黒子のバスケ〜again〜   作:Magic9029

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更新が遅れてしまい申し訳ありません。
相変わらず駄文ですが、読んでいただけたら嬉しいてます!
よろしくお願いします!





それでは本編どうぞ!



第15Q 初戦

「それではこれより新協学園対誠凛高校の試合を始めます」

審判が試合の始まりを告げる。

「「「「よろしくお願いします!!!」」」

整列が終わると選手たちが各ポジションへと移動した。ジャンパーは火神とお父さん。

「試合開始!!」

審判の声と共にボールは中へ放たれる。火神とお父さんは同時にジャンプするが、身長の差でお父さんがジャンプボールを制した。タップしたボールを味方のPGが広い、すぐさまお父さんにパスをする。そして一気に前線へと上がっていく。

「まじかよ...!!火神が高さで負けた。」

日向だけでなく誠凛の全員がその事に驚いていた。攻め上がるお父さんの前に白鷺が立ちはだかる。

「ミンな小っちゃいしちょろいねぇー。子供だねー。」

「そういう事は勝ってからいってくれない?たかがジャンプボールを取れたからって調子乗りすぎだぞ。」

「ホントのコトだし。悔しかったらトメてみな。」

お父さんはノーフェイクでシュート体制に入り飛んだ。

「ノーフェイクとかいい度胸してるな。」

白鷺はそれをいち早く察知しすぐさまブロックするためにジャンプをした。しかし。

 

 

 

 

 

 

 

 

......シュ

 

 

 

 

 

 

 

 

白鷺のブロックは空を切りボールはゴールへと吸い込まれていった。

「(っち。やっぱり高さじゃ勝負できないな)」

お父さんのシュートが決まり誠凛ボールからリスタート。白鷺がゆっくりドリブルしながら相手陣地に進んでいく。新協学園はマンツーマンで守っており、ボールマンの白鷺はゆっくりとコートを見渡す。

「(やっぱりお父さんは火神についている。これは火神を避けて他ににボールを回した方が良さそうだな。)」

戦況的に見て判断した白鷺だが火神がやたら視線を送ってくる。

「(パスくれ!ぶっ倒してやる!!)」

「(おいおい。どんだけやりたいんだよ!!倒す気満々のオーラ出過ぎ。わかりやすいな火神は。)」

火神の倒す気満々のオーラにあてられ白鷺は火神にパスを出した。火神はパスを受け取るとお父さんに視線を移す。

「絶対にぶっ倒してやる...!!」

「オまえも、大したことないンだろ。諦めるんだな。」

「そう言ってられるのも今のうちだぜ」

火神はシュート体制に入る。お父さんはすかさず反応しブロックの為ジャンプした。

「(サッきのやりカエしか?お前の身長じゃキめるのなんてムリ。オレがハタキおトしてやる!)」

しかし、火神はシュート体制に入ったものの足は地面に着いたままであった。

「甘い!」

「っクソ!!!」

火神はシュートフェイクをしてからドライブでペネトレイトしていく。他の選手がヘルプに入るが、火神の相手ができるはずもなくあっけなく抜かれる。

「マダだ...!!」

味方がヘルプに入ったおかげで、時間ができお父さんが戻る時間ができてしまい、火神の前に立ちはだかる。

「ゼッタイにキメさせない!」

「それはどうかな!」

火神はペイントエリアに入った瞬間にジャンプしダンクの体制に入る。お父さんはそれに反応し全力でジャンプする。

「クちだけなのはオまえダ!残念だったな」

「っへ!残念なのはどっちかな。」

火神はダンクの体制から一度ボールを下げて後ろにパスをだす。そこにいたのは白鷺だ。

「火神!ナイスパス!」

「ナンだと!!」

白鷺は火神からパスをもらうとその場でシュートを放つ。ボールは綺麗な放物線を描きゴールに入っていった。

「白鷺!ナイッシュ!」

「おう!!」

火神と白鷺はハイタッチを交わす。

「火神次からはあの作戦でいくぞ。」

「わかってらー。特訓の成果見してやるよ。」

話が終わると二人は自陣に戻っていった。今度は新協学園のリスタート。やはりお父さんにボールが集まる。火神のマークはもちろんお父さん。他はマンツーマンで守っている。お父さんはコート上で最も身長が高いそれ故に、シュートの打点も高くなりブロックするのは困難であった。しかし、ここである問題が起きた。

 

 

....ガン!

 

 

 

 

.....ガン!!

 

 

 

 

.....ガン!!!

 

 

 

 

「クソ!!ナンで入らないんだ!!」

お父さんのシュートの精度が落ち始めていた。理由は簡単。火神がお父さんのマークをしているからだ。火神は部活の練習で水戸部に"自分よりもデカイ相手を止める方法"を教わった。その特訓の成果が発揮されお父さんは動きを制限されシュートの精度が著しく落ちたのだ。それにより相手は中々得点できずにいた。さらにC勝負でも水戸部が圧倒的に有利でありリバウンドをほぼ制すことができていた。

「さすが火神だ。よし、そろそろ俺たちもやるぞ。黒子」

「はい。こちらも特訓の成果を見せつけましょう。」

白鷺と黒子もある作戦を実行しようとしていた。

「ナンで、オレがこんな子供相手に....!!」

「相手を見下して過小評価してるから足元すくわれるんだぜ?お父さん。」

「ウルさい!!オレが負けるはずない。」

「はいはい。そーですか。なら勝たせてもらうわ。」

リバウンドを制した水戸部からボールを貰い白鷺は前線へと上がっていく。3pラインより一歩手前でボールをつき状況を確認する。そして日向がにパスを出した。お父さんは火神にマークされている為動けず、日向は相手のマークなど関係なしに3pを決めていく。

「ナイッシュです!キャプテン!」

「おう!」

白鷺はこの時点で欲しい情報は全て得られていた。

「黒子じゃあよろしく頼むな。」

「わかりました。しっかりついて来てくださいね。」

「当たり前だろ!!」

新協学園のリスタート。仲間にパスを出そうとした瞬間.....

 

 

 

....バシ!!

 

 

 

 

「....え⁉︎」

パスを出した瞬間に何者かによってパスがスティールされた。パスをスティールしたのは黒子である。スティールされたボールは一度地面に着くとバウンドした。

「ナイス黒子ー!!」

そこへ白鷺は走っていき飛び空中でボールをキャッチするとそのままゴールに叩きつける。

「なんだよ...。こいつら...!」

新協学園は完全に誠凛のペースな飲み込まれていた。それはお父さんも例外ではない。その後も火神がお父さんを抑えつつ、白鷺と黒子のコンビで点数を重ねていった。そして第1Q終了のブザーが鳴り、2分間のインターバルに入る。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

誠凛said

 

 

 

「うん!かなりいい出来!グッジョブ!」

リコはベンチに座っているみんなの前に立ち声をかける。

「で、次なんだけど。黒子君は一先ず交代ね。ミスディレクションを温存する為。黒子君に変わって伊月君を入れるわ。白鷺君はSFに変更ね。これにより白鷺君と黒子君のコンビがなくなり攻撃力が落ちるわ。ここからはいかに、点差を縮めさせないのかが重要よ。」

そこで白鷺はおもむろに口を開いた。

「試合中ずっと相手を観察していたんですけど、どの選手も実力はあまりなく一対一でも普通に勝てます。だからこの試合は火神がお父さんに勝てるかどうかにかかっている。」

「白鷺君の言う通りよ。ってことで火神任せたわよ!」

「うっす!」

火神はやる気に満ち溢れ笑顔で答える。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

新協学園side

 

「お前らやる気はあるのか?特にパパあんだけの口を叩いといてこの有様はなんだ?」

「ス、スいませン!!」

監督はこれ以上なく怒っていた。

「高さはパパが勝っている。高さで勝負すれば負けない。これからは今まで以上にパパにボールを集めろ。わかったか?」

「「「はい!!」」」

「よし行ってこい!!」

監督の指示が終わるとコートに戻っていく。

「監督すげー怒ってたな。これ負けたら明日からの練習地獄だぞ。」

「イヤだ!試合したい!」

「なら勝つしかないだろ!」

パパも負けられないという使命感から目つきが変わっていた。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

2分間のインターバルが終わり選手達がコートに戻っていく。その時白鷺は火神に声をかけた。

「火神。オフェンスはほとんどお前に任せるな。」

「どーいう意味だよ?」

火神は白鷺の発言に疑問をもっていた。

「まぁ要するに、ディフェンスは俺に任せな。」

それだけ言うと白鷺は自分のポジションに戻っていく。火神はまだ白鷺が言った言葉が理解できていなかった。スタートは新協学園。PGがお父さんにパスをする。お父さんはまたもやノーフェイクでシュートを放つ。

「(くそ!さっきよりも高くなってあがる!!)」

火神もお父さんに合わせるようにブロックに飛ぶが、届かず決められてしまう。

「もう本気!負けなイ!」

「そーこなくちゃな!やる気がなくなった相手ほどつまらないものはねぇぜ!テンション上がるぜお父さん!!」

攻守がいれわかり誠凛の攻め。伊月がボールを相手陣地まで運ぶとすかさず火神にパスをだす。

「よし!」

火神はボールを受けてるとすかさずドライブを仕掛ける。お父さんは反応するが火神はあっさりとお父さんを抜きゴールに攻め入る。

「(最初よりウごきが早い!!)」

お父さんは火神に反応できなくなり難なくゴールを決める。

「(さすが火神。特訓の成果が出てる。いや、出過ぎかな。)」

白鷺は火神のプレーを見て改めて火神の凄さを感じていた。

「(さて、俺も負けてられないな。やるか。)」

新協学園のPGがゆっくりとボールを運んでいく。マークしているのは伊月。他も今までと同じようにマンツーマンでマークについている。相手のPGは伊月相手にボールを維持するのに精一杯だった。

「ヘイ!!」

そこに、お父さんがパスを要求。なんとか伊月から一瞬だけ隙を作りお父さんにパスを出した。しかし、そこに突然誰かが現れた。

 

 

 

バシッ!!

 

 

 

 

「「「なに!!!」」」

そこに現れたのは白鷺だった。

白鷺はボールを奪うとそのままゴールに走りダンクを決めた。

「なにが起こった.....」

相手のPGは状況が把握できていなかった。

「タマたまダ!!」

状況が把握出来ないままプレーが再開される。

相手PGはまた同じ状況に追い込まれ、お父さんにパスをだす。しかし.....

 

 

 

パシッ!!

 

 

「またかよ...!!」

また白鷺がパスをスティールしてゴールを決めた。

「ナんでだよ!!」

お父さんはその状況に苛立ちと疑問を浮かべていた。

「なんでかって?答えは簡単だ。今までのプレーほとんどがお父さんから始まっている。そして他の選手は一対一で勝てたケースがない。勝つ為には高さで勝てるお父さんにパスをだし点を取ってもらうしかない。それさえわかれば、あとはそこを狙えば容易にスティールできるんだよ。」

「クソッ!!」

お父さんは地団駄を踏む。

「まぁそーいうこだ。お前が例え強かったとしても、一人では絶対バスケは勝てない。そもそも他の奴が努力をし、強くなろうとしなかったのがこの結果だ。お前ばっかに頼ってばっか自分では何もしようとしない。そんなチームにオレ達は負けない。」

この後の試合は一方的であった。成長した火神にお父さんはついていけず、点数を重ねていき、白鷺のスティールによって点が入らずどんどん点差が広がっていった。

 

 

 

 

 

 

 

第4Qラスト10秒。ボールマンは火神。

「そーいや、キセキの世代弱い。とかほざいてあがったな。」

ボールをつきながらお父さんに話しかける。

「ソーダ!キセキの世代やお前達はコドも。負けるハズナイ!」

「そーか。でもな.....」

火神はクロスオーバーでお父さんを交わしペイントエリアに侵入。お父さんも粘りなんとか火神についていく。火神はジャンプしダンクの体制にはいる。お父さんもすかさずブロックに飛ぶ。

「お前は調子に乗り過ぎた。あいつらのが断然強いわ!!」

「ウルサイ!!」

火神は一度ボールを下げて右手で背面に回しそのままゴールになげる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうだろ?白鷺。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこに白鷺が踏み込んでジャンプし、空中でボール掴む。

「あぁ!彼奴らのが断然つえー!また来年出直してきな!!」

 

 

バギィ!!

 

 

 

そして、ゴールに叩きつけた。それと同時に試合終了のブザーが体育館鳴り響く。

 

「80対35で誠凛高校の勝ち!礼!!」

「「「ありがとうございました!!」」」

両方チーム挨拶が終わると各ベンチに戻っていく。その途中でお父さんが、火神と白鷺に声をかけてた。

「アりがとうございました。僕らの分までガンバってください。」

「おう!」

お父さんは右手を差し出す。それに応えるように火神も右手を差し出した。

 

 

 

 

 

 

 

「やめろ。火神」

握手をしようとした途端、白鷺が火神の腕を掴みお父さんを睨む。

「何すんだよ!!」

「よく考えろ。こいつが、素直にこんな事言うわけないだろ。」

「今日のはマグレだ!次はオレ達が絶対カツ!バーカ!バーカ!」

そう一言残すとお父さんは、自分のベンチへと戻っていった。この時誠凛の全員が思っていた。

 

 

「「「お父さん。マジでウゼェ」」」

 

 

無事に試合を終え、軽くミーティングを済ますとすぐに解散となった。

 

「今日勝ててよかったですね。」

「あぁやっぱりバスケは楽しいな!」

「お父さんはマジでウゼェけどな。」

黒子と白鷺と火神は家の方向が同じなので一緒に帰っていた。

「白鷺君久々の公式戦はどうでしたか?」

「あぁ黒子や火神、先輩達とプレー出来てすごく楽しかった!」

「それは良かったです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただ.......」

白鷺の雰囲気が急に変わる。黒子と火神はすぐにその事に気づいた。

「今日の試合、楽しかったという気持ちに嘘はない。しかし、それはお前達とと一緒にプレー出来た事に関してだけだ。」

「どーいう事だよ....白鷺!」

火神は白鷺の発言を理解できずにいた。

「簡単な事だよ。相手が弱すぎてつまらなかったって事だ。一人の留学生に頼り、残りの奴らは雑魚同然。弱すぎて話にもならない。」

「白鷺君、そんな言い方は良くないです。」

「僕は本当の事を述べただけだ。」

黒子と火神は動揺していた。いつもの白鷺ならこんな事は言わないと、そう思っていた。黒子はある過去の事を思い出し、少し悲しい顔をする。しかし.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん?あれ?俺なんか言ってた?」

白鷺の雰囲気はいつの間にかいつも通りに戻っていた。本人は何も言ったか全く覚えていないようだった。

「言ってたってお前、色々言いまくってたぞ。」

「まぁまぁ火神君。白鷺君も覚えていないようですし。」

「なんかめっちゃ気になるんですけど!!」

白鷺は黒子と火神が隠し事をしているように見えていた。

「とりあえず初戦突破出来て良かったですね。次の試合も頑張りましょう。」

「おう、もちろんだぜ!次もよろしくな、二人とも!」

いつも通りの白鷺に戻ったようで黒子は安心し、少し微笑みながら白鷺を見つめる。

「じゃあ俺こっちだから!また明日な!」

そう言うと白鷺は二人から離れ家へと向かっていった。

「さっきのアレなんだったんだよ。」

「僕にもさっぱりわかりません。」

白鷺の事が気になりつつも黒子と火神も家へと向かっていく。

 

 

 

 

 

 

誠凛高校 IH予選一回戦突破。

 




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