リリカルでマジカルな世界で最強の狙撃手を目指す   作:たくヲ

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第12話 転生者と質問と湖の騎士

あの後、気絶した三人を医務室に運んで治療を終えてから、食堂まで飯を食いにやってきた。正村だ。

 

どうやらシャマルさんが何か食べるものをとりに行っているため、今いるのはベル、レスト、スバル、ティアナ、エリオ、キャロ、シグナムさん、ヴィータさん、ザフィーラさん、リイン、フリード、って多すぎないか。

ちなみに俺とベルとレストはきゅうりの浅漬けを食べている。バリバリと。

 

「……しつもんこーなー」

「突然なんですの?」

「……昨日来たばかりの私たちに、みんな質問あると思う」

「まあ、そうだろう」

「……というわけで私たちに質問ある人?」

 

珍しいな。何がかって言われれば、レストが俺やベル以外がいるときに積極的に声をだすことがだ。なぜかベルとはすぐ仲良くなったんだよな。武装隊の誰とも仲良くならなかったのに。娘が成長していくのを見る親の心境って、こんな感じなのかねえ。

 

「はい!!」

「……スバルさん、どうぞ」

「その~、それってどこから出したんですか?」

「スバル、最初の質問ってそれ?もっとほかのものもあるでしょ」

 

スバルの指さしているのはきゅうりの浅漬けとそれが入ってる結構でかい壺。うん、それは俺が一番知りたい。そしてティアナ、そう言ってやるな。俺だって気になるから。言わないけど。

 

「……食べる?」

「え?じゃあお言葉に甘えて」

「質問はどうなっ、もごっ」

 

途中でティアナの言葉が強制停止させられたのは、レストが浅漬けをティアナの口に叩き込んだからだ。……つーか俺の魔力が一瞬ごっそりと消えたんだけど。どんな速度で叩き込んでんだ、レスト。さっきの模擬戦より速かったんだけど。

 

「「……(バリバリ)あ、おいしい」」

「……よかった」

「いやいやいやいや。質問に答えろよ。レスト。」

「……自家製」

「どっから出したのかの質問の答えになってねえよ!!」

『主、猫に小判ですよ』

「馬の耳に念仏だ、マンダ、お前もう黙っとけ」

「皆さんもどうぞですの」

 

どさくさに紛れて、ベルが浅漬けをみんなに勧める。………まあいいか。実際うまいし。

 

「なんでツッコミがありませんの………」

 

ツッコミ待ちだったらしい。しねえけど。

 

「……次の質問」

「はい」

「……エリオ君、どうぞ」

「模擬戦の時って、正村さんは何をしてたんですか」

 

まともな質問をくれて助かるよ。…正村さんと呼ばれているのは『俺のことは親しみを込めて正村さんと呼びなさい』と某一京のスキルを持つ人外のセリフを、フォワード陣とロングアーチのみなさん(ヴァイス師匠は除く)に対して言ってあるからだ。

 

「逃げてた」

「「ええっ!!」」

「いや、距離をとってた。俺は狙撃型魔導師なんだぜ」

 

さて、ここで狙撃魔法についての解説だ。狙撃魔法は、普通の射撃魔法の魔力と普通の砲撃魔法の中間くらいの魔力を圧縮して1センチくらいの魔力弾に変え撃ち出す、それだけの魔法だ。マンダの『サイレンスモード』の性質、目視以外では感知も予測もできない魔力弾を放つ、という力を生かすために作った魔法。魔力を圧縮しているだけに射撃魔法とは速度はけた違い、一点に与えるダメージは砲撃魔法をも上回る。実際、砲撃魔法を正面から貫いたし。ちなみに俺しか使ってない。故にあまり知られてない。説明してないからなんだけど。知ってるのは俺とベルとレストだけだ。

 

「狙撃型ってなんですか?」

「ああ、俺が勝手に名乗ってるだけだ。まあ狙撃手だな。隊長たちに気づかれないように離れて、遠距離から気づかれないように撃ちぬいた。最初に高町一等空尉を撃ったのは彼女とだけは一度一緒に仕事をしてたから俺の戦法がばれるから。まあ今回の模擬戦では、完全に俺のことは忘れてたみたいだったがな」

「そういうことだったんですね、ありがとうございます」

「急になのはたちが落ちたからびっくりしたんだよな」

 

ヴィータの言葉はもっともだと思う。今回のは、実際知らない人が見れば何もないのに落ちたとしか思えないだろう。まあ一般的なライフル弾の速度の4倍の速度を目で追えるってなら別だろうが。

 

「……次の質問」

「はい」

「……シャーリー、どうぞ」

「「「「シャーリーいつの間に!?」」」」

 

おい、なんでいるんだ、お前。って思う。言わねえけど。

 

「正村さんって彼女さんはいるんですか?」

「プライベートな質問だな、おい。いないけど」

 

話が広がらねえよ。っていうか、ベルがほっとした顔をしているがなんでだ?……まあいいか。

 

「……次の質問」

「はい」

「……シグナムさん、どうぞ」

「正村中将、明日私と模擬戦をしていただけないでしょうか」

 

質問ですらねえ!?流石は数々の二次創作で戦闘狂と呼ばれただけのことはある。

 

「いいですよ。……つうか話が広がらねえ!!!」

「どうなってるんですの……」

「……じゃあ次の質問」

 

まあそんなこんなで、質問は俺とベルとの関係やレストとの出会いなどについてながながと話したところで、シャマルさんが帰ってきた。めちゃくちゃでかいトレイのを持って。

 

「はい、じゃあ召し上がれ」

 

持ってきたのは

いやーしかし、やっと飯だ。………しかし、やけに時間かかったな。まるでシャマルさんが行ってから仕込みをしたみたいな………まさか

 

「「「「「「「「「「「いただきます」」」」」」」」」」」

 

………やばくね。

俺を除く全員が食事を口に含み………全員がテーブルに倒れ伏す。フリードやザフィーラさんとかも。

 

「ちょっと待て。なんだこの地獄」

 

これが……シャマルの料理の力か。と思いながら、後ろでおろおろしているシャマルさんを見る。

ふむ、

 

「いただきます」

 

とりあえず、食べとこう。と思い、みんなが食べた料理をいくつか口に含む。なるほど、

 

「シャマルさん」

「は、はい!?」

「料理の勉強をしましょう、っていうかしやがれ!!!」

 

これ以上の犠牲者を出すわけにはいかない。

 

「まず、そこのスープ!!どうして、調味料の分量があんなに殺人的な数値になるんだ!!!神か!!そしてハンバーグ!!なぜ豚肉が中心に偏りかつ火が通ってねえんだ!!殺す気か!!!あとアイスクリーム!!なんでニンニクとか唐辛子とか入ってんだよ!!何の工夫だ!!!最後にジュースだ!!!なんで干物!?干し柿とか干しブドウとかはまだわかるが、なぜにクサヤの干物!?干してるものでミックスジュース作るにしてももっとまともな、せめて果物関連にしろ!!!」

 

はあはあ。ついキレてしまった。

 

「ご、ごめんなさい!!」

「……とりあえず、空き時間、レストに料理を習ってください」

 

まあ今、失神してるけど。

 

「さて、あとは全部食わねえと」

「え?い、いいですよ!」

「いや食べるのは、俺じゃなく」

 

そういって俺はフェイトやレストもかすむような速度でハンバーグをシャマルさんの口に叩き込む。

 

「あなたが、ですよ。シャマルさん」」

「きゅう」

 

シャマルさんは気絶した。………味見くらいしておけよ。とりあえず豚肉の生は比喩抜きで死の危険があるから、苦手な強化魔法でハンバーグを食べた人の消化器を強化する。そして俺は

 

「これから、これ全部食わなきゃならねえとはきついな」

 

これから起こる食事(戦い)で俺が最後まで生きていることを願った。




たくヲです。

転生者たちに質問回
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