インフィニット・ストラトス 〜月夜が照らす亡国者〜   作:セイイ

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第2章 ファントムタスク編になります!


第2章「ファントム・タスク」編
第15話 円月


「君はムーン・ウォーカーといISを知っているか?」

 

「ええ、初めて月面調査を行ったISですよね?それがどうしたの?ボス」

 

黒いスーツに血の色のようなネクタイ

ファントムタスクのボス『ラオリム』が私に話す。

 

「いやぁ、たしかに表向きはそうだ・・・しかし、真実はもっと恐ろしいものだよ・・・」

 

「真実・・・・・?」

 

「ムーン・ウォーカーはもともと第四世代ISとしてアメリカ政府によって機密に開発された。しかし、彼らはやりすぎた・・・・」

 

「・・・・・・」

 

「その機体は、世界をも滅ぼす可能性を持った・・・そう、人間が持ってはいけない、神の力を作り出してしまったのだよ・・・」

 

「・・・・神の・・・力・・・」

 

「強奪や、使用を恐れたアメリカはそのISを月に隠した・・・世界には月面調査だと偽り、機体だけを月面に置いていった。つまり・・・月には今・・・月神がいる」

 

「ん?たしか私のIS『Vブロッサム』はそのムーン・ウォーカーのコアを使っているのよね?コアは持ち帰ったのかしら?」

 

「いや・・・Vブロッサムのコアはただの複製だ・・・我々が機体データをNASAから盗みコアにインストールした。」

 

「・・・・いったいなぜ・・・」

 

「いずれ、我々はそのISを手にれることになる・・・・」

 

 

「・・・・・・・・」

 

 

 

 

「君にはムーン・ウォーカーの操縦者になってもらいたのだよ・・・・篠ノ之束の弟・・・篠ノ之心月くん・・・」

 

 

 

「私が・・・・?」

 

 

「まぁ、当分先になるがな・・・まずは我々の戦力の拡大をしなくてはなら無い・・・ということで君にやってもらいたいことがある」

 

「・・・・なにかしら?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

夏休み、ファントムタスク本拠地

私はボスにIS学園一学期中に起きた出来事の報告書を提出し。

食堂で食事をしていた。

 

カツ丼のを注文し、私は席を探す。

すると、右角の席に 顔見知りの少女が食事をとっていた。

織斑マドカ・・・コードネーム『M』だ

 

「一緒の席・・・いいかしら?」

 

「・・・・・・」

 

答えない

 

「相変わらず無口ね?いいわ座らせてもらう」

 

私はずかずかとカツ丼を持ってマドカの隣に座る。

 

「・・・・・私に構うな」

 

鋭く私を睨む。

 

「やっとしゃべったのに、可愛げの無いこと言うのね?」

 

「・・・・ふん」

 

 

「・・・・今日からしばらく、あなたの監視を任されたわ」

 

「・・・・・・・」

 

「あなたの中にある監視用ナノマシンの管理権限は私にある・・・以後・・・私の指示に従うように」

 

彼女は組織の忠誠心は皆無らしく、監視用ナノマシンが埋め込まれていた。私は先ほどボスからその管理権限を

もらっており、私の指示一つで彼女を殺しことができた。

 

「・・・・・・っち」

 

「お口が悪いわよ・・・・・まったく、かわいいのに台無しね」

 

彼女はかの織斑千冬を小さくした感じだ、千冬の美人の分類よりかわいいの分類に入っていた。

 

「かわ!?・・・・ふん・・・まぁいい」

 

私はポケットから、ファントムタスクの隊員全員が持っている携帯型端末を取り出す。

スイッチをを入れるとホログラムが現れ、任務の詳細なデータが出る。

 

「さっそく任務よ、明日イギリス軍基地にて、封印されているISを手にいれるわ」

 

「・・・・・サイレント・ゼフィルス」

 

イギリス軍の基地には、セシリアの専用機『ブルー・ティアーズ』の二号機にあたる『サイレント・ゼフィルス』が封印されていた。

理由は不明だが、私たちは戦力拡大にこのISを狙った。

 

「そう、イギリスのBT搭載型ISの二号機よ・・・残念だけどいま組織にあるISは全て出払っているの・・・あなたの専用機は自分でなんとかしろ・・・ということよ?」

 

組織には、余っているISなどない。

 

「・・・・まったく、面倒なものだ」

 

仕方がない、私も自分の専用機を手にいれるのに、ロシア軍の技術員になりすまして一年でやっと強奪できたISだ。

 

「私だって『ファイティング・デビル』を手にいれるのに手こずったわ・・・・・まいい

今回のこの任務の結果によっては、今後行われる『白式強奪作戦』の成功率を大幅に左右するわ・・・絶対に成功させること。」

 

この戦力があれば、IS学園の専用機持ちと戦うときの唯一の戦力になる。

私は彼女に期待していた。同任務参加者である『オータム』はあてにならない。

 

「ふん・・・・言われるまでも無い・・・」

 

「私も、潜入して内側からサポートするわ・・・」

 

一応、私は先ほどイギリス軍内のファントムタスクの工作員に研究員として紹介された

軍全体のシステムを乗っ取るには好都合だ。

 

「その必要はない・・・私一人で十分だ・・・」

 

 

「油断はいけないわ・・・マドカちゃん・・・」

 

慢心がときに足元をすくわれるときがある。

あの『オータム』と合同で任務を行ったとき、あいつの慢心による油断のせいで

ひどい目にあった。

 

「ま・・・マドカちゃん!?」

 

「ええ、ここでは気軽に接しましょ?」

 

私は彼女をこれからマドカちゃんと呼ぶことにした。

 

「・・・・馴れ合うつもりは・・・」

 

「・・・・まぁまぁ、あなたもずっと監視されて落ち着けなかったでしょ? 私が監視している間は気軽でいいわよ・・・?」

 

「ふん・・・だれが・・・」

 

マドカも少し戸惑っていいる。

立ち上がって、マドカは食堂を後にしようとする。

 

「どこへ行くの?」

 

「イギリス軍へ乗り込む」

 

「まぁまぁ、落ち着きない・・・・」

 

私は彼女の肩を掴み、無理やり椅子に座らせる。

何も任務は今日じゃない

 

「っく・・・・なんだ!?」

 

「下準備もなしに無茶よ・・・まったく」

 

「・・・・ふん」

 

 

「それより・・・・私・・・あなたに興味があるの・・・」

 

そういって、私はマドカの目を見つめる。

いつ見ても千冬にそっくりだ・・・織斑家の近所に住んでいたときにはこんな子

は居なかった。

 

「・・・・・・・・なんだ?」

 

「あなたって・・・・何者?」

 

私が問う。

 

「・・・・・・・・・・・」

 

「発言の制限は解除しているは?言いなさい?」

 

監視用ナノマシンで一部の発言が制限されているが、私はそれを解除した。

 

「・・・・・・私にもわからない・・・過去の記憶はない・・・覚えていることは織斑千冬は、私の姉ということだ」

 

「へーーー 一夏くんの妹じゃなくて?」

 

「・・・・・・あいつが私の居場所を・・・っく」

 

突然頭をかかえる。

 

「・・・・ん?どうしたの?」

 

「・・・・・いつもこうだ・・・ぐ・・・『私があいつだ』・・・・ぐぁ・・・」

 

マドカは無造作に懐から薬品の瓶を取り出す。

 

「・・・・・鎮痛剤・・・」

 

マドカは適当な数の錠剤を口に含んでそのまま飲み込んだ。

 

「・・・んく・・・私は、あいつが憎い・・・・ただ・・それだけだ・・・」

 

彼女も、自分の正体がわからない・・・わかろうにも頭痛が襲う。

まさか、記憶障害・・・それともナノマシンか・・・

 

ボスの命令で実働部隊に所属した。

 

織斑・・・オリムラ・・・

 

ボス・・・

 

なるほど・・・

 

「・・・・まぁいいわ」

 

私は右手を差し出した。

 

「・・・・?」

 

「今日からパートナーよ? よろしくね?マドカちゃん?」

 

「・・・・・・・・」

 

マドカも嫌々右手を出し、握手を交わす。

 

「・・・・・・いいこね」

 

「・・・・・貴様といると調子が狂う・・・」

 

「二日後にロンドンブリッジ近くの『ヒアー』というカフェで待ち合わせよ?』

 

「・・・・・・わかった」

 

この日、私とマドカは短い間 パートナーとなった。

 

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おまけ キャラ紹介 二章版

 

篠ノ之心月

 

 

 

所属:工作員、副幹部

 

16歳でファントムタスクに入隊。後に工作員 幹部のサポートを行う副幹部となる。

組織内でトップの実力や技術、知能を持っており。

組織のボスである『ラオリム』の直属の部下でであると共に。

女幹部『スコール』のチーム上の部下で副幹部を務めている。

 

専用機:第三世代ISファイティング・デビル

 

武器:なし

 

元の名は『ファイティング・バタフライ』武器を一切持たないロシア製超近接格闘型IS

最新技術で作られた人工筋質によって、驚異的な威力を誇る格闘攻撃をくり出すことができる。

エネルギー攻撃や銃弾を無傷で打ち払うことができるが、エネルギーを筋質に流している間だけである。

超パワー型ISを目的としてため、機体全体が巨大となってしまった。

 

ファントムタスクのIS技術者により、機動性が上がっている。




2章はマドカがヒロインの予定!
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