器物転生ときどき憑依【チラシの裏】   作:器物転生

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果てしなく闘争の続く世界である"紅世"に、弱者を救済する神と呼ばれる存在がいた。感情の起伏が少ない、可憐な紅世の王である。しかし、その実態は「ぷっ、その程度の力しかないの? 仕方ないなぁ、この私様が助けてやるよ(ニヤニヤ)」可憐なのは外側だけで、とても性格が悪かった。


【転生】生命と存在の権能を司る神【灼眼のシャナ】

【Lights】はじまり

 

 それは"この世"ではない"どこか"だった。果てしない闘争の渦巻く世界だった。戦いの中を生きるために余計な物はなく、服飾や食物や住居もない。生まれ持った力が身を守る全てで、抗う術を学ぶ間もなく掻き消される。力のない存在は生きる事を許されない世界だった。そんな弱者の一体が、今日も生きるために逃げている。

 

『まだ追ってくるのか!? もう、しつこいったらありゃしない! 諦めればいいのに!』

『まだまだ元気そうじゃないか! さあ、お姉さんと良い事しようよ!』

 

 逃げ回っている者は、"全身と同じほどに長い耳を伸ばした四つ足の生物"だった。フワフワした体毛を震わせ、赤い目に涙を滲ませている。その後ろから迫っている者は、"硬い毛皮で覆われた回転する鼻を持つ生物"だった。それらをウサギやモグラと例えるには、容姿に異なる点が多い。おまけに高い知能を発揮し、意思を交わしていた。

 

『逃げるのは得意なのに! どうして振り切れないんだ! こんちくしょー!』

『種を明かすと、お姉さんは"追跡"が得意だからさ! 逃げ足が速いだけじゃ振り切れないよ! せめて"妨害"しないとね!』

 

『意外に親切だ!? でも、ボクは"妨害"なんて持ってないじゃないか! 絶望した!』

『そうだろうね。持ってたら、とっくの昔に使ってるよね! ごしゅうしょう様!』

 

 この世界で生まれた者は等しく、独自の力を持っている。その力には本質という物が関係しているものの、とりあえず横に置いておこう。とにかく必ず得意な分野があり、その分野に限れば魔法のような結果を引き出せる。ウサギ(仮称)で言えば"逃走"が得意で、単に逃げ足が速かったり、最善の逃げ道を選び取ったりする事ができた。

 

『ダメだ。もう力が……こんな奴に食われてたまるかー!』

『おおっと、ラストスパート! だけど無駄無駄無駄無駄無駄ァ!』

 

 しかし、いくらウサギ(仮称)の逃げ足が速くても、生まれ持った力の差は大きい。例えるなら「猛スピードで走る自転車を、案内機能付きの車が追跡している」ようなものだ。モグラは強い力を持つ"王"と呼ばれる存在で、いくらウサギ(仮称)が頑張っても、モグラ(仮称)から逃げ切ることは叶わない。そうしてウサギ(仮称)は失速する。

 

『もう、限界、無理……!』

『きゃっほーい!』

 

 モグラは喜びの声を上げて、ウサギさんに飛びかかる。捕まってしまえば、あーんな事やこーんな事をされるだろう。悲惨な未来に思考を至らせ、ウサギさんは目の前が真っ暗になった。残念ながらセーブポイントに戻る事は叶わず、ウサギさんは息を荒げたまま、うつろな目で体を丸める。そこへ救世主が舞い降りた。

 

 どっかーん!

 

 大きな衝撃と共にモグラは蹴飛ばされる。ウサギさんから遠く離れた場所までゴロゴロと転がった。その衝撃でモグラの意思が崩れ、その身から力が零れ落ちる。精神に寄る存在であるために、心の乱れは肉体に影響していた。"王"に数えられる存在であるモグラが、一撃で大きなダメージを受けている事は驚きに値する。モグラは身を起こし、目の前に内包されている力の大きさに驚いた。

 

『あたしの邪魔をするとは、いずこの王か!』

『……んっ』

 

 モグラの問いに彼の者は答えず、気のない様子でモグラを見下す。ウサギさんを背後に置き、モグラへ近付きつつあった。モグラと比べれば彼の者は小さい。しかし、その小さな体に渦巻く力は、一目で"王"と判断できる大きさだ。モグラにとって不幸な事は、ウサギさんが彼の者の領域へ逃げ込んでいた事に気付かなかった事だろう。

 

( 戦闘向きの王かなぁ。ウサギさんに心残りはあるけど王同士じゃ不利だし、ここは逃げるべきかな )

 

 モグラは全力で後退する。しかし、高速で飛来した人影がモグラを押し潰した。莫大な力を込められた一撃は、有り余ってモグラを四散させる。その衝撃でモグラの意思が砕け散ったために、意思によって形作られていた肉体は崩れ落ちた。毛の一本から肉の一塊に至るまで、跡形も残らず消え去る。後に残るのは人影と、震えるウサギさんだ。モグラが消え去った事に気付いたウサギさんは一安心する。

 

『助かった……あなたは、もしや"儚恵の双頭"!』

『我は、そう呼ばれる事もある』

 

 それは人の姿をしていた。あまりにも人に似すぎていた。とは言っても闘争の世界の住人は、まだ異世界の生物であるヒトをしらない。"儚恵の双頭"が人の姿をしているのは、未知の存在であるヒトの存在を知った上で、人の姿に変化しているからだった。ぶっちゃけて言うと"儚恵の双頭"は、人としての記憶も持っていた。そんな"儚恵の双頭"の力に恐れながらも、ウサギさんは礼を言う。

 

『多大な御助力に感謝の念は尽きません。ありがとうございます。あなた様のおかげで、私の命は助かりました』

『んっ』

 

 "儚恵の双頭"は滑らかな胸を張る。透き通る白い肌を、サラサラとした黒い髪が覆っていた。この闘争の世界は服という物がないために、"儚恵の双頭"が服を着ていないのは当然の事だろう。その外見は人で言えば、少女で例えられる。消え去りそうなほどに透明で、可憐な少女だった。その指先を""儚恵の双頭"、ウサギさんへ向ける。

 

『あ、あの……なにを? はっ! まさか、まだピンチは終わってない!?』

 

 じゃっじゃーん!

 

『静かにする』

『はい』

 

 "儚恵の双頭"の指先から、ウサギさんへ力が流れる。それは失われたウサギさんの力を補った。"儚恵の双頭"に怯えつつも、ウサギさんは感謝する。なぜ怯えているのかと言うと、"儚恵の双頭"は王と呼ばれる存在であり、世界の法則を体現する神でもあるからだ。この闘争の世界に数柱ほど存在する神は、恐れられ怖がられている。

 

『終わった。我は、帰る』

『御身の後を歩いても、よろしいでしょうか?』

 

『我は、構わない』

『"儚恵の双頭"の恵みに感謝いたします』

 

 "儚恵の双頭"の後をウサギさんは追う。"儚恵の双頭"は変わり者の王だ。本来の姿は2つの頭を持つ巨大な龍だけれど、わざわざ弱い姿に人化している。しかし、それは人化という無駄を負っても闘争の世界を生きて行けるという、並の王を超えた実力の高さを表していた。そんな"儚恵の双頭"を出迎える者がいる。

 

『お戻りになられましたか、"儚恵の双頭"』

『よお、見ない顔だな。新入りか!』

『かわいい子だね。ほーら、こっちおいでー』

 

『我は、行く』

『後の事は、おまかせください』

 

 それは小さな力しか持たない者の集団だった。"儚恵の双頭"は変わった王として知られている。力なき者は消えて行く事が当然の世界で、"儚恵の双頭"は弱者の救済を行っていた。"儚恵の双頭"の周りには弱者が集まり、その弱者を虐げる強者は"儚恵の双頭"によって追い払われる。その在り様から"儚恵の双頭"は、"生命"と"存在"を司る地母神と呼ばれていた。

 

 

【Shadow】

 

走り回るウサギもどきを、モグラもどきが追い回していた。

その様子を確認した私は「全力」という意思を足に込めて跳ぶ。

そのまま気付かれる間もなく高速で接近し、モグラもどきを蹴飛ばした。

 

一撃で粉砕する事もできる。でも、それじゃ私が面白くない。

自分を強者と思って調子に乗っているモグラもどきを蹴り落としてやりたい。

モグラをジワジワと追い詰めるために、攻撃の意思を高めながら歩いて近寄った。

 

するとモグラは逃げ出す。

冷静な判断で、だからこそ無価値な反応だ。

私は跳び上がり、私に背を向けたモグラを押し潰した。

 

死ぬまで痛めつけたかったものの、

私に対するイメージを損ねるので行わない。

消え行くモグラを放って、私は震えるウサギに近寄った。

 

『助かった……あなたは、もしや"儚恵の双頭"!』

 

その呼び名に私は噴き出しそうになる。

どうして、そんな名を真面目に言えるんだ?

本気で言っているウサギもどきが馬鹿馬鹿しく思える。

 

この世界の住人にとっては当然の事なのだろう。

固有の名前を付ける習慣がないために、他者から呼ばれる通称が名となる。

私の場合は「儚(はかな)き者に恵みを与える2つの頭を並べるもの"」という意味だ。

 

しかし私にとっては違和感を覚えるものだった。

わざと難しい漢字を取って付けたキラキラネームのように思える。

これを普通に思っているなんて、この世界の住人は頭おかしいんじゃないか。

 

そんな考えは表に出さない。

私は思った事を、そのまま口にするアホとは違う。

自分に対するイメージを壊さないように、不確かな表現で言葉を濁した。

 

『我は、そう呼ばれる事もある』

 

小さなウサギもどきを見下ろす。

保有している力は小さく、吹けば消えそうだ。

本来ならば消えていたはずの命を、私は助けてあげた。

 

ほら、礼の一つくらいあるだろ?

私が助けてあげないと、生きて行けないゴミクズだ。

地面に這いつくばって、私に生かされている事を泣いて喜ぶべきだろう。

 

『多大な御助力に感謝の念は尽きません。ありがとうございます。あなた様のおかげで、私の命は助かりました』

 

うむ、正直なのは良い事だ。

素直な良い子には恵みを与えてやろう。

そういうバカばかりなら、私も楽しく過ごせる。

 

『あ、あの……なにを? はっ! まさか、まだピンチは終わってない!?』

 

テンション高ぇよ。

手加減を誤っちゃうから止めてよね。

攻撃の意思を込めると、虫けら程度の存在なんてバーンと破裂するからな。

 

『静かにする』

『はい』

 

よしよし、いい子だ。

大人しく従う奴は好きだぞ。

我がままな奴と違って扱いやすいからな。

 

『終わった。我は、帰る』

『御身の後を歩いても、よろしいでしょうか?』

 

『我は、構わない』

『"儚恵の双頭"の恵みに感謝いたします』

 

もう、こいつに用はない。

後ろを付いて来るなんて気持ちの悪い奴だ。

ちょっと優しくすると勘違いしやがって、私はテメーの保護者じゃないんだよ!

 

少し進むと私の領域だ。

そこにウサギもどきのような連中が集まっている。

そいつらをエサにして、釣れた連中を叩き潰していた。

 

自分を強いと思っている奴を叩き潰すのは気分がいい。

弱くて虐げられている連中に恵みを与えてやると、見下せるから気分がいい。

もちろん、そんな事を正直に言うほどバカじゃないので、私はキャラを作っていた。

 

『お戻りになられましたか、"儚恵の双頭"』

『よお、見ない顔だな。新入りか!』

『かわいい子だね。ほーら、こっちおいでー』

 

ゴミクズがワラワラと集まってくる。

このウサギもどきを、いつものように押し付けよう。

私は忙しいんだ。虫けらの面倒なんて見ていられるか!

 

『我は、行く』

『後の事は、おまかせください』

 

便利な奴に後の事を任せる。

弱い奴を救って見下し、強い奴を叩き潰して悦に入る。

それが闘争の世界に生まれた私の楽しみで、他の事なんて如何でも良かった。

 

 

 

【Lights】眷族の誕生

 

 "この世"ではない闘争の世界において、他者から呼ばれる通称が名となる。"儚恵の双頭"の場合は「儚(はかな)き者に恵みを与える2つの頭を並べるもの」という意味だ。その名の通り、本来の姿は2つの頭を持っている。しかし、その姿を見た事のある者は古代の王の中でも数体に限られていた。"儚恵の双頭"の周りにいる弱者の中で、その姿を見た者はいない。

 

『なぜ"儚恵の双頭"は、あのような姿を取っているのだろうか』

『姿を変えれば、その分だけ力が抑圧される。しかし少なくとも我らの前で、真の姿に戻られた事はないな』

 

『その力を抑えた状態でも、"儚恵の双頭"の力に陰りが見られないとは凄まじい話だ』

『あれほどの存在が真の姿を現せば、天地に至るほどの巨大なものとなるだろう』

 

『小さき我らの事を憂いて、あのような姿をしていらっしゃるのかも知れぬな』

『たしかに。"天壌の劫火”や“祭礼の蛇”に比べれば、あの方は身近な存在として感じる』

 

 力ない者にとって、神は恐ろしいものだ。天罰神である"天壌の劫火”は言うまでもない。創造神である“祭礼の蛇”の姿を見た程度で、心を砕かれる事もある。他の神に比べれば、"儚恵の双頭"は接しやすい神だった。ちなみに導きの神である“覚の嘨吟”は、そもそも明確な形がないので例外となる。その話を伝え聞いて嘆いたのは"儚恵の双頭"の保護下にない者と、創造神である“祭礼の蛇”だった。

 

『"儚恵の双頭"を取り巻く者は小さくとも数知れず、しかし神を取り巻く者は限られた王ばかりとなっている。余は数知れない望みこそ形にする者であり、一部の王の望みに左右される事を望まれていない——故に同胞の望みにより、神へ伝える者を造ろう』

 

 創造神の権能によって"眷族"というシステムが、闘争の世界に組み込まれる。"眷族"は神を補助し、その権能を強める存在だった。"眷族"によって神は、これまでよりも強く権能を発揮できるようになる。この"眷族"というシステムは創造神に限られず、全ての神に適用されていた。その神の一柱である"儚恵の双頭"は、創造神と同じく3匹の眷族を得る。

 

『我の、眷族?』

「きしゃー」「きしゃー」「きしゃー」

 

 眷族は"儚恵の双頭"の細腕に巻き付く、3体の細長い蛇だった。眷族が生まれたものの知能は低いために、他者から神へ意思を伝える役目を果たせない。しかし眷族の知能の低さは「"儚恵の双頭"は身近な神であり、意思を伝える役割は不要である」という多数の意思の現れだった。

 

『“祭礼の蛇”は3体の眷族を得たと聞きます』

『動く事を望まれていない"天壌の劫火”に眷族は生まれなかったようです』

『“覚の嘨吟”は眷族の質は下がるものの、多くの眷族を得たようです』

 

 眷族が生贄となる事で、神は権能を強く発揮できる。創造神の場合は3体の眷族の内、同胞の意思を受け取る1体が生贄の役割を負った。しかし"生命"と"存在"という権能を持つ"儚恵の双頭"は多くの弱者から、その権能が発揮される事を望まれいる。そのため3体の眷族は、3体とも生贄の役目を負っていた。

 

 

【Shadow】

 

私の本来の姿は"2つの頭を並べるもの"だ。

だけど人の姿に変わる術を習得してからは、本来の姿に戻っていない。

本来の姿は頭が2つある上に、ヘビのような外見で見栄えが悪いからな。

 

もっとも、まだ人という存在は知られていない。

それに生まれ持った本質から外れた姿に化けるのは難しいものだ。

だから正しく人の姿に変化できる者は、人としての記憶と自覚を持つ私に限られる。

 

私のマネをして、下手な"人化"をしている奴は弱者の中にいる。

強者を釣るためのエサなんだから、どんな姿を取っていても構わない。

あいつらの下手で間抜けな"人化"を見ていると笑えて、私の気分も良いからな。

 

『小さき我らの事を憂いて、あのような姿をしていらっしゃるのかも知れぬな』

『たしかに。"天壌の劫火”や“祭礼の蛇”に比べれば、あの方は身近な存在として感じる』

 

バカは都合よく解釈してくれる。

そういう間抜けで頭の悪い奴らは好きだぞ。

何も言わなくても勝手に思い込んでくれるからな。

 

ある時、私の腕に小さなヘビが巻き付く。

ゴミどもの話によると"眷族"という存在らしい。

私の中にある人としての記憶から察するに、創造神の仕業だ。

 

ちなみに私の中にある人としての記憶は劣化していない。

肉体から魂が離れても記憶を維持して、ここに転生したんだ。

魂だけの状態で記憶を保てるのに、器の劣化で忘れるなんてアホだろう。

 

『きしゃー』『きしゃー』『きしゃー』

 

それにしても、こいつら気持ち悪いな。

残念ながら眷族は殺しても時間経過で復活する。

それに眷族を殺せば、私のイメージを損ねる事になるだろう。

 

眷族は神を補助する存在だ。

眷族を生贄に捧げれば、これまでよりも強く権能を発揮できる。

でも、創造神の組み込んだシステムから生まれた物という点が気に入らない。

 

創造神から施(ほどこ)されているようで気分が悪い。

おまけにヘビの眷族は、創造神のイメージと被っている。

他人の持ち物を譲られたようで、考えれば考えるほど最悪だ!

 

『“祭礼の蛇”は3体の眷族を得たと聞きます』

『動く事を望まれていない"天壌の劫火”に眷族は生まれなかったようです』

 

ん? なんだって?

"天壌の劫火”に眷族は生まれなかった?

うっはー、そいつは最高だ! テンション上がってきたー!

 

ねえ、ねえ、天罰神さん。

自分だけ眷族が居なくて、今どんな気持ち?

天罰神さんは皆に嫌われてるんだって、やだねー。

 

日頃の行いが悪いんだよね。

もっとさー、他人の事も考えないとダメなんだよ。

自分の事ばかり考えてるから、そうやって仲間はずれにされて孤立するんだぜ?

 

ふはははははは!

気分が良いから、さっそく眷族を使ってやろうか。

私は神として司っている"生命"と"存在"の権能を、おそらく世界規模で発揮できるぞ!

 

……とは言っても、そんな事をすれば強者も影響範囲に入るか。

強者に恵みを与えるのは死ぬほど嫌だから、やっぱり使うのは止めよう。

効果範囲を限定して私の周りにいる弱者に使うのも……眷族の無駄遣いだな。

 

それにしても天罰神が……ぷぷっ。

ああ、素晴らしい。なんて私は幸せなんだろう!

天罰神の不幸だけで、しばらく楽しく過ごせるぞ!




次の「狭間渡り」を書いている途中で設定ミスに気付きました。
"生命"と"存在"の権能を用いて「人を食わない+存在の力を分け与える」
という「存在の力の永久機関」にするつもりだったのです。
しかし、そもそも権能を発揮するためには相応の存在の力が必要っていう。
→権能をタダで発揮できるのは「神威召還」の時だけ。
うぼぁー、むずかしいわー。

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