1話ごとの挨拶が思いつかなくなってきた正村島羽だ。
ただ今、六課では、フォワードたちの訓練中だ。
原作通り、スバルはヴィータに吹っ飛ばされ、エリオとキャロはフェイトに言われた通りに飛んできた魔力弾を避け続け、ティアナはなのはの放つ弾を撃ち落としている。
俺は戦闘の方式が少し似ている。ティアナの訓練を見に来ていた。ちなみにレストはフェイトのところに、ベルは教えられることがない(魔力増幅でただの射撃魔法が砲撃魔法クラスになってしまう)ため、俺がさらなる改造を施したアンタレスの使い勝手を確認しに行った。
俺ってどちらかと言えばセンターガードと言うよりも、キャロのポジション……フルバックに近いんだがなあ。まあ射撃魔法主体だったからこっちの方が近いかもしれないが。
目の前では、四方から飛んでくる魔力弾を撃ちぬくティアナの姿。なのはが近くに引き寄せ放とうとした魔力弾に気が向いてしまい、後方から飛んできた3つの魔力弾に気付くのが遅れ、それを思わず避けてしまい、
「ほら、そうやって動いちゃうと後が続かない!」
なのはに怒られた。
うーむ、今の避け方素人の避け方じゃなかったぞ?ヴァイス師匠の最初の修行であれだけの動きすんのに『努力結晶』使用でで2週間はかかったぜ?まああの時は避けつつ的確にマトを撃ちぬかなきゃならなかったからもっと大変だったけど。
射撃型の神髄は足を止めて視野を広くし、あらゆる相手に的確に弾丸を選んで命中させる判断速度と命中精度、だそうだ。
ちなみに現在俺だけしかいない狙撃型の神髄は、隠れ潜んでチャンスをうかがい1撃で戦闘を終わらせる、命中精度。隠れ潜んでチャンスをうかがっている間に全体の状況を把握して前線に支持を出し、最初の相手を撃ってからすべての相手を殲滅するまでを最短時間で行う。だったりする。
狙撃型魔法は俺が作ったからこの真髄は俺が中将と言う立場を含めて考える狙撃手のポジションだったりする。
命令を出すのはセンターガードと同じっと。
なんやかんやで訓練が終わり、フォワード陣と食事をすることに。はやてはスバルの父ゲンヤさんところに行ったらしい。
え?なんで俺がこんなに自由にしているかって?半年分の仕事を終わらせてから来たからだけど?会議なんて、レストに送ってもらえば一瞬だし。飛行許可?出すの俺だよ。職権乱用とかどうでもいい。
「この部隊って関係者つながり多いですよね。隊長たちも幼馴染どうしなんでしたっけ?」
「なのはさんと八神部隊長は同じ世界出身で、フェイトさんは子供のころそこで暮らしてたとか」
ティアナの質問にシャーリーが答える。
「その世界って確か私のお父さんのご先祖様がいた世界なんですよねえ」
私のご先祖様って言わない?スバルが人造魔導師であることを視聴者に対してヒントとしてあたえていたのか?
とか考えていたらエリオが本局の特別保護施設育ちだと明らかになり、明らかにした原因となったスバルはばつが悪そうにしていた。
「えーと、正村さんは地球出身でしたっけ」
いきなり話題がこっちに……。さてなんといえばいいか?
A.本当のことを言う。
B.嘘をつく。
うお!?なんだこれ、とりあえず転生者だというのはばらせねえから、Bで。
「いやあ、16歳より前の記憶がないんだよなあ」
「「「「え?」」」」
「いやあ、気が付いたら訓練校に入ることになっていたんだがな」
嘘だがだいぶましな方だろう。
「えーと……すいません」
「悪いな。気を遣わせて」
まあ、そんなこと言った俺が悪いんだがな。後悔はしてない。
「……悪い顔」
あれなんかみんな引いてない?
あの空気に耐えきれなくなった俺は、六課メンバーが現在使用していない訓練スペースにて、対ガジェット用訓練をすることにした。
「シチュエーションは『狙撃準備中の俺がなぜかガジェットに見つかってしまい、奴らが空気を読まず向かってきた』。マンダは『サイレンスモード』のみ使用っと」
ビルの屋上で一人呟く。向かってくるのは本物のガジェット限りなく近いスペックで再現したという、ガジェットモドキ。数は100機。……出しすぎたか?……まあいいか。
「マンダ、セットアップ」
バリアジャケットを装着した俺はマンダを『サイレンスモード』にして向かってくるガジェットモドキを撃ちぬいていく。敵に近づかれる前に攻撃すべしっと。相手の攻撃範囲に俺が入ったときは、ガジェットモドキは残り87体になっていた。
ガジェットモドキの放ったレーザーを転がって避けつつ魔力弾で撃ちぬく。レーザーをバックステップで躱しつつ魔力弾を撃ち続ける。……まあ5秒に一発しか打てないんだけどな。残り79体。
前方からガジェットモドキが向かってくる。それと同時に真後ろに回り込んでいたガジェットモドキがレーザーを放った。それをぎりぎりで回避する。俺が避けたレーザーが前から接近していたガジェットモドキに当たり破壊。その瞬間真後ろにいたガジェットモドキに接近し、魔力で強化した蹴りを叩き込む。さらに、その勢いを利用して、真横に飛び退きつつ他のガジェットモドキにも魔力弾を撃ち込んでいく。残り65機
周囲を囲んだ12機のガジェットモドキのレーザーを躱す。そのレーザー上に跳んで躱す。結果自分の撃ったレーザーで味方を撃ちぬいてガジェットモドキたちは自爆する。残り53機。
撃った魔力弾を貫通させることでガジェットモドキを一度に3・4機破壊し、ガジェットモドキにレーザーを撃たせる方向を誘導させて同士討ちさせ、接近してきたガジェットモドキは蹴り砕く。残り20機。
これだけ減ると攻撃の苛烈さは最初と比べれば雲泥の差だ。だが、俺にとってはここからが本番。今までのは準備運動のようなもので、今回の訓練の目的は別にある。
今回の目的は敵の攻撃を封じつつ攻撃をするということだ。敵が砲撃型の攻撃を使ってきた場合、砲撃の中心、撃った相手を向かって狙撃型魔力弾を撃てば、こめていた魔力の差で砲撃の真ん中に穴が開くという現象が起こる。だが相手が射撃型だと話は違う。ティアナの訓練の時のように、敵の魔力弾に合わせて魔力弾を撃ち込まなければならない。
ティアナのように連射できれば話は別だが、俺は5秒に一発しか撃てない。『フルオートモード』なら連射できるが、いかんせん狙いが定まらない。デバイスなしでは相手の魔力弾を相殺する程度の魔力弾しかできないため、単純に火力不足だ。そのため何らかの方法を見つけなければならないわけだ。
結論、一朝一夕で身につくようなものではないらしい。ガジェットモドキのレーザーに合わせて撃ちこむとほかのガジェットモドキの攻撃で落とされかけるし。……実戦で実践できそうにはないな、もっと頑張ればできるかもしれないが。
「とおおおうううううはあああああさあああんんんん!!??」
「どわあ!?」
俺の真横を蒼色の砲撃が通り過ぎて行ったぞ!?俺じゃなかったら死んでるところだ。
砲撃の飛んできた方を見ると……メイドさんがいた。うん、金髪縦ロールのメイドさんがいた。っていうか、バリアジャケットがいつもの蒼のドレスではなく、メイド服になっているベル=アルタイルだった。
「どういうことですの!?これは!?」
「まあ、落ち着けベル。何かおかしいところでも?」
「おかしいところも何も、このバリアジャケットに決まってますの!!なぜメイド服ですの!?」
うーん?想像してたより違和感ないぞ?
「アンタレスの要望です」
「ああああんんんんたあああああれええええすううううう!!??」
『そんなに怒っていると、ファンが減りますよ』
唐突なメタ発言!?
「とりあえず、バリアジャケットは再設定すれば戻せるぜ?」
「あとでやっておきますの」
「っで、カートリッジシステムの使えこなせそうか?」
そう、アンタレスの改造の内容はカートリッジシステムの搭載だったのだ!!!まあベルの魔力切れ問題の解決案だが。
「微妙なところですわね。慣れるまでまだしばらくかかりそうですわ」
「まあ最初は、よっぽどの天才でもなきゃそんなとこだろうけどな」
ちなみに、そのよっぽどの天才は、なのはとフェイトだったりする。
たくヲです。
訓練回。
前回はほとんど本編関係なかったから、今回から再び本編を絡めます。
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