インフィニット・ストラトス 〜月夜が照らす亡国者〜   作:セイイ

2 / 22
ラウラ編まで一気に投稿すると思います。


第2話 シスコンのスパイには気をつけろ

「では、ここまでわからないところはありますか?」

 

私は授業を受けいていた、ISの基礎の基礎の授業、まぁ私には必要ないのだが。

 

「織斑くん、大丈夫ですか?」

 

山田先生が、一夏に問いかけた

 

「ほ・・・・ほとんどわかりません。」

 

おそらく、予習をしなかったのであろう。まぁ、いきなり入学ということだったから。

いろいろ、大変だったのだろうし仕方がないか。

 

「織斑、入学前に渡した、参考書はどうした?」

 

「あー、あの厚いのですか?・・・・・・間違えて捨てまた。」

 

前言撤回,ただの意識不足だった。

一夏が、千冬に打たれる

 

「馬鹿者、再発行するから、一週間以内で覚えろ」

 

「あの厚さでは・・・!」

 

「覚えろ・・・」

 

「はい」

 

昔から一夏は千冬に逆らえない。まぁ、あの性格じゃあ当然だ。

 

「篠ノ之兄、放課後こいつに教えてやってくれないか?」

 

「ふふ、わかったわ。」

 

私はそう答えると、山田先生が授業を再開した。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「うー」

 

休み時間に入ると、一夏が唸っていた。

 

「まったく、初日から情けない声出さないの。」

 

「でもさー一週間で無理だよ」

 

「無理ではない、やるのよ!大丈夫私が手取り足とり教えてあげる感謝しなさい」

 

そう言うと私は、一夏の方を叩いた。

 

「ありがとう、心月さん」

 

 

「ちょっと、よろしくって?」

 

一夏が答えたあと、一人の金髪が話しかけてきた。

『セシリア・オルコット』専用機持ちで、イギリスの代表候補生そしてIS学園入学試験を首席で合格。

たしかイギリスの名門貴族のお嬢様だったか。

ある程度の学園の生徒の情報は、ここに来る前に叩き込んでいた。

 

「ん?」

 

「なにかしら?」

 

「まぁまぁ・・・なんていうお返事、私に話しかけられることだけでも幸運なのですから、それ相応の態度が

あるのではないかしら?」

 

でかい態度をとる。まぁ、情報からにしてこのような性格は予想してた。

 

「スマンな、君のこと知らないし。」

 

「私をしらない!?この私セシリア・オルコットを?イギリスの代表候補生にして入試主席のこのわたしを!?」

 

まぁ、当然か、今までISとは皆無な生活をしていたし。候補生なんていちいち覚えないでしょう。

 

「まぁまぁ、怒らないの。せっかくの美人が台無しよ?」

 

とりあえず、落ち着かせる。

 

「ところで、代表候補生ってなんだ?」

 

ちょっと、絶句した。この反応にセシリアも激怒した。

 

「信じられませんわ!!! 日本の男性はみんなこんなに知識が乏しい人ばかりなのかしら!常識ですわよ常識」

 

「一夏くん、文字通りよ。代表候補生はけっこうすごい立場なのよ?」

 

「そう! いわゆるエリートですわ!本来ならば!私のような選ばれし者とクラスを同じくするものも奇跡!幸運なのですわ!」

 

どんだけ自信家なんだ、思わず苦笑いをした。

 

「へー、それはラッキーだ」

 

一夏は、とてもどうでも良さそうなトーンで答えた。

 

「・・・・・馬鹿にしてますの?」

 

「そういうわけじゃ・・・」

 

「ふん・・・まぁ私は優秀ですからあなたのような人間でも優しくしてあげますわよ?わからないところがあったら、まぁ、泣いて頼めば教えてさしあげてもよくってよ?なにせ、この私、入試で唯一、教官を倒したエリート中のエリートですから。」

 

私は、試験を受けていないから、その教官の実力はわからない。、まぁIS学園の教官だ、そこそこ

強いのであろう。

 

「それなら、俺も倒したぜ?」

 

と一夏が答えた。けっこう戦闘のセンスはあるみたいだ。

 

「な・・・なんですって・・・私だけと聞きましたが」

 

 

「女子だけって、オチじゃないの?」

 

「あ・・・あなたはどうなんです!?」

 

「私は受けてないわ、安心しなさい?」

 

キーン コーン カーン コーン

チャイムがなり、セシリアは自分の席に向かった。

 

「話はまた後で よろしくって!!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「これより再来週行われる、クラス対抗戦に出る代表者を決める。」

 

クラス対抗戦、興味がある、代表者のデータも取れるし、何より楽しそうだった。

 

「クラス代表者とは対抗戦だけではなく、生徒会の会議や委員会のへの出席など、まぁ、クラス長と考えてもらっていい。

 自薦他薦問わない、誰かいないか?」

 

「はい!私は織斑くんがいいと思います。」

 

「わたしも!」

 

実力がほとんど無い一夏を推薦するってことは、おそらく彼をクラスのマスコットみたいなものにしたいのだろう。

おそらくわたしも、

 

「はい! 私は篠ノ之くんがいいと思います!」

 

「わたしもわたしも」

 

やっぱりね

 

「ふむ、織斑と篠ノ之兄か・・・他にはいないのか?」

 

「納得いきませんわ!!!」

 

セシリアが立ちあっがって声を上げた。

 

「男が代表なんて、飛んだ恥さらしですわ!

このセシリア・オルコットにそのような屈辱に一年間あじわえって言うのですか? 

だいたい、文化も後進的な国に暮らさなければならないこと自体わたくしには耐え難い苦痛で!!」

 

日本人の前で日本を非難した。国を代表してここ(IS学園)いるということを自覚してもらいたい。

 

「イギリスだって大したお国自慢ないだろう! 世界一まずい料理で年々覇者だよ」

 

怒号と机を叩く音と共に一夏は起立する。さすがの一夏もキレたようだ。

 

「あなた!私の祖国を侮辱しますの!?」

 

「最初に侮辱したのはそっちだろ!! 心月さんも黙ってないで何か言ってください!!」

 

まったく、最近の若者は気が荒い。

 

「いくら言い争っても解決しないわ、美しくないしね。ここは白黒はっきりさせる必要がああるわ。

そうね〜クラス代表をかけて、試合なんていかがかしら?」

 

「そうですわね! 決闘ですわ!!」

 

「いいぜ、その方がわかりやすい」

 

「負けたら、小間使い・・・いえ奴隷にしますわ!!」

 

「いいぜ? ハンデはどうする?」

 

「あら・・・早速ハンデのお願いかしら?」

 

「いいや、俺がする」

 

あはははは と笑いが起きる、当然だ。このクラスほとんどが女性で、自分が強いと勘違いしている奴らばかりだ。

あいつ が産み出した副産物 女尊男卑 が原因だ

 

「織斑くん、本気で言っているの?」

 

「男が強かったのは大昔だよ?」

 

「男が女にかなうはずないじゃん!」

 

 

 

 

 

「そう・・・・あなた強いのかしら?」

 

と私は発言した女子全員に問いかけた

 

「え?・・・・」

 

え?と答えた女子生徒を指差す。

 

「女性が強いのはISを使っている時だけよ?生身のあなたは・・・強いのかしら?」

 

周りの女子生徒は軽く驚いたが、ごく一部『女尊男卑』主義者は私を睨んでいた。

いい目だ、ゾクゾクする。

 

「わ・・・私は・・・」

 

指をさした女子生徒は自分の発言がいかに薄っぺらいか思い知ったようだ。

 

「一夏くん、ハンデなしでいきましょ? ここはお互い全力で行かないと格好がつかないわ?」

 

「あ・・・あぁ! いいぜ」

 

「話はまとまったな・・・今度の月、曜第三アリーナでクラス代表決定戦を行う。織斑、オルコット、篠ノ之はそれぞれ

準備をしておくように。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

放課後

 

1027 の部屋の鍵をもらい私は自分の部屋にいた。今のところは一人部屋である。

組織に送る報告書を書いていた。

 

『うわぁぁあああ!!』

 

廊下から大声が聞え、何事かと思いきや一人の男性が入ってきた。

 

「た・・・助けてくれ!心月さん!!」

 

「何事かしら?落ち着きなさい」

 

「あぁ・・・えーと」

 

一夏がわけを話した。箒ちゃんの裸を見て追い出されたという。ん?

 

「なんですって・・・・・」

 

ガシ!!思わず一夏の頬を片手で挟んだ

 

「しんげすしゃん!?(心月さん!?)」

 

「嫁入り前の箒ちゃんの裸を見るなんて・・・いい度胸ね・・・織斑一夏・・・・」

 

「ひっぃ?!」

 

「どうだったかしら・・・さぞ美しかっただろうね・・・いや、美しいに決まっている・・・私だって見たかったのに・・・」

 

最後に妹の裸を見たのは小学3年とき以来だった。あの時、胸がぺったんこだった妹の今の姿を見たい、ありのままの姿を

よりによって、こいつに、箒ちゃんのありのままを見られるなんて!

 

「謝りなさい!! 箒ちゃんに 今すぐ!!!」

 

「は・・・・はいい!!!!」

 

そう言うと、私は一夏の胸ぐらを掴み、箒ちゃんの部屋に向かった。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

「箒ちゃん!私よ、一夏のクソのゲス野郎を連れてきたわ!」

 

「く・・・クソのゲス野郎って・・・」

 

ドアが開いた、妹は、道着に着替えていた。

 

「入れ・・・・」」

 

けっこう怒っていた。

 

 

部屋に入ると、私は一夏の足を蹴り、跪けた。

 

「のわ!?」

 

「土下座しなさい!! 今すぐに!!」

 

一夏の頭に足を置き床におさいつける、このときの私は、ちょっとどうかしていた。

 

「に・・・兄さん、大丈夫です!」

 

「大丈夫では無いわ!! どこを見られたの? おっぱい? お尻? どれ?私に見せて!!」

そう言いながら、箒ちゃんに抱きついて頭を撫でた、ついでに匂いもかいだ。石鹸のかおり。

 

「恥かいたでしょう?かわいそうに。大丈夫よ私がこの男に制裁を与えるわ!!」

 

「いいです///はなしてください!!」

バシン!!

そう言うと箒ちゃんは持っていた竹刀で私のお尻を叩いた。

 

「あはん!! ヒ・・・箒ちゃんひどーい・・・」

 

けっこう効いた。

 

「兄さんは出て行ってください。これは私と一夏の問題です!!」

 

「引き下がるわけにはいか無いわ!!聞いたところによると、あなたたち同室みたいね?

年頃の男女が一緒の部屋なんてダメよ!!」

 

一夏に指をさして続けて言った。

 

「男はみんな獣なの!!きっとこいつに箒ちゃんが食べられてしまうわ!!ダメ!ダメダメダメ!!一夏くんいますぐ男性性器を切り落としなさい!!」

目を充血させて、思わず一夏の胸ぐらを掴み持ち上げた。

 

「だ・・・・大丈夫です!!襲いません!!」

 

「絶対?本当かしら・・・思春期なめんじゃないわよ」

 

「本当です! 落ち着いてください心月さん!!」

 

「襲わないのか・・・・」

 

箒ちゃんががっかりした声で呟いた。

 

「箒ちゃんをがっかりさせたわね!! 許さ無いわ!!」

 

「わーー!! どうすればいいんだ!!!」

 

一夏の叫びが寮全体に響き渡った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

次の日の朝、私は食堂で和食を食べていた。昨日はとりあえず謝らせることはできたが、二人を別室にすることはできなかった。

 

「ねーちょっと聞いた?あいつ代表候補生に勝負を挑んだんだって。」

 

「男のくせに生意気ね〜 あの口調もキモいし・・・オカマかな?」

 

「男だから私たちに憧れるのはわかるけど〜〜」

 

誰が、オカマよ・・・私はオネエだ・・・

昨日の出来事の決戦のことが、ちょっとねじれて伝わったみたいだ。

二日目にして、私の印象が一部の女子生徒『女尊男卑』信者たちには最低だった。

 

この口調に関しては、昔からであって、気に入っているし変えるつもりも無い。

 

「おはよ〜〜シンシン〜〜」

狐のようなパジャマに身を包んだ女性が話しかけてきた。彼女の名前は『布仏 本音』

以下『のほほんさん』とする

整備科で、確か『あの家名』に仕えている家系だったかしら。彼女と接する時は気をつけ無いと。

 

「シンシンって私のこと? おはよう! 面白い名前をつけてくれてありがとう」

 

「えへへ〜〜 照れるな〜〜」

そ言いながら のほほさんは照れた。小動物みたいでとても可愛らしい子だ。

 

「あ!そうだ〜隣いいかな?」

 

「いいわよ」

 

「やった!みんな〜〜 いいって〜〜」

 

のほほんさんが二人の女子生徒を連れてきた。クラスメイトの『谷本 癒子』と『相川 清香』だった。

 

「やったね!」

 

「よくやった本音!」

 

「えへへ〜〜」

 

私とお話ししたかったのであろう、しかし。

 

「ふふ、悪いけど私はそろそろ行くわ」

 

のほほんさんが話しかけた数分前には食べ終わっていた。

 

「そんな〜〜」

 

「もっとゆっくりしようよ〜〜」

 

「悪いわね、私は教室で予習をしたいの。また今度お話ししましょ?」

 

そう言い残して、食堂を後にした。

 

食堂から出ると、愛しの妹と一夏が食堂に向かっていた。

 

「おはようございます兄さん」

 

「心月さん・・お・・おはようございます」

 

箒ちゃんはいつも通りに可愛らしい。一夏は昨日のことで、少し私を恐れているようだった。

 

「うふふ、おはよう箒・・・ついでに一夏くんも、二人とも今から食事?」

 

「ついでって・・・・」

 

「そうです。兄さんもどうですか?」

 

「悪いけどもう食べ終わったわ、また昼休み誘ってちょうだいな?それより・・・」

 

そ言いながら私は箒ちゃんに抱きついた。ついでに匂いをかいだ、制汗剤か。

 

「箒ちゃんエネルギー充電開始!」

 

「ふん!!」

 

「いやん!!」

 

蹴られた、相変わらず手加減がない。

 

「ここでは抱きつか無いでください兄さん。」

 

「あら・・・ここじゃなかったら言いわけ?」

 

「な///!?」

 

箒ちゃんの顔が赤くなる。 かわいい! 箒ちゃんかわいい!!

 

「い・・・いくぞ一夏!!」

 

「あ・・ああ!!」

 

そう言いながら足早でここを立ち去った。

 

「まったく、かわいいんだから・・・本当に」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

食事を早く終わらせた理由がある。予習をしたいのは嘘だ。

私は織斑一夏に届けられる 専用機について調査を始めた。

 

学校のデータ管理室へ侵入し私はケータイ型の端末をサーバーへとつないだ。

 

私は一夏の専用機だけの情報を抜き出し1分もかからずに部屋を出た。

屋上へ向かい、得た情報を閲覧した。

 

『白式』それが一夏の専用機の名前である。

 

「ふーん」

 

特に気になった情報は、第一形態時からワンオフ・アビリティーが使えること。

新技術であろう「展開装甲」が使われていたことだ。

あの人が手を加えたのであろう。

 

閲覧を終了し、そのままデータを組織に送った。

 

「さて教室に戻りますか。」




次回オネエの専用機でます!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。