インフィニット・ストラトス 〜月夜が照らす亡国者〜   作:セイイ

16 / 22
お待たせしました16話です 週一のペースで投稿したいな・・・


第16話 イギリス、ロンドンにて

時をイギリス出発前に戻す。

ファントムタスクの工作員の他に、私は副幹部も務めている。

スコールのバックアップや、その他幹部への情報伝達をおこなっている。

しかし、他のメンバーと唯一違うところがある。

私は、ボス『ラオリム』の直々の部下であることだ。

しかし、その立場になったのはつい最近・・・

IS学園の『白式』のデータの収集および学園データの流出 無人機コアの回収・・・そして私の頭脳を評価されてなったのだ。

 

 

 

「それで、ムーン・ウォーカーを手に入れて・・・何する気なの?・・・まさか、世界を滅ぼす気じゃ?」

 

私は、ボスの目的・・・・いや、ファントムタスクの目的を知ったが

その真意を、知りたかった。

 

「はは、亡国者が世界を滅ぼさなくてどうする・・・・」

 

「・・・・・・・・・」

 

「なんて・・な、冗談だよ」

 

「真面目に答えてちょうだい・・・!」

 

「ふむ、君にも知ってもらいてとは思って居たんだ。いいだろう・・・話そうではないか・・・」

 

「・・・・・・」

 

「我ら『ファントム・タスク』の目的を・・・・」

 

私は、そこて全てを知った。

そして、その目的に激しく共感し。

 

私は真の亡国者として

 

 

 

 

 

 

 

IS学園を裏切ることを決意した。

 

 

 

 

 

しかし、それはまだ先のことである。

 

 

 

________________________________________

 

 

「・・・・そこの、ゲートを開けるわ」

 

そして現在、イギリス軍基地

 

私は、潜入している、マドカをバックアップしていた。

 

『・・・・その角右に、例のISがある・・・今その部屋に5人の研究員がいる・・・殺さず、気絶させて』

 

脳内通信で、彼女に指示をする。

マドカも素直に頷く。

 

「・・・・・」

 

目的のISがある研究室の扉が開く

そこにいた五人の男性が一斉に驚く。それもそのはず研究室は関係者以外立ち入れない。

その中に、黒いスニーキングスーツに身を包んだ、身長低めの怪しい美女が現れたら

みんな驚くだろう。

 

「なんだ!?」

 

一人の男性が声をあげる

その隙にマドカはその男性に向かって腹に蹴りを入れる。

 

「・・・がぁ!??」

 

「一人」

 

腹を抱えて気絶する。

その男性を見て、一目散に無力な研究員が逃げまとう。

 

「し・・・侵入者だ!! はやくけ・・・がは!?」

 

警報機を鳴らそうとしたメガネの男性に向かって

顔面にパンチ

 

「二人」

 

「うぁああああ!!ぐは!?」

 

逃げまとう、お腹がふくよかな、男性の顔面に蹴り。

 

「三人・・・・」

 

「こ・・・こいつ!!」

 

ツルッパゲの男性がマドカにかくし持っていた銃『グロック17』を

彼女に撃つ

 

「っく・・・はぁ!!」

 

その連射される弾を、人間離れした身体で避け、銃を掴み、分解

そのまま、男性を背負い投げをする。

 

「がふぁぁ!?」

 

思いっきり床に叩きつけれ、気絶。

 

「四人・・・・」

 

「やらせるかぁぁぁぁあああ!!」

 

メガネの男性が急に立ち上がり、警報機に向かって

全力疾走。

 

「!?・・・っく!!」

 

しかし、距離的からにして間に合わない。

 

「・・・っち」

 

「け・・・警報機を・・・・がぁ!?」

 

メガネが警報機を押そうとした瞬間。

彼の顔面に、硬い革製のファイルが激突し倒れる。

 

「・・・・!?」

思わずマドカが驚く

なぜなら、研究員の最後の一人が、彼に攻撃をしたからだった。

 

「これで・・・私も入れて5人目ね?」

 

その正体は、私だ。

変装用の顎鬚を剥がし、彼女に素顔を見せる。

 

「・・・・ふん、余計な世話を・・・」

 

「まぁまぁ・・・・」

 

私は、研究中のIS・・・

セシリアのブルー・ティアーズに蝶を足した造形、薄紫の色をしたイギリスの新型IS

『サイレント・ゼフィルス』を専用端末から調整する。

 

「今、ISを待機状態にするわ・・・・このIS、非常に使いにくくて封印されていたみたい。

今マドカちゃん様に調整しているけど、応急的なものだから、少し使いづらいけど我慢して・・・」

 

私は腕輪型の待機状態にし、彼女に渡す。

 

「わかった・・・・案外、楽だったな?」

 

彼女がその場を立ち去ろうとした瞬間

基地全体の警報機が一斉に鳴る。

 

『IS研究室にて、侵入者 これを直ちに撃退せよ!』

 

「・・・・・これで、大変になったわ・・・」

 

「なに!?」

 

「あなた・・・監視カメラに、バッチリ映ってたわよ?」

 

わざと写っているかと思った。

 

「なぜ、言わなかった!?」

 

すこしドジっぽいところもある様だ。

 

「分かってたとおもって・・・とりあえず行って!」

 

「・・・おぉ」

 

「あなたは、計画どうりに正面から出て行って・・・!軍を無力化するの!」

 

私は、研究室の資料をかけ集め、ファイルに入れる。

 

「お前は?」

 

「私は、内側からあなたをサポートするわ・・・早く行って」

 

そう言い残し、私は基地の管理室へ向かった。

 

「・・・・ふん、無事でいろ!」

 

心配してくれるなんて、可愛いとこもあるんだな。

 

____________________________

 

『D−エリアに侵入者が移動、直ちに迎撃せよ』

 

私は監視室の監視カメラからマドカの動きを見守った。

 

「いたぞ!!」

 

マドカが出口に向かうと、そこには10人ほど兵士がアサルトライフル『L85A1』を彼女に撃つ

 

『正面に敵よ・・・排除しなさい。』

 

私は通信で指示する。

 

「・・・・・ふん!」

 

飛び交う銃弾を全てよけ、懐から二丁のハンドガン『Px4』を取り出し、応戦する。

 

「がは!?」

 

「っくが!?」

 

全員急所を外し、近接攻撃で気絶させる。

 

「厄介だな、殺さずに戦うなど・・・・」

 

彼女も、手加減をするのに必死だった。

 

それにしても、彼女の生身での戦闘力は異常だった。

私に比べ戦闘力ならマドカの方が上だ、もしかしたら、ISの実力も・・・。

生身の戦闘能力・・・生身でISの攻撃をISの武器で防いだ、『織斑千冬』を彷彿させる・・・。

 

 

彼女の正体・・・もしかしたら・・・

 

 

今、考えるのはよそう・・・。

 

 

 

「そこの侵入者動くな!!」

 

後方に五体のラファール・リヴァイブが、彼女にアサルトライフルを向ける。

 

「お前の、目的はなんだ!!」

 

「ふふ・・・・」

 

マドカは不気味な笑みをこぼすと、右腕につけていたISを起動させる。

 

「!!」

 

「この基地に、封印していた『インフィニット・ストラトス』をいただいた・・・・』

 

「なに!?」

 

「展開!!」

 

ISをまとい、彼女は『スターブレイカー』をIS兵に向ける

 

「それは・・・サイレント・ゼフィルス!!」

 

「何故お前が・・・あれは厳重に保管していたはず・・・!!」

 

「あぁ・・・うちの優秀なメンバーがやってくれたよ・・・」

 

私を褒める・・・少し照れるな

 

「・・・・!! まさか・・・お前は・・・いったい!?』

 

 

「ふふ・・・:」

 

『スターブレイカー』を撃つ

その瞬間、戦闘に立っていたIS兵に命中し、残りの四人も戦闘態勢に入る。

 

「貴様!!」

 

アサルトライフルを連発する。

しかし、彼女には当たらない、華麗に攻撃を避ける。

 

「これを使ってみるか・・・・」

 

シールドビットを展開し銃弾を防ぎながら『スターブレイカー』で相手を斬りつける

 

「きゃぁあ!!」

 

一人、ISが強制解除される。

 

「こいつ!! BT兵器を!!」

 

「はぁ!!!」

 

一人、また一人とISを強制解除させていく。

 

「こいつ・・・強い!!」

 

「応援はまだか!?」

 

「やっているが、通信が入らない」

 

それもそのはず、私が基地全体のシステムを乗っ取り、内部外部からの通信を遮断しているからな。

 

「っく、私たちだけで・・・・きゃ!!」

 

マドカは容赦なく攻撃をする。

 

「っくっそ!!  お前、直接応援を呼べ!!」

 

「わかった!!」

 

一人、その場から離脱し、応援を呼ぼうとする。

 

「まて!!」

 

マドカも後を追うにも、目の前のIS兵が邪魔だった。

 

「行かせない!!  きゃぁ!!」

 

「はぁ!!!」

 

スターブレイカーを連射し、目の前の敵も排除した。

そして、応援を呼びに行ったIS兵を追う。

 

___________________________

 

「・・・・・まってろ・・・みんな、今すぐ応援を・・・・ぐはぁ!?」

 

突如、衝撃が走り、機体が壁に激突する。

 

「な・・・なんだ!?」

 

正面を見ると、黒いかボディに紫のラインが発光する、巨大なISが現れる。

サイレント・ゼフィルスのような綺麗な蝶の羽のようなスラスターではなく

マントのように展開しているヤママユガのようなスラスター。

 

「まさか・・・・『ファイティング・デビル』!?」

 

彼女はそのISの名前を知っていたようだ。

当然だ、全国の軍基地に現れては破壊する、死神的なISを軍人であれば知っていてもおかしくはない。

私は、先回りをし、出口を巨大な図体を生かし、防いでいたのだ。

 

『はぁあああ!!』

 

私は、彼女に向かって殴りかかる。

 

「この・・・・!!」

 

攻撃をよけ、私にアサルトライフルを撃つ。

しかし、その攻撃は、私のISには、無意味だ。

エネルギーを胸に集中し、胸筋のように密集された人工筋繊維が膨れ上がる。

私のISのSEを削ることなく、無様に弾丸は床に落ちる。

 

「っち・・・ここにいるってことは・・・貴様ら『亡国企業(ファントム・タスク)』だな!!」

 

『ご名答・・・賞品に・・・・』

 

その刹那、私は彼女にイグニッション・ブーストを使い接近する。

 

「!!」

 

『・・・・パンチのプレゼント』

 

右腕にエネルギーを込めて一気に彼女の腹に向けて蹴りを食らわせる。

 

『・・・・・っく!?』

 

しかし、福音戦で負った右腕の痛みのせいて、勢いが若干落ちる。

衝撃波が、周りのチリを吹き飛ばし、彼女も奥の壁まで吹き飛び、頑丈なはずの軍基地の壁に大穴があく。

 

「・・・・っく」

 

彼女のISはまだ解除されない、アサルトライフルを私に向ける。

しかし、その行為も、一筋の光線で無意味と化す。

ようやく彼女のISが強制解除される。

 

「・・・・やれやれ」

 

後方からマドカが現れる。光線の正体は彼女の『スターブレイカー』のレーザーだった。

 

『私たち・・・いいコンビニなりそうね?』

 

「ふん・・・どうだかな・・・」

 

こうして、『サイレント・ゼフィルス強奪任務』は成功を収めた。

 

 

 

______________________________

 

「見てみて! タワーブリッジよ!」

 

私たちはロンドンに戻り、タワーブリットが眺めれるるベンチに座っていた。

 

「・・・・お前、なんかはしゃいでいないか?」

 

「ふふ、別にいいんじゃない?」

 

私自身ロンドンに来れるのを密かに楽しみにしていた。

 

「ふん、まぁいい私は基地にもど・・・」

 

「まぁまぁ、せっかくロンドンに来たんだし、デートしようね?」

 

私はがっしりとマドカの腕を掴む。

 

「な・・・デートだと!? 私にはそんなの・・・って言うか腕の力つよ!?」

 

「ふふ、私の肉体もあなたと同じで、オーバースペックですごいんだから!」

 

私はじりじりと、マドカを引きずる。

 

「・・っち、仕方がない」

 

マドカも、諦め私についていく。

 

「うん、そうこなくちゃ! マドッちゃん!」

 

「マドッちゃんてのはよせ!! 私はマドカだ!!」

 

「はいは〜〜い!!」

 

「な・・・なぜ、私なんかに構う!?」

 

 

 

 

 

「ん〜〜〜 笑顔になってほしいからかしら?」

 

 

 

 

 

「は!?」

 

「行くわよ!!」

 

「・・ちょ!!」

 

私は彼女に笑顔になってほしいと思っていた。

初めてあった時から仏頂ズラっで少しもったいないと思ったし、彼女はまだ14歳か13歳、

一人前の女の子として人生を楽しんでほしいし

組織のこと、復讐のことは忘れて、少しでも女らしくいてほしいとそう願っていた。

 

 

 

 

ということでロンドンデート

 

私はロンドンで有名なファッションブランドの店に来ていた。

 

「これ、かわいいわ! マドカちゃんに似合うと思うなー!」

 

私はかわいいフリルのついたワンピースを手に取る

 

「・・・・・こ・・・これが私に?」

 

「来てみてちょうだい!」

 

「いや・・・これ、私には・・・」

 

「きなさい・・・ナノマシンを発動させるわよ?」

 

「それだけで!?」

 

「いいから!」

 

「っく、わかった。」

 

彼女が試着室へ行く。

私は、近くの洋服をみながら彼女を待つ。

 

「あ・・・あら? 心月さん!?」

 

すると、よく知っている声が聞こえ、私は振り返る。

そこにいたのは私服姿のセシリア・オルコットだった。

 

「・・・あら? セシリアじゃない!奇遇ね」

 

「し・・・心月さんもいつロンドンへいらっしゃったんですか!?」

 

まさか、ここでセシリアに合うなんて

まぁ、彼女の故郷であるイギリスに来たんだから彼女との遭遇も、予想外ということはなかった。

私は、とっさに近くにあった白い帽子を手に取る。

 

「ん? あぁ、ロンドン旅行よ。私、シャーロックホームズが好きでね、前々から計画してたの!」

 

「まぁ、そうでしたの!? 言ってくだされば私が案内しましたのに!!」

 

「ごめんね・・・なんか忙しそうみだいし・・・」

 

「・・・むぅ・・・心月さんだったら、いつだって時間を空けますわ・・・」

 

彼女は小言で何かをいう・・・。

 

「ん?」

 

「な・・何でもないですわ!」

 

「セシリアは、里帰り?」

 

「はい、実家の仕事で一週間ほどこちらに・・・今日はたまたま時間が空いたので新しいお洋服を買いに来たんですわ。」

 

「そう・・・頑張っているのね・・・」

 

「ええ、両親が残した遺産を守るために・・・私が頑張らないと・・・」

 

「・・・・両親・・・なくなったの?」

 

「・・・ええ、10歳の時・・・列車の事故で・・・」

 

セシリアにそんな過去があったのか。

一夏と争っていた昔の彼女のプライドも、彼女自身の努力家、立場という部分から来ていたのか。

 

「そう・・・あなた、意外に努力家なのね」

 

「むぅ・・・なんですか?意外でしたか?」

 

ぷっくりと顔を膨らませて怒る。

 

「ごめん、ごめん。」

 

「もぅ・・・・」

 

 

「おい、着たぞ・・・」

 

試着室のカーテンが開き、マドカが現れる。

今、セシリアに彼女の顔を見られてはまずい。

私は先ほど、手に持った帽子をマドカにさっとかぶせ顔を見えにくくした。

 

 

「おわぁ!? な・・・なにを・・・」

 

そっと耳打ちをする。

 

「っし、IS学園の同級生がいるの・・・話を合わせて・・・」

 

「!! わかった。」

 

 

 

「あら?そちらの方は・・・?」

 

「あぁ、幼馴染よ・・・幼馴染! いっしょに旅行に来ているの!」

 

「幼馴染?」

 

「ええ、そうよ名前は『村織マドカ』よ」

 

「・・・・・」

 

「幼馴染・・・まさか心月さんこの方とお付き合いを!?」

 

セシリアが何を思ったか、私に怒る。

 

「ん? いや、別にそんな仲じゃないわ 兄妹なみたいなものよ・・・箒ちゃんの方がかわいいけど・・・」

 

ガッ

 

「いった!?」

 

「・・・・ふん」

 

なぜか、マドカに打たれる。

 

「・・ふぅ・・・・よかったですわ」

 

どうやら納得してくれたが、この子は、何を考えているかイマイチわからない。

 

「・・・おっと、もうこんな時間だわ、そろそろ空港へ行かなと・・・」

 

「ええ!? そんな・・・せっかく会えましたのに・・・」

 

「ごめんね、またIS学園で会えるわ」

 

「むぅ・・・ロンドンでデートしたかったですわ・・・」

 

「え?」

 

「な・・・なんでもないですわ!! では、心月さんまたイギリスにいらっしゃってくださいね?」

 

「ええ、もちろん」

 

私は、マドカの服と帽子を買い、その店を後にした。

 

_________________________

 

飛行機内 

 

私たちはファトムタスクのプライベートジェットで日本に向かっていた。

今日の出来事の報告書を一通り書き終わり、次の計画を練っていた。

 

「ふぅ・・・とりあえず日本に戻るわ・・・」

 

「・・・・・・」

 

「・・・どうしたの?」

 

何やら、マドカが静かだった。いや、いつも静かだか

今は、顔を下に向けてスカートを抑え恥ずかしそうにしていた。

 

「いや・・・別に・・・」

 

私は察した。

そういえばセシリアの乱入でマドカの私服を褒めていなかった。

 

「・・・ふふ・・・服似合っててかわいいわよ?」

 

本当に可愛い、本来なら彼女の歳では

このような格好をしているのが普通だ・・・。

 

しかし、彼女の運命がそうはさせてくれない。

 

「・・・・!? そ・・・そうか・・・」

 

少し嬉しそうに返事をする。

 

「とりあえず、あなたは京都にある隠れ家に向かってちょうだい。私は『IS学園』に入学さた『スパイ』に会いに学園に戻るわ・・・・あ・・・フランスにも行かないとね・・・」

 

私は、彼女らの入学手続きを行っていた。

一人はアメリカから、もう一人はギリシャからだ。

 

「学園のスパイ? お前でないのか?」

 

「効率の強化のためよ・・・私一人ではどうもきつくなってね・・・」

 

ため息をつく そう、彼女が私に目をつけたからだ。

 

「・・・・・?」

 

「『更識家』って知っているかしら?」

 

「あぁ・・・対暗部用暗部「更識家」だろ?」

 

「ええ、私のその当主に目をつけられてね・・・だから、私の代わりに活動してくれるスパイを送り込むの・・・丁度『副幹部』に出世したしね、丁度いいわ」

 

副幹部の仕事で今後、学校を休むのが多くなるだろう。

 

「・・・なるほど・・・」

 

「さてと、私は一眠りするわ・・・」

 

そういい、私は棚から毛布を取り出す。

 

 

「・・・・あのな・・・ムーン・・・」

 

突然彼女が話し出す。

 

「今は篠ノ之心月よ?」

 

「・・・すまん、心月・・・その・・・」

 

「・・・・どうしたの?」

 

彼女の顔が下を向く。そして顔を赤くさせゆっくり私を見た。

 

 

 

 

 

 

「・・・服・・・買ってくれて・・・その・・・『ありがとう』・・・」

 

 

 

 

 

 

その瞬間、私に電撃が走った。

 

「・・・・やだ・・可愛いわ・・・」

 

「え?」

 

この感情は箒ちゃんにしか感じなかった、感情だ。

無性に彼女を愛でたくなった。

 

思わず毛布を投げ捨て、私は箒ちゃんにしているように彼女に抱きつく。

 

「マドッちゃん!! やだぁやだぁこんなに可愛くなれるなんて、心月さんも予想がいいぁ!!」

 

「んあ!? 離せ!!」

 

マドカは思いっきり私の顔面にアイアンクローをかました。

 

「マドッちゃんひど〜〜い・・・・って、あ・・・失礼したわ・・・これだと姉と同じだわ・・・」

 

私は、まるで千冬に抱きつく『あいつ』のようになっていた。

一生の不覚。

 

「なんなんだ・・・いったい。」

 

 

「・・・・・・・」

 

私は彼女を見つめる。

今ので私は確信した・・・・彼女の容姿と実力、一夏についての考え、ボスからの指示、そして私が思わず反応した、

DNAレベルで刻み込まれた織斑愛

 

 

そこから導き出される彼女の正体の答え・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女の正体は・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『織斑千冬のクローン』

 

 

 




結構マドカちゃんのキャラ崩壊しているかも・・・。

心月の容姿が思い浮かばない方はIbのギャリーを思い浮かべてください
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。