Eyes of Heaven 艦娘達と透提督   作:東方 上助

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 毎回いつも小説を書く時悩む事がある。
 それは、サブタイトルは何にしようかなと、いつも悩む事


第21話 アイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアアイシテルアイシテルアイシテル....

 二月八日 月曜日 (晴れ)

 

 今日はいい天気だが寝不足で頭が少し痛い。私が目を覚ました時は、提督はまだ地下で寝ている。

 提督は夜中の二時位にやっと眠りについた。私が一緒に寝ていたから分かるし、提督が眠った後に私は寝ていた。

 まあ提督が寝つけないのは私が提督のアキレス腱を切ったから、その痛みで眠れなかったんだろう。

 私のせいで……すまない。でも、もし逃げる可能性があると思ったら……とは言え、私のせいで眠れなかったんだ。提督が目を覚ましたら、美味しい料理を振る舞うつもりだ。

 

 

 二月九日 火曜日 (晴れ)

 

 まったく……昨日の提督は、一日中寝るとはな。起きたと思えば、ガッカリとした顔をして二度寝してしまった。何故そんな顔をしたのだろうか?

 でも今日は起こして一緒に朝飯を食べた。

 できれば、地下室じゃなくて普通の部屋で食べたいのだが、提督は元少年兵。木材とかで出来ている部屋で鎖が着いている首輪をつけても木材ごど引っ張って逃げるかもしれない。

 だからコンクリートで出来た地下室に提督を住ませている。でもいつか、地下室じゃなくて普通の部屋で食べたいな。

 

 

 二月十日 水曜日 (曇り)

 

 提督の治癒力は驚いた。一昨日まではバックリと開いていたアキレス腱が治りかけている。

 噂では提督に流れている血はただの血ではないという。ある血液が流れているらしい。何だろう?

 どうしようか……またアキレス腱を切るか……それとも椅子に縛っておくか……

 

 

 二月十一日 木曜日 (晴れ)

 

 今日は提督が散歩がしたいと言って来た。逃げる可能性があったので拒否したが、「外の空気を吸いたい」「絶対に逃げないから」と言ってきたので確かにずっと家の中に居るのは体に良くない。

 提督を車椅子に座らせて手足を縛って、私と一緒に散歩する事にした。

 提督はワクワクしてるのか緊張しているのか、顔が強張ってた。外に出たら、提督は少し驚いていた。

 

 私と提督がいる島は孤島で、玄関を開けたらすぐそこには砂浜で海である。夏には水着を持ってきて遊べるかもしれない。

 家の後ろ側は森。奥には山の壁がある。登れることはできない。急斜面になっているから。例え登ってもその先は海である。孤島の範囲は少し狭い。

 

 提督と森を散歩した。提督は興味津々なのか、周りを強く見ていた。なんでそんなに周りを見ているのだろうか? この島はウサギとか鳥程度の動物はいるけど。他に人はいないはず。

 でも万が一の為に今から色んな罠を仕掛けておいた方がいいかもしれない。

 

 

 二月十二日 金曜日 (雨) 

 

 提督を椅子に縛り付けながら一瞬に小説を読んでるいたら、「普通の部屋でベッドで寝たい」と言ってきた。確かに地下室は少し寒いし寝心地は悪い。

 提督が逃げる事はしないと思うが、一応手錠と首輪は付けておく。手錠は私の腕にも付ければ、提督が動けばすぐに分かる。

 今この日記を書いてる時間帯は夜でベッドで書いてる。提督は私の横でもう寝ている。

 寝ている顔は可愛かった。寒い筈なのに提督と一緒に寝れると思うと体が暖かい。

 いつか私も……夜の営みをする日が来るかもしれない

 

 

 二月十三日 土曜日 (曇り)

 

 朝起きたら提督はいないのではと思っていたが、それは考え過ぎてたみたいだ。提督は普通にいて寝ていた。

 朝ご飯を食べているとき、「今日雨降る?」と聞いてきた。天気予報では雨が降るとは言っていなかった。降らないと私は答えたら、「そうか」と答えてそのまま料理を食べた。

 散歩がしたいのかな? だったら今から行こう

 

 二月十四日 日曜日 (曇り)

 

 ああ……なんで……どうして……提督……

 

 朝起きたら提督はいなかった。首輪と手錠が外してあった。一体どうやって…… 

 提督は多分森の方へと逃げて行ったと思う。砂浜の方は足跡がなかったからだ。だったら急ぐ必要はない。何故なら罠が沢山設置してあるからだ。

 

 案の定、幾つかの罠に提督はかかっていた。トラバサミ、弓矢、足に引っ掛ける紐の罠、網、などの罠に提督はかかっていたが、どれも突破していた。

 だが森の奥は山の壁。提督は満身創痍。登れる訳がなく、提督は壁に拳を叩きつけていた。壁に向かって怒りの声を出していた。

 

 そこに私はスタンガンで気絶させた。アキレス腱は切っただけじゃ提督の治癒力で治ってしまうのでアキレス腱にボルトを打ち込む事にした。今気絶しているから大丈夫だろう。

 また地下室に連れて行かないといけない。

 

 二月十五日 月曜日 (雨)

 

 私は……あぁ……私は……なんという事を……してしまったんだ………

 私は提督に……暴力を振るってしまった。何度も……何度も……何度も何度も……

 提督は今気絶している。義眼の左眼は殴ってる時に左眼に当たって壊れてしまったようだ。

 

 提督は寝言であの女……港湾棲姫の名を出した。

 それを聞いた私は……あのドス黒い感情が湧いて……気づいたら提督に暴力を振るっていた。

 あぁ……私は……私は…… 

 

 二月十六日 火曜日 (曇り)

 

 どうしよう……朝から提督は食事を食べようとしない。それどころか私を見ようとしない。

 

 提督……私を見てくれ……一瞬でもいいから……

 私は提督を愛してる。それだけは分かってくれているはずなのに……

 

 二月十七日 水曜日 (雨)

 

 いつまでたっても食べようとしないので、無理やり食べさせる事にした。少しやつれた様に見える

 今日は一緒に散歩しようと思ったのだが、雨なのが残念だった。

 

 因みに横須賀鎮守府の艦娘達は必死になって提督を探しているみたいだ。出張先に連絡とって提督がいない事を金剛が知り、艦娘達は不眠不休で探しているみたいだ。盗聴器で聴いたから状況が大体分かる。

 ま、どうでもよいが。

 

 二月十八日 木曜日 (晴れ)

 

 今日はいい天気だった。散歩もできた。

 提督は少し元気になったのか、「そこの小さな丸太の木を拾ってくれないか?」と頼んで来た。

 私はすぐに拾った。何に使うか気になるが、そんなのはどうでもよい。提督が話し掛けてくれたのが嬉しかった。

 私がした事を許してくれたのだろうか? 

 

 久振りに聞く提督の声……あぁ……いい

 

 二月十九日 金曜日 (晴れ)

 

 提督は自分から食べるようになった。よかったぁ……元気になってくれて。

 ただ少し気になる事がある。

 隠れて地下室にいる提督を見ていたら、ポケットからハンカチを取り出しては匂いを嗅いでいるのかハンカチを顔に当てている所を何度か見ている。

 私がワザと音をならすとすぐにハンカチをポケットに戻す。

 何か怪しい。明日確認してみよう

 

 

 二月二十日 土曜日 (雨)

 

 あぁ……どうしてなのだ提督……私を愛してくれないのか? 

 あのハンカチは港湾棲姫と提督が一緒に作ったハンカチらしい……私はそれを破り捨てた。

 その瞬間、提督は目から涙を流し泣いていた。どうして泣くのだ? 私が寄ろうとすると提督は「来るな!」と怒鳴る。

 

 どうして? どうして? どうして?

 

 二月二十一日 日曜日 (曇り)

 

 今日……提督はまた逃げた。どうやら手錠と首輪は隙を見て安全ピンで外したみたいだ。床に落ちていた。

 

 その時私は提督の服をアイロンで掛けていたら、突然、後頭部を皿で殴られ一瞬だけだが気絶した。もちろん提督がやった。信じたくなかったが………

 

 提督は這いずりながら、この前拾った丸太を抱えて海の方へと手で泳いで行った。

 あの時拾わせた理由は、丸太で自分を浮かばせて手で泳ぐ為だったのか……

 

 私がそんなに嫌なのか? 

 ずっと私から逃げる事しか考えていないのか? 

 じゃあ今までの生活はなんだったのだ? 

 

 その後、提督は漁船に拾われてしまったので、すぐに追いかけて漁船の人達には悪いが始末させてもらった。 

 

 提督……アナタは私の事を愛していないのか? 

 

 二月二十二日 月曜日 (雷雨)

 

 一体どこで間違えた? 一体どこで提督に嫌われる事をした? どこで……どこで……

 

 提督は食事を食べてくれない。私が無理矢理食べさせても、吐き出していまう。

 

 そして提督は……私に……「俺はお前の事が嫌いなんだよ! だから帰してくれ!」と言ってきた。 

 

 嫌い………嫌い………提督は私を愛していない…

 そんな………そんな……………

 

 いや違う。提督はそんな事言わない。言わないよ

 言う訳ないんだ。昨日だって、皿を後頭部にぶつけたりしないし、私を睨んだりしない。

 ………そうだよ……提督が逃げる理由はきっと自分が着任している横須賀が心配だったからだ。

 

 そうか……そうだった。提督は男だからな。性欲が溜まってイライラしているだな。すっかり忘れていた。私は初めてだから怖いけど、提督の為なら我慢できる。

 避妊具は一応ある。まだ二人っきりがいい。でも、いつか……赤ちゃん……作ろう……提督……

 

 

 二月二十三日 火曜日 (晴れ)

 

 腰が痛い。昨日の夜の営みは私が一生懸命に動いた。最初提督は遠慮してか凄く拒否していた。

 

 やっぱり痛かった。でも私の初めてを提督に捧げる事が出来てよかった。

 

 あっ、そう言えば昨日私にお守りができた。

 首飾りだ。あとコレクションも手には入った。

 

 でも他のはどうしよう。どう処分しよう

 

 二月二十四日 水曜日 (晴れ)

 

 何という事だ。大和と武蔵と陸奥に見つかってしまった。

 大きなゴミ袋と買い物袋を持って街の方へ行っていた。その途中で見つかった。

 大きなゴミ袋と買い物袋を投げつけて、全力で撒いた。

 が、私達がいる孤島の少し遠くの方で、大和達は私を探している。三人だけみたいだ。私が全力で逃げて見失う所だったから、応援が呼べなかったんだろう。

 

 今ここら辺で無線使っても、妨害電波を出しているから無効だ。

 

 どうするか? ここが見つかるのも時間の問題だ。

 相手は三人………大和型と妹の陸奥……勝てる予感がしない。だが……やるしかない。

 

 この日記を書くのは今日で最後かもしれない。

 最後にこれだけ書いておく。

 

 提督……愛してる。愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる

 

 提督……狂う程アナタを愛してる

 

★★★★★☆

 

 カリカリ パタン

 

長門「ふう~。今日の日記は夕方に書いてしまったな」

 

 長門は席を立ち艤装する。

 そして長門は地下室に行き、扉を開けて横たわっている提督に膝枕をして頭を撫でる

 

長門「提督……私はこれから出撃する。もし生き残って帰って来たら……これから旦那様と呼んでいいか?」

 

透提督「……」

 

 カチ

 

『ああ。いいぞ』

 

長門「本当か? よかったぁ……必ず生きて帰る。それまで待っててくれ」

 

 カチ

 

『気をつけて。生きて帰るんだぞ』

 

長門「ああ。分かっている」ギュ

 

透提督「……」

 

長門「じゃあそれじゃ。長門、出撃する!」

 

 長門は地下室から出て行った。

 

透提督「……」

 

透提督「……」

 

透提督「…アア…ウウ」 

 

透提督「……」 

 

★★★★★★★

 

長門「クソォ……」

 

 

 ザボーン!!

 

 

武蔵「ハアッ。ハアッ。ハアッ」

 

大和「だ、だい……じょうぶ?」

 

武蔵「あ、ああ。だ、だい……じょうぶだ」

 

陸奥「……」

 

武蔵「陸奥……気の毒だが、攻撃を仕掛けたのはあっちだ。私達も戦わなければ撃沈する所だったんだ。しょうがなかったんだ」

 

陸奥「分かってる……分かってるよ……。早く、提督を助けに行こう………」

 

大和「そうね……」

 

武蔵「ああ。長門はあっちから来てたな」

 

 

☆★☆★☆

 

大和「……あっ! 家がある!」

 

武蔵「孤島に家があるな。あそこに提督が監禁されているのか」

 

陸奥「……! ここら辺無線が使えない」

 

大和「え? ホントだ」

 

武蔵「応援呼ばなくても、長門は海へ撃沈したし、後は提督を助けるだけだ」

 

大和「それもそうね」  

 

陸奥「うん……」 

 

武蔵「後から長門も回収するから安心しろ。見つけられたらの話だがな」

 

陸奥「……」

 

 三人は孤島に辿り着き、家に入る

 

 

大和「提督ーー!」

 

武蔵「提督ーー! 助けに来た!」

 

陸奥「どこにいるんだろう?」

 

武蔵「手分けして探そう」

 

 大和は寝室やバスルームの方に行き、武蔵は地下室へ、陸奥はここの部屋を探す事にした

 

 

大和「バスルームはなし。寝室かな?」

 

 寝室に入る。大きなベットと机がある。あとは本棚がある。

 

大和「ベットには……なし。………ん? 」 

 

 大和は机にあったカプセルを見つける。

 水が入っていて何か浮かんでる。これは……

 

大和「…………!! これは!!」

 

 ドカッ!

 

大和「グッ!」ドサッ

 

大和「うぅ……だ、誰?」

 

陸奥「……」

 

大和「な、なんで……」

 

 ドカッ!

 

★★★★★★

 

 

武蔵「やっと扉か……」

 

 武蔵は扉を開ける。……暗いな。電気のスイッチはあるか? この暗さじゃ何も見えん

 

武蔵「あったあった。スイッチだ」

 

 カチリ

 

 地下室の部屋は明るくなる。武蔵は上を向いていたから眩しくて目を瞑る。

 

武蔵「まぶしっ!」

 

 武蔵は少しずつマブタを開ける。

 奥に誰かが横になってる。提督?

 

武蔵「助けに来たていと………え?」

 

 武蔵は体が固まる。同時に体が震える

 こ、これは……いったい何があったのだ?

 

武蔵「……て……て、提督……なのか?」

 

透提督「……」

 

武蔵「ていと」

 

  バチチチ!!

 

武蔵「!!」ビリビリビリビリ

 

 武蔵は倒れる。

 体が……! スタンガンでやられたか? まだ他に誰かが居たのか!?

 

長門「ハアッ。ハアッ。ハアッ。ハアッ」

 

武蔵「……なっ! ば、ばか……な」

 

 武蔵はそのまま気を失った

 

 

 ☆★★★☆

 

 

大和「ハッ! ……ここは?」

 

武蔵「地下室だ」

 

大和「武蔵! 何その首輪と手錠は!?」

 

武蔵「姉さんも着いているよ」

 

大和「え? 嘘!」

 

武蔵「クソ、私が甘かった! 海へ沈んだ長門をすぐに回収して拘束するべきだった!」

 

大和「え? 長門は撃沈したはずじゃあ…」

 

武蔵「ボロボロの姿だったがまだ生きてた。私は長門にスタンガンでやられた。姉さんも長門に?」

 

大和「いいえ……私は陸奥に気絶させられた」

 

武蔵「何!? どうして?」

 

大和「分からないわ。一体どうして……」

 

長門「陸奥は私に協力してくれるそうだ」

 

大和「!!」

 

武蔵「長門! 貴様!」

 

長門「じっとしていた方がいいと思うぞ。じゃないと動けなくさせるぞ」  

 

武蔵「……! チッ」

 

大和「陸奥が協力してるって、どうして!?」

 

長門「私が海へ沈んで数分間は気絶したが、死んではいなかった。フラフラの状態で孤島に帰り、家に帰ったら、陸奥がいたからな。説得して協力してくれる事になったのだ」

 

武蔵「なんだと……」

 

大和「……! ねえ」

 

長門「ん?」

 

大和「その首飾り……なに?」

 

長門「あぁ……これか? これは私のお守りだ」

 

武蔵「お守り? ………! それって!」

 

長門「なに驚いているんだ?」

 

大和「その首飾り……『舌』……だよね?」

 

長門「それが?」

 

武蔵「否定しないのかよ」

 

大和「誰の舌?」

 

武蔵「……まさか……」

 

長門「提督のだが?」

 

大和「……!!」

 

武蔵「嘘だろ……!?」

 

大和「それじゃあ、寝室にあったカプセルの中身に入ってる物って……提督の…」

 

長門「見たのか? 提督の右目だ。左目の義眼もくり抜いて捨てておいた。壊れているからな」

 

武蔵「嘘でしょ……」  

 

大和「イカれてる……イカれてる!」

 

長門「?? 何言ってるのだ? 私は正常だぞ。あっ……そろそろ提督のトイレの時間だ」 

 

武蔵「おい! 待て!」  

 

 ガチャリ バタン

 

 

★☆★★★★☆

 

 ………ん? あぁ。ソファーに横になって眠ってたみたいだ。

 

 ………あれから二週間はたったか? 一日が長く感じる。

 

 昨日、武蔵の声がしたような気がするがどうでもいいか。もう何もかもどうでもいい。

 

 逃げたくても、もう逃げれないし、逃げる気力が湧かない。

 目は抜き取られて、ずっと視界は真っ暗。当たり前か……

 舌も抜き取られ喋る事も出来ない。

 

 あぁ……港湾……元気にしてるかな。

 

 港湾の……姿は……どんなだっけ? 姿を思い浮かべても長門の姿になってしまう。

 そもそも、呼び名は港湾で合ってるのか? 港湾だっけ? 違う呼び名だったっけ?

 

 頭がボンヤリしてきた………。忘れたくないよ……会いたいよ………こ、こう……こうあう? いや違う……えっと……こう……わん?

 

 

長門「旦那様。テレビでも観るか?」

 

 長門? いつの間にいたんだ? 音が聞こえなかったが……。考え事してたから、聞こえなかっただけか……

 

長門「旦那様?」

 

 カチ

 

『ああ。見るよ』

 

長門「そうか。分かった」

 

 長門はテレビをつける

 

長門「それじゃあ、私は夕飯を作るから、何か用があったら陸奥に言ってくれ。少し提督を見ててくれ陸奥」

 

陸奥「……う、うん」

 

陸奥「(今の姉さんがカセットテープを再生しただけだよね? 提督喋っていないよね?)」

 

陸奥「……提督」

 

 陸奥? 誰だっけ?  

 

 まあいいや。もう……あれこれ考えるのは疲れた………なにも考えたくない……どうせ俺はもう逃げれない

 

『次のニュースです。ある住民が捨ててあった大きな袋を見つけ、開けた所その中身は、切断された両腕両足が入っているという事件が昨日の夜にありました。警察は切断された両腕両足の身元の確認を調べています』

 

 アナウンサーの声が耳に入る。ニュースか

 

『怖いですねぇ~。切断された被害者はまだ生きてる可能性はありますかね?』

 

 男性のアナウンサーの声だ。警察か犯罪専門の人に質問しているのか?

 

『残念ですが生存率は低いと思います。このようなケースは既にバラバラにされて別な場所に捨てられている可能性が高いです』

 

『そうですか……早く犯人が見つかる事を願います』

 

 いや……被害者はまだ死んでない。自信がある。

 

 え? 何故自信があるのかって? だってさ…

 

 

 

       

 

 

 

 

 

        俺が生きているから

 

 

 

 

 

 

 

 




 やべーな……どうやって助けよう……
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