インフィニット・ストラトス 〜月夜が照らす亡国者〜   作:セイイ

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ついに第1章完結です!!
アニメでいう一期最終回です!! 感想まっています!

しっかし、誤字脱字ってのは何回よんでも見落とすなぁ・・・・


第14話 月は亡国者を照らす

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「任務は失敗の終わった。一夏を緊急治療室へ!」

 

私は一夏を連れ、旅館がある海岸へ着陸した。

 

「一夏・・・・兄さん・・・」

 

逃げ時間を稼ぐため、兄は私の目の前で自爆をした。

一夏は怪我をし・・・兄をも行方位不明・・・。

 

ISを解除し、その場に膝をつく。

 

すべて・・・私のせいだ・・・

 

「篠ノ之お前は自室で待機だ。」

 

織斑先生が私に指示をする。

 

「・・・・いえ・・・私は、兄を探しに・・・」

 

兄さんを探さないと・・・謝らなければ・・・。

今すぐ行きたかった。しかし、今の受け入れがたい現実に放心する。

 

「今のお前に何ができる?、自室に戻れ・・・・」

 

「・・・・・はい」

 

織斑先生の鋭い眼差しに私は抵抗できなかった。

 

 

「教官、篠ノ之心月の調査はできないのですか!」

 

ラウラが駆け寄る。

 

「無理だ、現在福鈴は、篠ノ之心月が墜落した位置を一向に移動しない。調査隊を送るのも危険だ。」

 

「だったら、私たち専用機持ちで行きますわ!」

 

「そうだよ・・・このまま心月を見捨てられないよ!」

 

セシリア、シャルロットが織斑先生に意見を出した。

 

「・・・・・作戦を考える、それまで自室に待機だ。これは命令だ!!」

 

「しかし・・・・」

 

「聞こえなかったか?待機だ」

 

「・・・・行くぞみんな・・・」

 

私たちはラウラに従って、その場を後にした。

 

「・・・・・・・」

 

「織斑先生・・・・」

 

「・・・・・・大丈夫だ、反応はある・・・きっと生きているはずだ。急いで作戦を考えねば・・・」

 

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「一夏・・・・」

 

その日の晩

一夏は目を覚まさない、私は思わず、自分の罪に耐え切れず、海岸を走っていた。

兄さんも私を庇い・・・・っく、私はなんて愚かだ。

 

自分の慢心で、大切な人を傷つけてしまった・・・。

 

私は・・・・・

 

「もう・・・ISには乗らない・・・」

 

自分が・・・自分が力を欲したばかりに・・・こんな結末・・・。

もういやだ・・・。

 

「あんた・・・それでいいの?」

 

「鈴・・・・聞いていたのか?」

 

「それ、本気で言ってる?」

 

「あぁ・・・もう、ISは・・・・乗らない」

 

「っく!!」

 

バチン

私は鈴に引っ叩かれる。

 

「わがまま言うんじゃないわよ・・・専用機持ちってのはね・・・それだけの責任ってものがあるの!」

 

「責任・・・・」

 

「あなたは、その責任を果たせないでただ逃げているだけの 臆病者なの?」

 

責任・・・・か。力を持つものは、弱き人々を守る義務がある・・・それが私の意志だった。

私は、そんな大切なことを・・・捨てようとした・・・逃げようとした。

 

 

 

 

私はにげない・・・・。

 

 

 

「・・・・・」

 

「いい目になったじゃない?」

 

「ありがとう、鈴・・・でも、どうすればいい、福音の居場所は・・・」

 

「それなら、私が特定した。」

 

「ラウラ」

 

ラウラだけではないその場には、シャルロット、セシリア、そして四組の更識簪がいた。

 

「いこう、箒、一夏の仇を取るために。」

 

「そうですわ、それと一刻も早く心月さんを見つけないと・・・」

 

「うん・・・私も心月をた助けたい・・・いままで助けてもらった・・・今度こそ恩返しを」

 

「あら?あなた随分と心月さんと仲が・・・・」

 

「まぁ・・・それは置いといて・・・早くいこ!」

 

 

 

「みんな・・・・そうだいこう!私たちで福音を撃破するぞ!!」

 

 

 

私と専用機とたちは、ISを展開し、福音のところへ向かう。

 

 

『お前たち、戻れ!!これは命令い・・』ブツ

 

専本部からの応答を拒否する。

 

移動してから15分後、銀色のISが姿を現した。

 

「!! 見えたぞ・・・福音だ!!」

 

そこにいたのは、一向に動こうとしない、福音だった。

 

「あら・・・情報とだいぶ違う形状をしていますわ・・・」

 

「セカンドシフトだ・・・・」

 

「やっかいね・・・・」

 

ギュイーン!!

 

福音は私たちを感知したのか、攻撃を始めた。

エネルギーの翼から容赦なく、エネルギー弾が打ち込まれる。

 

「!! 散れ!!」

 

私たちはそれぞれ攻撃を始めた。

しかし、福音は情報以上の機能をはっきし、私たちを苦しめた。

 

 

「きゃぁああ!!」

 

鈴がエネルギー弾をまともに食らい小島に墜落する。

 

「鈴さん!  っく!!」

 

セシリアがスターライトで応戦するが、すべて攻撃をかわし、エネルギーを一点集中させた、巨大なレーザー光線を放つ。

 

「きゃぁあああ!!」

 

避けきれず、セシリアも墜落する。

 

「この!!」

 

陸からラウラのレールカノンの攻撃が福音に命中する。しかし、爆煙を振り払いエネルギー弾をラウラに撃ち込む。

 

「ラウラ!!」

 

シャルがエネルギーバリアーを展開しラウラを守る。

 

「っん・・・このままだとSEがもたないよ!」

 

「強い・・・・流石心を持たない機械といったところか!」

 

私も、雨月・空裂で応戦する。

 

「はぁぁぁああ!!」

 

しかし、刀を掴まれ身動きが取れなくなる。

私はすかさず足にエネルギーソードを展開し、そのままダメージを食らわせる。

 

ガギン!!

 

ひるんだ隙に距離を離そうとする・・・・しかしエネルギー弾は私を逃してはくれなかった。

 

ギュィィイイン 

 

「っは!?」

 

チャージされたレーザー光線にあたり、私は体制を崩し、小島に落下する。

 

「はぁ・・・はぁ・・・・っく」

 

残りのSEも少なくなる、このままだと・・・全滅してしまう。

兄さんの仇も取れず・・・・・・。

 

いや・・・私は・・・まだ・・・あきらめない

 

私は今までに受けたダメージを物ともせず立ち上がるしかし。

 

「箒、危ない!!」

 

しかし相手は手加減を知らない。エネルギー弾が私を襲った。

 

「・・・っは!?」

 

 

 

 

ドガァアアアアン!!

 

目の前が爆発する。だが、私にダメージはなかった。

 

「・・・・一夏・・・」

 

目の前には白いIS 白式が立っていた

 

「待たせたな・・・箒」

 

「どうしてここに・・・・」

 

セカンドシフトをしたのかISの形状が変わっていた。

そのことは些細なことだ、私は一夏が目覚めてくれたことに、驚き、喜びを隠せなかった。

 

「いてもたってもいられなくてな・・・・みんなには止められたけど」

 

「よかった、本当によかった!!」

 

「おいおい、まだ安心している暇はないぜ、あいつを倒して、心月さんを探さないと」

 

「・・・・そうだな」

 

「それと・・・これ」

 

手に持っていたのは白い、新品のリボンだった。

 

「これは・・・・」

 

「誕生日おめでとう、箒」

 

 

そうだった、時刻は00:00 7月7日・・・私の誕生日だ・・・覚えててくれたのか。

 

「・・・・一夏」

 

「行くぞ!! 箒!!」

 

「あぁ・・・!!」

 

私はいつもの髪 ポニーテール にし、もらったリボンをした。

 

「こんどこそ・・・・私は、みんなのために・・・戦う!!」

 

そう決意した途端画面が移り変わり、新機能が表示された

 

『絢爛舞踏(けんらんぶとう)』

 

「これが・・・・紅椿のワンオフアビリティー・・・」

 

SEがみるみるうちに回復する・・・・。

 

「これは・・・・ありがとう、紅椿」

 

私はまだ戦える。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

「・・・・ん? ここは・・・」

 

私、篠ノ之心月 は目を覚ます。

空は真っ暗闇、周りはまるで砂丘のように灰色の砂に覆われていた。

その空間の中ポツリと浮かぶ青い星。

 

「・・・・・・地球」

 

そう地球がまるで夜を照らす月のように美しく輝いていた。

 

「ついに・・・私も天に昇ったのね・・・」

 

私は悟った。ついに死んだと、しかしその考えもすぐに打ち砕かれてしまう。

 

「・・・・ふふ」

 

目の前に、薄紫髪の少女が現れた。

 

「・・・あなたは・・・」

 

「お兄ちゃん、人間って何で争いあうの?」

 

突然の問いに私は驚く。

 

「・・・・」

 

「地球はこんなに綺麗なのに・・・」

 

「そうね・・・」

 

素直に純粋に考える。

 

「私、わからないの・・・あの星に住んでいる人同士、争い合って、傷つきあって、憎み合って

何でそんなことするんだろう。」

 

少女はそのまま、私に近づき、私の手を優しく握る。

 

「・・・・・・それが人間なのよ」

 

「・・・・・・・・」

 

「人間というのは、みんなみんな違うの、違うからこそあらそいあう。」

 

「辛いね・・・辛いよ・・・そんなの」

 

少女は涙を流す。その涙は宙をただよい、そのままゆっくりと砂の上に落ちる

 

「仕方がないの、みながみな優しくないの・・・」

 

「あなたも、優しくないの?」

 

「・・・・・そうね・・・私は・・・優しくないわ」

 

「・・・・・・」

 

「私は亡国者として、たくさんの人を裏切って、奪って、傷つけて、殺してきたわ・・・」

 

 

「・・・・何でそんなことすの?」

 

「・・・・・・・復讐のためよ・・・・」

 

すべて、この世界を破壊するため。罪から解放されるため。

 

「・・・・・悲しいね」

 

悲しい、初めて言われたその言葉に、私は胸を打たれる。

そうか、今まで感じた、罪悪感は・・・私が悲しんだから生まれたんだ。

私は、裏切りを、破壊を続けて、無くした心を少しずつ取りもどしていたようだ・・・・

 

「そう・・・悲しい・・・悲しいのよ・・・これから、もっと悲しい目に合うわ・・・」

 

どんなに心を取り戻しても、私は結局 IS学園を裏切らなければならない。妹も『友』も

 

「・・・・・・お兄ちゃん・・・力ほしい?」

 

「・・・・え?」

 

「私、お兄ちゃんを守ってあげる!」

 

「何で・・・あなたが苦手そうな優しくない人間よ?」

 

「ううん、お兄ちゃん優しい!」

 

「え?」

 

「お兄ちゃんは、好きな人を想っているの、だから優しい!」

 

「・・・・・・確かに、私は箒ちゃんのために・・・復讐しているけど・・・それは建前よ・・・自分がそうしたいから・・・」

 

「でも、心あったかいよ?」

 

「え?」

 

少女は私に抱きつき、私の胸に耳を当てた。

 

「・・・・どんなに闇に落ちようとも、その心は変わらない・・・そうだよね?」

 

「あなた・・・・」

 

「暗闇に浮かぶ月のように心を・・・ずっと輝かせてね、お兄ちゃん!」

 

「・・・もしかして!!」

 

 

「私は、月からあなたを見守るよ・・・」

 

少女が私に口ずけをする。

すると私の意識は、ゆっくりと地球に落ちていった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

一夏が復活して、順調に福音を追い詰めた・・・・しかし、福音の様子が一変した。

 

 

『が・・・が・・・・・』

 

福音が頭をかかえる。

 

「!・・・・一体なんだ?」

 

「機体が・・・赤く・・・」

 

福音が赤くなる、エネルギーの羽も今まで鳥の翼のようだったが、カタチを変え、円を描く。

それはまるで神の光背のような円光になった。

 

その円光から無数のエネルギー弾が私たちを襲った。

 

「っか!?」

 

その攻撃は止むことを知らず、私たちは回避を強いられた。

 

『ガ・・・ガ・・・ガ・・・月・・・月に・・イカナ・・・クテワ・・・・』

 

『ニンム・・・ヘンコウ・・・テキヲ・・・ハイジョセヨ』

 

『月・・・ツキに・・・』

 

『ヘンコウセヨ・・・ヘンコウセヨ』

 

『ヘンコウシマシタ・・・・」

 

「な・・・なんだ・・・いったい」

 

まるで会話をしているようだった。

しかし、攻撃は止まない

 

「箒、危ない!!」

 

「は・・・・!!!」

 

白式が私の前に立ち、雪片弐型でエネルギー弾を切る。

 

「っち、SEが残りわずかだ・・・」

 

「一夏これを!」

 

ワンオフアビリティ絢爛舞踏を発動させ白式のSEを回復させる。

 

「サンキュー箒・・・これでまだ・・・」

 

ギュィィィイイイイインンンンンンンンンンンンン!!!!

 

福音の円光が輝き、巨大なエネルギーの弾を形成する。

 

「!!まずい!!」

 

私と一夏が二手に分かれる、しかし攻撃は私にめがけて放たれる。

巨大な光線が私を襲う

 

「うぁああああ!!」

 

攻撃がまともにあたる。

爆発で私はバランスを崩し落下する。

 

 

ガッシ!!

 

突然誰かにぶつかる・・。

 

「大丈夫箒ちゃん?」

 

「兄さん・・・・?」

 

「お姫様だっこするのも私が小学生の時以来ね・・・懐かしいわ」

 

そこにいたのは、セカンドシフトをした Vブロッサム・・・・。

海に沈んだはずの兄さんにお姫さま抱っこをされていた。

 

「兄さん!!! よかった・・・本当に・・・」

 

「ふふ・・・・泣かないの・・・こうして無事だったんだから、むしろ笑顔になって」

 

 

「兄さん・・・ごめんなさい・・・私はただ・・・力に・・」

 

安心して涙を流す。私は兄さんにひどいことをした・・・。

 

兄さんは私の涙を手ですくった。

 

「気づいたなら、これからもっと強くなれるわ・・・・」

 

「・・・・・」

 

「ここから、スタートよ箒ちゃん、その力、自分の真の意志のために使いなさい! そうしたら強くなれる」

 

「・・・・・兄さん」

 

兄さんの言うことはだいたい正しい。

そんな兄さんの言葉だからこそ・・・いや、愛すべき兄の言葉だからこそ私は心を打たれた

 

「兄さん・・・イイ加減・・・お姫さまだっこやめてください気持ち悪いです。」

 

私は、いつもの調子で兄さんを叩く

 

「うわーん 箒ちゃんひどーい!」

 

兄さんは私を離し、全員に通信を入れた。

 

「一夏くん、セシリア、鈴、シャルロット、ラウラ、簪」

 

『心月さん! よかった・・・無事だったんだな!』

 

『心月さん・・・よかった本当に・・』

 

『まったく一夏に続いて心配させないでよ』

 

『大丈夫?怪我はない?』

 

『ふむ、やはり・・・生きていたか!』

 

『心月・・・信じてた・・・生きているって』

 

「みんな・・・・・心配かけてすまないわね・・・ちゃっちゃと終わらせましょ!!」

 

福音がエネルギー弾を連続で全方向に飛ばす。

それぞれ、攻撃を回避するが、さすがにこの量は避けるのは厳しい。

 

「っく・・・近づけね・・・!!」

 

「私に任せなさい!」

 

兄さんは盾『イージェス』を構え、こう唱えた。

 

「ワンオフアビリティ!!『Vクレッセント(勝利の三日月)』!!」

 

みるみるうちに四方八方に飛び散ったエネルギー弾が盾に吸い込まれる。そしてそのまま盾は光を放った。

その途端、盾は形状を変え、ISと同じ大きさの大剣になる。

 

「チャージ完了! ブレードモード」

 

そして、そのまま剣を構え、福音に突っ込み剣を立てる。

 

「はぁぁあああああああ!!!」

 

福音と兄さんは小さい小島に激突し、大地が割れる。

 

「一夏くん今よ!!」

 

兄さんが離脱し、一夏が入れ替えるように左腕に付けられた武器『雪羅』のエネルギー爪を突き立てた。

 

「これでとどめだぁぁぁあぁあああああ!!!」

 

 

 

『ガ・・・・・ガ・・・ムー・・・・ン・・・・ウォー・・・カー・・・・』

 

 

 

日の出とともに、福音の機能停止が確認された。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「専用機持ち全員 無事帰還したわ」

 

朝日とともに私たちは旅館に戻った。

 

「任務完了・・・と言いたいところたが・・・・貴様たちは命令を無視した、罰は受けてもらう」

 

「「「「はい」」」」」

 

「よし、織斑、篠ノ之妹、オルコット、デュノア、ボーデヴィッヒ、凰、更識、貴様らは反省文と特別トレーニングだ」

 

「はい・・・・って、心月さんは!?」

 

「ん?篠ノ之兄、何も破っていないだろ? なぁ・・・篠ノ之兄?」

 

私は確かに、違反は犯してない、残念ながら

 

「ふふ、ごめんねみんな!」

 

「「「えーーーー」」」」

 

みんなの悲惨な声が響く。ごめんね

 

「篠ノ之兄・・・よく無事に戻った・・・お前たちもその・・・・」

 

「「「「?」」」」

 

「・・・・・よくやった」

 

千冬は笑顔を見せたこんな彼女は初めてだ。

 

「「「はい!!」」」

 

 

 

 

「箒ちゃん」

 

箒ちゃんが、頭をさげる。

 

「兄さん、改めて謝罪します・・・ごめんなさい」

 

「いいのよ・・・もう・・・」

 

「でも、それだと私の気が」

 

「だったら・・・・」

 

私は、優しく箒ちゃんを抱きしめる。

 

「兄さん・・・・?」

 

「あなたが生きているだけで・・・満足よ」

 

そう、この星に、篠ノ之箒という存在がいるというだけで私は満足だ。

 

「・・・・・・兄さん・・・」

 

「あと、これ」

 

私は小包を転送し箒ちゃんに渡す。

 

 

「これは・・・・」

 

「ハッピーバースデー箒ちゃん・・・さぁ開けて」

 

「・・・・・」

 

箒ちゃんは小包を開ける。その中から・・・

 

 

白生地に赤いラインの入った、ビキニ型水着が入っていた。

 

「・・・・兄さん・・・これは・・・」

 

「新品の水着よ! あなたのサイズに合わせてしっかオーダーメイドしたわ。デザインナーはもちろんこの私、箒ちゃんの美しい肌を想像しながらデザインしたわ、かわいいでしょ?美しいでしょ?かんぺきで・・・・ぐはぁ!?」

 

箒ちゃんのフルスイングが私の顔面を襲う

 

「な・・・なぜ兄さんが・・・私のサイズを知っている!?」

 

「当然でしょ・・・兄だか・・ぐほ!?」

 

再び、腹に蹴りを食らわされ、倒れる。

 

「あ・・・ありがたく受け取る!!まったくもう・・・」

 

「水着姿みせてーーー」

 

「見せるか!!」

 

倒れる、私を無視して、箒ちゃんは旅館に戻っていった。

 

 

 

「うへ!? 箒ちゃんひどーい!!」

 

 

悲痛な私の叫び声が綺麗な海に響き渡った。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「うわぁぁぁあああああ!! なんだよこの機能・・・聞いてない!! むかつく〜〜〜!!」

 

「荒れてるな・・・ウサギ畜生・・・」

 

あの後、私はこいつに会う

崖の上、あいつに桜吹雪を向ける。

 

「・・・やっほーしんちゃん・・・生きていてよかったよ・・・」

 

「何が、生きていてよかっだ!!」

 

「・・・・・・・・」

 

「もう、我慢の限界だ・・・お前を殺す」

 

「・・・・・・本当にいいのかな?」

 

「・・・なに?」

 

「・・・・・少なくとも私を殺したら『罪』を知らない箒ちゃん 悲しむとおもうなー」

 

「・・・・っく」

 

確かに、箒ちゃんはこいつのすべての罪を知らない。

 

「それに、しんちゃんの復讐は私を殺しても意味ないんでしょ?」

 

そう、私はこの世界を破壊・・・亡国をすることによって復讐が叶う・・・・こいつを殺しても意味はなかった。

 

「・・・・っく」

 

私は桜吹雪を解除する。

 

「それより、しんちゃん・・・最近調子どう?」

 

「あぁ・・・順調だ・・・」

 

「そう・・・よかったよ・・・本当に・・・よかったよ・・」

 

そう言い残し、あいつは、崖から海の中へとびこむ。

私は驚き覗き込むがもう彼女の姿はなかった。

 

 

「・・・・・・・・・」

 

先ほどあいつが言っていたことを思い出す

 

この機能・・・しらない・・・

 

私は一夏がとどめを刺した時に福音が言っていたことを気にかけていた。

 

「ムーン・ウォーカー・・・・」

 

 

 

 

 

結局、何もわからないまま、私は海岸を通り旅館に戻ろうとする。

 

「いてて・・・腕を少し痛めたかしら?・・・」

 

私は自爆の衝撃で右腕を痛めたらしい。そのほか外傷はISが守っていたのか無い

 

『箒・・・お前も、泳ぎに来たのか?』

 

一夏の声が聞こえる、ん?箒ちゃん?

私は岩陰に隠れて、声の方向を見る。

 

『あぁ・・・頭を冷やしたくてな・・・』

 

そこには海パンを履いた一夏と水着姿の箒ちゃんがいた。 

 

しかも、箒ちゃんは私のデザインした水着を着ていた。

私のデザインに狂いが無かった!!かわいいよ箒ちゃん!!

 

『箒・・・髪大丈夫か? 少し燃やしたろ?』

 

『大事ない・・・それに・・・リボンも・・・新しいのも、もらったしな・・・』

 

リボン?そいえば新しいリボンをつけていたな・・・一夏にもらったのか・・・

 

『それにしても、よかったよな、みんな無事だし、俺の怪我も大したこと無いし・・・』

 

『本当に・・・大丈夫か?』

 

『あれほどの怪我が・・・そう簡単に治るはずが・・・』

 

確かにそうだ、私が見た時の一夏は、傷だらけだ・・・一夏の肌を見てみると、怪我どころか・・傷もひとつ無い。

なぜ・・・そういえば・・・白式がセカンドシフトを・・・・なるほど・・・。

 

 

『見た目より大したこと無かったんだろ? お前も気にしなくていいよ・・・』

 

『よく無い!!私のせいで・・・怪我をしたんだぞ? 兄さんも・・・一歩間違えれば死んでいたかもしれ無い・・・

簡単に許されるのも・・・困るのだ・・・あの後兄さんにも簡単に許されて・・・困るのだ・・・私の気が収まら無い!』

 

『お・・・落ち着け箒・・・』

 

『・・・・』

 

『じゃぁ・・今から罰をやる・・・』

 

罰だと・・・まさか暴力じゃ!!

 

 

『罰?』

 

『ああ罰だ・・・目を・・・閉じてくれ』

 

目を閉じろって!? え・・・うそ・・・まじで!?

はえええ!! キッスをするのか!?

 

まままっまじで!? え!?

 

『分かった・・・望むところだ!』

 

箒ちゃんが目を閉じる。

まさか妹のファーストキッス現場を目撃するとは!! いやぁあぁぁああ!!

 

 

 

一夏はデコピンした。

 

『ほい、これで済んだ』

 

 

デコピンかぁぁぁあああああいいい!!!

 

『ば・・・ばバカにしているのか!!』

 

箒ちゃんも怒る そりゃそうだ・・・。

 

『落ち着け、興奮すんな』

 

『黙れ! 誇りを汚され落ち着いていられるなど!』

 

箒ちゃんは一夏にぐいぐいと接近する。

 

『あ・・・・あったてんだけど』

 

箒ちゃんの胸が一夏に当たる。

 

ぎゃぁぁああああああああ!!! おのれぇええええええ!!!

私は思わず近くの岩を殴る。

 

 

『・・・そのなんだ・・・意識するのか・・・?』

 

あぁ・・・箒ちゃんが照れて・・・かわいい・・・んけどぉぉおお!!

 

『・・・え?』

 

『だからな・・・・

 

箒ちゃんは一夏の左手を掴み、無理やり胸に手を当てさせる。

かすかにおっぱいにも触れる。

 

ほっんがぁぁぁああああああああああああああ!!!

目から、血の涙が・・・・。

 

 異性として・・・意識するのか・・・?』

 

『あ・・・まぁ・・・な』

 

『そうか・・・・』

 

箒ちゃんが笑顔になる・・・んぁぁああ!!

 

 

 

『箒・・・・』

 

『一夏・・・・』

 

二人の顔がだんだん近づく・・・・

 

がぁぁあああ確実にキッスや!!

 

止め無いと!!いやぁああでも、箒ちゃんの恋路を邪魔をするのわぁあああ!!

 

んぁぁああああ!!二人のの距離が数センチにぃぃぃ!!!

 

 

 

 

 

ドガァァアアアアン!!!

 

 

 

 

突然二人がいる海岸が爆発する。

 

「一夏・・・なにやっているのか?」

 

そこにはISをまとった鈴がいた。

 

「まったく、私という夫がいながら・・・浮気か?」

 

「・・・・一夏、なにしてるの?」

 

その後に続いて、ラウラ、シャルも武器を構える。

 

三人ともナイス!! 私も!!

 

「一夏くん・・・・私の箒ちゃんになにしているのかな?」

 

「兄さん!?」

 

「心月さんも!!」

 

 

「ほぉぉぉぉきちゃんはぁぁぁあぁあああ 誰にもわたさぁぁああああん!!!」

 

私もVブロッサムを起動する。

 

「ほ・・・箒逃げるぞ!!」

 

「え!? うわ!!」

 

そのまま一夏は箒をお姫様抱っこし、逃走を図った。

 

 

「「「「「「まって〜〜〜一夏!!」」」」」」

 

 

 

 

こうして、私、篠ノ之心月のIS学園潜入生活の一学期目 は幕を閉じたのであった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

次章予告

 

『ムーン・ウォーカーというISを知っているか?』

 

 

 

『あなたをサポートするわ・・・M』

 

 

『やれやれ、面倒だ・・・こいサイレント・ゼフィルス』

 

 

『あなた・・・かわいいのに、もったい無いわ?』

 

 

 

 

『篠ノ之心月・・・お前は何のために戦う?』

 

 

 

 

 

『これより、白式 強奪作戦を始めるわ!!』

 

 

 

 

 

 

 

『兄さん・・・あなたは・・・』

 

 

 

 

『世界を・・・・・地球を・・・・』

 

 

 

 

第2章『ファントム・タスク 編』

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




次章は『ファントムタスク』がメインになり、大体がオリジナル展開になります。
アニメでいう夏休み〜二期前半の内容になっています。どうぞお楽しみに!!
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