リリカルでマジカルな世界で最強の狙撃手を目指す   作:たくヲ

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第13話 転生者と騎士

正村島羽、22歳。魔法狙撃手やってます。

 

あの後、途中でやってきた六課のロングアーチメンバーや、復活した隊長たちにも手伝ってもらい料理を全部食べて盛大に気絶した。死ぬかと思った。俺以外全員、一口目で気絶してたし。役に立たねえ。

 

あれから一日たった今、俺はシグナムさんと対峙していた。まあ約束していた模擬戦をしなければならないからな。正直一対一は遠慮したかったんだが。

……正直な話、俺にとってはフェイトやシグナムさんやスバルやエリオとかが天敵になるんだよな。最初から隠れられるならまだしも、敵と向かい合った状態から始まる今回みたいな模擬戦だと正面から対峙することになる。……砲撃型や射撃型なら、いつかベルに使った戦法で何とかできるんだが。ほとんど近距離攻撃メインで攻めてくるフェイトやシグナムさん。常に接近戦いを強いられるスバルやエリオはきつい。……まあいいか。負けるつもりはないし。

 

「では、よろしくお願いします。シグナムさん」

「それは私の台詞です。よろしくお願いします。正村中将」

「さて……マンダ、セットアップ」

 

六課の制服が、一瞬でバリアジャケットである黒服に代わる。

模擬戦が始まった。

シグナムさんはレヴァンティンを構えて突っ込んでくる。

 

「さてと、本気で行かねえと負けちまいそうだし……本気で行くぞ」

 

その台詞と同時にシグナムさんとの距離を一気に詰める。

 

「なっ!?」

シグナムさんの顔に浮かんだのは驚愕。……まあそうなるよな。狙撃手が敵との距離を詰めるなんてことはあり得ないとか思ってたんだろう。だがそう思っているならまだ甘い。

俺以外がどうかは知らねえが、狙撃手が近接戦を戦えないなんて誰が決めた?

振り下ろされたレヴァンティンの側面に、魔力を付加した蹴りを叩き込む!

 

「っ!!」

「…デバイスを手放さないあたりは流石ですよ!!」

 

デバイスも使えなければ意味はない。レヴァンティンが振り下ろされるたびに側面に蹴りを入れれば軌道は逸れる。

何度かこのままの打ち合いが続く。振って蹴って振って蹴って振りぬいて蹴りぬいて切りつけて蹴りつけて切り払い蹴りはらう。

このままではいつまでたっても終わらないとおもったのかレヴァンティンを振りつつ後退するシグナムさん。しかし残念だったな。

 

「少しでも離れてくれれば、俺の勝ちだ!!」

 

ん?レヴァンティンの様子が…?

 

「飛竜一閃!!」

 

刃が迫ってくる。レヴァンティンの『シュランゲフォルム』で繰り出されるシグナムさんの必殺技。連結刃と呼ばれる刃を備えた鞭を備えたフォルムであるが故に放てる中距離攻撃。

なるほど、そう来るか………!

俺は迫ってくる剣先、マンダの弾で撃ち落とす。そして、

 

「『フルオートモード』」

 

『フルオートモード』にしたマンダで魔力弾をまき散らす。一発一発を『絶対狙撃』で防御無効状態にして。

 

「今回は俺の勝ちだ」

 

そして、俺はシグナムさんに勝利した。

 

 

 

 

 

シグナムさんを医務室に運んで治療してから、外へ出る。シャマルさんはいないようだ。なぜかいないようだ。

 

 

 

~そのころのシャマル~

 

「……包丁の使い方がおかしい!!!」

「す、すいません!」

「……食材の押さえ方が悪い!!……そんなんじゃ手を切る!!!」

「は、はい!すいません!!」

「……食材に対する愛が足りない!!」

「はい?」

 

 

ああそうかレストが料理教えてるんだっけ。忘れてた。

 

「あ、正村中将じゃねーか」

「あ、ヴィータさん」

「シグナムと模擬戦してたんだっけ」

「ええ。ヴィータさんは?」

「……そのヴィータさんってのやめてくれ。ヴィータでいいよ」

「わかったよ、じゃあヴィータは何してたんだ」

「敬語まで崩れたな…いや、いまんところは新人たちの訓練にあたしは参加してねーからな。勝手に一人で特訓してたよ」

 

ん?特訓?

 

「正村にベルなんていう、つえー魔導師が入ってきたんだ。このままじゃあたしたちの面子が立たねー」

「ふむ」

「どうした?」

「いや後ろ」

「後ろって……うわあ!?」

 

ヴィータの後ろいたのはレストだった。

 

「……お前、シャマルに料理教えてたんじゃなかったっけ?」

「……途中で切り上げた。仕事ができたみたいだから。……それよりヴィータ」

「な、なんだ?」

「……なんで、さっきの強い魔導師の中に私がいないの」

「いや、お前、使い魔じゃね…ひい!?」

 

なんかレストからどすぐろいオーラがはなたれてるんだけど。つーか怖っ!!

 

「……ヴィータ、ちょっとO☆HA☆NA☆SIしようか」

「それなのはのセリ…ぎゃああああああああああああああ」

「ありがとう、ヴィータ。君のことは忘れないよ。」

 

俺はヴィータを見捨てて逃走に成功した。

 

 

 

しかしヴィータが特訓?アニメでは戦闘機人が出てから、シグナムさんと打ち合って特訓しているシーンがあったが、決してこんな早くではなかった。ってことはシグナムなんかも特訓し始めんだろうな。なのはやフェイトも。

原作メンバーがより強くなっていきそうだな。……楽しみだよ。




たくヲです。

主人公、シグナムさんと模擬戦回。
模擬戦が多い気がします。
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