Eyes of Heaven 艦娘達と透提督 作:東方 上助
そう言えば透が着任したばかりのお話を出しました。
『昨日、精神病院に入院している大本営憲兵司令部の司令官、桐悖正良(きりもとまさよし)さんの遺体が発見されました』
透提督「へぇ~怖いな」
透は指一本立て伏せをしながらニュースを観ていた。
昨日目覚めてから、艦娘達のお見舞いラッシュが続いた。
そのため行列が出来たため看護士に追い出されてしまった。
長門により誘拐された事はほぼ全員知っているみたいだった。
長門……早く長門の元へ行ってあげないと……
看護士「ちょっ! 何しているんですか!?」
透提督「ん? あぁ看護士さん。何ってリハビリですよ。リハビリ」
看護士「昨日、目覚めたばかりでしょう! リハビリはまだなのに昨日からバカみたいに腕や足を動かすんだから!!」
透提督「早く復帰しないといけないですから」
看護士「だからって、ここ四階から飛び降りたり、救急車を持ち上げたり……ホラ! 早くベッドに入って下さい!!」
透提督「はいはい…」
ガチャリ
雪風「しれぇ! おみまいに来ました!」
透提督「おっ雪風」
浜風「提督。元気にしてますか?」
透提督「浜風も」
看護士「ちょうどよかった。この人が動かないように見張ってくれない?」
浜風「えっ、あ、はい」
雪風「この雪風に任せて下さい!」ビシッ!
看護士「よろしくね」
看護士はため息をついて出て行った
浜風「何かしたんですか?」
透提督「さぁな。それより、そっちの方は大丈夫かい?」
浜風「はい大丈夫です。金剛さんが代理提督をしてくれました」
透提督「そうか」
雪風「しれぇは大丈夫なんですか?」
透提督「俺は大丈夫だ。明日中退院できるよ」
雪風「ほんとですか!?」
浜風「あまりにも早くないですか?」
透提督「大丈夫さ」
雪風「ねぇねぇしれぇ」
透提督「なんだい?」
雪風「長門さんは」
浜風「雪風!」
浜風は雪風の口を抑える
透提督「ん? 長門が…どうした?」
雪風「あっ、いえ、なんでもありません」
浜風「なんでもありませんから。雪風もう帰るよ」
雪風「えぇ~! もっとしれぇと話したい!」
浜風「ダメよ! 帰るよ!」
透提督「おい! 長門がどうしたんだ!」
浜風「すみません。帰ります。なんでもありませんから」
透提督「おい!」
雪風「しれぇ! 早く帰ってきてね!」
浜風は雪風を担いで逃げるように去っていった。
透提督「……長門」
長門に何かあったのか? いや……よくよく考えたら金剛に聞くのを忘れていたけど、長門が俺を誘拐した事を大本営に報告したかもしれない。
だとしたら……長門は……まさか……
透提督「……」
ここは確か………四階だっけ?
★★☆★☆☆
榛名「遺言はありますか?」
長門「……」
榛名「特に無いですか?」
ビスマルク「長門……いったいどうしたんだ……」
金剛「フン! 自業自得デース!」
陸奥「……姉さん」
大和「また……長門がいなくなるね」
武蔵「まあしょうがないさ。提督にあんな事をしたんだから」
長門「提督に……」
榛名「え?」
長門「提督に……ごめんなさいと伝えてくれ」
榛名「……はい。分かりました」
榛名はスイッチを押す
長門「……!」
榛名「動きましたね」
長門は吊し状態になっておりゆっくりと動き出した。
長門「(まったく……逃げないと言ってるのに……肩が外れそうだ)」
長門「(あの機械で私の存在事資材になるのか? まるでミンチマシーンだ)」
陸奥「私無理! 見れない!」
ビスマルク「お前は出て行った方がいいぞ」
陸奥は工廠から出て行った
長門「(ああ……もう一度艦娘として生まれ変われるかな……提督……)」
長門の位置は機械の入り口の真下に来て、そこで止まる
長門「(最後に……最後に……提督を見たかった……謝りたかった………提督……)」
榛名「では……さよならです」
榛名は吊す機械を外すボタンを押す。
吊されていた長門はそのまま機械の中へ落ちてゆく………と思われたが
ドスッ!
榛名「!?」
長門「うぐっ!」
突如、刀が機械の入り口に突き刺さり、入り口を塞いだため長門は腹から落ちる
ビスマルク「なんだアレは!」
金剛「サムライソード!?」
長門「(なんだ一体!? 刀のおかげで機械の中へ落ちるのは免れたが……この刀は……)」
「長門ぉぉ!!」
金剛「!! そのvoiceは!!」
長門「(まさか……!)」
工廠の扉がいつの間にか開いており、そこに軍服のボタンが開けっ放しの人物がいた。
榛名「て、提督!?」
透提督「はぁっ、はぁっ、はぁっ! 耳塞げよ!」
榛名「ちょっ!」
透は拳銃と散弾銃を取り出し、長門を資材にしようとしていた機械にめがけて発砲する
ビスマルク「うあっ!」
金剛「Noーー!!」
機械の近くにいた艦娘達は迅速に離れる
透は弾切れになるまで発砲した。
機械は煙を上げて動かなくなる
金剛「Hey!! 危ないデス!!」
透提督「すまないな。急いでいたもんでな」
榛名「て、提督……」
長門「(提督……どうして……)」
透は長門の所へ近づき、長門を担いで降ろし、刀を引っこ抜いた。
透提督「間に合って良かったぁ」
長門「提督……」
榛名「提督!」
透提督「なんだ?」
榛名「提督はまだ入院中ですよね!? なんでここにいるんですか!!」
透提督「怒鳴るなよ。簡単だよ。抜け出した」
榛名「はぁ!?」
~病院~
看護士「……」
看護士は透の部屋に来たのだが、窓が開いていて透はいなかったが、ベッドには置き紙があった
看護士「紙?」
看護士「何々、『今日で退院します。お世話になりました。あとアナタのパンティでお世話になりました。そこのゴミ箱にあります』………」
看護士は下着を確認してみる。無い……
看護士「何かスースーするなぁ、と思ったら!! いつの間にか抜き取った!? それよりも、先生!! せんせぇぇぇ!!」
★☆★☆★☆★
~食堂~
長門「……」
天龍「おい。長門の奴解体処分になるんじゃなかったのか?」
吹雪「それが取り消しになったそうです」
天龍「何で? アイツは提督を酷い目に合わせた奴だろ?」
赤城「提督自ら取り消しにしたそうよ」
天龍「へ? 提督が? 入院してるんじゃないのか?」
赤城「病院から抜け出したそうよ。それで長門さんが解体処分になりそうな所を止めたとか。ついでに機械も破壊したそうよ」
天龍「何で止めたんだ?」
赤城「さぁね。でも、提督と長門さんは五年間も一緒にいたそうよ」
吹雪「え!? 本当ですか?」
天龍「マジ?」
赤城「ええ。詳しい理由は分かんないけど、付き人として提督と一緒にいたそうよ」
吹雪「へぇ~」
天龍「……」
龍田「あっれ~~天龍ちゃん不機嫌~~」
天龍「うあっ! びっくりした!」
龍田「天龍ちゃん。さっき嫉妬してたでしょう?」
天龍「は、はぁ!?」
龍田「長門さんに嫉妬してたでしょう~~? 五年間も提督といたもんね。嫉妬しちゃうよねぇ~~」
天龍「ば、ばか言ってんじゃねぇよ! し、し、嫉妬するわけねぇだろ! て、て、提督の事なんかどうも思ってねぇーし!」///
龍田「図星ぃ~」
吹雪「あっ、提督が来ました」
天龍「マジで!?」
龍田「反応速~い」
赤城「でも本当に来た」
吹雪「あっ……」
赤城「どうしたの……あらぁ……気づいてない?」
吹雪「気づいてないですね」
吹雪「でも他の子達には気づかれていないですから、言わない方がいいかと思います」
赤城「そうね」
☆★☆★★★
透提督「長門はいるか?」
この発言により食堂が若干ざわめく。
雪風「しれぇ! 長門さんなら端っこにいます!」
雪風はそう言って、透の首もとに登り透は肩車をする。
雪風「しれぇはもう大丈夫なんですか?」
透提督「ああ。そうだよ。入院四日目で退院してやったよ」
金剛「Heyテートクゥ! 一緒に食べまショーウ!!」
透提督「すまないね。今から長門と執務室で話がしたいんだ」
透は雪風を金剛に渡す
金剛「テートク……危険ですよ」
透提督「大丈夫さ」
透は端っこで一人寂しく食事を食べている長門の所へ行く
透提督「何で返事しなかった?」
長門「……」
透提督「ふぅ。二人で話がしたい。執務室へ来てくれ。いいな?」
長門「……」
透提督「おい! 聞いてるか?」
長門「……」
透提督「はぁ~。ホラ! 来い!」グイ
長門「!」
透は長門の腕を掴んだ。長門は拒んだが、無理矢理連れて行く事にした
長門「離せ!」
透提督「るせぇ! いいから来い!」
吹雪「うあ~。まるで恋人同士みたい」
金剛「……」目ハイライトオフ バリン!
金剛は吹雪の頭で皿をわる
吹雪「痛い!? 何するんですか!」
金剛「ふざけた事を言うとフォークで舌を引っこ抜きますヨーー?」目ハイライトオフ
吹雪「私何か失礼な事言いましたか!?」
★☆★☆★☆
~執務室~
透提督「で、長門……」
長門「……」
長門は透の顔を見ようとしなかった
透提督「長門……すまなかったな」
長門「……え?」
透提督「お前の気持ちを気づいてやれなかった……五年間も一緒だったのにな」
長門「……」
透提督「お前とは……なんというか……姉みたいな……そんな感じに思っていたんだ」
長門「……提督」
透提督「確かに性的な目で見る事はあったさ。襲おうかと思った時もあったよ。てか正直に言うと、好意的な感情もあったよ。マジで」
長門「え?」
透提督「あの時、嫌いとか好意的な目では見ていなかったとか言ったけど、あれは港湾を守らなきゃと思っていてね、頭が混乱してた。あの言葉は嘘だと思ってくれ」
長門「……」
透提督「で、告ろうと思ったけどさ……」
透提督「……告ったりしたらさ……この関係が壊れるじゃないかと思ったてさ……」
長門「そんな事……ないのに……」
透提督「でもあの時の俺は、お前に迷惑かけっぱなしだったろ? 怒らせた事も何回もあったろ?」
透提督「俺、お前とはものすごく話せたんだよ。俺の友達以上に……兄弟以上に……お前とはさ。あと、こう……あ……いや、すまん」
長門「港湾棲姫だろ? 大丈夫だ。名前だしても」
透提督「そっか。それで悩んでる時に……港湾に好きって言われたんだ」
長門「……」
透提督「最初は迷ったさ。あの港湾棲姫だからな。でも……引き受けたよ」
透提督「港湾の事は最初は何となくだったけど…」
長門「今は?」
透提督「本気で愛している」
長門「……」
長門「私の事は今どう思っているのだ?」
透提督「お前の事は……」
長門「……」
透提督「えっと…その…」
長門「正直に言ってくれ。その時は私も提督の事……諦めるから……」
透提督「……分かった」
長門「……」
透提督「………」
長門「……」
透提督「好き……だ」
長門「………え?」
透提督「好きだよ」
長門「……」
透提督「港湾と付き合ってるくせに……と思ってるだろ? 俺はお前の好きな感情を消してきたんだよ。でも……いつだったか忘れたけど、俺の腕に抱きついた時があったろ?」
長門「……あ」 *第1話参照
透提督「それが原因でお前の好意的感情が出てきて、大変だった。それを港湾にぶつけたけど……」
長門「あの夜か……」
透提督「ああ。ま、そういうことだ。本当にすまなかった!」ペコリ
長門「……」
長門「ふっ…」
透提督「ん?」
長門「透は本当にバカだな」
透提督「なんでだよ?」
長門「お前は私に頭下げたらまた殴られるとか、思わなかったのか?」
透提督「あっ……」
長門「フフ…バカだなお前は」
透提督「やっと笑ってくれた」
長門「え?」
透提督「ほら…もう一回笑ってよ」
透は長門の所へ寄り、ほっぺをつまむ
長門「ちょっ! ひひゃい!(痛い!)」
透提督「アハハ! ほらほら!」
長門「痛たたた! この!」デコピン!
透提督「痛て!(>_<)」
長門「やっと離したな……お返しだ!」
透提督「痛てぇーー!! 耳ぃーー!?」
長門「下に引っ張ってやるぞ!」
透提督「ちょちょちょっ! ギブゥーー!」
長門「ホラ…ホラ…ホラァ!」グイグイ
透提督「マジギブ! っておわ!」
長門「きゃっ!」
透はバランスを崩し、長門を押し倒す形で倒れた
透提督「痛ってぇ…」
長門「あいたたた……」
透提督「大丈夫か?」
長門「うん。てか、顔近い!」
透提督「あっ、すまん」
透は立とうとはせずに席に寄りかかり座る。
透提督「ほら」スッ
長門「あっ……」
長門は透の腕を握る。透は自分の方に寄せる
長門「えっ? ちょっ!」
透提督「……」ギュッ
長門「あっ……」
透は長門を強く抱きしめる。
透提督「長門……」
長門「……耳真っ赤」
透提督「へ?」
長門「私がツマんだ所が真っ赤になってる。」
透提督「おまっ! 今いい所だったじゃん!」
長門「ハハッ! すまない! アッハハハ!」
透提督「そんなに耳が真っ赤なのが面白いか?」
長門「いや、アッハハハ! ち、違う! 今気がついたけど、ハハハハッ!」
長門は透の肩に頭を寄せて笑っていた
透提督「何だよ?」
長門「チャック」
透提督「え?」
長門「ズボンのチャック……開けっ放し! アッハハハハハッ!」ヾ(≧∇≦)
透提督「はぁ!?」
透は下を見る。……マジだぁ……まぁ急いでいたからなぁ……
透提督「まじかよぉ……ハハッ。アッハハハ」
長門「アッハハハハハッ」ヾ(≧∇≦)
透提督「俺このまんまで食堂に行っちゃたよぉ! アッハハハハハッ!」(≧▽≦)
長門「ホンット透はバカだな! アッハハハハハハハハハッ!」(≧▽≦)
透提督「アッハハハ……ハハ……ハァ」
長門「ハハハハ……ハハ……」
透提督「ふぅ……」
長門「……」
透提督「気分はどうだ?」
長門「元気になった」
透提督「そっか」
長門「ありがとう。それじゃ、私は…」
長門は立とうとしたが、また透に抱きつかれる
長門「……! 提督?」
透提督「……」
長門「提督?」
透提督「……」
透は長門の顔をじっと見つめる
長門「な、なに……」
透提督「目……そらさないで」
透は長門の髪を触る。
透提督「綺麗な髪だよな……お前ってさ」
長門「……提督」
透提督「名前で呼んでよ。昔みたいに」
長門「えっ……名前で?」
透提督「ああ」
透は顔を長門に寄せる。長門のおでこを透のおでこに当てる。長門のおでこは熱かった
長門「ちょ……近い……」
透提督「ほら……名前で呼んで?」
透はさらに近づける。キスしそうなぐらい
長門「あ……あ……」///
透提督「……」
長門「と、と、とお……ル」
透提督「何? 聞こえないよ」
透は右手を長門の後頭部にまわす。
左手は長門の背中にまわす
透提督「長門……」
長門「と、と、と……」
長門「とお……る」
チュ……
透と長門はキスをした。
長門「あっ……」
透提督「ん……」
長門「……」
透提督「……」
もう一度キスをする。
透提督「……んむ」
長門「んん!?」
透は舌を入れる。
長門「ンッ…ンハァ……チュ………チュ……ンンッ……チュパ……ハアッ…」
長門「プハァッ! ハアッ、ハアッ、ハアッ」
透提督「……ベッド」
長門「ハアッ、ハアッ、え?」
透提督「ベッドに……行こう」
透は長門を自室に連れて行き扉の鍵を閉めて、電気を消した……
どうしようかな次のお話は……事後にしようかな……