インフィニット・ストラトス 〜月夜が照らす亡国者〜   作:セイイ

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第2章最終話です。


第20話 ファントム・タスクのムーン 後編

「・・・・・く!」

 

「織斑先生・・・・」

 

織斑千冬は困惑していた。

ブリュンヒルデとして恐れられていた彼女でも、いま目の前に突きつけられた

現実に、ただただ困惑していた。

 

心のそこから信じ、一夏の兄貴分的存在と思っていた彼が今・・・一夏を攻撃している。

 

「心月・・・なぜだ・・・なぜ・・・」

 

____________________________

 

「っく!!」

 

「こいつら・・・」

 

シャルロットとラウラは四機の新型IS『ラファール・ユルティム』に苦戦を強いられていた。

四機の連携ある猛攻、さらに二人は目を疑うような攻撃を仕掛けられた。

 

一気のラファールが球型スラスターから目に見えないエネルギー弾が繰り出される。

それは二人には、みにおぼえがある攻撃。

 

砲弾も砲身も見えない兵器・・・

 

「あれは!?」

 

「衝撃砲だと!?」

 

「まるで、鈴の龍咆だよ・・・」

 

「シャルロット避けろ!!」

 

「っきゃ!?!!」

 

衝撃砲がシャルロットに命中する。

ラウラが衝撃砲持ちのISにレールカノンを撃つ・・・しかし

 

「逃がさん!!」

 

『っは!!」』

 

ギャイィン!

 

衝撃砲持ちをかばうように正面に立った巨大な手を持つラファールが手をかざすと

レールカノンの弾丸が動きを止めた。

 

「AICまで・・・!!」

 

「デュノア社にこんな技術はないはずなのに!」

 

「今は目の前の敵に集中するぞ!!」

 

______________________

 

「はぁ!!」

 

「ふん!」

 

箒の攻撃は全て『イージェス』によって受け止められる。

 

「甘いわね、第四世代も操縦者次第ね・・・」

 

「なめるな!!」

 

箒が雨月と空裂を交互に使い切りつけるが、心月のたった一本の刀の一振りで攻撃は全てふさがれてしまう。

 

「一夏なにやっている!!」

 

「うぐ・・・はぁはぁ」

 

一夏は、その場から動けなずにいた。

 

「無理もないわ、肉体が爆発するほどの電撃を食らったからね・・きっと血液が沸騰するぐらいに体が熱いはずだわ・・・」

 

「貴様!!失望したぞ・・・どうして・・・どうしてこんなことを・・」

 

「ごめんね、どうしても組織が白式を欲しいっていうから」

 

盾からいままで溜めてたエネルギーがエネルギー弾として放たれる。

 

「うぐ!!」

 

「あら?大丈夫? ごめんね邪魔さえしなければ痛めつけないのに・・・」

 

「っく・・・・!」

 

「さてと、どうやって取ろうかしら・・・とりあえず強制解除させて・・・待機状態をもらいますか・・・」

 

心月はワイヤーを打ち出し、一夏を縛りつるす

 

「がはぁ・・・うぐぅ・・・」

 

「やめろぉぉぉおおおお!!」

 

「は!!」

 

心月は左腕をかざす。

とたんに箒の動きがピタリと強制的に止まる

 

「が・・・体が・・・これは」

 

箒にはこの攻撃に見覚えがあった。

 

「AICよ。ラウラが使っていたやつよりは簡易的なものだけど・・・しばらくそこでおとなしくしなさい『桜吹雪』!!」

 

『桜吹雪』を一夏に向けて連射する。

ガガガガガガガガガガと白式のSEがみるみる削られていく。

 

「SEを回復させられちゃったから、最初から削らないと・・・」

 

「うああああああああああああああ」

 

一夏の苦痛な悲鳴が更衣室に響き渡る。

 

「やめろぉぉぉぉぉおおおおお!!」

 

『ムーン、残りのSEがあと僅かです・・・』

 

突如ISのプライベートチャンネルにラウラとシャルロットと交戦中のIS部隊から連絡が入る。

 

「よくやったわ、撤退してちょうだい」

 

『こちらM・・・専用機持ちを撃退完了 直ちにオータムを迎えに行く』

 

続いてマドカからも連絡がはいる。

 

「よろしくね」

 

「さてと・・・・あとはトドメを・・・」

 

『桜吹雪』を撃ちやめ、『イージェス』から刀を抜く。

そしてそのまま心臓を貫くように胸を刺そうとする・・・しかしそれは寸前で止められてしまう。

猛攻によって意識を失ったはずの一夏が左腕で刀を止める。

 

 

 

 

「え・・・なに!?」

 

 

 

 

思わず刀を粒子化し距離をおく。

 

ワイヤーを振りほどき、一夏はゆっくりと目を開ける。

双眼は黄金に輝いており、箒も思わず息を飲む。

 

「・・・一夏?」

 

「これは・・・いったい、白式にこんな・・・機能が!?」

 

白式について調べ尽くした心月が目の前の出来事に戦慄する。

 

「・・・・・」

 

白式の装甲がパージするように弾け飛ぶ。

まるで脱皮のように・・・。

 

そしてなかの装甲が形状を変える。その姿を見て・・・心月は混乱する

 

 

 

 

「うそ・・・『白騎士』!? なんの冗談よ、確かにコアのデータにそんなものは・・・そんな機能は存在しなかったわ!!

たとえ白騎士のコアが使われていても・・・初期化しているはずよ・・・なのに・・・なぜ!?」

 

 

 

 

心月は『桜吹雪』を連射する。

しかし白騎士はイグニッションブーストよりも高速で接近し、心月を殴る

 

「んあ!?」

 

更衣室のロッカーに激突し、数個のロッカーが吹き飛ぶ。

起き上がろうとすると突如エネルギー爆発がおき、更衣室は跡形もなく消滅した。

 

 

爆風に襲われるも心月と箒は、なんとか地上に、スタジアムに逃げ込んだ。

それを追うように白騎士も黒煙の中から現れる。

 

「暴走・・・ヴァルキリー・トレース・システム!?・・・いいえ、そのような機能は白式にはなかったわ!」

 

心月は現状を整理するが白騎士はそのような有余は与えてくれなかった。

再び心月に向けて攻撃を始める。

 

応戦をしながらでも整理する。

 

「白式・・・白騎士・・・コア・・・篠ノ之束・・・織斑千冬・・・だめ、わからない!!」

 

姉の束譲りの頭脳でも、理解はできなかった。

しかし一つだけ分かったことがあった。

 

「でも・・・どうりで、ボスが・・・白式を欲しがるはずだわ!!」

 

心月は考えるのをやめ、粒子化していた刀で集中的に戦闘態勢にはいる。

白騎士が再び接近をし『雪片壱型』で斬りつける

 

心月も『イージェス』で受け止めそのまま腹部に斬りかかろうとする・・・

しかし、その刀は左腕で受け止められる。

 

そのままぎちぎちと音を上げながら、刀は砕かれてしまう。

 

「・・・・!!」

 

 

 

 

「資格のない、者に、力は、不要」

 

 

 

 

一夏が話していると思えない、機械的な言葉が発せられる

 

「資格が、あるかどうかはあなたが決めることではないわ!!」

 

ギギギと『イージェス』と『雪片壱型』が音を上げる。

白騎士は剣の出力を上げたのか盾越しでもSEがみるみる削られる。

 

「なんてパワー・・・抑えられない!!」

 

心月を足で蹴飛ばし、距離をおく白騎士

そしてそのままスピードを上げ、Vブロッサムのスラスターを斬りつける

 

「スラスターが!!」

 

カスタムスラスターが爆発しそのままバランスを崩してスタジアムに落下する。

 

 

 

「一夏、大丈夫か!?・・・」

 

箒が白騎士に接近をし、語りかける

 

「力の、資格が、ある者よ、私に、挑め!!」

 

しかし、その言葉は一夏本人には届かなかった。

白騎士は『雪片壱型』を箒に斬りつける。

 

「うわ!!?」

 

不意打ちを食らった箒はそのまま地面に落下する。

 

「ぐぅ・・・・一夏・・・何を・・・」

 

起き上がろうとすると、再び白騎士は接近をし、箒を脚部で蹴る。

 

「っが!?」

 

「・・・止めなさい!!相手はこの私よ!!」

 

心月が、『桜吹雪』を白騎士に撃つ、まるで箒をかばうように

 

「に・・・兄さん?」

 

白騎士は、戦闘対象を心月に変え、接近する。

箒は目の前の猛攻戦をただただ見守るしかなかった。

___________________________

 

 

同時刻、更衣室から逃げていたオータムは『更識楯無』を連れて逃走を図る。

 

「はぁはぁ・・・ここまでくれば・・・」

 

「そこを動くな!!」

 

「な!?体が・・・」

 

突如ラウラのAICによって動きが止められる。

 

「生徒会長を離して投降して」

 

IS部隊が撤退を確認し、IS学園に戻ってきたシャルロットとラウラに行く手を阻まれる。

オータムはシャルロットの指示に従いその場に楯無をおく。

 

「っく・・・」

 

 

 

「っは!!」

 

 

 

 

しかしオータムの絶体絶命も鈴とセシリアを撒いたマドカによって終わりを告げる。

空中からのレーザー攻撃にシャルロットは防御態勢に入る。

 

爆炎の中『サイレント・ゼフィルス』のナイフによってAICを切り裂きオータムを解放する。

 

「っく!!」

 

「オータム、離脱するぞ」

 

「命令するな!!」

 

『M、緊急事態・・・白式がぁ!!』

 

マドカのプライベートチャンネルに心月が通信が入る

声からにして緊急事態のようだった。

 

「ムーンどうした!?」

 

『今すぐ来て!!』

 

「了解、スコール、お前は先に逃げていろ」

 

マドカは再びレーザー攻撃をし二人がオータムに近寄れなくする。

 

 

「っち、だーかーらー 命令するなって!!」

 

オータムがコアを抜き出しそのまま『アラクネ』本体はラウラ、シャルロットに自動で接近をする。

 

ピ・ピ・ピ・ピ・ピと高い音がなる

 

「自爆装置か!?」

 

「は!!」

 

二人は楯無を連れ、早急にその場を離脱する。

 

___________________________________

 

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

 

 

(SEが無いのに・・・まずい!!)

 

心月は危機的状況に陥っていた。SEはほぼゼロ

白騎士の攻撃をイージェスを受けるが、エネルギーが無い今

雪片壱型の高出力エネルギーを受け止めきれなかった。

 

(のままだと確実にやられる・・・悔しいけど・・・撤退しないと・・・)

 

「悔しいけど・・・撤退を・・・」

 

 

心月はその場を離脱しようとするが、白騎士のスピードですぐに距離を詰められる。

 

イージェスを構えるが白騎士に払いのけられ、盾が心月の元を離れる。

そしてそのまま武器を持たない心月の右腕の『絶対防御』を切り裂く。

 

 

 

 

 

 

 

そして、そのまま・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

右腕を斬り落とした。

 

 

 

 

「あぁああああああああああああああああ!!!!!!!」

 

 

 

心月の右腕は、肘を境に 白騎士によって切り落とされる。

 

ブシュゥゥゥと血の雨を降らせるが、心月はとっさに右腕だけ『ファイティング・デビル』を展開させ

止血する。

 

 

「腕が・・・・腕がぁあああぁあああああ!!!!」

 

 

ドガァァァァアアアアン

 

激痛を逃がすように不規則に滑空する心月。

そしてそのまま、勢い良く地面に墜落してしまう。

 

「ムーン!?」

 

通信を聞いたマドカが心月の元へ駆け寄る。

 

 

「がはぁ・・・・・はぁはぁ」

 

「撤退するぞ・・・早く怪我の治療を・・・」

 

「はぁ・・はぁ・・・まてM タダでは帰らない・・!!イージェスにエネルギーを送れ!!」

 

心月の激痛が怒りへ変わる。

 

「!!わかった」

 

スターブレイカーの最大出力をスタジアムに落ちているイージェスに撃つ。

 

 

「Vクレッセント(勝利の三日月)!!!!」

 

スターブレイカーのエネルギーを全て吸収しエネルギーに転換されたイージェスはそのまま

白騎士の元へ吹き飛ぶ。

 

それはまるで、福音戦の時の 捨て身の作戦のように・・・

 

 

「・・・・・・・・!!」

 

 

 

ドガァァァァアアアァァァアアアアアアン!!!

 

スタジアム全体が閃光と爆発に襲われる。

巨大な黒煙がアリーナを包む、その黒煙の大きさがその爆発の威力を物語っていた。

 

 

「はぁ・・・はぁ・・・」

 

煙が晴れるとスタジアムの真ん中にISを強制解除された一夏が倒れていた。

白式の待機状態をいただこうと、マドカと心月は一夏のそばで着陸をする。

 

「ムーン・・・さっきのは」

 

「白騎士だ・・・」

 

「なんだと!?」

 

「・・・白式には、よく分からない機能が多い・・・さてと、これで任務は・・・」

心月が白式の待機状態に手を伸ばす・・・・。

 

 

「うごくな!!」

 

二人の周りにセシリア、鈴、シャルロット、ラウラが現れ、武器を向ける

 

「うごくな、篠ノ之心月・・・」

 

「心月・・・どうして・・・」

 

「裏切り者!!」

 

「心月さん・・・なぜですの?どうして私たちを裏切りましたの!?」

 

専用機持ちの間から、意識が戻った更識楯無が現れる。

 

「おとなしく、投降しなさい篠ノ之心月・・・いえ、ファントムタスクのムーン・・・あなたの負けよ」

 

 

「どうする・・・ムーン」

 

いわば絶体絶命、しかし、心月は焦らなかった、なぜならこの時のために『用意』をしていた。

 

「ふふ・・・ははははっはっあ!!いいのかしら? 私たちに触れればあの子がどうなるのかしら?」

 

心月は、専用機持ち全員にオープンチャンネルで映像を流す。

そこには縄で縛られている、日本代表候補生『更識簪』の姿があった。

 

 

「これは・・・!?」

 

「四組の専用機持ち!?」

 

「簪ちゃん!?」

 

 

「近づいたら、あの子を殺すわ!!」

 

専用機持ち達は、武器を下ろす。

 

 

「っく・・・卑怯者!!」

 

楯無が心月を睨みつける。

 

 

「ふふ・・・いい子ね」

 

 

 

「聞け・・・聞こえているのだろ?織斑千冬・・・、この子を返して欲しければ・・・白式と交換だ!!

私達は京都にいる・・・覚悟ができたら・・・いつでも来い!!」

 

心月は失った右腕を『ファイティング・デビル』の右腕を上げる

 

「来なさい!!ファイティング・デビル!!」

 

Vブロッサムを解除しそのまま部分展開していたファイティングデビルを完全展開する

心月はマドカとともにIS学園を離脱した。

 

こうして、『白式奪回任務』は延長という形で幕を一旦おろした。

 

 

______________________________

 

 

 

「ふふ・・・無様だな・・・右腕をなくすとはな」

 

京都の高級ホテル。ここではファントムタスクの隠れ家として利用していた。

部屋には、オータム、心月、M、の三人がいた。

 

失った右腕は治療を終え包帯が巻かれていた。

心月は椅子にまるで抜け殻のように座って考え事をしていた。

 

「・・・・・・・」

 

「まぁ・・・お前もその程度のにんげ・・・」

 

突如オータムの首を左腕で持ち上げる。

 

「!!」

 

「がぁ!!」

 

 

「それ以上言ってみろ・・・その首・・・ぶった切るぞ」

 

いつものオネエ口調が無く、その声はまさに、鬼そのものだった。

マドカは心月のあまりの豹変っぷりに驚きを隠せなかった。

 

「ぐぁ・・・・が・・・」

 

「やめなさいムーン」

 

突然女性の声が聞こえる。スコールだ。

心月は指示に従い、手を離す。

 

「がぁ・・・げほげほ」

 

「スコール・・・」

 

「作戦は失敗だったようね?」

 

「言い訳させてもらうと予想外のことが起きました・・・まさか白式にあんな機能があるなんて・・・」

 

「私も映像を見たわ・・・あれはまさしく白騎士ね・・・」

 

「白騎士・・・全てを変えた・・IS」

 

マドカがそっと呟く

 

 

「まぁどっちにしろ・・・人質はとりました・・・いずれ白式は我々の手に・・・」

 

「そう・・・それならいいわ・・・それと」

 

スコールはISの腕部を人間サイズに縮めたような義手を心月に渡す。

 

「これは・・・」

 

「あなたの専用機ラファール・ユルティムの義手型の待機状態よ・・・」

 

「ラファール・ユルティム(究極の疾風)・・・」

 

IS部隊が使っていたデュノア社の新型IS

 

「あなたの『Vブロッサム』はかなりのダメージを受けて修理は不可能よ。でもファイティングデビルのパーツと技術そしてあなたが以前回収した第四世代の技術を用いて、いま新規にISを製造しているわ・・・その間、それを専用機として使いなさい・・・」

 

「わかった」

 

心月は包帯越しに、義手をつける。

義手の機動性を確かめるようにギシギシと手を開いたり閉じたりする

 

「そういえば・・・人質は?」

 

「いま、部屋で眠らせているわ・・・」

 

スコールが部屋のスクリーンを映す。

そこには、ベットにぐっすりと寝ている簪の姿があった。

 

「それと、ボスからあなたに伝言よ」

 

「?」

 

「次の、ミッションよ」

 

「人遣いが荒いわね・・・」

 

「いつものことよ・・・」

 

______________________________

 

「心月・・・ここにいたのか」

 

ホテルのベランダ、そこで心月は椅子に腰をかけ月を見ていた。

 

「・・・・マドカちゃん」

 

 

「・・・・・・暗い顔しているな お前らしくない」

 

マドカは、心月の隣に座る。

 

「当然よ、ついに妹を裏切ったもの 暗くならないはずがないわ」

 

「・・・・・私にはその気持ちはわからないな」

 

マドカには姉、兄と呼んでいいかわからないが肉親はいるが、むしろ彼女は二人を殺そうとしていた。

 

「まぁ、あなたは兄と姉を殺そうとしているものね」

 

「あぁ・・・・私が私であるために・・・・っておい!な・・・何を」

 

心月は突然マドカに抱きつく、それはまるでいつも妹の箒にしていたように・・・

 

「マドカちゃん エネルギーチャージ〜〜」

 

「なんだそれは!?」

 

「いつも箒ちゃんでやってたけどね〜 まぁあなたで我慢するわ」

 

「わけがわからないぞ!!」

 

「はいはい」

 

心月はそっと、マドカの頭を撫でる。

しかし、心月の表情はどこかと寂しい表情をしていた。

 

 

「・・・・・・・・」

 

 

「・・・・・くぅ」

 

頭を撫でられて気持ちがいいのか抵抗をしないマドカ

 

「さっきは助けてくれてありがとう・・・あなたがいなければ私は危なかったわ」

 

「・・・・礼にはおよばない・・・」

 

「いえ・・・お礼させて・・・」

 

心月は優しく、マドカを抱きしめる。

 

 

「・・・・・・・・・はぁう」

 

突如、マドカから、聞いたこともない声が漏れる

 

 

「ん? いま可愛い声が」

 

「だ・・・黙れ!!」

 

心月に、アイアンクローが噛ませられる。

 

「がはぁ!?マドカちゃんひどーい!!」

 

「っふん、私は部屋に戻る。」

 

マドカは怒ったように、ベランダを後にした。

 

心月は、再び月を見る。その日の月は半月だった。

 

____________________________

次章予告

 

『やぁ、久しぶりだな・・・大統領』

 

 

 

 

 

『お前さんの新型専用機じゃ!しかも第四世代じゃぞ〜〜〜〜』

 

 

 

 

『レイン・・・あなたに命令よ・・・』

 

 

 

 

『・・いい匂いがするサ』

 

 

 

 

 

『心月・・・俺はあんたをゆるさねぇ!!』

 

 

 

 

 

『兄さん・・・もうやめろ!!』

 

 

 

 

 

『しんちゃん・・・私は好きだよ?』

 

 

 

 

 

『ここが・・・・宇宙か』

 

 

 

 

____________________________

おまけ、作者が思う心月のビジュアル

 

目:黒 

髪色:紫(束と同じ)

 

身長177cm 細マッチョ

 

全体的;束似

 

 

CV:オネエ口調の宮野

 




第2章終了です。
次章もがんばるぞぉ〜〜
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