Eyes of Heaven 艦娘達と透提督 作:東方 上助
透「うぅ……ここは…?」
薄暗く周りには何もない所で、透は目が覚めた
ここはどこだろう? なんかデジャヴだな…… 前にも合ったような気が……
透は動こうとしたが、首に首輪を付けられて動けなかった。
透「首輪!? まじかよクソ!」
透は首輪をとろうとしたが両腕も手錠を掛けられている
ガチャ
透「!! 誰だ?」
長門「提督……起きたのか?」
透「長門!」
長門「起きたのか。よかった」
透「ここはどこだ? 長門」
長門「ここ? ここは他の女から提督を守る為の場所だ。横須賀から離れている」
透「え?」
長門「フフ……大丈夫だ。提督の面倒は一生私が見るからな……」目ハイラトオフ
透「え? え? ちょっと待ってくれ。何を言ってるんだ長門。冗談が過ぎるぞ」
長門「ほら……提督ご飯だ。私の手料理だ。ちゃんと提督が食べれるように料理の勉強したから安心してくれ」
そう言って長門は、手料理を提督の目の前に置く
透「……」
長門「食べないのか? 見た目が悪いか? 見た目が悪くても味は大丈夫だから安心してくれ」
透「いや、両腕が後ろで手錠を掛けられているから、食べたくても食べれないんだ」
長門「あっ……」
透「だからさ、手錠……外してくれないか?」
長門「すまないな。ウッカリしてたよ」
透「ああ。いいよ。気にするな。だから外して…」
長門「はい口を開けてくれ」
透「え?」
長門は食べ物を箸で掴んで、透に食べさせようとしている。
長門「私が食べさせて上げるからさ、口を開けてくれ」
透「えっ? いや、自分で食いたいのだが……」
長門「……嫌か?」
透「いや! そういう訳じゃ……あっ」
透はあることに気づいた。長門の手である。料理を勉強したと言っていたが、それで怪我したのか、傷だらけだった。カットバンも貼ってあった。
透「……分かったよ。食べさてくれ」
長門「……!! 分かった!」
長門が作った料理は美味かった。一度、長門の料理は食った事がある。その時は、比叡程ではないが正直に言うとまずかった。
でもその時は、「おいしいよ」と言ったが、長門には気づかれていたかもしれない。
透「ものすごく美味しいよ長門」
長門「ホントに!? ホントか!?」
透「ああ。マジだ」
長門「……!! よかった……よかった……!」
透「そんなに嬉しいのか?」
長門「当たり前だ! もしマズいと言われて、嫌われたら……私……私……!」
透「嫌いにはならない。お前たちは家族と同じくらい大切なんだから」
長門「家族……か。……提督は私の事を性的な感情で見た事があるか?」
透「え? なんだよ突然」
長門「答えてくれ。頼む」
透「……ない」
長門「……!!」
透「……と言ったら嘘になるな」
長門「あるのか?」
透「ああ。俺も男だからな。あるよ。だからと言って手を出そうとはしないから安心してくれ」
長門「それは……私に好意があって見てたのか?」
透「え?」
長門「好意があったのかと聞いている」
透「それは……その……」
長門「……やっぱり……アイツがいいのか?」
透「アイツ?」
長門「とぼけるな!」
透「ワッ! なんだよビックリした!」
長門「覚えていないのか? 昨日言ったハズだ」
透「昨日?」
長門「強く殴り過ぎたか?」
透「なんの事だ?」
長門「また言うのか……。提督は深海棲艦の港湾棲姫と夜を共にしていたのを私は見ていたんだぞ」
透「!!」
そうか……思い出して来た。昨日の夜、長門は執務室に入ってきて話があると言ってきたんだ。
そして……長門はさっき言った話をしてきたんだ
★☆★☆☆★
~昨日の夜~
透「なんの……事かな…」
長門「とぼけても無駄だぞ。写真だってある」パラ
透「……」
長門「提督……。提督がつき合ってる相手は何者かは知ってるハズだよな? 相手は……」
透提督「分かってる! 分かってるさ……相手は深海棲艦というのは……」
長門「だったら何故あんな奴と!」
透提督「愛してるからだ。他に理由があるか?」
長門「……!!」ギリ
透提督「それで? その話を持ち込んでどうするつもりだ? 大本営に報告するのか?」
長門「……もしそれをしたらどうする?」
透提督「全力で港湾を守る」
長門「提督自身はどうするつもりだ? 軍の者が深海棲艦と恋人関係なんて前代未聞だぞ。そうなると、消される可能性だってあるんだぞ? 牢獄行きは免れない」
透提督「構わない。港湾が無事ならば」
長門「……どうして」
透提督「ん?」
長門「どうしてそこまで、港湾棲姫を庇う!? 相手は化け物なんだぞ!」
透提督「!! おい! 今なんて言った!?」
長門「え?」
透は長門の腕を掴む。
透提督「今……港湾の事をなんて言ったと聞いているんだ!!」
長門「なんで……そんなムキに…い、痛い……腕を離してくれ……!」
透提督「いいか! 港湾の事を化け物なんて言葉は使うな……分かったか!」
透は長門の腕を乱暴に離す
長門「……て、提督」
透提督「ハアッ。ハアッ」
長門「その……す、すまない。悪く言うつもりはなかったんだ」
透提督「そうかよ」
透は長門を見ようとせず、背を向ける
長門「あっ……その……あ、安心してくれ。この事は報告するつもりはない」
透提督「あっそう。じゃあ、最初から俺を脅すつもりで来たのか?」
長門「ギク! ち、ちが!」
透は長門の方に振り向く
透提督「じゃあ、何故これを話に来た? 別れさせるつもりだったのか? なら無理だ。別れるつもりはない」
長門「……どうしてそこまで彼女を…」
透提督「港湾は……初恋の人に……似てるんだ」
長門「え?」
透提督「途中で気づいたんだがな。昔死んでしまった初恋の人に似ていてね。それでいつの間にか好きになってしまった。それが理由だ」
長門「……私だって」
透提督「え?」
長門「私だって! アナタの事をずっと…あの時から……!」
長門「私はアナタを好きだった!」
透提督「……え?」
長門「あの時から……私を救ってくれた時から……ずっと提督の事を……ずっとずっと……」
透提督「……」
長門「だけど私は提督の部下。恋愛は許されない。そう私は教えられた。だけど……だけど……! いつかこの想いが提督に気づいてくれると思って、ずっと我慢してたんだぞ?」
長門「なのに……なのに……あんな奴に……! あんな奴に……!」ギリギリ
透提督「長門……」
長門「提督……最後に聞きたい事がある」
透提督「なんだ?」
長門「一度でも……一瞬でもいいから、私の事を好きだと思った事はあるか?」
透提督「……」
長門「お願い。答えて」
透提督「性的な目で見る事はあっても、好意を持って見た事や思った事は…ない……すまない」
長門「……!!」
長門は涙がこぼれる
透提督「すまない。お前の気持ち……気づく事が出来なかったし、受け止める事が出来ない。俺は港湾を愛してるから……本当にすまない」ペコリ
長門「……」ポロポロ
透提督「……」
長門「(結果は分かってた事じゃないか……こうなる事は……。でも、でも……何? この感情? なに? ナニ?)」
透提督「……」
透はまだ頭を下げていた
長門「(……そうか……そうだよ……。あぁ……榛名達の気持ちが分かったような気がする)」目ハイラトオフ
長門「提督……もう頭上げてくれ」
透提督「……許してくれるのか?」
長門「ああ」
透提督「……ありがっ」
ゴッ!
透提督「」ドサッ
長門「フフ……フフフフ……アハハ……アハハハ……アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!」目ハイラトオフ
☆☆☆☆★☆
~現在~
透提督「そうだ思い出した」
長門「そうか」
透提督「それで……俺をどうしたい?」
長門「どうしたい? 一生私と暮らすだけだぞ?」
透提督「なに?」
長門「大丈夫だ。提督は出張という事にしておくから安心してくれ」
透提督「お、おい?」
長門「それじゃ私は食器を洗うけど……ちょっと提督我慢してくれ」
透提督「え? なにを……おわ!」
長門は透の足を掴む。手には包丁を持っている
透提督「!! おい……なにをするつもりだ」ビクビク
長門「提督……痛いのは少しだけだから……我慢してくれ」
長門はそう言うと透の足のアキレス腱を包丁で、突き刺してそこから横に切る。
透提督「うあああっ!! なにをする……グアアアアッ!!」
長門「今度は右足のアキレス腱……いくぞ」
ザクッ! ミチミチ……ブチブチン!
透提督「ああああっ!!」
透の両足のアキレス腱はバックリと切られてしまった。
透提督「なんで……こんな事を……グッ!」
長門「提督……痛かっだろう。すまない……ゴメンナサイ」
長門「ゴメンサイ。ゴメンサイ。ゴメンサイ。ゴメンサイ。ゴメンサイ。ゴメンサイ。ゴメンサイ。ゴメンサイ。ゴメンサイ。ゴメンサイ。ゴメンサイ」ブツブツ
透提督「……!」ゾク
長門「ゴメンナサイ」
透提督「わかった。わかったから」
長門「本当!?」
透提督「ああ」
長門「そうか。それじゃ、食器を洗ったら一緒にお昼寝でもしよう提督……いや……だ、だ、だん………うぅ~……旦那様!」///
透提督「……どうしてしまったんだ?」ボソ
長門「言ってしまった……うぅ~。でも、悪くないかもしれないな……フフ」
長門は食器を持ち、部屋から出ようとする
透提督「お、おい! 待て!」
長門「大丈夫。すぐに戻ってくるから……少し薄暗いけど我慢してくれ。旦那様♡」
透提督「おい!」
ガチャ キイィ バタン
とうとう長門さんもヤンデレ化しました。
どうやって提督を助けようかね……