Eyes of Heaven 艦娘達と透提督   作:東方 上助

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 28話は一度削除しました。理由は、何か納得がいかない話になったからです。なので28話再投稿。


第28話 病む

 

 ~自室~

 

透提督「……」

 

ビスマルク「……」グッ

 

 俺は今、首を絞められてはいる。少し軽めに首を絞められている

 何故、絞められておるのかは分からない。寝ている時に、なんか苦しいから目を覚めたら首を絞められていたのだ。

 

透提督「……」

 

ビスマルク「声を出してもいいのよ?」グッグッ

 

透提督「……!」

 

 ビスマルクは首を絞めている両手に力を入れる

 

 透は声が漏れそうになったが、我慢した。

 声を出したら、もっと強くしそうだからだ

 

透提督「ビ、ビス……マルク」

 

ビスマルク「……何?」

 

透提督「悪ふざけは止めるんだ」

 

ビスマルク「悪ふざけ?」

 

透提督「ああ」

 

ビスマルク「悪ふざけじゃないわよ」

 

透提督「じゃあ、な、何故?」

 

 やばい……ちょっときつくなってきた

 

ビスマルク「何故?」

 

透提督「うん」

 

ビスマルク「……提督は私に庇ってくれない」

 

透提督「え?」

 

ビスマルク「私が魅力がないから?」  

 

透提督「今日も昨日もお前と話しただろう」

 

ビスマルク「でも他の娘の方が長かった」

 

透提督「そんな事はない。みんな平等さ」  

 

ビスマルク「それじゃあ、ダメ。提督は私だけを見てくれればいいの」

 

透提督「え……」

 

ビスマルク「私は……提督の事好きなのに……」

 

透提督「……へ?」

 

ビスマルク「好きなのに……誰よりも好きなのに……どうして?」ググッ!

 

透提督「好きなら……ぐっ、な、なんで、俺を殺そうとしているんだ?」

 

ビスマルク「……」

 

透提督「ビスマルク?」

 

ビスマルク「いっそ……殺して……しまえば、提督は私のものになるかな……っと思って」

 

透提督「な……」

 

ビスマルク「だから……」ググッ!

 

透提督「ぐっ!」

 

ビスマルク「大丈夫。私も、後を追うから」

 

透提督「(ヤバい!艦娘の力で締められたら……! お、折れる!)」

 

透提督「ビスマルク!首を締めるのをやめて、話を聞いてくれ!」

 

ビスマルク「……」グググッ!

 

透提督「……!!」

 

ビスマルク「……」スゥ

 

透提督「!」

 

ビスマルク「……なに?」

 

透提督「(ふぅ~流石に死ぬかと思った)」

 

ビスマルク「話って、なに?」

 

透提督「そう……お前の気持ち、気づいてくれなくてすまなかったな」

 

ビスマルク「……」

 

透提督「嬉しいよ。でも……俺には……」

 

ビスマルク「提督には……?」

 

透提督「……」

 

ビスマルク「……好きな人……いるの?」

 

透提督「……ああ」

 

ビスマルク「……そう」

 

透提督「だが、ここの艦娘達を嫌いってわけじゃないからな。全員、愛しているからな」

 

ビスマルク「……うん」

 

透提督「あと、お前が俺にした事は許してやるから、早く部屋に戻れ」

 

ビスマルク「……」

 

透提督「……ふぅ。もし俺が死んだら、ここの艦娘達を愛す事ができない。勿論、ビスマルク、お前な」

 

ビスマルク「……家族のような気持ちで?」

 

透提督「ああ」

 

ビスマルク「……そう」

 

透提督「まだ、俺を殺したい?」

 

ビスマルク「……いや。もう、殺そうとしないわ。ごめんなさい」

 

透提督「そうか。反省したなら、許す」

 

ビスマルク「……ありがと」

 

透提督「ほら、自分の部屋に戻りなさい」

 

ビスマルク「……はい」

 

 

☆★☆★☆★★

 

 

 ~ビスマルクの部屋~

 

ビスマルク「……」チョキ チョキ

 

ビスマルク「あ、これも……」チョキ チョキ

 

ビスマルク「この写真にも……」チョキ チョキ

 

 ビスマルクは今までの写真に透と写っている他の艦娘達をハサミで切っていた

 

ビスマルク「提督……殺そうとしてごめんね……提督を殺したら、提督の声が一生聞けなくなるね……」

 

ビスマルク「でもね……提督が他の娘と話している所を見ると……」

 

ビスマルク「……」

 

ビスマルク「いや……そうか……そうよね」

 

ビスマルク「提督は悪くない。提督にちょっかいを出す害虫共が悪いんだ」

 

ビスマルク「そうよね。それなら、駆除しないと」

 

ビスマルク「あ、この写真にも害虫が……」チョキチョキ

 

 

☆★☆★☆★☆

 

 ~次の日~

 

透提督「う~ん。ちょっと、首に痕がついているな」

 

透提督「最近の女の子は、過激なアプローチをするのか? 監禁したり、食事にヤバいもん入れたり、心中されかけたり……はぁ」

 

愛宕「提督?」

 

透提督「おわ! ビックリした!」

 

愛宕「うふふっ」  

 

透提督「俺の部屋にいつの間に入った?ノックぐらいしなさい」  

 

愛宕「ごめんなさ~い」

 

愛宕「ちっ、既成事実を作ろうと朝早く起きて来たのに……」ボソ

 

透提督「何だって?」

 

愛宕「いえ、提督も朝早く起きたのね、って言ったんです」

 

透提督「まぁ、朝早く起きないとな。俺はお前たちの提督だからな」

 

愛宕「そうですか~」

 

透提督「んで? 何しに来たんだよ?」

 

愛宕「え~と、あ、朝ご飯一緒にどうかな~と思って来ましたんです」

 

透提督「朝か……」

 

愛宕「ねっ?」

 

透提督「いいよ。ちょうど、腹減ったしな」

 

愛宕「やった! じゃあ、早く行きましょう」

 

 

★☆★★☆★

 

 

愛宕「うふふっ。提督と一緒に朝ご飯食べれてよかったぁ~。間接キスもできたし。うふふっ」

 

 愛宕は透との食事を思い出しながら、下に降りようと階段に近づく

 

 

  ドンッ!

 

 

愛宕「えっ?」

 

 愛宕は背中から押される感触があって、階段から転げ落ちる。

 

愛宕「くっ……だ……だれ……なの」

 

 愛宕は意識が朦朧として、途絶えそうとした瞬間、愛宕の目にある人物がいた。それは……

 

 

ビスマルク「アハハハ!アハハハ!提督に、ちょっかい出すからよ!アハハハハハハ!!」目ハイライトオフ

 

 

 それは、目のハイライトが消え、狂ったかのように笑う、ビスマルクがいた。

 

 

   





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