火神は少しイライラしつつも白鷺を受け入れていた。

「じゃあ俺こっちだから!また明日な!」

「はい。また明日。」

「じゃあな。」

白鷺は黒子と火神と別れ家に向かう。

 

 

「火神君。白鷺とプレイしてどうでしたか?」

白鷺と別れた後黒子は、火神に質問する。

「思ってた以上の実力だった。認めざるおえない。でも、同時に負けたくないと思った。絶対強くなってやる。」

「白鷺君は凄かったです。でも、まだ何かあります。」

「何かってなんだよ。」

「わかりませんが、そんな感じがしただけです。」

「まぁいいや。今考えてもしかたねぇ。そのうちわかるだろ。」

「そうですね。」

黒子も日向や伊月のように何かを感じ取っていた。その何かはまだ誰もわからない。

 

 

 

「ハークション!!はぁ...誰か俺の噂でもしてんのかなぁ...」

帰り道を歩きながらふと一人で呟いていた。

「久々に試合できて、すげー楽しかったなぁ!また明日から楽しみだ!」

中学の時以来のバスケ。白鷺にとってミニゲームといってもすごく充実したものだった。そんな事を思っていると家の前に着いていた。

 

 

 

「おかえり。奏。」

家の前には女の子が立っていた。

 




白鷺の実力はわかっていただけたでしょうか?
白鷺と火神を同じチームにしたせいで二年生チームの見せ場作れませんでしたm(__)m
最後の女の子とは誰なのか。


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