学園黙示録SCHOOL―LIVE!小泉優香編   作:楠葉遊鳥

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学園黙示録SCHOOL―LIVE!に出てきた小泉優香目線の話です。

優香と士が初めて出会ってから、全てが終わってしまった日になるまでの話になります。


最初の友達

あの時の事を貴方は覚えていますか?

私は中学を卒業した後に親の仕事の関係で、巡ヶ丘市に引越してきました。地元から距離があるため、巡ヶ丘学園には中学の友達は誰も受験しなかったため顔見知りは誰もいません。それに私は人見知りな為に友達が出来るか不安で、楽しい高校生活が送れる気がしません。そんなこんなで入学式を終え自分のクラスに向かいながらこの先の高校生活の事を考えていると、いつの間にか知らない場所に来ていました。

「あれ?ここ…どこ?」

まさか高校生にもなって迷子になってしまうなんて…しかも入学式のひに本当着いていない。

「お嬢さん!」

「1年だよね?もしかして迷子?」

後ろから声をかけられ迷子から脱出出来ると思いながら、その声のした方を見るといかにも不真面目そうな俗に言う不良が2人現れた。そもそも今の時間帯生徒は教室でホームルームをおこなっているはずで、そんな時にここにいると言う時点で普通じゃない事に気付く事が出来たはずだった。

「み、道に迷っただけなので大丈夫です」

知らない人に話しかけられた為に声が裏返ってしまうし、何より全く大丈夫ではない。

「迷子かぁじゃあ1年のクラスまで連れて行ってあげるよ」

「でもその前に俺らといい事しようよ?」

「え…?」

気付くと私の両手を1人の男に押さえつけられていた。

「スゲーこの子意外とスタイルいいぞ!」

「ちょっ辞めて下さい!!」

「大丈夫優しくするから」

振りほどこうと暴れても筋力で勝てる訳なく、不良の手が私にゆっくり伸びてきた。

(もう最悪だ…学校には顔見知りはいないし…道に迷うし…不良の先輩に襲われるし…もう…嫌だ…)

そんな事を考えているうちに目から涙が零れ、私は泣いていた。

「おいおい泣かせんなよ!」

「泣かせたのはお前だバーカ」

もう少しで私に届きそうな手に怯え、目を閉じてしまった。

「いででで」

「な、何だテメェは?」

「君小泉優香さんだよな?」

「え?」

私を襲っている先輩とは違う声に驚き目を開けるとそこには、耳にピアス金髪にネックレスをした俗に言う[不良]が先輩の方の不良の手を関節技?を決めて笑っていた。

「だ、誰ですか?」

「同じクラスの祠堂士だよ、たまたま席が隣になったからって先生が探しに行けってさ」

「え?あ、有難うございますわざわざ探しに来てくれて」

「気にしなくていいよ〜てか何で敬語?クラスメイト何だから親しくいこうよ」

彼の無邪気な笑顔に思わずドキッとしてしまい見とれてしまったが、関節技を決めている先輩がそれを振りほどいてしまい我に返った。

「テ、テメェよくもやってくれたな!!」

「1年のくせに調子に乗りやがってッ」

そう言い2人の先輩は、ポケットの中から柄が二つにわかれその中から刃が出てくるナイフを取り出し構えた。

「バタフライナイフか!しかもベンチメイド」

「し、祠堂さん!?なに落ち着いてるんですか!!ナイフですよナイフ!」

「大丈夫〜大丈夫でも危ないから俺の後ろに隠れてて」

武器を持つ先輩を目にし混乱してしまうが、祠堂さんは落ち着いたまま頭を撫でてくれていた。

「そんな減らず口が何時までたたけるかな?」

ナイフを振りかぶり片方の先輩がこっちに向かってくるが、ナイフが振り下ろされる前に祠堂さんの拳が先輩の顔にめり込んで先輩はそのまま後ろに倒れ込み、落ちたナイフを拾い刃をしまい自分のポケットに入れてしまった。

「このクソがッ」

1人になった先輩は祠堂さんの左の横腹目掛け蹴りをするが祠堂さんはそれを受け止め、先輩を支えている左脚を蹴り頭から床に激突し気を失た。やはりナイフは拾ってポケットに入れてしまった。

「全く…口ほどにも無いなぁ、怪我はない?」

「あ、有難う…つ、士くんッ」

「別に君もつけなくていいのに…まぁいいやじゃあ早く教室に戻ろっか優香」

「い、いきなり呼び捨て!?」

これが私と士くんの初めての出会いでした。




続きはいつ出せるやら…
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